二人して風呂場に行ったのでしょう。声も時折ですが
微かに聞こえるだけでした。まるで私以上にＡさんとの
夫婦感がありました。嫁に対して、こんなエスコートを
した事が私には有りませんでした。思っていてもＡさんの
ような言葉を嫁に言った事も確かに有りませんでした。
二人して風呂場に行ったのです当然でしょうが、何も
起こらないまま風呂から出てくるとは思ていませんでした。
Ａさんの声が段々と鮮明に聞こえてきました。風呂から出た
ようでした。・さっぱりしたよ。奥さんは旦那さんお体や
髪を洗ってあげてりするのか？人から髪を洗ってもらうのは
理髪店位だったけど、今日は最高に気持ちが良かったな。
奥さんに洗ってもらったって事も有るけどな。でした。
Ａさんの話から、少なくとも嫁はＡさんの体全身に触れたに
違いありません。私は嫁がＡさんの肉棒を洗っている時の
姿を想像しました。それだけで、何とも表現できない感情と
興奮をしていました。嫁も出て来たのでしょう。
・どれどれ、俺も奥さんの体ぐらいは拭いてあげるよ。
寒くないか？嫁の体を拭きながらでしょう。嫁に気づかいの
言葉も忘れないＡさんでした。そして、Ａさんの話に驚きました。
・奥さん見てごらん。おかげで、俺も奥さんと同じになったな。
初めてだが、自分で見ても新鮮な気分だな。気にいったか？
そして、ようやく嫁の声も聴けました。
・はい。私と同じですね。
私と同じと言う返事で、Ａさんも処理をしたのだと。
・少し元気になってきたぞ。ほら、どうだい？
・元気になっています。固くなっています。
間違いありません。嫁はＡさんの肉棒を手にしていると
しか思えない返事でした。

Ａさんと一緒に嫁も酒を飲み始めたようでした。
アルコールも入り嫁の気持ちも緩んでいっているのが
会話の内容からも感じ取れていました。Ａさんの口調も
あの日の夜の口調とは違っていました。嫁もそんなＡさんの
甘い囁きに酔いしれていたでしょう。普段、私が言わない
言葉を嫁に投げかけていました。
・それにしても奥さんは可愛いよ・いい香りのするよ
・この小柄な体の割には胸もそれなりにあるしね
・私には正直に自分の性癖を言ってくれたし
・今だって、こうやって家まで来てくれてるからな
Ａさんが嫁に言っている内容は暴力的でも無く、褒め言葉でした。
多分ですが、その頃には胸を触られたりしながらＡさんから
打ち明けられていたのだと思います。間違いありません。
・ここだって正直だよな。もう濡れているじゃないか
完全に触られていると確信しました。嫁は終始無言でしたが
様子からして抵抗もしていないのだろうとも感じました。
・家に戻った時、体を洗ってきたんだな？本当にいい香りがする。
・俺も一汗流して来るが一緒に来るか？
Ａさんは嫁を風呂に誘っていました。Ａさんの
・さあおいで、一緒に行こう。その言葉だけは聞き取れました。

数十分は経っていました。嫁から電話がありました。
身だしなみの準備をしてたよ。今から行くから。でした。
私は一言、分かったと返事をするだけでした。
Ａさんの家に着き当たり前の様に部屋まで入って行ったのでしょうか
玄関の戸を開ける音はしましたが、声を掛けた様子は有りませんでした。
Ａさんが・よく来たな。もしかしたら来ないかと思ったけどな。
また二人の会話が始まりました。次第に無言の瞬間も感じられました。
・あの日は少し言い過ぎた事もなるな。正直、俺は変態だと言ったと思うが
言った事全てじゃないぞ。つまり、Ｂさんの事を例えて言った部分もあるからな。
流石にＢさんの事は俺も真似が出来ないと言うか経験は無いな。
奥さんから過去の経験話を聞いて想像もしていなかった過去に驚いたな。
本当はＢさんみたいに変態でもなければ、奥さんみたいな経験は無いがいいのか？
私は、電話から聞こえてきたＡさんの話に少しは安心した気分でした。
とは言っても沙織をＡさんは自分の嫁か彼女のような感覚で喋っているようにも感じ
それが何よりの嫉妬でもありました。夫の私よりも言葉巧みに嫁から本心を聞きだし
自分の気持ちを伝えているようにも感じました。
・とは言ってもそこそこは色んな事を奥さんにしてみたい変態的な部分は
確かにあるな。ご主人とは、やった事のないプレーは最高だな。
家の庭先でご主人とやった事ないだろ？そういた事がたまらんよ。でした。
旦那さんに見られながら他人に抱かれた事も無いだろ？
・はい。そんな事は、ありえませんよ。
・そうだよな。それなら、なおさらご主人も交えての３Ｐなんて経験どころか
ありえない話だよな。そんな奥さんに興奮するな。奥さんの過去の経験や
願望を全て叶える事は俺も出来ないかもしれんが、受け入れる気持ちはあるな。
Ａさんは、嫁に告白でもしているかのように求愛の言葉をかけていました。
嫁はＡさんからの話を聞いて、・Ａさん。そこまで言ってくれてありがとう。
嬉しいです。もう少し一緒に飲んで下さい。と、嫁から飲む誘いをしていました。

・そだよな。触れていたよな。正直でよろしい。
それで、移動した店に俺が着くまでは何も無かった
訳じゃないよな。当然また触られてたんじゃないか？
・その通りです。
・Ｂさんからは誘われたりしなかたのか？どうなんだ？
・お誘いを受けました。けど、別で会いに行ってはいません。
Ａさんが、あの夜家まで読んだ時が２度目です。
・あの事が無かったらどうだ？いつかは会ってたんじゃないのか？
・もしかしたら会っていた可能性もあるかなって思います。
・俺は、Ｂさんを喜ばそうとしてたけど、抜け駆けのような事を
されていた事に腹が立ってな。Ｂさんとは縁を切ったからな。
奥さんは俺とＢさんのどちらを選ぶんだ？
・Ａさんです。Ｂさんとは、あの日以来、連絡を取っていません。
Ｂさんからも連絡はありません。
・そうだよな。俺がＢさんに問い詰めたからな。
・もしかして、下の処理もＢさんからの指示だったのか？
・はい。
・旦那さんは何も言わなかったのか？
・言って通り、レスです。それでも普通の生活はしています。
嫁は、私の事についてはＡさんに嘘の証言をしていました。
・今までも何も不審に思われたりしていないのか？
・はい。近頃、家を留守になりがちな事もあって、Ａさんに
不在中に何かあったらお願いの連絡でもしておこうかと
言っていましたから。その内、連絡があるかもしれません。
・なるほど。そんな状態なのか。もう少し飲むか？明日も居ないん
んだろ？旦那から今日はもう連絡は来ないのか？
・はい。この時間にはもう来ません。
・どうする？飲んでまた少しは気分を軽くするか？
・その前に一度、家に戻っていいですか？また必ず来ますから
・そうだな。分かった。
嫁は一旦Ａさんの家からでました。我が家に着いたのでしょう。
直ぐに電話越しで嫁から話しかけてきました。
・一度は戻ってきました。電話の話し声は聞こえました？
・聞こえたよ。Ｂさんの事も何となく分かった。
・Ａさんの家に行って飲んだりしたら、また同じ事になると
思うよ。それでもいいの？
・沙織の意思に任せる。そうするしかない。
嫁は、分かりましたと返事をし、一旦電話を切りました。

嫁から・今から行って来ます。充電は十分だと思います。
嫁からの電話でそのままＡさんの家に向かう嫁でした。
歩いている時の雑音が聞こえてきました。
・Ａさん来ました。　奥からでしょうＡさんの声もしました。
・お邪魔しますと言って中に入って行ったようでした。
・まぁーここに座れば。というＡさんの声が鮮明に聞こえました。
そして、二人の会話が始まりました。
・Ａさんやっぱり今日も飲んでましたね。
・そうだな。別にやる事も無いしな。奥さんもどうだ？
・少しだけ頂きます。
嫁はＡさんから勧められたままビールでも飲み始めたのでしょう。
話題は時間と共に前回の出来事に触れる内容となっていました。
そして嫁がＢさんの名前を出した時でした。
・ところでＢさんもあの後、何か言ってましたか？
・そうＢさんな。そのことで奥さんに聞きたい事というか
確認したいことがあるんだ。正直に答えてくれよ。
・はい。
Ａさん神妙な話しぶりで嫁に話しかけたように感じました。
その理由が分かりました。
・奥さんＢさんと連絡を取り合っていなかったか？
あの日の夜に二人の会話を聞いていて感じたんだがね。
・連絡はしていました。
・それだけなのか？夜の店でＢさんと初めて合わせた日に
何も無かったのか？正直に言ってくれないか。心配しなくても
Ｂさんには何も言わないし、もう会させたりしないから。
何か、嫁とＢさんとの事でＡさんは機嫌を悪くしているように
感じました。それは、嫁も私と同じように感じたようでした。
・あの店で会ってからＢさんとは何も無かったのか？
二人で店を移動してたよな。Ｂさんからも連絡があって俺も
後から奥さんも居る店には行ったけどな。
・ごめんなさい。Ａさんも知っているってＢさんから言われて
先に店を出て付いて行きました。
・それだけじゃないよな。あのＢさんなんだ。初めに会った店でも
少し触られていなかったか？言わなかったけど、気付いてはいたぞ。
Ａさんの質問は続きました。

嫁は私の言った通りの内容でＡさんに再度連絡をしていました。
・このままラインでの会話はどうですか？それとも会って話を
した方がいいですか？
・奥さんはどうなんだ？俺は会って話がしたいけど、どうするかは
奥さんが決めてかまわないけどな。
・私も会って話をしておきたいです。
・それなら家に戻ったらまら連絡をくれるか？
・はい。分かりました。でした。
嫁はＡさんに会う事を選びました。私も同じく家に戻ったら
連絡をしてくるように返事をしました。
・家に戻りました。Ａさんにも伝えました。Ａさんの家で会う事になります。
・もう行くのか？
・少し時間をもらいました。本当に行くよ。いいの？
・行く前に今から先にＡさんに家に行けばまた関係を持ちそう
な気がするけど大丈夫なのか？確認だけでもしてみるように伝えました。
暫くして嫁から返事がきました。
・今夜、Ａさんの家に行ってしまうと、また関係を持ってしまうかも
しれないと不安です。自信もありません。いまさらですが、
本当に家まで行くべきか悩んでいます。
・そだよな。そんな事も考えるよな。それも含めて来るか来ないかは
奥さんの判断にまかせる。そうなるかどうかも分からないだろ。
・分かりました。
その返事をする前に私へ連絡をしてきました。
・覚悟は出来てます。Ａさんの家に行こうと思います。
許してください。必ず連絡はします。
・覚悟と言うのは、Ａさんとまた関係をもつという事だよな？
Ａさんに対する覚悟なのか？そうなりたいと思う気持ちは無いのか？
・ごめんあさい。そんな気持ちもあります。そうなった時、あなたに
対しての覚悟だね。言う通りにするよ。またホテルまで
帰ろうか？このままだと本当に行ってしまうよ。
・行っておいで。そのかわりまら電話を繋いで置く事。
私は嫁の背中を押していました。

嫁から電話がかかってきました。Ａさんに連絡をしました。
今から言われた通り、Ａさんとのラインの内容を送ります。
確認したら返事をください。でした。嫁家の駐車場まで
戻っているとの事でした。電話を切った後、ラインが届きました。
・こちらから連絡をして、ごめんなさい。今、時間ありますか？
・奥さんから連絡してくるとは、どうかしたのか？
・別に理由はありません。どうしてるのかと思って。
・今日は家に居ないみたいだが、出かけているんだろ
・今日中には帰るかもしれません。けど、帰らないかもしれません。
・帰ってくればって言ったら帰って来るのか？
・それは何とも言えません。よく考えないといけません。
・何で連絡しなかったか理由は知りたいか？
Ａさんなりに連絡をしてこなかった理由と訳が有る様でした。
私の車も数日間、駐車場に停まっていない事もＡさんなら
気付いているでしょう。
・話したいことが無い訳ではないが、家に帰って来ても旦那さんが
居たら話は出来ないよな。それとも、旦那は居ないとか？
・ここ数日は、仕事の関係で長期出張で居ませんでした。
今日も居ません。なので、今は友人と会って食事をしていました。
・そう言えば確かに車を見かけていないし、そんな気配がしてたな。
どうするかは奥さんが決めてくれていいから。今夜は家に居るし
何時でもまた連絡をしてくればいい。と、言うような内容でした。
私は嫁に確認の連絡をＡさんにさせました。その会話の内容も
また嫁から送られてきました。