2026/07/22 02:12:22
(f4wEuSiO)
自白剤によって引きずり出される本音、男のアプローチによって引きずり出される本能。
皮肉にも、それらしい男の言葉通りに女の心と身体は揺らされ、流されていく。
「大丈夫です…安心してください。
美桜さま…、貴女は何も悪くない…。貴女の所為じゃありません。
貴女自身、美桜さま自身がまだ知らないだけです。
知らない美桜さまを…知り始めて、ちょっとだけ不安なだけです。
入れ換えましょう…。
大丈夫です…。
ここまで、とても上手にできていますよ…。」
露骨な強請りが女の口から漏れ始める。
取り繕うこともなく、オブラートに包むこともなく、はっきりと。
逝きそう
乳首を弄ってくれ
我慢できない
おかしくなりそう
完全に切り替わっていく。
漏れだす本音、昂る本能、垣間見える本質。
そのまま、求められるがままに女の身体を弄ぶのは容易。
何処を、どうしようと、女は喘ぎ、蕩け、悦ぶだろう。
しかしまだ興奮と快感、背徳、男の言葉、指の動き、非現実な状況に酔っているだけに過ぎない。
(最後の仕上げだ…。戻れなくなる…、その為のね…。)
「もう少しですよ…美桜さま…。
十分に溢れてきている…、しっかり呼吸してください…。
意識を強く持って…、深く…深く吸って…。
そして最後に…、余計なものを剥いでしまいましょう。」
クチャ…クチャ…。
男の声は静かで、穏やか、そして艶めかしい。
淫靡な水音が鼓膜を直接揺らす感覚は止め処なく続く。
あれだけ求めてもなお、胸元で固く勃起する突起を愛でることはない。
男の両手は女の両耳を包み込み、双方の穴を…犯す。
僅かに届く程度の男の言葉が湿気と相まって反響し、何度も重なりながら脳へと届く。
まるで何度も何度も囁かれているような、感覚。
「逝きそうなのに逝けないのはなぜかわかりますか…?
乳首を弄ってもらえないのはなぜかわかりますか…?
我慢できないのはなぜかわかりますか…?
おかしくなりそうなのはなぜかわかりますか…?
まだ余計なものを纏っているからです。
貴女には必要のない、美桜さまには必要のない布切れが…まだ纏わりついているから。
それが邪魔しているんですよ…、
剥ぎ取ってしまいましょう…、邪魔なものを全部…剥ぎ取ってしまいましょう。
心を覆い隠す理性は邪魔。
身体を隠す布切れも邪魔。
邪魔なものを全て、全て剥ぎ取って…。
欲しがるんです…。」
ほんのわずかとはいえ、身体を隠していた布切れ。
ローションまみれて胸元に張り付き、淫汁で湿らせ割れ目に張り付いてる物理的にも、精神的にも首の皮一枚繋がっているような、最後の理性。
もはや何も隠れていない。
配置はズレて内側を覗かせ、かろうじて被さっていても透けて丸見え。
ある種全裸以上に恥ずかしい状況を晒しているのは言うまでもない。
しかし男が求めたのはそう言う事ではなかった。
最後の理性、命綱とも言えるそれを自らの手で断ち切るという行動そのものを求めている。
「全て引きちぎって…、引き裂いて…、もう一度求めてみましょうね…。
貴女の欲しい物は…その先にある。」
「やってごらん…美桜。」
小さく、美桜の名を口にして。