2026/07/15 22:22:20
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瞼を閉じた暗闇の中…恥ずかしいからとそうしているのに、頭の中には先ほどまで見えていた光景が映っていて…布団が一組敷かれた狭い和室…姿見に映る縛られ自由を奪われた自身の姿…そして背後で真剣な眼差しで縄を操る中村会長…。然程長くない時間の筈だったのに、鮮烈な記憶がこびりついたように頭から離れません…。
背中で縄を触れる感覚…肌は擦れて赤くなっていますが…不思議と痛みはありません。
「は…い……ありがとう…ございます……」
称賛する言葉につい零れ落ちた言葉…京子自身が驚いてしまいます。なぜ自分を嵌めた男に礼を…?頭の中は痺れるような感覚で…混乱してしまいます。閉じた瞼の中で感情が揺れていると、中村会長はまた縄を体にかけていき…
「えっ…」
(どういう……こと……?)
何人もの若妻を喰ってきたはずの男からの熱く真っ直ぐな言葉に戸惑いを覚えます…本気で受け取るものではないとわかっているのに、また心臓がうるさくて……戸惑い、目を開けてしまいました…。鏡越しに目が合い…。