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無知病弱令嬢

投稿者:サリーナ ◆yPwHPtuzPE
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2024/02/25 19:43:48 (usFLROVs)

「ケホ…ッ、ケホッ、ごめんなさいね、貴方をこんな屋敷に縛り付けてしまって…」ベッドに横たわり、枯れそうな吐息で咳き込む少女。絵画から出てきた女神のような現実味のない美しさである一方、不治の病に犯されており、貴族の娘であれど婚約することもできず、長年辺境の屋敷に『療養』として付き人の貴方と幽閉されていた。日に日に弱っていく身体のことは自分がよくわかり、そう長くもないことを悟っていた私は、部屋を出ようとする貴方に声をかける。「あの…、こんなこと、どうかと思うのですが…。その、私はもう暫くの命です。しかし、一つ心残りが…。その、婚姻もできず、女の悦びというものを知らぬことが心苦しいのです。不埒なことを申しているのは分かりますが…、【中文以上、描写好きな方お願いします。男女問わず・相談から。性に無知であるこちらを利用し、嘘の常識(変態プレイ)を教え込んだり、気遣うフリして身体を使うような方お待ちします】
 
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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/03/12 23:24:35    (ls0QZEUZ)

「…え?ぁ、いえ、その…っ」

サリーナは下着の仕掛けに気がついておらず、真っ黒で少し透けている下着程度としか認識していないが、それでも下品なものと認識している。

世の女性はこんな下品なものを身につけているのか、ベッドの上に置かれた他の下着類を見ると、到底信じられなかった。
アレクを疑っているわけではないが、心の底の疑念が表情や態度にでしまっていた。

「お父様が仰ったというのであれば、もはや異論はありません…。もとより、アレクを疑っているわけでは…。ただ、このように、その…、おかしな下着を見たことがなくて…。」

アレクに少し冷たく言い放されただけで、慌てて訂正する。
この屋敷で二人っきりで、信頼している相手であるからこそ、語気を強めた言い方は効果覿面だった。
それに父の名前を出されたら、サリーナは疑うことはできない。

そして指示された通り、ベッドの上に仰向けに寝る。
アレクに見下ろされ、じっと目が合い、緊張が高まっていく。

キス、と聞いたが、サリーナは少し余裕を持っていた。

(口付け…。昨日経験しましたね。どのようなことが始まるのかと思いましたが…。)

そのまま目を閉じ、アレクを待つ。
少し遅れて、唇が重なる感触がしたが…

「ん…っ、ん…っ、っ、んっ、ぅ、ちゅっ、ん…っ、んんっ!!」

礼拝堂の口付けは軽く重ねたキスだったが、それとは真反対の貪るようなキスが始まった。
口を捩じ上げられ、涎を溢しながら舌を挿入され、唾液を送り込まれる。

犯されるような感覚が怖くなり、両手でアレクの胸板を押し返すが、アレクは退かず、より舌を捩じ込んでくる。

(何これ…っ、こんなの知らない…、本でも読んだことがない…。獣みたいな、息が苦しくて…、何も考えられない…。頭がボーって、してくる…)

「ん…っ、ちゅっ、ん…っ」

女慣れしているアレクのキスは上手く、最初は怯えたサリーナも次第に抵抗が弱くなっていき、胸板を押し返す両手はぽとっとベッドの上に落ちた。
口内を貪られながら、目はトロンと蕩けていき、アレクの舌を受け入れ始めた。
57
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/03/12 09:33:22    (EOAaO7h9)

背を向けていたアレクの耳に衣擦れの音が届き、しばらくするとサリーナの小さな声が聞こえた。

振り返ったアレクの目に黒い下着を身につけたサリーナが全身を赤く染め俯き加減で佇んでいた。

サリーナの白い肌に黒い下着は映え、アレクが思わず唾を飲み込むほど…
おそらくサリーナは並べられた下着の中から一番マシと思われる物を選んだに違いないが、その下着の仕掛けには気づいてはいないようだ。

(クククッ…ちゃんと言われたように毛は剃り落としたようだな…あの紐を解く時が楽しみたぜ…)

スケスケ素材の下着からは、サリーナの白い肌が薄っすらと透けて見え、ピンク色の乳首も縦に走る筋も見て取れる。
何もかもアレクの言葉を信じてのことだろうが、下着を身につけたサリーナの顔には隠しようのない嫌悪感や疑心が浮かんでいた。

「サリーナ様…もしかして、このような下着をつけることが妻の務めという私の言葉を疑ってはおられませんか?こんな下品な物をと…確かに今、サリーナ様が身につけておられる下着は下品です…しかし…この事を私にお教えくださったのはサリーナ様のお父上のレイウス様です…私が…結婚の報告に上がった時、夫としての役目と妻との務めについて お教えくださったのです…もしサリーナ様が暴漢に襲われたとします…サリーナ様はこんな下品な下着を身につけていることを卑劣な暴漢に知られるくらいならと必死で抵抗されるでしょう…あるいは恥を晒すくらいなら自ら命を断つのではないてしょうか…自分は夫たる男だけのものという自覚を持たせせるためだとレイウス様は仰いました…もし私の言葉を信じていただけないのなら…サリーナ様からのお申し出もなかったことにしなくてはなりません…」

少し強い語気のアレクにサリーナは首を横にふり「そ、そんなことはありません…」と慌てた。

愛する父の名を出され、信頼するアレクからは突き放されるように言われたサリーナの慌てぶりはアレクの思惑通り…今後一切の疑問を持たぬようにさせるアレクの目論見にまんまと嵌まるサリーナだった。


「そうですか…では…こちらへ…」

アレクはベッドの自分の横へとサリーナを誘い寝かせると、その脇に肩ひじをついてサリーナを見下ろした。

「まずはキスからはじめましょう…夫婦の契を結ぶ儀式の時とは違う、本当の夫婦のキスをお教えします…」

その言葉に「はい…」と頷いたサリーナは目を閉じた。
アレクはニンマリとしながら唇を重ねる…儀式の時のように軽いものではなくサリーナの唇を貪るように…







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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/03/11 23:21:47    (Bpmq7IhP)

「ありがとうございますっ!…わぁっ、可愛らしいマカロン…っ。明日いただきますね、んふふっ。明日は絶対体調崩してはいけませんね。」

小箱を受け取ると、お礼を言っていそいそと封を開ける。
アレクがレイウスに報告する際の土産は、辺境の屋敷において唯一の娯楽、楽しみであった。
カラフルな菓子を見て、笑顔を綻ばせ、大切に枕元にしまった。

その傍らにある大きな革バッグに視線を向けると、ベッドのシーツの上に布が並べられていく。

「…えっ、ええ…っ!!これ、は…、下着…なのですか…?布切れ…みたいなのもありますが…。」

透明なシースルーと化した下着のほか、布面積がほとんどない下着…、それらは原色に近い派手な色のものばかりであり、言葉を選ばないとすれば、『下品』という感想だった。

しかし、妻となった女性が身につけるもの。と聞かされ、それっぽい言葉を捲し立てられると、世間を知らないサリーナは信じるほかない。信頼していふアレクの言葉だからこそ、頷くしかなかった。

その下着類の横に不思議なものが次々置かれていく。
それらは初めて見るものばかりで、興味津々に手に取って眺める。

「夫婦の間で使用するもの…なのですね…?これは…、何やら虫みたい…。こ、こっちは男性器の…模型…?」

アナルパールやディルド、その方の道具類を見るが、用途がわからず、首を傾げながらシーツに置き直す。
そして、いよいよ妻専用の下着を選ぶ時が来て…

「ぅ…、分かりました…。」

(アレクは外に出ては…、いえ、昨夜のことを考えると今更ですし、夫婦となった以上は恥ずかしがってはいけませんね…。それにしても、これを身につけるなど…。)

手に取ったのはカップレスのブラジャー。ホックを見るまでは、そもそもそれがブラジャーであることもわからず、顔を顰めて嫌悪感を示した。

(正直、下品…と言わざるを得ないけれど…。世の女性はみな、これを身につけてるのよね…?お母様もドレスの下は…。)

母であり、妻であるメイサのドレスの下もこのような下着なのだろうか。母と同じ、と考えると勇気も湧いてきて、まだマシと思えたものを手に取った。

あえて背を向けているアレクの耳にシュル…と絹が擦れる音が届き…。

「あ…の、着替え…ました…。変…ですよね…?や、やっぱり妻なんて、私には合わないのかも…。」

足元には純白に金糸で刺繍が施された上下下着が畳んで置いてあり、真っ黒な下着を身につけたサリーナが顔を真っ赤にして立っていた。
これだけで恥ずかしそうにモジモジと立っているが、サリーナは気がついていないが、ブラジャーには切れ目が入っており、少し位置をずらせば乳首が露出するようになっている。ショーツも簡単にクロッチ部分が紐で簡単に結んであるだけで、実は股割れタイプのショーツ。

それらは薄く透ける布でできており、うっすらとサリーナの白い肌が透けているが、本来あるはずの恥毛は見えなかった。
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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/03/11 08:56:51    (KqSKT4aw)

(フフフッ…お母様のようにか…すっかり信じこんでやがる…)

丸一日馬車を走らせたことで、ゆっくりと湯に浸かり疲れを癒やしたいところだったが、アレクはシャワーのみで汗を流した。
寝室でサリーナが待っているのだから気が急いていた。

シャワーを終えると全裸の上にバスローブだけを羽織り、大きなバックと小さな箱を抱えてサリーナの寝室へと向かった。

「お待たせしました…」

サリーナはシルクのネグリジェ姿でベッドの上に座っていた。
サリーナ自身が言っていたように体調がいいのか、いつもの真っ白な顔にほんのり赤みがさしていた。

今日からこの絶世の美女を好き放題できるだと思うとアレクの顔は自然と緩んだ。

「先ほども話しましたが、街はたいそうな賑わいで…これは最近、街で人気のお菓子だそうで…これは明日のお茶の時間にでも食べてみてください…」

アレクが渡した小さな箱を開け、中を覗き込んだサリーナは「わぁ~!」と声を上げで喜んだ。

サリーナは小さな箱をベッドの枕元の台に置くと、大きなバックへと目を向けた。

「あっ…これてすか?これも皆サリーナ様のために買い揃えてきたものです…」

アレクはバックを開けると、中の物をベッドの上に並べていく…

「サリーナ様から下着をと言われましたが、いいタイミングでした…サリーナ様は「妻」となられたわけですから、これまで身につけておられた下着ではなく、「妻」用の下着を身につけねばなりません…」

嘘を口元にしなこらアレクが並べる下着やネグリジェ…これまでのサリーナのものとはまるで違うもので、スケスケの生地でできた物やカップのないプラ、股割れのショーツなど…次第にサリーナの顔は恥ずかしさから赤く染まりはじめた。

「これらは夫なった男にだけ見せるもの…こんな恥ずかしい物を身につけた姿を他人には見せてはならないという決心を具現化したものです…」


サリーナは、これらの物を自らが身につける姿を想像しているのだろう…真っ赤になりながらも「はい…」と頷いた。

「それと…こちらの物は…サリーナ様が望まれた「女の悦び」をお教えするためのもので…使い方は後々お教えします…」

サリーナが初めて目にする物ばかりで、何に使うのか全く見当がつかない様子…それでも興味深そうにひとつひとつ手にとっていく…

「それでは…まず、これらの中から1つ選んで着替えていただきます…私はベッドの上の物を片付けますのて…その間に…」

アレクは、ベッドに並べた物を片付けながら、ワザとサリーナから目を逸らせた。
サリーナきどんな物を選び、その身につけるのか…楽しみで仕方なかった…



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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/03/10 23:46:28    (/4GClp5R)

「お帰りなさい、アレク。随分早かったですね。身体の方も今日は調子が良く、起きてお待ちしてました。それから、今日はお疲れだと思い、食事を用意しておきましたの。」

にこやかな様子で玄関まで出迎えに行く。
思っていたよりも早い帰宅だったが、既に食事の用意は終わっており、荷物を下ろすアレクを待ち、食卓へと共に向かう。

「アレクには普段から世話になっておりますし、今日くらいは、と思い…。とはいえ、きちんと教育を受けたわけではないので、簡単なものになっていますが…。」

普段の食事とは違い、簡単な料理ばかりで質素なもの。
しかし、サリーナは慣れない料理を一生懸命こなし、時間をかけた逸品。自分で作った甲斐があったのか、サリーナ自身はとても美味しく感じられた。

「お父様はお元気でしたか?…そう、それは良かった…。お会いしたいのですが、まずは病気をなんとかしないと叶いませんね…。街はどうでしたか?何か変わったことなどありましたか?」

食卓をとりながら、アレクに色々と話しかけるサリーナ。
父の様子が気になるのは当然、街の様子にも興味津々。
辺境にある屋敷に幽閉されている身としては、外部のことに興味が尽きず、アレクの話に一喜一憂する。
外への憧れや病気を治したい意思が見え隠れしていた。

「…はい、それではお先に湯をいただきますね。その、お母様みたいに病気も早く治したいですし、色々よろしくお願いします…。」

精液が薬などと嘯かれて信じ切っているサリーナは、先に湯を浴び、自室のベッドでアレクを待った。
シルクのネグリジェに身を包み、アレクの到着を緊張しながら待ち侘びた。
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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/03/10 05:25:18    (IkHK8KJD)

追加てす。


アレクが屋敷に辿り着いたのは、太陽が沈み辺りが真っ暗になってからだった。

「ただいま戻りました…何事もありませんでしたか?お身体のほうは?」

アレクを出迎えたサリーナは、思っていた以上に早くアレクが戻ったことに驚きながらも無事な帰宅に安堵した様子で「大丈夫です…」と答えた。

「えっ?サリーナ様が料理を?私のために?」

サリーナから食事の支度が整っていると聞いて、思わず聞き返したアレク…これまでフローレンス家の姫として、また病弱であることから掃除洗濯など家事一切はしたことがないはず…日頃の感謝と今回の我儘の礼だと言うサリーナたが、以前とは違う意味でアレクへの信頼が増したようにアレクには思え、それはアレクにとって好都合でしかない。

(裸を見せあったことも功を奏したみたいだな…これからどんな事をされるのかも知らずに…)

サリーナとともにテーブルについたアレク…「料理」と呼ぶにはあまりにも簡単なものばかりであり、その味も決して美味くはなかったが、1日中、馬車を走らせ腹ペコだったアレクは、サリーナの作った「料理」を「美味しい…」と言って平らげた。


「ごちそうさまでした…とても美味しくいただきました…サリーナ様…本当にありがとうございます…ところでサリーナ様はもうご入浴されましたか?もしまだなら今のうちにお済ませください…ここの後片付けが終わったら私も汗を流しますので…そのあと寝室のほうへ…サリーナ様には沢山のお土産がありますし…それと…色々お教えすることもありますから…」





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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/03/10 00:05:24    (IkHK8KJD)

(思ってたより時間を食っちまったな…)

アレクは馬にムチを入れ馬車を走らせていた。
レイウスへの報告を終えた後、買い物のため店をまわった。
サリーナから頼まれた物…甘味は街で有名な店で簡単に手に入れたのだが、時間がかかったのは、その他の物にだ。
下着とネグリジェはサリーナからも頼まれていたが、元よりアレクは「妻」となる女が身につけるものだと嘘をつき卑猥な物をサリーナに着させるつもりでいた。

基本白を基調にレースがふんだんにあしらわれていたり宝石がちりばめられていたりするサリーナの下着に対してアレクが選んだのは、真っ赤や黒などの原色で、カップレスブラやオープンクロッチのものであったり、ネグリジェもスケスケの物やミニのベビードールなど…男を喜ばせるためだけのものだ。
加えてサリーナを調教するための道具類…巨大な浣腸器やアナルビースなどの尻の開発に使うものから、異国の玩具類…これらは高価な物だったが、レイウスからサリーナのためと今回多めに頂戴した金で買い漁った。
まさかレイウスも娘のためにと渡した金が卑猥な下着や調教道具に使われるなどとは思ってもいないことだろう…

(道具も揃ったし…楽しみだぜ…それにアレは予想外だったな…まさかサリーナの病気が治るかもとは…)

馬車を走らせながらアレクは胸の内ポケットを握りしめた…そこにはレイウスから渡された薬が入っていた。


~~~~~~

「それほ本当てすか!?この薬でサリーナ様のご病気が治るのですか?」

レイウスへサリーナの様子を報告した時こと…
レイウスから新しい薬を渡されたのだ。その薬は東洋に古来から伝わる秘薬だそうで、レイウスが大金をはたいて手に入れたという…

100はないが、この薬てサリーナと同じ病気を患っている者が回復したというのだ。

「もしそれが本当なら…サリーナ様もきっとお喜びになられるはず…帰ったらすぐにサリーナ様にお伝えします…」

そう答えてアレクに対してレイウスは、薬のことは黙っているように命じた。
病気が治るかもしれない…そんな期待を持たせた挙げ句、万が一にも薬が効かなかったとしたら…サリーナは期待した分、より大きな絶望を味わうことになり、レイウスとしてはそれだけは避けたかったのだ。

「わかりました…では薬のことはサリーナ様には内密に…薬の効果…あることを祈ります…」

~~~~~~~

(この薬で病気が回復に向かったら…サリーナはきっと精液を飲み続けたのが良かったと思うに違いない…クククッ…)


サリーナの思わぬ申し出からはじまったことがアレクにとっていい方へいい方へと転がっていく…アレクは誰はばかることなく声を上げ笑った…




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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/03/09 20:47:42    (96i173ls)

「ふわ…ぁっ、んん…、そろそろアレクが出発する頃ですね…。」

鳥の囀りが聞こえてきた頃、ようやく空が明るくなってきた時刻に目覚め、自身の体温で暖かいベッドから這い出た。
簡単に髪に櫛を通した後、出発の準備をしているアレクの元へと向かった。

「いいえ、昨晩は色々付き合わせてしまいましたし、今日はだいぶ調子がいいようですので。」

馬車に荷物を積み込み終えたアレクに声をかけ、狼狽える彼に微笑みかける。
見送りはしたことがなかったが、長いこと抱えていた悩みを打ち明け、夫婦となった秘密を共有する相手として、更に心を開き始めていた。

「今夜のうちに…?いつもはもっとかかりますのに…、お待ちしていますが、どうか無茶はなさらないように。怪我や野盗など、くれぐれもお気をつけくださいね」

アレクのゴツゴツとした男らしい両手を握りしめ、まるで小煩い母親のように言葉を投げかける。
サリーナとしては心配からくるものだが、アレクは鬱陶しいように感じるだろう。
そうしてアレクを見送り、一人屋敷に取り残されたサリーナは戸締りをした後、一人剃刀を手にして脱衣室にいた。

「ああ…、知らなかったとはいえ、とんだ無作法を…。肌を見せることなど頭になく、処理については頭にありませんでしたね…。剃り落として、神にお許しをいただかないと…。」

アレクの虚言をしっかり信じ込み、毛の大半をハサミで切り落とし、ソープを泡立てて剃刀で剃り落としていく。
柔らかい羽毛のような毛質であり、簡単に剃り終え、すべすべの地肌が露わになった。

「アレクは今夜にも帰ってくると…。お祈りした後は、お料理に挑戦してみようかしら…。普段の礼や、我儘を聞いてもらった礼…、こんなものでは足りないかもしれませんが、少しずつでも…。」

そのまま礼拝堂に行き、お祈りを捧げる準備をしていく。
昨夜深い眠りにつけたおかげもあり、体調はだいぶ良好。
数時間かけて儀式の際の無作法を詫び、許しを乞いた。

料理など貴族や王族の妻が行うものではないが、教養としてある程度習っており、アレクへの普段の感謝を伝えるべく、キッチンへと向かった。

アレクの邪な思惑には気が付かず、当の本人は呑気なよのだった。
50
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/03/09 09:07:36    (3MTjBmeZ)

(昨夜はもう一回くらいサリーナに扱かせてやるつもりだったが…まぁ…仕方ないか…あんまり無理をするとな…)


アレクは、まだ東の空が暗いうちに起き、出かける準備をしていた。
夫婦の契と初夜の儀式…病気のサリーナには体力的にキツかったようで、アレクのもくろみは空振りに終わってしまった。
とはいえ、精液を飲むと身体にいいという嘘をあっさり信じ込み、明日からは毎日アレクの精液を飲むことになったのは予想以上の事の運びだった。

「サ、サリーナ様…こんなに朝早く…ゆっくりお休みになって頂いて構いませんのに…」

準備を終え出かけようとした時、サリーナに声をかけられた。
今までは見送りに出たことはなかったサリーナ…愛しあった末の夫婦の契を結んだ訳では無いが、サリーナなりに気を遣ったのだろう…サリーナのアレクに対する信頼は主と従者の関係以上のものになった証ともいえた。


「私か居ない間は戸締まりをちゃんとして用心してくださいね…なるべく早く帰ってきます…馬を飛ばせば今夜のうちに戻れると思います…」

これまでのアレクは、レイウスに報告に出かける際、朝早く屋敷を出て次の日の昼前に戻っていた。
今の屋敷とレイウスか視察に訪れる港街は実際のところ半日足らずの距離にあり、報告を済ませすぐに戻ればその日のうちには帰ってこられた。
たが、レイウスからサリーナのめんどうを押しつけられたと思っているアレクには、この時が唯一羽根を伸ばすチャンスだったのだ。
レイウスへのほうを済ませたあと、港街一番の娼館て何人もの娼婦をはべらせ溜まった鬱憤を晴らすのだ。もちろんそれはレイウスから預かったサリーナのための金を使って…

今回は、レイウスへの報告の後、買い物をして帰るつもりだった…港街一番の娼館の女など比較にならないほどの美女か待っているのだから…

「では…行って参ります…あっ…そうだ…」

馬に乗りかけたアレクは、何かを思い出したようにサリーナの元へ…


「実は…昨夜の夫婦の契のことで…」

アレクは少し言いにくそうにサリーナに話しかけた。

「初夜の儀式の時に気づいたというか…思い出したんてすが…サリーナ様の…その…下の…毛のことです…本来なら契を結ぶ儀式の前に処理しておかなければならなかったのてすが…急なことたってので私もうっかりしておりました…妻となる女性は下の毛を剃り落とさなければならなかったのです…アレは不浄のものとされており…てすから…私が出かけている間にでも綺麗に剃り落とし神に失礼をお詫びください…それで神はお許しくださると思いますので…では…」


サリーナに頭を下げ馬に飛び乗り走り出したアレクは、えの邪悪な笑みを満面にたたえた。

「これで帰ってきた時は、サリーナはパイパンになってるはず…あの綺麗なまんこに毛は邪魔だからな…クククッ…」



おはようございます。多分次は夜になってしまうと思うのてすが、レイウスとの場面も入れていこうかと思っています。









49
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/03/09 04:52:53    (NkRLDX9o)


「アレク、こんなことに付き合わせてしまって、申し訳ありません…。アレクがこの屋敷の付き人で本当に良かったわ…。明日は気をつけて、怪我のないよう…。」

顔や胸元に付着した精液を洗い流し、早々に脱衣室に戻って、下着とネグリジェを身につける。
アレクに手を取ってもらい、いつもよりゆっくり長い廊下を歩く。

「はぁ…、はぁ…っ、ごめんなさい…。少し疲れたみたいです…。ゴホッ…、ケホ…っ」

熱が上がってきたわけではなさそうだが、単純に疲れから体調は思わしくなく、時折アレクに支えられて休憩しながらようやく寝室にたどり着いた。

ベッドに横になると、疲労が溜まった身体がマットレスに沈み、癒やされていく。
ベッドの端に腰掛けたアレクを見上げながら、赤ちゃんの種について、あの時思ったことを口にした。

「なんというか、少し不思議な…、キツいような、クセになるような香りでした…。上の空になるような、ぼーっとして、お腹が少し熱くなるというか、初めての経験でした…。なるほど…、女性と男性の種の違いなのかもしれませんね。精液を受け入れる側の私たちは、本能に刻まれているのかも…。」

アレクがつらつらと述べる嘘の言葉、しかしそれらは説得力があり、サリーナは疑うことなく、納得してしまう。

「お母様が…?そんな話、聞いたことがありませんでした…。またお父様たちと一緒に暮らせるようになりますでしょうか…?アレクが負担でなければ、頑張ってみたいと思います。ザーメンミルク…、可愛らしい別名もあるのですね。」

先ほどから疲労で悪化した体調。全身が気怠く、咳き込んだりしており、元気な身体に対する願望はさらに強くなっている。

信頼しているアレクの言葉であり、尊敬する母が実践した…となれば、簡単に騙されてしまった。

「明日から、どうかお願いします…。それと…、その、少し申し上げづらいのですが、明日港町に行った際、下着を数着買い足して欲しいのです…。胸が、その少し窮屈になってきてしまい…。あとはネグリジェと甘味を適当に…。」

明日から毎日精飲することが決まった異常性に気が付かないまま、普段通りの会話を広げ、ゆっくりと夢の世界に引き摺り込まれていった
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