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共有される女

投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
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2026/04/05 21:46:54 (q1e1YjXi)
通りが見渡せるカフェの窓際の席

カップルらしき男女が語らい合っている。
「〇〇ちゃん今日は遅くまで引っ張りまわしてごめんね。疲れちゃった?
遅くなっちゃうからそろそろ帰ろうか。親御さんも心配するだろうし…」
テーブルの上に置いてあった伝票を掴んで立ち上がる海斗は、そのままレジに向かい会計を済ませ、〇〇に振り返り、
「じゃあ行こう。」
帰り道の途中暗がりもあったが、海斗は〇〇の手さえも握ろうとはしなかった。
「〇〇ちゃん、今度の土曜日で付き合いだして半年だよね。土曜日はお互い少し早起きして□□ランドに行こうよ。」

〇〇と別れて帰る途上海斗のスマホが着信を示す。
それは会社の上司から土曜日出勤を厳命する電話であった。

「土曜日出勤かぁ…折角の休みだってのに面倒くさいなぁ……」
上司のあまりの剣幕に「わかりました。」と答えてしまった海斗。
しばらくして、〇〇との記念日デートの約束を思い出す。

「しまった……土曜日は〇〇ちゃんとデートの約束したんだった…
今更上司に断りの電話入れられないし、〇〇ちゃんすごく楽しみにしてたみたいだったし…どうしよう…」


その日の夜宙斗のマンション

海斗「宙お願いだから、土曜日俺の身代わりでデート行ってくれよ。
俺その日急遽出勤になっちゃって。〇〇ちゃん凄く楽しみにしてて……
頼むからさ…中止とか言って〇〇ちゃんを悲しませたくないんだ。」
宙斗「悲しませたくないって、お前…
〇〇ちゃんって、この前写真見せてくれた可愛い娘(こ)だろ。
海お前、自分の彼女が兄弟とはいえ他の男とデートしてても平気なのか?」
海斗「平気…ってわけじゃないけど……悲しませるよりはましだろ。」
宙斗「分かったよ、行ってやる。でも何があっても後で文句言うなよ(笑)」
海斗「分かった。助かったぁ…恩に着るよ宙。何があってもって何もないだろうし(笑)」
宙斗「で、どこに連れてく予定とかは話してあるのか?」
海斗「少し早起きして□□ランドに行こうって…細かい話は電話でって」
宙斗「□□ランドねぇ…成程。約束はお前と電話でするんだよな。
逐一こっちに連絡してくれるってことか。
お前が彼女の事なんて呼んでるのか、彼女との仲はどれくらいまで進んでるのか、色々と教えてくれ。」
海斗「なんでそんなこと必要なんだよ。」
宙斗「お前馬鹿か…知ってないと話し合わなくなるだろうが。
最悪俺が替え玉で来たって事、彼女にばれるぞ。そしたら、振られるなお前(笑)」
海斗「そ…そうか、そうだよな……振られるのは嫌だし、分かった話すよ。」

--------------------------------------------------

海斗の彼女を宙斗が寝取り、最終的に双子兄弟共有の女にされる(する)イメです。
以前ここで遊んだ〇〇さん、お待ちしてます。

宙斗・海斗:35歳の双子の兄弟。
      身長体重は共に176cm・75kg。
宙斗:S・寝取り癖有・観察深く気遣いができる(マメ)
海斗:M・自覚なしだが寝取られ癖有・鈍感で自己中

二人を外見で見分けるのは困難。
見分ける方法は性格的なものが一番だが、異性との付き合いが浅い〇〇にはまだ無理なこと

宙斗と海斗のマンションは向かい合っており、それぞれ最上階の角部屋。
それぞれの部屋から、それぞれの部屋が見える位置関係に建っていた。

 
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44
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/23 07:48:19    (rhQjaTzY)
−−−少し巻き戻し、永瀬家に向かう道すがら−−−
愛を褒められニコニコとしている莉奈。
「藍ちゃん、凄いんですよ!学生時代、生徒会に入ってましたし弓道部のエース。
正義感も強くて何より優しいんです、これからも大丈夫にしたいと思ってます。」

その後、藍の苦手なことが莉奈の得意なことなど話した。

−−−リビングダイニング−−−
莉奈父(入れ替わりの件、興味であの藍ちゃんが行くわけないな、私たちに聞かれたくない莉奈の不利なことがあったんだろうがこれ以上追求するのは得策じゃないな。)

莉奈父の前に座る宙斗へ莉奈母と一緒に作っていたブラックペッパーソーセージと紫キャベツのマリネを置き、宙斗の持ってきたウィスキーとグラス(ショート、ロング)
アイスペールにマドラー、ウォーターピッチャー、炭酸水と置かる。
莉奈父「岡田くんは普段どう飲んでいるんだ?(私が飲んでいるからと聞いてご機嫌伺いで持ってきたのか?)」
莉奈母「お魚もどうぞ。」
桜鯛の焼霜造りとお刺身(昆布締め)海藻類とツマも添えられている。

(マリネの味付け私がしたけど宙斗さん、気に入ってくれるかなぁ?)
藍の思った通り莉奈の無意識下で宙斗への好意があるようでそれを目ざとく気づいたのはやはり莉奈母。
(やっぱり主人に言って興信所で調査させましょう。)
テーブルいっぱいに料理が並べられる。
よだれ鶏、サラダ、チーズ、ナッツ、ドライフルーツに宙斗が持ってきたフィナンシェとほうじ茶のシフォンケーキ。

シフォンケーキ、莉奈が焼いたのか莉奈母が焼いたのか宙斗には解らない。
莉奈父が莉奈母に君も飲まないか?と声を掛けると一杯だけと応えると莉奈父がハイボールを作り始める。
愛妻家であり愛娘家だろうとうかがえ知れる莉奈父の行動。
「私は…お茶にします。」

莉奈の手元にはロンググラスのなかに茶色いお茶が入っている。
莉奈父が全員分の飲み物を用意すると食事、否宙斗に取っては苦痛な会食会なのかもしれない。

−−−藍−−−
藍(興味本位で入れ替わったのは本当?莉奈に興味があるからよね?好きと言われたと言ったし…。
彼女いないのは本当そう、宙斗さんの会社、丁度友だちが勤めてるからどんな人か聞いてみよう。)
藍「〇〇、藍だけど聞きたいことがあってね。」

そう切り出し親友が宙斗と知り合ってそれで宙斗のこと聞きたいと聞くと
悪い噂は聞かないし仕事にも真摯取り組んている。
上司からは可愛がられ同僚後輩からも信頼があり、慕わられてると…。
藍「女性関係は?」
合コンに参加してるみたいだけど他の男性同僚とは違い〝お持ち帰り〟してる様子はないよ。と
藍「そう、ありがとう。」
岡田さんなら心配要らないよ。軽薄な人ではないし正義感もあるよ。
数日前に痴漢捕まえて遅刻してきたんだよ。
藍「〇〇ありがとう、また気になったことがあったら聞くかも。」

−−−永瀬家−−−
「ソーセージと紫キャベツのマリネ、美味しいですか?」
宙斗が口に運んたあとドキドキしながらな聞くと。

莉奈母「今、莉奈、料理の勉強中なのよ。」
「お母さん、恥ずかしいから言わないでよ。」
莉奈母「いいじゃないの、ねぇ、宙斗さん、何でも学ぶこと大事よね?」
43
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/22 23:58:29    (9Yz7nkR8)
ーーーーー喫茶店ーーーーー

「僕も珈琲で…砂糖はなしで結構です。」
注文を終えると、二人に向かって頭を下げながら、
「今回は弟海斗がとんでもない事しでかして本当に、申し訳ない。
莉奈さんの友達である三宅さんにも多大な心配かけてしまって…
海斗の奴にはきつく言っておくから…」
宙との謝罪が終わると、莉奈からの謝罪とお礼が。
それが終わるや否や、藍から詰問とも思える質問が

「僕も男だから、かわいい子の方が勿論好きだし…
弟から、身代わりデート頼まれたときに、
写真の莉奈さんが可愛かったから受けたって言う部分も、勿論ある。
でも信じて貰えないかもだけど、それ以上に
弟の彼女ってどんな人なんだろ?という部分が大きかった。
弟の彼女とデートするなんて、瓜二つの双子と性格って言う条件が揃わないと、体験できない超レアなケースだからね。」
納得したのかしていないのか、外からは窺い知ることができない表情のまま、藍の質問はどんどん続いていく。

「〇〇っていう、広告代理店で営業の仕事をしてます。」
「休みは基本土日祝、回数は少ないけど、休日出勤とかもあることにはあるかな。」
「友人の数ねぇ…友人って言う定義を、どこに持ってくるかに寄るからなぁ…」
「何でも話せる友人はいるにはいたけど、今海外駐在で日本にはいない。
ここ数年会ってないな…」
「今現在付き合ってる女性はいないよ。」
「別れの原因?いやなこと聞くねぇ(苦笑)まあ絶対数がそんなにあるわけじゃないけど、すれ違いだったり、なんか違うって言われたり、相手に他に好きな男が出来て別れてって言われたこともあったかな(笑)」
藍からの質問一つ一つに誠実の応えていく宙斗
「(友人を怒らせて、わざわざ敵にする必要は皆無だから。っていうより、できれば仲間にしといたほうがいい(笑))」

藍からの質問が一段落したころ、そろそろ時間という莉奈の言葉に従って、喫茶店を出る三人。
宙斗がレジで会計をしていると、藍が莉奈に気が付かれないようにであろうか小さくガッツポーズをして、ごちそうさまですと言って外へ出て行く。
駅前で藍と別れて、永瀬家へ歩いて向かう途中、
「莉奈さん、いい友人持ってるね。三宅さんの事大切にしてね。」
そうこうしているうちに永瀬家の前に。

ーーーーー永瀬家ーーーーー

莉奈がインターホンを鳴らすと、待ち構えていたように内側からドアが開き莉奈母が顔を表す。
莉奈母「お帰り、莉奈ちゃん。岡田宙斗さん、本日はお呼び立てする形になってしまい申し訳ありませんね。どうぞ上がってくださいな。」
玄関の上がり框の玄関マット上には、来客用のスリッパが用意されている。
「本日はお招きいただきまして…これつまらないものですが。」
と言って紙の手提げ袋二つを莉奈母に渡してから、「お邪魔します。」と玄関マットに用意されていたスリッパに足を通す。
すると莉奈が素早く、両膝をついて靴を揃える。

その様子を見ていた莉奈母が
莉奈母「岡田さん、お靴綺麗になさってるのですね。日頃からですの?」
「あっ、これですか。これは…仕事が営業という職種というのも関係してるんでしょうけど、入社当時に先輩から、『靴は心を映す鏡だからな。』的なことを言われまして、手入れを続けているうちにいつしか習慣になってしまって(笑)
手入れしてくれるパートナーもいないですし、自分で…(苦笑)」
莉奈母「そうですか、お偉いわぁ…あ、すいません、お停めしてしまって。
リビングダイニングに主人が居りますので…
莉奈ちゃん、岡田さんをご案内してから、お料理運ぶの手伝ってちょうだい。
(この言葉が本当ならいいけど…男の独り身で、ここまで気が回るのかしら?
主人に言って興信所でも雇おうかしら。)」

その頃宙斗は、莉奈父と二度目の対面
莉奈父の言葉に、
「(おぉ、怖っ…流石〇〇社で取締役まで張ってることあるわ。
でもなかなか攻略できないからこそのラスボス、必ず抗攻略して…)」
しかしこの時の宙斗は、別に本当の意味でのラスボス(莉奈母)が控えていることに気が付いていなかった。

莉奈父と二人きりになったリビングダイニング。莉奈父の思いかけない問い。
「(三宅さんが付いてきたって聞いただけでこの洞察力、流石だわ。
でもどうやって答えれば……本当の事、酔った上でのこととはいえ、
莉奈ちゃんからホテル誘ったとか答えたら、莉奈ちゃんを追い詰めちゃうし…)
いや三宅さん、ただ私に文句言いたかっただけみたいです。
そんな依頼受けるんじゃないって思い切り怒られました。(苦笑)
馬鹿な依頼受ける男を見てみたいって気もあったんじゃないですかね。」
と宙斗が答えた時、調度料理を運んでくる莉奈。
その顔が少し強張っていたことを宙斗は知らない。

「貴方、お酒お召し上がりになりますよね。
岡田さんからあなたがいつも呑んでらっしゃるウイスキー、
マッカランでしたっけあれをいただいたの。
貴方がいつも呑んでるのと、表示されてる数字が違うみたいでしたけど。
岡田さんもお召し上がりになるわよね。」

莉奈母がそう言って、また莉奈と莉奈母がキッチンに消え、
リビングダイニングには莉奈父と宙斗の二人に。
その時テーブル上のスマホに着信が。
莉奈父「おい、莉奈でん……」
電話だぞと声をかけようとした莉奈父の声が、スマホのディスプレイを目にした瞬間途中で止まる。
莉奈父「(こいつか、私の可愛い娘、莉奈を二股の上弄んだ奴は。どうしてやろう、電話に出てもう娘に近づくんじゃないと一括してやろうか。)」
「(海斗か…何て間の悪い奴なんだ(笑)もうすぐ莉奈ちゃんは俺がいただく。
指をくわえて恋人が実の兄に寝取られるの想像しながら、ちんぽ勃ててろ(笑))」
莉奈のスマホへの着信が切れた直後、宙とのスーツ内ポケットにあるスマホにも着信があったが、バイブも震えないマナーモードにしてあった宙斗は気づきもしない。

ーーーーー新幹線内、海斗ーーーーー

新幹線デッキで電話中の海斗
「あーくそー、莉奈ちゃん出ないよ。たかだか一回の浮気くらい何だって言うんだ。
それくらい大目に見ろってんだ。」
つくづく自分勝手な海斗は、もう一度文句を言おうと今度は宙斗の番号へコールを。
数度の呼び出し音の後、”この電話は電源が入っていないか、電波が~”との機械音声が連続して流れ始める。
「くそっ……留守番電話にもなりゃしない。留守電になれば、文句の一つも吹き込んでやれるのに…」
「協力工場に着いたら、ラインに入って製造の手伝いか…休憩時間以外電話なんてできそうにないよな。」

ーーーーー井ノ原家ーーーーー

井ノ原「岡田の奴、協力工場で製造の手伝いだと…終業後飛んでいったよ。それが終わったらお客様への謝罪周りに、部品協力工場の再変更。それが終わったら協力会社の営業へ出向かぁ…」
朝香「えっ、そんなことになってんの?」
井ノ原「あぁ、他の業務ある部員も交代で残業対応してるよ。」
朝香「だから貴方もこの頃遅い時があるんだね。」
井ノ原「そういうこと。折角紹介したのにな…それどころじゃなくなっちゃったよ。
朝香今度、莉奈ちゃんだっけに、探り入れてくれない?どうなってるか。」
朝香「うん……」
42
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/22 06:36:18    (v5UHsAzB)
−−−宙斗との電話−−−
「父の勤める会社ですか?えぇ、〇〇株式会社ですがどんなお仕事してるか知りませんが…。
会議や会食で遅くなったり、取引先の方とゴルフや〇〇のクラブへ行くと聞いてます。
リモートワークも多い様です。」
間違いなく〇〇株式会社、取締役。
一応、と言うか社会人なら知らない人は居ない会社。

両親の好みを聞かれ父はウィスキーのマッカランを普段飲んでいて、母は甘すぎるお菓子は好きではないがお菓子自体は好きと応える。
三宅藍と共に自宅到着より少し早い時間を指定して電話を終わらせる。

−−−駅前到着−−−
藍「おはようございます、初めまして〝宙斗さん〟莉奈から話は聞いてます。」
莉奈からの藍の事前情報通り、ショートカットで長身でスレンダー美人。
活発と莉奈は言っていたが男性からしたら勝ち気と言ったとこらだろうか、宙斗を見るその目はキツく莉奈に制されているが変わらない。
「宙斗さん、こちらまでご足労頂きありがとうございます。
昨夜話していた三宅藍さんです、……藍ちゃん、そんな目で宙斗さんを見ないの!」
藍「だってぇ〜。」
莉奈には優しい口調で話、宙斗には少しトゲがある口調。

「立ち話もなんですし喫茶店に行きましょう。」
莉奈と藍が前を歩き案内する形。

藍「チェーン店の喫茶店なので人の目気がなりませんので今日はこちらで。」
席に案内され藍は珈琲、莉奈は氷抜きのオレンジジュースを。
「宙斗さんは何を飲まれますか?」

注文が終わるとあの日の…海斗とまさみを目撃した日。
宙斗の手を取り施設に入ろうとした事を詫び、立ち上がり宙斗へ頭を下げると藍も立ち上がると数秒頭を下げ
「あの日、本当に失礼なことをしてしまいました、申し訳ありませんでした。(最敬礼)」

そして藍はお礼と苦情が…。
藍「まずは莉奈を連れ込まないでくれてありがとうございます。(最敬礼)
あの時の莉奈は〝宙斗さん〟が仰っていた通り冷静な判断でなかったと思います。」

頭を上げる藍。
藍「ただ…興味があったから頼まれたからと入れ替わったことに対しては憤ってます。…莉奈が可愛くなかったら入れ替わらないかったですよね?」
「ちょっと、藍ちゃん!」
藍「莉奈は黙っていて!宙斗さん、どうなんですか?」
宙斗の答えを聞いてから藍が次々に質問、まるで尋問だ。

どんな会社に努めてるのか、休みは何曜日か、友人の数、特に親しくしている親友は居るのか?

付き合っている女性は居るか?代々の彼女たちとの別れの原因は?
藍の聞き方に莉奈が止めてほしいと言う、藍の独断で間違いないだろう。
藍(宙斗さん、絶対莉奈に惚れてるし莉奈も無意識下だけど宙斗さんに好意を持ってるよね。
莉奈のことだから海斗さんのことが解決しても直ぐにはいけないだろうしその間に宙斗さんに恋人出来たらと思うと…。
莉奈に誠実なのは間違いないよね?)

宙斗の回答後、時間になってしまい永瀬家へ。
宙斗の対応に満足したのか藍は駅前だ別れ、またね。と言い返っていく。
「藍ちゃん、ありがとう!」
藍「莉奈のためなら例え火の中水の中だよ〜。」

駅から徒歩15分ほどの自宅へ。
15分の距離を夜とは言え治安のよさそうなこの町で帰りにタクシーに載せるのはやはり少し、否かなり過保護に育てられたに違いない。

永瀬家へ到着するとインターフォンを押す莉奈。
莉奈母が待ち構えていたかのようなは玄関ドアが開き。
莉奈母「莉奈ちゃん、お帰りなさい。
岡田さんもいらっしゃい、どうぞお上がりになって下さい。
夫がダイニングで待ってます、聞か忘れていたんですがアレルギー好き嫌いお有りになって?」

用意されていたスリッパに履き換えダイニングへ。
莉奈父「岡田宙斗くん、よく来てくれたね。」

笑顔の莉奈父、だが圧が凄い。
莉奈父「今日は莉奈が大変お世話になったお礼と今後のことをどう思っているのかを聞きたいとお待ってご足労願った。」
莉奈母「私も聞きたいわ、莉奈ちゃんのことどう思っているのかを…。
まずは莉奈ちゃん、手を洗ってからお料理運ぶの手伝って頂戴。」
「はぁ〜い。」

配膳を手伝う莉奈、ダイニングには莉奈父と宙斗のふたり。
莉奈父「莉奈が迎えに行くと言った時、藍ちゃんも一緒と聞き、君の弟と、その何だ、電車のこと以外にも何か莉奈が謝りたいことがあったと思ったんだがどうなんだ?」

莉奈父の鋭い眼光が宙斗を捉える。

−−−海斗会社−−−
課長「隣の市のモデルルームの営業所に出向だ、ほらほら、さっさと行きなさい。」
海斗(隣の市のモデルルームって商品を展示して客が見にくるだけの場所だよな。
えっ?休み、土日じゃなくなるな、給与も下がるし莉奈ちゃんと休みも合わなくなるし、否その前に許してもらわないとだ。
莉奈ちゃん、電話に出てくれよ……。)

−−−永瀬家、ダイニング−−−
料理が運ばれている時、莉奈のスマホが鳴る、別に隠しごとをしていない莉奈はダイニングテーブルの上にスマホ画面を上にして置いてあったそこへ、マナーモードの着信が画面には新幹線からであろう海斗、岡田海斗と表示されている。
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投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/22 00:19:32    (9Yz7nkR8)
ーーーーー宙斗会社ーーーーー

声をかけてきた女性事務員に
「またその話……大したことじゃないから、本当に勘弁してよ。
食事??今日はちょっと無理かな…
二人でとか言うんでないならまた後の機会に」
笑みを浮かべながら、隣を通り抜けようとしていた山下に向けて、
「あっ山下君、どれだけ話盛ったのさ…困るんだよな、もう(苦笑)
君の反省の意味も込めて、〇〇さん(女性事務員)と食事会段取ってくれないか?
課の懇親とかでもいいかも。…ねっ〇〇さん。」
山下の耳の傍で小声で、
「君、〇〇さんのこと気になってるんだろ、誘っちゃえよ(笑)」
「(莉奈とのことを前に、目立つことは避けないと…特に女関係は、食事といえど気をつけることに越したことはないからな。))」

ーーーーー海斗ーーーーー

海斗「(て…転勤……そんなことになったら莉奈ちゃんに会えなく……)」
課長「その話は今回の件の目途が付いてから……早く出ないと新幹線無くなって、今日中に向こうに着けなくなるぞ、急いだ急いだ。」

ーーーーー宙斗帰宅途中~自宅ーーーーー

SMSに着信があり見ると莉奈から、連絡がほしい旨と携帯番号が…
「連絡くれたってことは、第一関門突破かな。直ぐに返信するのもあれだし、マンション帰ってからにしようか…」
約一時間後マンションに帰り着き、莉奈の携帯へコールするが話中。
切ると間を置かず莉奈から着信が。

「莉奈さん、こんばんは。えっ、お礼で莉奈さんの家に?…そんな気にしなくていいのに…(これは第二関門も易々と突破か…)」
待ち合わせの時間とその場所に莉奈の親友が一緒に来ることを伝えられる。
「(親友が一緒って、値踏みされるってことか。またそうしたきゃしてくれと…)」
宙斗からは、父親がお酒は呑むのか?呑むとすればその好みは?と母親は甘いものを食べるか?等を聞き、莉奈から答えを聞き出し、電話が切れる。

「ラスボス攻略のため、お呼ばれ時の手土産は必須だよな。駅前のデパートで買っていくとするか。」

ーーーーー当日、永瀬家ーーーーー

莉奈の着替えが終わるころ
「莉奈ちゃん、藍ちゃんがお見えよ。」
階下から母親の声がして、莉奈が下に降りると
藍「おっはよう。莉奈に近づこうとする奴の化けの皮、剥がしてやるからね(笑)」


ーーーーー待ち合わせ当日、宙斗ーーーーー

スーツに着替えて、駅に着くようにマンションを出る宙斗。
その手にはデパートで購入した洋酒(ウイスキー)が入った紙袋と、フィナンシェの箱が入った紙袋が下げられている。
10分程前に待ち合わせ場所に着くとほぼ同時位に、莉奈とその友達の姿。
「おはようございます、莉奈さん。本日はご招待いただきありがとうございます。」
莉奈に挨拶をした後、もう一人の女性に身体を向けて
「三宅さん?おはようございます。今日はよろしくお願いします。」


40
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/21 06:15:50    (0SootRw.)
−−−海斗−−−
海斗「謝る機会があれば?(もしかして莉奈ちゃん、俺の連絡を無視してるって…、許さない!莉奈ちゃんの会社前で待ち伏せしてやる!)」
そんな事を考えていると上司から呼び出され取引工場へ向かうよう命じられしかも上司は前に契約していた工場に謝罪と再契約もしてくるようにと…、

海斗「り、利益率を考えると…。」
課長「考えた結果が欠陥品で製品が作れませんじゃ話にならないだろ。
既にアポ取り付けて部長が謝罪に行ったぞ、担当者だった岡田くんも行かなければならないだろう?」
海斗(仕方ない、今日は行けないけど明日行くか…。)「そ、損害補償、(海斗)処分はどのように?」
課長「まだ決まってないが…、損害を与えた岡田くんには営業所への出向を命じられるだろう。
減給もあるだろうが君は幸いと言ってもこの場合はいいのかもしれないな、妻子が居たら生活苦しくなるだろうが独身だ。
ひとりならやって行けない給与じゃない。」
海斗「そ、そんな……!」

項垂れたまま現取引工場へと向かう海斗。

−−−宙斗会社、就業後−−−
女性事務員が宙斗に声を掛ける、行動を称賛する言葉とこれからご飯でも如何ですか?と。
その時、山下が通りかかり……。

−−−永瀬家、両親と莉奈−−−
莉奈母「貴方、お帰りなさい。」
莉奈父「ただいま、莉奈は?」
莉奈母「お昼食べましたが残しました、今呼んで…、莉奈ちゃん。」
「お父さん、お帰りなさい、お話があります。」
莉奈母「食事しながらにしましょう。」
莉奈父「そうだな。」

少し莉奈が手伝った夕飯、煮物の人参の飾り切りが母に比べると歪ででもその歪な人参は父が全て取り皿に入れる。
莉奈母「莉奈ちゃんが自分で話す?」
「うん、自分で話す、お父さん、聞いて…。」
ランドデートの入れ替えの話、水曜日のデートの話、そして今朝の話と前回の話、そして海斗の話。
合間に両親が頷いたり感嘆や落胆の声出したが最後まで莉奈の話を遮ることなく聞き終わる。

「それでね、お礼をしたいと思っているのだけど…、
今、男性とふたりで会うのは…、だから家でのお礼でいいかなぁ?」
莉奈父「それがいい。」
「いいの?お父さん。」
莉奈母「お父さんとも話したんだけどお母さんも莉奈の前に親としてお礼がしたいのよ。」
莉奈父「次の休みの予定を聞いて招待したいと誘ってみたらどうだ?連絡先は知ってるのか?」
「…はい、まだ連絡してないのですがご飯食べ終わったら連絡してみます。」

食事が終わると父はお風呂へ、母と莉奈は洗い物をし母が晩酌の用意をしていると莉奈は部屋に戻り宙斗にSMSで時間があるときに連絡くださいと
メッセージとNo.を改めて送ったあと、パソコンを起ち上げると親友からのメッセージがある。
メッセージを送ると直ぐに着信が入り会話が始まる。

親友の三宅藍ちゃん、中等科から同じ学校で活発な彼女と何かと気が合い、在学中から家への行き来もしていた。
藍「おこんばんは〜、今朝、駅で海斗さんと居るの見かけたよ。」
「海斗さんじゃないよ、宙斗さん。」
藍「海斗さんじゃないんだ?海斗さんが痴漢男を捕まえてくれたと思ってたよ。」
「う、うん、助けてもらったの、宙斗さんに…。」
ランドデートから入れ替わりデート、一回目、二回目の痴漢の話をする莉奈。
そして宙斗の行動。

藍「その宙斗…さんって人、理性的だね、普通は莉奈みたいにかわいいコならチャンスとここぞとばかりにそのまま入ってしちゃってたと思うよ?」
「うん、…恥ずかしいことしたからそれも謝りたいけどお礼は自宅でするようになってるからそれを謝る機会がないの…。」
藍「お礼の日に駅まで莉奈ひとり、ううん、私もついて行ってあげるからその時にお礼を言えばいいよ。
莉奈ひとりで迎えに行くって言ったらオバさんが着いてきそうだから私もお礼がしたいって言えば安心して莉奈を出してくれるよ。」
「藍ちゃんまでに手間を取らせちゃってごめんね。」
藍「大丈夫、大丈夫!私も海斗のクソ野郎に怒ってるしその入れ替わった宙斗って人にも若干不満に思うから文句言いたい。」
「その事は宙斗さん、謝ってくれたよ、処理までに時間がかかるだけで…。
宙斗さんは元彼氏のお兄さんだから元彼氏の性格を知ってのことと弟の彼女がどんな人かということについては理解出来るから…。
あっ、ごめん、宙斗さんから電話みたい、またね、おやすみなさい、藍ちゃん。」
藍「莉奈、おやすみ、迎えは私も行くから宙斗さんって人に言っておいてね。」

話をしている間に鳴っていた電話が切れてしまい、スマホを手に取り深呼吸をしてから宙斗へ電話をする。
「こ、こんばんは、宙斗さん…あの今朝もありがとうございました。」

電話をして数十分、自宅へ招くこと、最寄り駅で待ち合わせに親友が来ることを伝えることが出来た。

そして宙斗を招いた当日…、自宅への到着は午後12時くらい、最寄り駅での待ち合わせは午前10時半。
着替え終わると……。
39
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/20 22:12:13    (uYF0qIZN)
ーーーーー会社ーーーーー

「すいません遅くなりました。」
そう言いながら宙斗がオフィスに入っていくと、
部員1「おっ、ヒーローの登場だ(笑)」
部員2「岡田さん、朝から大活躍ですね(笑)」
部員3「山下君の話じゃ、被害にあった女性凄い可愛いみたいじゃない(笑)」
女性事務員「ちょっと待って下さいよ。その言い方だと、まるで岡田さんが、外観ありきで助けたみたいに聞こえるじゃないですか。違いますよね…ねっ、岡田さん。」
「参ったな……たかだか痴漢野郎を突き出しただけなのに(苦笑)」
頭を掻きながら、所属課長に遅れた詫びを伝える宙斗。

課長「分かった。岡田君、君はたかだかとか言ってるが、普通なかなかできることじゃないぞ。君みたいな課員がいることを誇りに思うよ(笑)。
それはさておき風間室長がお呼びだから、早速顔を出してくれ。今回の事でお褒めの言葉かも知れないぞ。」
「分かりました行ってきますが、それは無いでしょう(笑)」

風間室長の部屋の前に立ち、ノックする宙斗。
すると「どうぞ」と中から誘う声が。
「営業三課 岡田です。失礼します。」
宙斗がデスクの前に立つと
風間「岡田君、わざわざ呼びだしてすまなかったね。今朝は活躍だったみたいじゃないか(笑)。」
「いえ、そんなことは…」
風間「まあ、それはいいとして、岡田君、君、〇〇株式会社の永瀬取締役のこと知ってる?」
「〇〇株式会社って、うちのお得意様のですか?担当したことがございませんので、存じ上げませんが。」
莉奈父と頭の中で結びつかなかったためそう答える宙斗。
「そうか…では、永瀬莉奈という名前には?」
「(えっ、永瀬莉奈ってあの莉奈ちゃん?莉奈ちゃんって〇〇株式会社役員の娘なの?…どう答えれば……)」
なかなか口を開けない宙斗。
その様子を見て風間が、
「いい、いい。その様子じゃ知ってるようだね。
付き合いを続けるつもりなら身辺は綺麗にしておくことを進言しておくよ。
もういい、下がっていいよ。業務に戻ってくれたまえ。」
訳が分からないまま「失礼します。」と、室長室を後にする宙斗。
席に戻ると、課長が興味津々な様子で、
「風間室長なんだって?やっぱりお褒めの言葉かい?」
「ええ、そんなもんです。」
と答えた宙斗だったが、心の中では別の事を考えていた。
「(俺は莉奈ちゃんの連絡先知らない体だから、もし莉奈ちゃんから連絡があったら親父さんの事聞いてみるか。)」

ーーーーー対海斗ーーーーー

そんなこんなで大した業務もできないまま、昼休みに。
一緒に昼食に出た同僚に、痴漢撃退の件を冷やかされながらの昼食を終え、デスクに戻ると程なくして海斗から電話。
昨日莉奈と何かあったのかと問うてくる海斗に
「昨晩聞かずに一方的に電話切ったの誰だ?海お前だろ。知らんよ。(笑)」
海斗「ってことは何かあったんだな。悪かったから教えろよ宙。」
「どうしようかなぁ…(笑)」
海斗「悪かったって…教えてくれよ宙。昨日から何度も連絡してるんだけど、電話には出てくれないし、〇インは既読すら付かないんだよ。」
「じゃあ、宙。お前昨日本当は何してた?」
綾瀬まさみとの情事を頭に浮かべながらも、
海斗「し…仕事だよ。(まさみちゃんとホテル行ったのは仕事はけてからだし、まるっきり嘘ってわけでもないよな。)」

「そうか、じゃあ質問の仕方を変える。〇時〇〇分頃はどこにいた?」
海斗「……(〇時〇〇分頃ってターミナル駅降りて、まさみちゃんとホテル向かってる頃だよな。)」
「どうした?言えないなら、代りに言ってやろうか?」
海斗「(まさか…いや、どうして宙と莉奈ちゃんがターミナル駅に?)」
「お前、ターミナル駅近くのホテルにグラマー美女と入っただろ?
俺と莉奈ちゃんはそれを目撃しちまったってわけだ。」
海斗「な…なんで?どうして??二人は”サカモト”で呑んでたんじゃ?」
「”サカモト”だと、莉奈ちゃん帰り大変そうだったんで、河岸変えた。」
海斗「お前があれは双子の兄、宙斗だって言ってくれれば…」
「なんでそんな嘘を俺がつかなきゃならないんだ?そんな義理も無いし。
それに莉奈ちゃん、俺とお前の歩き方の違いとか細かい行動で、なんかおかしい変だなと思ってたみたいだぞ。」
海斗「そんなの気のせいだって言ってくれれば……」
「俺は、海お前に女性の観察眼舐めないほうがいいって言ったよな。」
海斗「じゃ…まさか……」
「あぁ、全てぶっちゃけた。あんな可愛い子を騙し続けるの心苦しかったし。俺も騙してた方だから勇気要ったんだぞ。」
海斗「宙…お前……俺はどうしたら…」
「謝るしかないだろうな、謝る機会が与えられればだけど。
(あの分じゃ莉奈が海斗からの電話にでることは無いだろうし、なによりあの親父さんが許さないだろうな(笑))」
38
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/20 14:04:17    (2EPyrey8)
−−−警察署前→タクシー内→自宅前−−−
タクシーを待つ間も寄り添ってくれるようにただ黙って隣に居てくれ宙斗。
(…宙斗さんって顔しか海斗さんと似てないわ。
…こんな時、もし海斗さんなら隙があるからとか言うわ、前にニュースの話題になった時、そうだったんだよね。)

セクハラ問題を取り上げたニュースだったが海斗は二人きりになるのが悪いなど男性優位でモノを言っていた。
莉奈が言い返したら物凄い剣幕で攻めてきて大変だったなぁと…。
先にタクシーに乗り込む宙斗に続き乗り込むと一度しか教えてない住所をスラスラと運転手に伝える宙斗に。
「……昨日の今日で散々です。」

涙声で話し出す。
「昨日から海斗さんから何度も電話が掛かってきて…、はっきり言わないといけないのに…。
昨日見たこと伝えてもうお付き合いできないって…、でも怒鳴られるのが怖いしあの場面目撃しちゃって悲しい気持ちが大きくて
まだ海斗さんと話ししたくなくって……。
今朝の人もこの間の人だったし…、そんなに反論や反撃出来ないと思われちゃうんですかね?」
タクシー運転手(彼氏に浮気されてからの痴漢と見た。
まぁ、こんなにおぼこい娘、彼氏手を出すの躊躇したんだろう、痴漢は声上げるとか思わなかったが奇しくもこの娘の知り合いが乗っていて捕まったんだろうな。)

宙斗と莉奈の話を聞きながら目的地に到着、暫く待っていると宙斗が戻り駅まで向かう途中。
タクシー運転手「遅刻すると解っていてなかなか出来ることじゃないですよ。
あのおぼこい娘、お客さん、好きなの?笑」

−−−自宅に入ると−−−
莉奈母「莉奈ちゃん、どうしたの?気分でも悪くなった?」
「ううん、違うの、違うの!…シャワー浴びてくる!」
莉奈母「莉奈ちゃん、ちょっと……、どうしたのかしら?」
シャワーを浴び、リビングへ行くと母が待ち構えている。

莉奈母「泣いてたみたいだけど何かあったのね。」
朝の出来事を母に話す…。

莉奈母「まぁ、宙斗さんが助けてくれたのね。」
「……一回だけじゃないの。」
莉奈母「えっ?一回じゃないってどう言うこと?」
「以前にも同じ痴漢の人、追い払ってくれたの…、二回も助けてもらったの。」
莉奈母「…お礼しないといけないわね、莉奈ちゃん、宙斗さんの連絡先知ってるの?」
「うん、…でも海斗さんのこともある…、だけどお礼しないとだから……。」
莉奈母「お父さんに聞いてみるけど家に招いたらどうかしら?
今日は部屋でゆっくりしてなさいな、お昼には莉奈ちゃんの好きなパスタ作ってあげるわ。」
「お母さんのパスタ食べたら元気になるかも…。」

莉奈が部屋に戻ると莉奈母は莉奈父にSMSで連絡を入れるとお昼休み前に莉奈父からの入電。
莉奈父「どうした?」

今朝の出来事を手短に話す莉奈母。
莉奈父「そうか、…帰宅したら詳しく話すが礼は我が家がいいだろう。」
莉奈母「親としてもきちんと御礼したいですからね。」

−−−海斗−−−
海斗「宙に連絡入れてみるか、今昼休みだよな?」
連絡が着くと莉奈と何かあったか何か知らないかを問う海斗。

井ノ原「岡田、少しいいか?妻が永瀬さんからお土産貰ったよ、ありがとう…、がお前さ、土曜日、休日出勤だっただろ?
まさかとは思うが双子の…。」
海斗「シッー!ここではちょっと…。」
井ノ原を制止する海斗。
37
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/19 22:56:32    (rdrkIOuR)
ーーーーー綾瀬まさみへの返信ーーーーー

【それは、ご期待に添えないなぁ…じゃあByeBye。】
送信されたのを確認すると、綾瀬まさみの連絡先と送信・受信メールを消す宙斗

ーーーーー警察署~タクシー内ーーーーー

事情聴取を終え、警察署玄関前で呼んだタクシーを待つ莉奈と宙斗。
無言のままタクシーに乗り込み、莉奈の住所を運転手に告げる。
タクシーが永瀬家の前に付き、
「連絡入れたとはいえ、会社あまり遅れるわけにもいかないから、
俺このままいくけど大丈夫だよね。今日はゆっくり休んで。」
莉奈にそう言うと、宙斗だけ再びタクシー内へ。
莉奈が家の中に入っていくのを見届けると、
「〇〇駅までお願いします。」

と言ってから、スマホを取り出し会社へコールを
「岡田です。〇時くらいに会社に着くと思います。」
電話にでた女性事務員にそう告げると
女性事務員「岡田さん、痴漢捕まえたんですって、かっこいいわぁ…」
「どうしてそれを?」
女性事務員「電車に山下さんが居合わせたみたいで、言いふらしてますよ(笑)」
「山下さん……参ったなぁ…」
女性事務員「そうそう忘れるとこでした。出社したら、風間室長が来るようにって、
言ってましたよ。」
「風間室長が??なんだろう?わかりました、ありがとうございます。」

ーーーーー海斗ーーーーー

「昨日から何度電話かけても莉奈ちゃん出ないんだよな…
なんかあった?
まさか宙斗の奴莉奈ちゃんを怒らせたんじゃ…
莉奈ちゃんは宙斗のこと俺だと思い込んでるわけだから、
昨日あいつが莉奈ちゃんの事怒らせてたら…」
入れ替わりはとっくにばれて、自分の行為が原因だというのに
人に責任を被せようとしている海斗だった。
36
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/19 19:27:50    (/JLvZVxF)
−−−綾瀬まさみ、半身浴中−−−
♪♪♪〜着信音、宙斗の音だけ変えてある。
直ぐにメールを開く。
まさみ「あら、残念、終わりにしようだって〜…、惜しいな〜。
エッチは上手かったし顔面偏差値もいいし何より今どきの男どもと違って女に財布を出させないってのがスマートだったのよね〜。
悪いからって言ってもじゃあ、カフェでお茶をとかだもんね。
彼氏じゃないから残るプレゼントはなかったけど誕生月やクリスマスとか花束を贈ってくれる素敵な人だったのよね〜。」

だった、割り切りの関係だから何方かがおしまいと言ったらそれまで。
【終わりは了解〜
でも宙斗くん、エッチ上手かったからコレから欲求不満になりそう〜、誰かエッチ上手い人で割り切れる人、紹介してくれない?】

宙斗からの返信後、宙斗の連絡先を消す綾瀬まさみだった。

−−−莉奈の部屋−−−
着信音、海斗だ、多分宙斗が家に戻って直ぐに電話をしてきたのだろう。
(海斗さん、私に見られてたなんて思ってもないんだろうなぁ…。
………宙斗さん、大人だなぁ、あの場だったら私と同じくらいの年齢の人だったら上げ膳食わぬは男の恥とかで(ホテルに)入ってただろうなぁ…。
宙斗さんの名刺、どこだっけ?!きちんと謝らないと…、とても失礼なことしちゃったよ…、許してくれるかなぁ…。)

−−−莉奈父と旧友の風間室長−−−
莉奈父「痴漢を捕まえたと?岡田宙斗、……し、知り合いのお嬢さんと色々あった様でね。」
風間「(態々、連絡よこす辺り永瀬さんのところのお嬢さんとだな。)色々とは?」
莉奈父「あのだな…、助けてもらったらしい。(どう切り出せばいい?)岡田と言うのは普段からなのか?」
風間「そうですね…、人当たりはいい、営業成績も悪くないですし何より同僚後輩から慕われ先輩には可愛がられていますね。
やはり会社組織ではそう言った人間関係大事ですからね。」
莉奈父「そうか…、その浮ついた話聞いたことないか?」
風間「まぁ、岡田の年齢ですから合コンとか行ってる様ですが特に問題になる様な話聴いてませんよ?
逆に問題になった同僚の間に入り場を納めたと聞いてますが。」
莉奈父「そうなのか?…確かに誠実そうな男性ではあったが…、あっ!」
風間「莉奈さんですね、永瀬さん、莉奈さんのことになると昔から徹底的ですからね。」
その後、会話を十数分し電話を終える。

風間「岡田…、よりにも寄って永瀬さんのお嬢さんと…、あの人、莉奈さんのことになると徹底的に調べるからな。
大丈夫か?」

−−−駅、駅員室で鉄道警察官と駅長と宙斗と莉奈−−−
女性警察官が莉奈を男性警察官ふたりが宙斗と置換を聴取し…痴漢男は警察署へ。
宙斗と莉奈も別のパトカーで警察署へ。
女性警察官「ご家族に連絡しますか?」
ブンブンと頭を振り拒否する莉奈。

宙斗から会社に痴漢に遭ったから遅刻とは言い難いだろうから出勤途中で体調不良と連絡する様に言われていた。
そして宙斗から今日は休んだ方がいいと……。
帰りは?

−−−宙斗同僚と莉奈の親友、電車の中−−−
(岡田さん、また人助けしてるよ、イケメンだし次の課長は岡田宙斗と言われてるんだよなー、もってる人は持ってるな!)

(あれ?莉奈だよね…、海斗さん?ん?あの男、懲りもせず痴漢したんだな!
駅員と話してるってことは莉奈が?夜にでも連絡してみよう。)
35
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/19 14:56:51    (rdrkIOuR)
ーーーーー永瀬家から帰宅した宙斗ーーーーー

「あそこで見かけるとは…俺の予定じゃもっともっと先だったんだが…
まあ、結果オーライってことにしとくか(笑)
海斗から寝取るにしても、莉奈本人は何とかなりそうだが、問題は父親だな…
色々と調べられてもいいように、身辺綺麗にしとくか…手始めにこれからだよな。」
スマホに表示させている綾瀬まさみからのメールを見ながら、
「まさみとは、元々割り切りってことで付き合い始めてるから、問題はない筈だけど」

綾瀬まさみからのメールに返信を書き始める宙斗
【まさみちゃん、昨日の今日でもうとは思わなかった。
一応弟なんだからそんな邪険に言わないでくれよ(笑)

まさみちゃんを夢の中にお連れしたいのは山々なんだけど
この関係もう終わりにしよう。    宙斗】

ーーーーー海斗-----

向かいのマンションの宙斗の部屋の電気が点くと早速、宙斗に電話をかける海斗
海斗「宙、帰り遅かったな。上手くやってくれたよな。」
「海か、お前あのな…」
海斗「帰ったの確認出来たらそれでいい。ありがとな。またよろしく。」
「海、こらまて、話はまだ……」
海斗「これから莉奈ちゃんに電話するからまたな。」
一方的に電話を切り、続いて莉奈の番号にコールする海斗。

宙斗は、通話が切れたスマホを見つめて
「全く勝手な奴だ…あんなもの見て莉奈が電話に出るとも思えんが…
まあ頑張れや。」

【トゥルル~トゥルル~】
いくら呼び出し音を鳴らしても出る気配のない電話を見つめて
「莉奈ちゃんどうしたんだろ??」

ーーーーーrifugio segretoの鍵を閉め駅へ向かう長野ーーーーー

森田と駅へ向かいながら、スマホでどこかへ電話をかけ始める。
長野「あっ、サカモトさん??久しぶり〇〇で一緒だった長野だけど。」
電話の相手はしばし考えた後
坂本「あぁ、長野君か…久しぶりだね。今何してるんだい?」
長野「〇○でショットバー開きまして。坂本さん後で呑み来ませんか?
同好の士は大歓迎だし、坂本さんなら口かたいし(笑)」
坂本「いわくありのバーみたいだね。今度時間できたら連絡するよ。
長野君もうちに呑み来てよ。しがない居酒屋だけど、料理で売ってる。」
長野「ええ、その内伺させて貰います。」
電話を切った長野に
森田「オーナー、誰です?」
長野「以前働いてた〇〇って店で一緒だった人。俺や森田君と同好の士だよ(笑)」
森田「なるほど(笑)」

ーーーーー翌朝、通勤電車-----

そこそこ混んでいるいつもの通勤電車。
吊革につかまりながら、電車の揺れに身を任せている宙斗の耳に届く女性の小さな声。
声の方向を見ると、女性のスカートをたくし上げて、下着の中に手を入れている男が。
「おっさん、痴漢は犯罪だぞ。」
男の手首を握り捻り上げる宙斗。
「ってあんた、この前の。もう許さん、次の駅で突き出してやる。お姉さんちょっと辛いかもしれないけど、次の駅でこの痴漢野郎の事、駅員に突き出すから、一緒に降りて証言してよ。こういう輩は許しちゃいかんから。」
下着・スカートを手早く直し終えていた女性を見る宙斗。
「えっ……り…な…ちゃ…?」

驚きながらも次の駅で莉奈と共に降りて、痴漢を駅員に突き出す宙斗。

ーーーーー莉奈父-----

出勤すると早速、宙斗の会社の自分とかかわりのある部署へ電話する莉奈父
莉奈父「おはようございます。〇〇さん。」
〇〇「おはようございます、永瀬取締役。どうされました?こんな朝早く。」
莉奈父「いやちょっと…御社の営業〇課に、岡田宙斗って係長がいるだろ?」
〇〇「岡田ですか?確かにいますが…」
受話器から宙斗の在籍確認を問う声が漏れ聞こえてくる。
〇〇「岡田はまだ出社してませんが。なんでも電車で痴漢を捕まえたとかで、その男を駅員に渡したことで、事情を聴かれてるとか。岡田が何か?」
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