2026/06/07 00:04:21
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刺激から解放されてぐったりと横になる。抱き締められると博昭の胸元に顔を擦り付ける。
他の男じゃこんなに気持ちよくなれないぞ、と言われ、ふと祐一のことを思い出した。今日別れたばかりなのに、すっかり頭から抜け落ちていた。回らない頭でぼんやり考えていると軽い力でデコピンされた。
「うん・・・」
一言二言、素直じゃない言葉が返ってくるかと思いきや、珍しくそのまま博昭の言葉を肯定する。
風呂に行こうと誘われるが、イヤイヤと首を横に振り、博昭に抱き着いてまた胸元に顔を埋めた。疲れていて動きたくない、シャツもスカートもシワだらけだけどこのまま眠りたいくらいだった。
お泊まりはできない、だろうけど、今の天音は欲望に忠実なのだ。
「やだ・・うごきたくない」
ぎゅう、と博昭の服を握り締める。
「ひろ・・がつれてって」
よりにもよって、天音が選んだのは呼び捨てだった。
パパは良くないだろう。博昭さん、は美月と同じ呼び方だから嫌だった。くん、はなんか恥ずかしい。そんなガラでもないだろう。提案されていなかったけど、じゃあ呼び捨てでいいや、憎たらしい博昭の一面にもぴったりだろうと思った。
てこでも動く気はないらしい、今にも寝てしまいそうだ。
【呼び捨てにしてみました。天音のもともとの生意気さも感じてもらえるかなと思ったので。
早速わがままも言ってみました。博昭はどうするのかしらと興味本位です。】