2026/10/11 10:44:43
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「よぉ~こっちに来いよ…小野町蓮香…」
蓮香が連れてこられたのは、旧校舎3階の1番奥まった場所にある元美術室…蓮香に声をかけたのは、先日拓海と廊下でぶつかり因縁をつけてきた佐伯竜二だ。
どこから持ち込んだものか分からないソファーに脚を組んで座り、その後ろに子分のような生徒が2人…
ろくな話ではない…そう思った蓮香は、振り返り立ち去ろうとしたが、ドアの前には一ノ瀬が後ろ手にカギをかけて立ちふさがっていた。
「何よコレ?どういうつもり!?」
ふつうの生徒なら佐伯を初め4人の不良たちに囲まれてしまえば怖くて震え上がるところだが、蓮香は違った。
体格も違う佐伯に正直、恐怖を感じるものの、それをおくびに出さず毅然と言い放った。
「フフフッ…まぁそんなに吠えるなよ…少し話があるだけだからよ…」
佐伯を睨みつけ今にも飛びかからんという蓮香に対して余裕綽々の態度が妙に腹立たしく思えた。
「お前って…遠藤とかいうヤツと付き合ってるみたいだな…付き合ってるなら何をしたって俺たちがどうこう言う筋はねぇ…ねぇけど…学校じゃあマズいだろう…いくら誰も来ねえ旧校舎でも…そう思わねぇか?」
蓮香はドキリとした…もしかしたら音楽室でのことを言っているのかと不安になったが、あの場には誰もいなかったはず…それはちゃんと確認したはずだ。
「誰と付き合おうとアンタには関係ないでしょ!それに学校でてって何のこと?心当たりはないけど?」
「じゃあ…コレを聞いてもとぼけられるのか?」
佐伯がスマホを弄るとそこから聞こえてきたのは…
「…ねぇ、もっとくっついて。…後ろから抱きしめて…っ」
「ん…っ、ぁっ、頭撫でながら、腰振って…っ」
「出す時はっ、ぁ…っ、好きって言いながら、出して…っ」
蓮香の顔からみるみるうちに血の気が引いていく…