2016/04/22 03:20:00
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湯舟に浸かりながら…
『美代子、どうして気分の悪くなる事聞くんだ。帰りに佐藤、気にしていたぞ』
『だってぇ、一応、二人一緒に行ったから…』
『いいじゃないか、二人の関係は知ってるんだから、それに美代子だって、こうしているだろう』『そうだけど…なんかぁ~、自分の物が取られる嫌なの』
『あのねぇ~それって我が儘じゃないの』
『そうかも知れない…でもね』
話を聞くと、昔から美智子によく、取られていたという…
中学、高校時代は、彼氏まで取られた。
美智子は、積極的な性格であって、顔も体型も声も同じであったら、男性は、積極的な方にひかれて行ったそうだ。
『確かになぁ~』
『だから、礼ちゃんも離したくないの』
『それは、違うでしょ』『そっかぁ~一応、娘の旦那さんだもね』
『そうだよ。そして義理の母親だからね』
『母親かぁ~でもこうしていると夫婦みたいじゃない…礼ちゃん、二人でどっかで暮らそうか』
あまりにも、真剣な顔で言うので、ドキッとしたが、落ち着いて…
『そんな事、出来るわけないだろう』
『…どうしてこんなになっちゃったのかなぁ』
『美代子…』
『しょうがないか…礼ちゃん、これからも香菜共々、お願いしますね』
『香菜はわかるけど、美代子は何をお願いするんだよ』
『もう、礼ちゃんの意地悪…これでしょ』
私のチンポを握った。
『ば~か、ダメ~』
午前中、2回も射精しているので、元気が出ない…体を洗い合い、浴室を出た。
リビングで、コーヒーを飲みながら…
『礼ちゃん、約束して欲しいんだけど…』
『約束…何を』
『この先、誰と浮気しても構わないけど、美智子とだけは、しないで』
『なんだよ、それおかしいよ…』
『おかしいのは、わかってる、でも…』
『でも、なんだよ』
ちょっとイラついたが、ふと、思った。
香菜の言葉だ。香菜にとって大切な人、そうだ、それが美智子であった。そうかぁ~もし、美智子と浮気して、香菜にバレたら、香菜は…
『美代子、わかったよ』『わかってくれた。私は香菜になんて言われてもいい、でも…美智子だけは、かなが…』
言葉ならなくなり、俯いて、涙が零れ落ちている…私は、おもわず美代子を抱きしめて…
『もういい、もういいからね。美代子』
しばらく、泣いていた。
『美代子、いつまでブス顔してるんだ。早くばけないと…』
『酷~い。じゃ化けてくるから、礼ちゃんも早く着替えてきなさい。ちゃんとパンツ穿いてね』
いつもの明るさに戻り、出掛ける用意をした。
『少し早いけど、出掛けますか。旦那さま』
『そうしますか。お義母さま』
玄関に行くと紙袋が…
『そうだったわ、これがあったんだぁ』
『浩司さんからだね』
『どうせまた、センスない、エロちぃ下着よ』
ぶつぶつ言いながら、紙袋を開けている。
中から、小さな包みが3個出てきた。
包みには、美代子、香菜、礼二と私の分も…
『はい、礼ちゃんの分』『ありがとう。開けて見ていいかなぁ』
『少し時間あるから、開けてみましょ』
開けると、ネクタイとピン、カフスセットそれに封筒が、便箋には…
【礼二君、香菜を頼む。それに、美代子もな。浮気相手が、礼二君で良かったよ。ただ、香菜にはバレないように】
やっぱり感ずいていた。だから成田で、あんなことを言ったんだぁ~
やっぱり、いろんな意味で、人間が違うなぁ~と感心した。
美代子を見ると…
『やっぱりねぇ~浮気してる男は、妻へのプレゼントは下着が定番…』
『そうなんだぁ~、あっ、手紙入ってない』
『あるけど…えっ、なにこれぇ~Bカップ…ばか旦那、石塚と間違えてるんじゃない、全く…』
美代子は呆れた顔をしながら、手紙を見て私に…【美代子、今年も定番の下着だ。でも、今年最初に見せるのは、私にじゃなくて、礼二君であろう、礼二君なら、許す。でも、香菜にはバレないようにね】
『美代子、俺の方にも同じような事書いてある』『感ずいていたんだね…でも、これの間違いは、許せないょ~』
顔を合わせて、照れ笑いになり、キスを…
『そうそう、梨香ちゃんBカップだったわ。今日、持って行ってやるわ』
この一言が、嫌~な感じがしたが、美智子のマンションに向かった。
マンションは、属にいう、高層マンションで、上層階に住んでいた…
間取りは、3LDKだか、サービスルームが、リビングは、かなり広い。大きなテーブルセットと、ソファーがあっても、狭く感じない。
キッチンは、カウンターキッチンであった。
『凄いなぁ~』
『礼二さんどう、私と一緒にここで暮らさない』『美智子、冗談やめなさい。香菜が聞いたら大変よ』
『香菜と梨香さんは、買い物に行ってるから』
『だけど…美智子、わかってるでしょ』
『はいはい、でも…美代子たけずるいな』
『なにがよ』
『礼二さんの美味しいの食べて…今日食べたの』『全く…勿論よ。お口と、あそこに2回もたっぷり戴いたわよ』
勝ち誇ったようにしている美代子。
一方美智子は、悔しそうな顔をしている。
困った姉妹だ。それにもう一人、これが一番、最強かもしれない。まぁしょうがないなぁ~、そう思った時…
『ただいまぁ、あ~重かった。あっ、礼ちゃん』『まぁ~、私だって来てるのに…』
『美代子さん、早かったですね』
『あっ、お母さん…』
『なによ、とってつけたように、そうだ…香菜、お父さんから…はいっ』『わぁ~今年も…』
『梨香ちゃんにもあるのよ、後でね…』
『えっ、私にですかぁ…別にいいですょ』
『違うのよ。正直いうと、私にだけど、サイズがねぇ~』
『わかりました。ありがとうございます』
やっぱり梨香は、大人だ、惜しい事をしたと、今更ながら感じた…