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無知病弱令嬢

投稿者:サリーナ ◆yPwHPtuzPE
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2024/02/25 19:43:48 (usFLROVs)

「ケホ…ッ、ケホッ、ごめんなさいね、貴方をこんな屋敷に縛り付けてしまって…」ベッドに横たわり、枯れそうな吐息で咳き込む少女。絵画から出てきた女神のような現実味のない美しさである一方、不治の病に犯されており、貴族の娘であれど婚約することもできず、長年辺境の屋敷に『療養』として付き人の貴方と幽閉されていた。日に日に弱っていく身体のことは自分がよくわかり、そう長くもないことを悟っていた私は、部屋を出ようとする貴方に声をかける。「あの…、こんなこと、どうかと思うのですが…。その、私はもう暫くの命です。しかし、一つ心残りが…。その、婚姻もできず、女の悦びというものを知らぬことが心苦しいのです。不埒なことを申しているのは分かりますが…、【中文以上、描写好きな方お願いします。男女問わず・相談から。性に無知であるこちらを利用し、嘘の常識(変態プレイ)を教え込んだり、気遣うフリして身体を使うような方お待ちします】
 
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256
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/09/28 21:38:24    (UzYJv96C)

(思っていた以上にメイサを気に入ったようね…これなら契約のほうも上手くまとまりそうね…でも…)

リーゼロッテの隣に座るビルボーは、身を乗り出さんばかりしてステージ上のメイサに垂涎の目を向けていた。
隣にいるだけで劣等感を覚えてしまうほど何もかもそなえているメイサ…ビルボーの反応は予想通りではあり、メイサに屈辱を与え満足のハズだが、リーゼロッテは苛立ちを感じていた。

女を見下し品物程度にしか思わないビルボー…そんな男さえ魅了してしまうメイサに…


足りない…こんなんじゃ…


ステージ上では、下着だけになっていたメイサがブラジャーに手をかけた…観客からは待ってましたとばかりに拍手と歓声が沸き上がる。

豊かでありながら形を保つ張りのある乳房…その頂きには興奮で固くなった乳首がツンと上を向く…曲に合わせ揺れる乳房の様子に観客の興奮は増すばかり…

「早く下も脱げよっ!」そんなヤジとともにステージには次々と投げ銭が投げ込まれる。
全裸になることは当たり前で投げ銭なと投げ込まれることはない…それほどメイサへの期待か大きかった。

全身を赤く染めたメイサも観念したように残されたショーツに手をかけた…家臣、領民全てから尊敬され憧れられた公爵夫人は、その全てを下衆な観客の目に晒したのだ。
だが、その姿は場末の見世物小屋でストリップ嬢に身を落としたとも思えぬ神々しさがあった。
スポットライトの光は、まるで天界からの一筋の光のようであり、その光に照らし出されるメイサは女神のように美しい…信仰心もろくにない観客たちですらその存在を信じたくなるような光景だったのだ。


「何してやがる?早く股を広げておまんこを見せろよ…!」


厳粛な雰囲気をぶち壊したのは、最前列の男たちだった。彼らは、メイサが女神などではなく、見られて感じるただのドMだと気づいていた。
踊りながらショーツの色が変わるほど愛液を溢れさせ女は、ショーツをなくした今、その愛液は太ももに垂れるほど…


観客たちが全裸になったメイサをどう見ているのかなど知らず、只々恥ずかしさに身を固まらせていたメイサには、声の主がアレクか観客の中に仕込んだ「手の者」に思われ、その声に従い床に腰を落とし両脚を広げていく…


「な、なんだありゃあ…ぬ、濡れてるじゃねぇか…」


大きく広かられた脚の間には、涎のように愛液を溢れさす割れ目がパックリと口を開いていた。
その事実は、観客たちを現実へと引き戻した。

「綺麗なマンコじゃねぇか…もっと開いて中も見せろよ…!」


「次は四つん這いになって尻を見せな!」



観客たちの言葉に煽られるように様々なポーズをとるメイサ…恥ずかしさもあるのだろうが、その恍惚とした表情はVIP席のリーゼロッテには苦々しく感じられた…これではメイサを辱めるのではなく悦ばせているようだと…



「アレク…ちょっと…」


リーゼロッテはアレクを呼び寄せると耳元で何かを囁いた。それを聞いたアレクは、呆れたように肩をすくめ「はいはい…仰る通りに…」と言葉を残しVIP席を出ていった。


舞台の上で観客に言われるまま恥ずかしいポーズをとり続けていたメイサだったが、場内に流れる曲が終わると同時にスポットライトも消え、ようやく羞恥に満ちた舞台が終わろうとしていた。

(終わった…)と安堵したのも束の間、すぐに二本のライトがメイサと突然舞台上に姿を見せてアレクを照らし出した。

いったい何か始まるのか、不安そうにアレクを見つめるメイサを無視するようにアレクはマイクを手に話しだす…


「皆さん…貴族夫人のストリップ…楽しんでいただいたようですね…今日、ご来場くださった皆さんは実に幸運です…いつもは別室で行われるオークション…今日はこの場で行なうことになりました。
当然、皆さんにもオークションに参加する権利が与えられます…」


メイサ同様、突然現れた1人の男に疑問を抱いていた観客たちだったが、説明を聞くと怒号のような歓声を上げた。

本来、オークションに参加するには条件がある。
まず貴族であること…あるいは高額の参加費を払えることだ。
その参加費は、大凡一般的市民が払える程度の額ではなく、見世物小屋にストリップを見に来るような輩には到底不可能…
そのオークションに参加できるということ自体前例のないことなのだ。
当然これはリーゼロッテからの指示で行われたことで、一般客も交えてオークションにかけられるという屈辱をメイサに与えるためのものだった。


舞台の中央でアレクの言葉を聞いて肩を震わせるメイサ…貴族や金持ちだけではなく、下賎の輩に物として扱われる屈辱はいかほどのものか…


「すぐにでもオークションを始めたいところですが…その前に出品されるご婦人の価値を更に見て頂こうと思います…」

見世物小屋の主からも説明のなかったことが次々とおこり、何がどうなっているのか全くといって理解できないメイサ…不安げにアレクを見つめるメイサの前に舞台下から一本の棒のようなものがせり上がり50センチほどの高さで止まった。
それは舞台で行われる歌謡ショーの歌い手が使用するスタンドマイク…だがメイサの前にせり上がってきたマイクの先端にはディルドが被せられていたのだ。


「皆さんには、このご婦人の美しい身体の隅々までご覧頂きましたが、腰使いやイき顔もご覧頂こうと思います…」


メイサの表情が凍りついた…身も知らぬ大勢の前で全裸を晒しただけでなく、ディルドを使いオナニーをさせようとすることに…


「これはリーゼロッテ様からの指示です…もし逆らうならこの場で身元を明かすと仰ってましたよ…それはメイサ様もお困りでしょう?ならばやるしかありませんよ…」

アレクは観客には聞こえない小さな声でメイサに向かい囁いた…




お待たせして申し訳ありませんでした。
サリーナさんと違い、一気書き上げる方なのでなかなか時間が取れなくて今になってしまいました。
少々慌てたので文章的におかしなところもあるかと思いますが…


あと正直言うと、このイメの続きを考えながらも次のリズベットのイメの事も考えてしまい遅れたのです。


















255
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/09/22 03:03:00    (J6Z06UuX)

「…っ、……。」

決して綺麗とも言えない、なんだか変な臭いがする地下の部屋。
どん底のような表情で時を待ち続けたたメイサは扉が開く音で、まるで小動物のようにびくんっと驚いて顔をあげた。

メイサは店主に向かい、ハイライトを失ったような虚な瞳を向け、じっと話を聞いた。

ストリップ、見物小屋、娼館…。

民の娯楽であるそれらの存在は知っているが、詳細については知らない。何故なら住む世界が違うから。

しかし、今は当事者となってしまっていて、説明を聞くうちに、ステージの上の自分を想像してしまって足が竦んで震えてきてしまう。

自己紹介?身体のサイズ?
個人のプライバシーを見せ物にされるために晒すの?

その上で脱衣だなんて信じられなかった。

元々そういう職の女性のことは差別的に見たことはなく、きちんと理解を持っていた方。
色々な事情だってあるし、需要があるのならそれは立派な仕事。
しかし、それをする側になったのなら、もはや理解どころではなく、尊敬さえ覚えてしまう。

(嫌、怖い、こんなの無理よ…っ。リズのイタズラだったり…、し、しないかしら…。きっと、ステージに行ったら客はリズだけで…)

怖くてソファから立ち上がれないメイサの細い腕を引っ張り上げられ、ステージへと連れて行かれる。
入り口から覗いた光景によって、淡い期待は打ち砕かれた。
ホールの中は観客がぎゅうぎゅうに押し寄せていて、貴族のストリップを待ち望んでいるのだった。

ギョッとして固まったメイサだが、不意に背中を押され、高いヒールをよろめかせながら、壇上に登場する。

そうしたところ、暗闇のステージに一つの大きなスポットライトが当てられ、今日の出演嬢が衆目に晒された。

「ひゃぁっ!?…ぁっ、ぁっうぅ…っ」

こんなところに堕ちてくるなんて、年増の貧相な女だろう、とどこかで思っていた観客は良い意味で裏切られた。
小柄で可愛らしいうえ、見るからに高価なアクセサリーを携え、まるでパーティから抜け出してきたかのような美しいドレス。
そのうえ、なんと言っても美しい顔立ち。
恥ずかしそうに顔を伏せがちで、ドレスの裾をギュッと掴むいじらしい仕草は、早くも観客の心を掴んだ。
実際メイサはじっくりまじまじと顔を近づけてみなければ、顔のシワなどほとんど見つけられず、メイサは経産婦であることなど観客の誰もが想像もしていなかった。

一方でメイサは、心の準備もできないままにステージに立たされた上、ギラついたような好奇な視線に耐えられず、顔を上げられなかった。

(こんなところに本当にリズがいるの…?…、いや、それよりも、挨拶…、自己紹介…?とにかく名前は、偽名にしないと…。ああ、沈黙が長くて、変な間が…っ。なんか言わないと…っ)

顔を伏せたまま動かないメイサ。スポットライトが当てられたまま、無言で数十秒が経ってしまった。みな、メイサの第一声を待ち望んでいる。

「…よ、よろしく、おねが…します…。なま、名前っ、名前は…メ…、メイ…、えっと、メリッサ…です。その、あまり身分は、言えませんが、貴族…、ですが、お金がなくて、ここにきました…。」

普段の明朗快活で天真爛漫な明るい声色ではなく、顔を伏せたまま、ボソボソと呟く声は、前列の客くらいにしかまともに聞こえなかった。

そのまま口をつぐんでしまったが、目の前の客から、「身体のサイズも言えよ、ストリップの常識だろ?」と野次を飛ばされ、店主の説明を思い出した。

どうせ分からないのだから適当に言えばいいのだが、もはやメイサにそんな余裕はなく、ドレスの採寸の時のことを思い出してしまった。

「身長は150センチで…、その…」

スリーサイズは最もデリケートな情報、言い淀んでしまった。観客の視線が怖く、チラッと目線だけ上げたところ、おそらくVIP席である奥のソファに座るリーゼロッテと目が合った。
まるで査定するような鋭い視線に気圧され、目を逸らしてしまった。

「その、上から、…、89、60、90…です…。」

その瞬間、ステージが動き出し、ゆっくりと回転を始めた。事前に説明がなかったので転びかけたものの、なんとか持ち堪えた。
囲うように見つめる観客に隅々まで見せられる装置だが、リーゼロッテに弱みを握られている以上、もはや観念するしかなかった。

(と、とりあえず踊る…っ、それから…、それから…っ)

ゆっくりと曲に合わせて踊り出すメイサ。
幸いにも流れ出した曲は古くから親しまれているクラシックのアレンジであり、メイサも即興で合わせやすかった。
高級ストリップでもない限り、ストリップにおいてダンスは添え物程度であり、本命は脱衣。
しかし、メイサのダンスは、手指まできっちりと揃えられていて、なんとも美しい。
教養を感じさせられ、その美貌と相まって、場末のストリップとのミスマッチさが、観客に特別な興奮を生んだ。

いつまでも踊ってはいられない。
回転するステージからリーゼロッテと何度か目が合い、その度に圧を感じた。要は「モタモタせずに脱衣を始めろ」と。親友と信じていたリズの冷ややかな視線と、唇に浮かぶ微笑が胸を締め付けた。

やがて観念したように、まずは深く息を吐き、そして、細くて白い指で濃紺のオーバードレスを肩から滑らせた。
重たい生地がステージに落ち、散りばめられた宝石が眩い光を放ちながら波紋のように広がり、パサリと音を立てた。この時点でもはや観客は流れている曲など耳に入っておらず、メイサを凝視していた。

そうして現れたのはロイヤルブルーで眩いドレス。雪のように白い肌と、眩い金糸のような縦ロールパーマのブロンドヘア。誰もが唾を飲み込み、ストリップ劇場にあっても、高貴ささえ感じさせる姿であった。

金糸で繊細な刺繍がほどこされたロイヤルブルーのドレス。
震える指でホックを外し、ボタンを一つ一つ、丁寧に外していく。
ボタンが外れるたびにはだけた布から覗くスベスベの肌がきらめいて、百を超える観客の胸をざわつかせる。

(恥ずかしくて、顏から火が出そう…っ。このボタンを外したら、このドレスは…。そうなれば後は、コルセットと下着…。こんな大勢の前で…)

羞恥に頬が赤く染まり、唇を噛んで堪える。
背筋に冷や汗が伝い、体温は異常に熱く、燃えるよう。
たとえ目を瞑ったとしても感じてしまうほどの、一斉に集まっている観客の視線。

それらは躊躇する様子であったが、観客からすれば焦らすような演出であり、息を呑んで見守っていた。

最後のボタンを外してドレスが足元に落ち、オーバードレスと重なって、雪のように積もるのと同時に、どよめきが会場に響く。

コルセットで締め付けられた腰は蠱惑的な曲線を描いており、さらにはシルク製の下着があらわになった。
メイサを守る最後の砦に、これからのことを観客は期待し、身を乗り出して見つめている。

緊張と羞恥から汗ばんだ身体と香水の甘い香り。
それはもはや虫を惹きつけるフェロモンであり、すでに観客のほとんどが勃起していた。

「はぁ…っ、はぁっ、ぁ…っ」

緊張と羞恥で心臓は跳ね上がり、呼吸も乱れる。頬は真っ赤で、視線も定まらない。
そんな中で、コルセットの紐に指を添える。

(もう、本当に全裸になっちゃうわ…っ。リズ…っ、もういいでしょ…っ!もうやめにしてちょうだい…っ!)

目をギュッと瞑り、怯える小動物のような表情のメイサ。

可愛らしく同情を誘うようではあるが、最前列の客の数人は気がついた。

メイサのショーツが、濡れそぼって黒くシミていることに。

メイサも自覚していない、エルフの血の特性。

荒い呼吸や発汗、頬の赤らみは、羞恥や緊張のほか、興奮によるものでもあり、危機的状況に子宮が疼き、マゾ性ともいえる性質。

【大変お待たせいたしました。

そうですね、リズベットの側近の獣人(初めて保護した獣人)とか、今回のメイサのように、サブ的に辱められる存在とかも面白いかも…?
婚約者がいたり、街の近所の人たちからは愛されていたりとか、そういった人たちの前で辱められたり…とかもいいですね。】
254
投稿者:アキアレク ◆TtvdjKFYvk
2025/09/19 02:41:55    (HX03IBqE)

大丈夫てすよ。
253
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/09/19 01:44:08    (ciABX7m8)
ごめんなさい、ちょこちょこ下書きして溜めてますが、なかなかお返事できず…。

土曜日か日曜日にはお返事できますので、もう少しお待ちくださいませ
252
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/09/07 11:27:09    (u2nSzWff)

「そろそろ時間だせ…準備はできたかい?」

処刑を待つ罪人のように顔を伏せ絶望のどん底のメイサの元に顔を出したのは、見世物小屋の主だった。

「あんたは、これから舞台に1人で上がってもらう…まず最初は客に挨拶だ…自分の身分や何でここに来たのか…ついでにその身体のサイズもな…」


見世物小屋の主は…舐めるような視線をメイサに向け話を続けた。

「あとは…そうだな…投げ銭を沢山出してもらえるよう頼むといい…ギャラの他にその投げ込まれた投げ銭は全部あんたのものだからな…せいぜい客を喜ばすことだ…ショーの流れだが、あんたの挨拶のあと曲が流れる…あんたはその曲に合わせ踊りながら、そのドレスを1枚ずつ脱いでいく…たがその宝石やアクセサリーはそのままた…そのほうが如何にも貴族って感じがするだろう?素っ裸になったら、あとは客のご要望に応えるだけ…簡単だろ?」

ショーはメイサが考えていた以上に恥辱にまみれた内容で、今さらながらに恐怖がメイサを襲う…足が竦んでなかなか立ち上がれないメイサだったが、見世物小屋の主に腕を掴まれ罪人の如く舞台へと連れられていく。

ホールの入口から中をそっと覗いてみると、ホールの中は薄暗くハッキリとは見えないまでもかなりのかんきやかが詰めかけているようで、ざわついていた。
アレクか見世物小屋の主に話を持ち込んだあと、主により街中に宣伝して回った効果だった…普段は庶民など鼻にもかけないお貴族様がショーに出演するとなれば関心を集めるのは当然だった。


背中を押されメイサが中央の円形舞台へと続く細い渡り廊下に姿を見せると同時に一筋のスポットライトがメイサを照らし出した。
それまでざわついていた会場は一瞬静まり返ったあと大きな歓声が上がる。
見世物小屋に金のために出演する貴族…大方の客は、貧相な格好をした年増の貴族を想像したのだ。
それかスポットライトに照らし出されたのは、ロイヤルブルーのドレスを身にまとい宝石をふんだんに使ったアクセサリーに身につけた美女とあれぴ、その歓声も当然と言えた。

「すげぇ…めちゃくちゃいい女じゃねぇか…」


そんな声があちこちから上がり、その声はメイサの耳にも届いた。
フローレンス領では、誰もが敬い憧憬の目を向けるメイサにとって初めて受ける好奇に満ちた声と視線だった。


3メートルほどの円形舞台に立ったメイサは、見世物小屋の主の指示通りに挨拶を始めた…領民の前では、常に落ち着き払い慎ましやかながら堂々とした姿はなく、顔すらまともに上げられない知らない所へ連れてこられた猫のように縮こまり、ハーブの音色のような美しい声すら聞き取れないほど小さかった。


メイサの挨拶が一通り終わると会場内に曲が流れだし、それに合わせるように円形の舞台はゆっくりと動きはじめた…会場のどこにいても舞台上の踊り子が見えるためのものだが、メイサにとっては余りにも余計な仕組み…100人ほどの観客に余すことなく身体を見せることになる…


「とうです?ビルボー殿…あれが公爵夫人です…私の学生時代からの親友…だった女です…ちょっと事情があって今は私の言いなりで…この後に行われるオークションてはビルボー殿にあの女を競り落として貰うつもりです…競り落とした金額の半分は私が持ちますので…」


ボックス席では、ホールに姿を見せたメイサに目が釘付けになっていたビルボーにリーゼロッテが耳元て囁きかけていた。

「ほう…親友だった…女…ですか…ふふふっ…まぁ詳しい事情は聞きませぬが…貴女からのこのお話…喜んで受け取りますよ…これなら契約のほうも上手くまとまりそうですな…」


公爵夫人と聞いてはいたものの、ビルボーもまた観客と同じような想像をしていただけにメイサの美しさ余りにも予想外だった…




入院と言っても5日間ほどて、ちょっと目の具合が悪く手術を…
今はもう元通りになりました。


私から持ち出したイメは気にしないでください。それよりリズベットのイメのほうが楽しそうなので…


それでは、このイメを進めながら色々な設定を考えていきましょう。

登場人物として…解放戦線から逃げてきた獣人、解放戦線の支部長…あとは国側の人間でしょうか…





251
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/09/07 09:30:26    (Hrcd17Bf)
「…かっこいいなあ…」

「…え?私に何か…?…ああ、貴女はメイサ様。お隣同士ですわね。」

リズとの出会いは、女学校だった。
吹き荒ぶ寒波により、そもそもの人口が少ない北方出身の私には、同世代の貴族の娘の知り合いはいなかった。
都市部にある女学校の寄宿舎に預けられ、不安で緊張していたが、隣に座った彼女を見て、思わず「かっこいい」なんて口にしてしまった。
高い身長、どこかボーイッシュで綺麗な顔立ち…、淑女には失礼だったと今でも反省しているけれど、当時のリズはまるで物語の王子様のようだった。

「あ、あのっ!リーゼロッテさん…、お友達になってくださいませんか?」

席が隣だった。ただそれだけ。
だけど、どこか運命のような、一生の縁になるような、そんな気がした。
たまにあの時のことを一人で思い出しては恥ずかしくなってしまう。いきなり手を握って、「友達になって」などと…、あの時のリズはとても困っただろうな、と反省してしまう。

それからは私たちは何をするにしても一緒だった。社交ダンスの練習も二人で、語学や宗教、歴史の勉強も二人で、食事やたまの外出も二人で。

それが嫌だったのかな。
しつこくしすぎたのかな。
いや、もしかしてお酒を飲みすぎて、酔っ払っていたから昨日はあんなことをしたのかな。

「あの、私実は憧れがあって…。お友達を愛称で呼んでみたいの…。リーゼロッテのこと、リ、リズって呼んでいいかしら…?」

「ふふっ、いまさら何よ、メイサ。むしろ大歓迎よ」

「リズっ、リズっ、リズ…っ!私とお友達になってくれて、ありがとう…っ!大好きよ、リズ…っ!」

初めてリズって呼んだ日。
私は嬉しくて、リズに抱きついて、何度もリズって呼んだっけ…。

あれも、全部嫌だったのかな…。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「…嫌よ、そんな気分なんかじゃないわ…」

アレクの私室はもはやメイサの部屋になっていて、目が覚めても篭り切り、水や食事も摂らずにベッドの上で横たわり続けていた。

リズとの女学校時代の思い出に耽り、昨日のことは夢だったのだと思い込みたかった。
しかし、アレクがやってきたことによって、全ては現実だと突きつけられる。

メイサは部屋に篭り切っていたものの、むしろそれを好都合として、リーゼロッテは各種準備を進めていた。

メイサは本人が未だ知らないうちに、商品として扱われていた。

「…っ、…。」

(リズはやっぱり…。私の何がそんなに…。)

外出を拒否したものの、リーゼロッテの名前を出されると少し目を見開いてアレクを見て、それから俯いて頷いた。

ほとんど無理やりに水や食事を摂らされ、湯浴みを行った。
それから部屋に戻ると、すでに待機していた数人の侍女。
リーゼロッテから何か命令されているのだろうと身構えたが、彼女たちは何も知らない様子だった。

「メイサ様、お身体の具合はいかがですか?リーゼロッテ様も大変心配しておられました。お元気になられたのであれば、何よりでございます。…ささっ、こちらへどうぞ…。」

「あ、え…?え、ええ…。」

リーぜロッテのあの感じであれば、侍女たちにも酷いことをされるのかと勘繰ってしまったが、非常に丁寧に扱われ、困惑していた。
それもそのはずで、侍女たちは何も知らないどころか、リーゼロッテから「プリムローズの名に恥じぬよう、メイサをもてなし、ドレスやアクセサリーで着飾るように」と命じられていた。きっと二人でパーティにでも出席するのだと思っていたのだ。

「ドレスはいかがいたしましょう…。お好みのお色など…、えっと、そうですね…、こちらからお選びいただいても…。」

「えっと、何でも良いわ…」

「白くて綺麗なお肌に、輝く御髪…。より際立たせるためにはワインレッドの…。」
「いえ、メイサ様は高貴なお方…。強調すべく、ここはパールホワイトのドレスから…」
「それではメイサ様があまり目立ちませんわ。少し色があった方が目を引き、映えるかと…。」

「…ふふっ、皆様ありがとうございます。真剣に悩んでくださっているから、本当にお任せするわ…。」

メイサのドレスに意見を出し合いながら決める様を、微笑みながら見つめた。どこの屋敷であっても侍女たちは一生懸命であり、自分のためにあれこれ尽くす様は本当にありがたい。

(…もしかしたら、リズは私と仲直りしたいのかも…。き、きっとそうよ…。私たちは大親友なんだから…)

侍女から準備完了の連絡を受け、アレクはメイサを迎えに行った。
縦巻きロールヘアーが完成したところ、侍女たちはあまりの美しさに息を呑んだ。その彼女たちがより際立たせ、相性抜群の色として選んだのが「ロイヤルブルー」のドレス。
また、細かなプラチナチェーンにダイヤモンドが揺れるネックレスが首元を飾り、綺麗な髪の合間からパールのネックレスが揺れるたびに清楚や優雅な様を印象つける。
細く繊細な手首にはダイヤが連なるブレスレットが贅沢な煌めきを放っており、誰がどう見ても貴族であることがわかる高貴な姿。

慣れていたアレクでさえも、思わず平伏しそうになるほどの圧倒的な美貌は、かの商人に「本物のメイサ」だと証明させるのは簡単だろう。

侍女たちに見送られながら馬車に乗り込んだメイサは少し元気を取り戻していた。きっと高級なレストランなどに呼ばれ、お酒なんか飲みながら謝罪を受けるのだと…。そして自分もリズに謝罪し、和解するのだ。
そう考えていたのだが、アレクからの説明を聞いて表情が凍りつく。

(何よ見せ物小屋って…。い、意味わからない、何で、何で何で…、何でよ…、リズ…っ)

なぜ、リズはどうして…!
口を開きかけた瞬間、馬車は路地に入って停車した。
窓の外でアレクと見せ物小屋の主が何やら会話し、チラチラとこちらを見ている。
少し取り戻した元気は呆気なく失われ、青ざめたような暗い表情で、ヨロヨロと馬車を降りる。

ジロジロ、値踏みするような店主の目線から逃げるように俯き、少しだけ頭を下げた。
漂う悲壮感からは図らずとも「没落貴族」の雰囲気が出ており、身につけた高価なアクセサリーからは「かつての生活を捨てきれないバカな貴族」だと思われているだろう。

薄暗い階段を店主とアレクに挟まれて、地下に降りていく。どこか湿った、生ぬるいような、据えた匂いに顔を顰め、俯いたまま。メイサの気分としては一段一段地獄に落ちていくような、はたまた処刑台へと向かう罪人のような…、ともかく最悪な気分だった。

ショーについて説明を受けた後、控え室に通された。他に女性はおらず個室のようだ。本来はストリップ嬢に固執などないだろうが、借金に堕ちた貴族とはいえ、気を遣ったのだろう。
個室に通される別れ際、アレクにしがみつき、

「お、お願い…っ、リズに謝る機会を頂戴…っ。こ、こんなの嫌よ…っ、こんな見せ物みたいに…っ!」

懇願したが、アレクが聞き入れることはなかった。
硬く安物のソファに腰掛けながら、両手で顔を覆い、何かの奇跡が起きて、リズがこの部屋に現れ、「メイサ、冗談よ。ふふっ、驚いたでしょう?」と言ってくれるのではないか。
そんな薄く、とてもありえない可能性を妄想していた。

怖い、怖い怖い怖い怖い…。

肌などレイウス…、それからアレクにしか見せたことなどない。それを不特定多数の、その上で誰ともわからない男に金で買われ、抱かれるのだ。

まだ何もしていないのに、待機しているだけなのに、大声で泣いてしまいそうだった。

【お疲れ様です。
なんと入院…っ!
無理はなさらずにお願いいたしますね。
もしご興味が沸いてくださったのでしたら、ぜひお願いしたいです!
名前を間違えてしまった気まずさから、きちんと設定とかついてお伝えしてよかったです。
(これだけたくさん考えた過去があったから間違えてしまった…と言い訳を…)

マイペースな私のわがままに付き合ってくださる気の合うお方ですので、とっても嬉しいです。

少しずつ設定や世界観、流れとか…色々考えながら、次に繋げていきましょうか。

ちなみに前回私とやりたいと仰ってくださった、未亡人?のイメなんかは大丈夫ですか?
アレクさんのやりたいことなんかも遠慮せずに仰ってくださいね】
250
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/08/30 16:37:49    (//jL8jLF)

「メイサ様…出かけますので準備をしていただかないと…」

リーゼロッテに恥態を見られショックを受けたメイサは、アレクの部屋で翌日の夕方近くまで部屋に籠もりきったまま…侍女によれば食事どころか水さえも口にしていないらしい…

親友だと思っていたリーゼロッテからのカミングアウトは、それほど深くメイサの心を抉り傷をつけたのだ。


そんなメイサを可哀想…などとアレクが思うはずもなく、むしろ退屈だったプリムローズ家での暮らしに降って湧いて余興のひとつくらいにしか考えていない。


「早くしないとリーゼロッテ様の機嫌を損ねますよ…そうなれば困るのは誰かはお分かりですよね?」

言葉は穏やかだが、明らかな脅し…この外出にリーゼロッテも絡んでいることは、傷心のメイサにも理解できたようで、何かをアレクに言いかけたメイサだったが、力なく頷くしかなかった。


リーゼロッテからメイサを目一杯着飾るようにと指示されていた侍女たちは、パーティーにでも出かけるものだと思い込んでいた。
サリーナと同じ美しい金髪には丁寧にブラシが入れられ、コテを使い見事な縦巻きロールに仕上げていく。
ドレスは、急なことでオーダーメイドではなかったが、プリムローズ家に出入りする業者が持ち込んだ数十点もの中からメイサに似合うものを選んだ。そしてアクセサリーもまた同様に…

メイサは、もしかしたら昨日のことをリーゼロッテが後悔して、その詫びにと…と考えたがそれが過ちだということは、街に向かう馬車の中で思い知らされることになる。

「……という訳なので、メイサ様は借金に困り果てた貴族の奥様になり切ってください…見世物小屋の男もそのつもりでいますから…もっともご自分からフローレンス公爵夫人とは言えないでしょうけど…もし身分を明かしたいなら私たちは別に構いませんが…」

身分を明かすことなど出来ないことを分かっていながらのアレクの言葉…普段のメイサならば、冗談交じりにでも突っ込むところだが、ひと睨みしただけだった。

「リーゼロッテ様は、その見世物小屋に商売の取引相手を連れてくるそうなので、取引相手を飽きさせないよう楽しませろと仰ってました…まぁ客の中に私の手の者を紛れこませたので、ヤジに従えばきっとリーゼロッテ様の取引相手も満足されるはず…あっ…そろそろ着きますね…いいですか?くれぐれもメイサ様は金に困った貴族ということをお忘れなく…」


街の繁華街を抜け裏道に一本入ったところで馬車は止まった。
建物の裏口に立っていた男が馬車に近寄り、馬車を降りたアレクと二言三言言葉を交わすと、アレクにあとに馬車を降りたメイサに目をやり口元を歪ませた。

「へぇ~あんたが…なぁに心配は要らねぇよ…あんたの身元なんか詮索はしねぇよ…アレクによればリーゼロッテ様があんたが貴族だと保証してくださるとか…それで十分さ…今日の客はラッキーだぜ…へへへ…さあ…ついてきな…」

細く暗い階段を見世物小屋の男とアレクに挟まれ登るメイサ…ジメッとした空気と何処から漂うなんとも言えない匂いに顔をしかめるもその表情は諦めきったよう…
たがその表情は、見世物小屋の男に舞台はあそこだと告げられ一変する。
想像以上に大きなホールの真ん中に円形の舞台があり、その周りを客席が囲んでいる。
更に客席の後ろにはボックス席が設けられており、男の話によればショーのあと、オークションが開かれるという…つまりメイサは、一般客とVIP客の前でストリップをしたあと、VIP客のセリにかけられる…ということだ。


「それじゃあ…頑張ってくださいね…私もリーゼロッテ様と一緒にショーを見させて貰いますから…」



““““““


プリムローズ伯爵…こんなところに私を連れてきて、どういうおつもりか?大事な話があると聞きたからわざわざ時間をとったというのに…」


馬車の目的地が分かったところで、これまで口を閉じていた男は、不機嫌そうに口を開いた。

背はリーゼロッテの肩ほどまでしかなく、それでいて体重はリーゼロッテよりもはるか重そうな男は、リーゼロッテの取引相手のひとり、ダグラス商会の商会主ビルボー、ダグラス…およそ商売相手でなければ相手にもしたくない典型的な男だ。
基本男尊女卑思想の持ち主で、リーゼロッテが女であることから、伯爵であることが既に気に入らない…普通の取引相手ならば話は当の昔に穏便についたのだろうが、ビルボーは難癖をつけ契約を渋っていた。

「まぁまぁ…ビルボー殿…今日招待は必ず気に入ってもらえるはず…実は…」



返事か遅くなりました。
ちょっと入院していまして…でも明日には退院ですけど。

リズベットの話…面白そうですね。
国側、解放戦線側…どちらに捕まってもリズベットの運命は悲惨しかない…

このイメも佳境ですし…もしよかったらやってみますか?
でも…設定や登場人物は予め決めておかないと…ですね。
話はかなり大きくなりそうですですし…話の中に登場させるのかも分からないですが…

ざっとした流れを考えました…

解放戦線側から逃げて来た獣人を匿っていることをくに知られ逮捕…砦で拷問にかけられているところて、解放戦線から攻撃があり、砦は落ち、リズベットは、解放戦線側に拉致られ…

そんな感じでしょうか…

細かいことを言い出せば、婚約者たのも登場させても面白そうですね。








249
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/08/26 02:42:46    (1.9L5zfa)

「はあっ、はぁ…っ、ぁあ…っ、リズ…っ、なんでぇ…っ、リズ…ぅっ」

大親友に痴態を見られた挙句、その親友からの強烈なカミングアウトを受け、うわごとのようにリズの名をつぶやくメイサ。
心穏やかで優しい性格のメイサにはあまりのショックに耐えきれず、拘束から解放されても床に突っ伏して立つこともできなかった。

「…チッ。まあいいわ。時間はたっぷりあるし、少し休ませてあげなさい。」

ショックから立ち直れないメイサをアレクは担ぎ、ベッドに横たわらせる。
ティアラや床に散らばったドレスはそのまま、アレクとリーゼロッテは部屋を後にした。

そして、リーゼロッテはドアノブのカバーを外すと、隠されていた鍵穴が現れ、部屋の外から施錠した。

メイサの一件がなければ、そこはアレクが私室として使っていた部屋。
不測の事態に備え、アレクを閉じ込めることもできるようにしていた。リーゼロッテの用心深さに呆れたような表情をするアレクに、悪びれる様子もなく、長い廊下を歩き始めた。


メイサの私室にアレクを連れ、ベッドへと誘った。メイサを差し出したのだから、褒美を取らせるつもりで、彼が金よりも好むもの。
リーゼロッテはかなりの上機嫌であり、鼻歌まじりにパイプの先に煙草の葉を詰め込んだ。

メイサを陥れる一仕事を終え、歪んだ口先でパイプを咥え、煙草の煙を肺に吸い込み、紫煙を天井に向かって吐いた。

メイサは暫くの間、ここに滞在させ、これまでの私怨を晴らすつもりであり、僻みや妬みの深さにアレクは呆れたものの、簡単に同調した。

(あの映像がある限り、メイサは終わり…。そこらの庶民の言葉ではなく、地位を確立した私の言葉だもの。証拠もある以上、レイウス公も取り合わないわけにはいかない…。それに加え、調査したところでは、サリーナ嬢を祝うパーティでの婚約嘆願劇…、サリーナ嬢は上手くやったようだけど、酷く激昂したそうね…。あんな映像を見て、レイウス公は冷静に物事を判断できるかしら…。アレクは顔を隠しているけれど、私が「あれはアレクであり、サリーナ嬢はメイサとの不義のために利用しただけ」と告げれば…、ふふっ、人の命を握るというのは楽しいものね…)

アレクの読み通り、リーゼロッテは読み違えている。
あの映像は決定的なものであり、いくらメイサが言い訳をしたところで、激昂するレイウスが冷静ではいられず、並び立つ資格を持つプリムローズ家当主からの告発が勝るはずだと考えていた。
しかし、実際にそのようにしたところで、仮にレイウスが激昂し、疑いをかけるメイサの声を聞かなかったとしても、当然サリーナが二人を庇い立て説得するだろう。

そうなれば、虚偽の告発をした魔女として断罪されるのはリーゼロッテになる…。

メイサのことになれば優秀な女当主も、普段の思考の深さには至らない。

アレクが語る今後の展望に、目を細め、ひたすら紫煙を吐き出しながら、値踏みするように聞き続けた。

「…貴方、よほど悪巧み長けているのね。お利口で良心に溢れるサリーナ嬢も騙されるはずだわ。…ふふっ、うふふ…っ、いいわね…、あのメイサがストリップ嬢…っ。…それにあの下衆に言いようにされるなんて、考えただけで笑いが止まらないわ。そう、以前話した通りよ。いちいち取引に難癖をつけられて、困っているのよ。男尊女卑的思想が強くてねえ、そういう奴に限って権力があるものよ。実際、大きな商会の代表だもの、こと商売においては揉めるわけにいかないわ。…いいわね、まさしく一石二鳥であるうえ、とっても楽しめそうよ。」

パイプを口から離し、ニヤリと笑い、長い脚を持ち上げ、アレクの股間をぎゅっと踏む。

「ふふっ、やはり固いままね。メイサとのお楽しみを邪魔してしまったのだもの。…あの子のような天使様の代わりが務まるはずもないけれど、今は全てを忘れ、ただの雄と雌になりましょう…?」

アレクに向き合い、髪を撫でるように触り、耳元で妖艶に囁く、毒薬のように妖しいリーゼロッテ。純真無垢なサリーナや天真爛漫なメイサを喰い続けたアレクにとっては、これも新鮮かもしれない。


【ご迷惑をおかけしました…っ。
リズベットをキャラとして使用していたイメは、人間の他に獣人がいる世界のお話です。
現在のように人間が世界のイニシアチブを握っていて、獣人は差別に晒されています。獣人は奴隷として売買されていて、雄は力仕事、雌は愛玩用…といった具合です。獣人保護管理法という実質的に獣人の権利を制限する法もありわ国全体で差別が横行しているような始末です。
(適切な表現ではないのかもしれませんが、奴隷船などもあった頃の黒人のようなイメージです)

そんなふうに誰もが獣人を酷く扱うなかで、リズベットという貴族の娘は、同じように生きている獣人を差別することに疑問を抱きます。

そこで、奴隷商から買った獣人や飽きられて捨てられた獣人などを私邸に保護し、リズベットの使用人とすることで、酷い差別から守り始めました。

一方で獣人も数多く、虐げられるだけの獣人もいれば、人を敵視し、レジスタンスとなる過激派の獣人たちもいます。人が支配する世の中を壊し、獣人たちが頂点に立とうと考える者たちで、いわゆるテロリスト「獣人解放戦線」です。

ある時、リズベット邸に獣人解放戦線での活動についていけず、逃走してきた獣人が訪れます。
リズベットは獣人の境遇に同情するものの、獣人解放戦線のテロ行為については批判的でした。
そのため、暴力の輪から抜け出そうとした獣人を保護するのですが…。

というような内容です。

この後、

テロリストを匿っている事実を利用され、当局に「獣人たちを集め、国家転覆を企んでいる」としてリズベットは逮捕され、虚偽の自白をさせるために拷問を受ける。

もしくは、

「差別と戦う同士を甘言で惑わし、奴隷と化した。」として、獣人解放戦線に襲撃され、嬲られる。

みたいな感じの展開を妄想したものです。

心優しい貴族の娘…という感じですので、サリーナの前身的なものかもしれないです。

この後の展開が結構凄惨なものですので、結局イメの相手は現れず、色々設定とかを妄想したままになってましたので、リズベットも深層心理から勝手に出てきてしまいました…。】
248
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/08/15 06:38:56    (9S1ziNih)

「リーゼロッテ様…メイサ様は、どうされるおつもりですか?」


ベッドの端に背中を預け煙草の煙を大きく吐き出したリーゼロッテにアレクは尋ねた。

メイサを散々にこき下ろしたリーゼロッテが、メイサを責めたバイブを舐めさせ綺麗にした後、ようやく椅子に拘束されたメイサを解放した。
親友だと思っていたリーゼロッテに裏切られたことと、その元親友にあられもない恥態を晒したダブルショックで解放されたにも関わらずメイサは立ち上がることもできなくなり、そのままアレクの部屋で眠らせることとなった。

その一方でアレクがリーゼロッテの寝室のベッドにいるのは、リーゼロッテの出した同衾の権利を行使したためだ。
取り引きを持ち出した当初は、リーゼロッテもサリーナやメイサと同じように堕とすつもりだったが、プリムローズ家の滞在時間の残りを考えた時、リーゼロッテを服従させるより同盟関係を持った方がいいと結論付けたのだ。

この同盟関係…一見すればリーゼロッテに有利なものだが、実はそうではない。

リーゼロッテにすればメイサと不義を働いたアレクにも、あの録画した映像は、アレクがマスクで顔を隠しているとはいえ、決定的なモノと考えているようで、メイサ同様レイウスに報告すればアレクを破滅させられると思い込んでいる。

もし仮にリーゼロッテがレイウスにあの映像を見せたとしても、メイサがあの1件は、リーゼロッテに薬を盛られ嵌められたとレイウスに訴えればレイウスはリーゼロッテよりも妻の言葉を信じるに違いない。
アレクとの不義を認める訳にはいかないメイサにすれば、おそらくそうするだろう…あと、リーゼロッテが調べたアレクの過去についてもメイサの口からリーゼロッテの作り事だと言わせればいいだけ…
リーゼロッテは、そこを読み違えているのだ。
あの映像は、リーゼロッテにとって諸刃の剣だと気づいていないのだ。


「そうねぇ…どうしようかしら…とりあえずメイサには、暫くここに滞在してもらうわ…すぐに帰しては勿体ないもの…レイウス公には、メイサの名で伝言を飛ばしましょう…私に引き留められたとか適当に…」

改めてリーゼロッテのメイサに対する妬みの大きさに呆れるが、連日の貴族としての振る舞いを押し付けられているアレクにとって面白い余興となるのは間違いない。
今のところはリーゼロッテに自分が優位な立場であると思わせるのが得策であり、敢えてアレクはリーゼロッテの機嫌を取るよう振る舞った。

「私にいい考えがあります…実は休日を頂いた時に街に出かけましてね…その時に知り合った男がいるんですが…この男…街で裏社会の顔役でして…街で娼館など幅広く手掛けてまして…そのひとつに見世物小屋があるんです…もちろん動物を見せるわけではありません…お察し通り女です…」


アレクの話に興味を持ったようでリーゼロッテは、「それで?」と不敵な笑みを浮かべた。

「リーゼロッテ様は、厄介な取り引き相手がいると仰ってましたよね?その相手にメイサを賄賂として渡すんです。
見世物小屋の男には、借金に困った貴族と紹介してストリップをやらせて、その取り引き相手には公爵夫人だと明かした上でを見世物小屋に招待して…
一介の商人が公爵夫人を玩具にできる機会などあるはずもありませんし…口外もしないでしょう…自分の身が危険に晒されますから…どうでしょう?メイサは、借金に困った貴族として見物人の前でストリップ…リーゼロッテ様は取り引きか上手くいく…一石二鳥だと思いませんか?」



何か勘違いされてるなぁ…とは思っていましたが…そうですか…リズベット…どんなイメだったんでしょう?興味があります。
もしよければ教えてもらえますか?
247
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/08/14 23:25:37    (6kYumVx5)
「はぁっ、ぁっ、イくっ!!ぁぅぅっ、イぐぅぅぅッ!!!」

絶叫のような嬌声。
髪を振り乱して、拘束された身体の可動域をできる限り動かし、足の親指をギュッと折り曲げて絶頂する。
散々ねちっこく寸止めされ続け昂らせられたまま放置されたメイサだが、膣内で激しくウネるバイブの快感に、遂に絶頂を迎えられることを確信する。

「ぁあ゛ッ、ぉ゛ぉ…ッ、ぉ゛ほぉ…ッ!!」

激しく深い、芯に響くような絶頂。
沼に頭まで沈むような快楽…、目隠しを取られても焦点の合わない、白目を剥いた瞳ではリーゼロッテの姿を認めることはできなかった。
しかし、ふぅふぅ…っと荒い息が少しずつ整うにつれ、自分を愛撫していた相手をはっきりと認識して…

「はぁっ、はぁ…っ、ぇ…?キャッ、キャアアッ!!!!リズッ!?な、なんでぇっ!?」

「あはっ、あははっ!うふっ、ふふっ、あは…っ、あのメイサが…っ、あははっ!!」

まるで死体を見たかのような…、顔をぐしゃぐしゃに歪めた絶叫。
しかし、首から下の身体は、いまだ絶頂の余韻にビクビク震え、ドロドロした愛液が垂れている。
そのギャップがあまりに滑稽で、リーゼロッテは腹を抱えてケラケラ笑ってしまった。

(アレク…ッ、どういうこと…っ!?リズにバレたの…っ!?なら、どうしてこんな…っ!?)

当然メイサは混乱している。
アレクに視線を送って助けを求めるが、返ってきた言葉は絶望そのもの。
取引…、その内容は分からないが、アレクによって売られた結果、この状況があることを知り、目を見開いたまま親友を見上げる。

親友の歪んだ、悍ましい笑顔を見て、ビクッと震えてしまった。単純に心から恐ろしかった。

「うふ…っ、うふふ…っ、そうよ、アレクと取引したの。それより、メイサ…。貴女どういうつもり?アレクはサリーナお嬢様の婚約者でなくって?レイウス公への不義だけでなく、愛しのサリーナお嬢様への裏切り…。サリーナお嬢様は非常お心が美しいお方と聞いているけれど…、貴女はどうなのかしら。この映像は…、ああ分かるかしら。要はいつでも貴女がアンアン無様によがっている姿を確認できるようにしてあるの。メイサ・フローレンスであることを証明するティアラをつけながら、ね。もちろんアレクは特定できないようにしてあるわ、貴女が不義を働いた、それだけの映像よ…。」

ここぞとばかりにメイサを責めたてるリーゼロッテ。
引き抜いたバイブの先端を割れ目に押し当ててゆっくり擦りながら、饒舌に語る。
メイサとしても全て心当たりがある。レイウスやサリーナには後ろめたいことをしている自覚が。だから、泣きそうな顔で親友を見上げたまま、黙りこくっている。

「うふふっ、そんな顔しないで…、メイサ。レイウス公やサリーナお嬢様には内緒にしておいてあげる…、私たちの言うことを聞いている限りね…。私ね、貴女ことが大っ嫌いだったけれど、ようやく好きになれそう…っ。」

「嫌いだった」その言葉を聞いて、メイサの表情が改めて悲しげに歪む。メイサは少なくとも、女学校時代から今に至るまで、ずっと親友だと思っていた。それが一方通行であったことを初めて知り、ジワリと目尻に涙が滲み、リーゼロッテが指で拭ってやった。

「ふふっ、とりあえず…、貴女の汚ったないお汁で汚れたコレ…綺麗にしてくださる?メイサ公爵夫人様…、ふふっ」

メイサの愛液で汚れたバイブを口元に押し付ける。リーゼロッテはニコニコ笑っているが、目は笑っていない。メイサは絶対の弱みを握られている今、リーゼロッテの機嫌を損ねるわけにはいかない。今のリズは何をするか分からないから…。

舌をチロチロ出し、先ほどまで自分を責め立てていたバイブの愛液舐めとる。
その様子を見て、リーゼロッテは口元に手を当てながら、クスクス笑い出した。

「うふふっ、やっぱりメイサは公爵夫人だなんて、似合わなかったのよ…。ペットみたいで、可愛らしいわ…。ふふっ、ウチで飼いたいわ…。」

一生敵わないと思っていた相手を足で踏み躙るような快感。恍惚の表情を浮かべてメイサの口内にバイブを突っ込む姿は、当人も美形であることから、奇しくも絵になる姿だった。

【お疲れ様です。そして、私としたことが…、前レスずっと名前を間違えてましたね…。以前、別のイメでリズベットというキャラを使っていたので、リズ→リズベットに脳内変換されてました、ごめんなさい〜…。まだリーゼロッテに慣れてないのかも…。】
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