2024/12/12 00:52:55
(jfqje49R)
「姫様…今日の午前中は、御来客の方々との面会はナシにしてあります…少しお疲れ気味で気分転換に庭をゆっくりと散策するとレイウス様にもお伝えしてあります…」
朝食を摂るサリーナにルシアは、この日の予定を伝えた。
待ちに待ったアレクとの逢瀬の時…普段なら時間をかける食事の時間ももどかしいかのようにテーブルに並べられた朝食を口へと運ぶ…
「そんなに慌てなくても…うふふっ…まだ時間はたっぷりとありますから…」
アレクからの指示とはいえ、サリーナを散々焦らしたのはルシア自身であるにも関わらず、それを棚に上げイタズラっぽい笑みを浮かべるルシア…
(まぁ仕方ないか…あれだけ寸止めを繰り返したんだもの…堪らないわよね…)
レイウスの城の庭…表側は噴水をを取り囲むように花壇があり、季節ごとに様々な花が咲き誇り、よくお茶会などが開かれ、3時のおやつタイムにも利用されるサリーナのお気に入りの庭だったが、サリーナとルシアが向かったのは、城の裏手にある雑木林だ。
雑木林と言ってもしっかりと手入れがされており、春には竹林で筍、夏には桃やブドウ、秋には柿をはじめとした果物に松茸が収穫できる…庭師であるアレクの父親の仕事だ。
「あの小屋てアレク様がお待ちです…私が呼びに来るまでは誰も近づけないようにしてありますので…」
雑木林の奥に小さな小屋がある…庭の手入れをする道具が置かれていて、アレクの父親たちの休憩場所ともなっているところ…
「では…私はこれで…」
ルシアが一礼し背を向けるとサリーナは小走りて小屋へと向かった。
「アレクっ!」
扉を開けると同時にサリーナは叫ぶと、そこにいたアレクに抱きついた。
あまりの勢いに両手を広げ受け止めたアレクがよろけるほど…
「サリーナ様…危ないですよ…」
サリーナをギュッと抱きしめアレクはサリーナの耳元で囁いた。
「だって…」と言いかけたサリーナの口を塞ぐように唇を重ねるアレク…サリーナもそれに応え自ら舌を伸ばした。
長い長いキス…舌を絡ませお互いの唾液を綴り合うような濃厚なもの…ようやく口を離すと2人の唇を唾液の糸が…
「サリーナ様…お会いしたかった…この時がどれほど待ち遠しかったか…」
アレクの言葉に「私もっ!」とサリーナは答えたが、アレクにとっては、これは計算のうちだ。
サリーナがアレクを想い、身体の疼きに耐えていたのとは違い、アレクは適当に他の女とも遊んでいた…そんなこととも知らずにサリーナはアレクを信じ込んでいた。
(クククッ…もう俺に夢中だな…あとは外堀さえ埋めれば…)
サリーナから買い漁った玩具を取り上げ、なおかつルシアを使い身体の疼きを増幅させる計画は予想以上の成果を上げているのはサリーナの様子からも明らか…もうサリーナはアレク無しではいられなくなっていると確信した。
「もう我慢できません…」
アレクは休憩用の簡易ベッドにサリーナを押し倒すとドレスを脱がせた。
(なんだかんだと言っても…やっぱりサリーナほどの女はいないな…この身体…何処もかしこも俺好みだぜ…クククッ…)
他の女はあくまでもつまみ食い…メインディッシュはやはりサリーナだった…口も尻も膣も全てを自分の好みに調教したアレクの望みには何でも応える極上の女…
何日かぶりにサリーナの穴という穴を堪能したアレク…サリーナもまた何度となく気をやり満足したようで、2人は裸のままその身を寄り添わせた。
「サリーナ様…サリーナ様の全快祝いのパーティーの席には私もレイウスから呼ばれております…おそらくその場で「褒美」の話になることでしょう…私はそこでサリーナ様への気持ちをレイウス様にお伝えしようと思っています…でもレイウス様からはよいお返事は頂けないかとも思っています…そこで…パーティーまでに味方を増やしていくしかありません…メイサ様を初めとしてレオドール様やグラベル様を何とかしなくては…とりあえずメイサ様にはサリーナ様からお気持ちを正直に伝え味方になってくれるようお願いしてください…両手様については、私たち2人で話をしましょう…メイサ様はともかく両手様に関しては作戦を考えてありますから…ルシアに言って両手様との話い合いの時間を取るよう伝えてください…」
打ち合わせを済ますと、2人は残された時間を惜しむように再び肌を重ねた…
ルシアとの場面…ドキドキしてもらえたならよかったです。
ハートについては、気持ちかよく伝わってくるようでいいですね!
レオドールとの話し合いは説明だけで済ませるつもりですが、グラベルとはサリーナを餌にしようと考えています。
両手様に