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2020/12/26 23:51:44 (X6E71wFQ)
私は、小田雄一郎と申します。年齢は35歳で、会社員をしています。
妻の名前は恭子、年齢は38歳。趣味と実益を兼ね週2回、フラワーアレンジメント教室をしています。子供は、11歳の娘がいます。
現在、某探偵社に恭子の身辺調査を依頼した結果、不倫をしていたことが判明し、離婚を前提に弁護士を介して協議中です。
その協議も一定の目処がたったことから、この件を報告しようと思った次第です。
長文になることを最初にお詫び申し上げます。
また、長文故に分割しての投稿になりますこともお詫び申し上げます。

探偵社に調査を依頼する切っ掛けになった出来事が昨年の初夏の頃にありました。
その日私はクライアントとの商談で市中心エリアのターミナル駅前の商業施設に来ていました。その商談を終え、次の商談の時間まで少し時間が空いたのでどこかで休憩しようとしていました。
遊歩道を歩いていると、前方を白のタイトミニにレッドソールが特徴の某ブランドピンヒールパンプスを履いた派手なファッションの女が歩いていました。
バックスタイルは、正にイイ女といった感じでした。
女の歩き方がゆっくりしたものだったこともあり、接近したところ生足であることもわかりました。
どんな顔をしてるのか?と思った時、女が交差点で道路の反対側に渡るために信号待ちで横向きなったのです。
私は驚愕しました。その女が、恭子によく似ていたからです。でも、恭子のはずはないと思いなおしました。
それは、メイクも普段と全く違っていましたし、ファッションもその様な派手なタイトミニ姿など見たこともなかったからです。
信号が青になり、女が歩道を渡ろうとした時、スマホの着信音が鳴りました。女はすぐにスマホをバックから出してTELにでました。
幸いなことに通話に気を取られているのか女は私に気づいてないようだったので、歩きながらの話に聞き耳をたてると「おやつを用意してあるから、それを食べるように」とか「早く帰るようにするから」など子供からのようでした。
女に興味のあった私は後を付けることにしたのでした。
そうこうしているうちに、とあるガラス張りの商業施設に女は入り、長いエスカレーターで吹き抜けを上階に上がっていきました。
生足なので下からタイトミニの中が見えるのではないかと思うくらいの短さで目のやり場に困りました。
女が入ったのは、オープンスペースになっている洒落たカフェでした。
待ち合わせていたのも同年代のアラフォーと思われる3人の派手なファッションの女たちでした。
そのひとりが入って来た女を見つけた時に「恭子さん」と手を振りながら言ったのが聞こえました。
他人の空似だと思った女は、妻の恭子だったのです。
遠くから様子を伺っていると、単なる女子のお茶会のように見えるのですが、恭子を含め、どの女もスマホを気にしている素振りをしているが気になりました。
恭子にLINEをすると差しさわりのない返事が返ってきました。TELしてみると、女たちに一言断りしたあと、恭子は席を離れWCの方へ行き、そこから折り返してきたようでした。
「どこにいるのか」尋ねると「自宅マンション近くのスーパーで買い物をしている」と言いました。
なぜ嘘を言うのか?と思いましたが、言わずにいました。
派手なファッションをした女を妻と気づかずスケベ心で後をつけたことに後ろめたさがあったからでした。
30分ほどして、もう一人アラフォー女が合流したところで店を出ました。
そして、店を出た後、近くの大型カラオケ店へ入店したところで私はタイムアップの時間になってしまいました。
次のクライアントとのアポの時間になったためです。
その後、正す切っ掛けになればと恭子が着ていた派手なタイトミニなどの衣類を恭子の目を盗み、探しましたが発見することができませんでした。

この後、胸のモヤモヤはありましたが、表面上は円満な夫婦関係が続いていました。
それが、昨年の盛夏に変わることになった出来事が起きました。それは、同僚の奥様が不倫していたことが判明したという社内の噂でした。
噂によると、1年くらい前から奥様の外出が増え、それにともないファッションも派手になり、夫婦間の性交渉も拒否されるようになったというのです。
私は、これを聞いた時、まったく状況が同じなのに不安を感じたのでした。
一度だけとはいえ、恭子の派手なファッション姿を目撃していますし、あの後に外出していることが多くなったような気がしていましたし、どちらかと言えば恭子の方が積極的だった性交渉も私から要求すると「疲れているから」と拒否されることが多くなったためです。
そこで、私は恭子がフラワーアレンジメント教室をしている日に有給休暇を取得し、徹底的に例の物を探してやろうと思ったでした。
結果は、1度目はフラワーアレンジメント教室が午後の3時間しかないためタイムアップで発見できませんでした。
しかし、2度目に前回以外の場所ということで探したところ、WICの最奥コーナーに娘の衣類を保管しているかのように偽装してあったことを発見したのでした。
そこで、それまで開けることなど1回もなかった恭子のランジェリーが入っている引き出しを開けたのでした。
いつも着けているであろう物と別の箱がありました。箱を開けて見ると、ゴージャスな男の目を意識したランジェリーが多数入っていました。
Tバックは勿論、ブラ・ガーターベルトとセットのGストリングと言われる1本の紐の様なバックスタイルの物やブラとは名ばかりの乳房が隠れないカップレスのブラもありました。
私はこの様なランジェリーを着けた恭子を見たことはありません。
このことで他に男がいると確信した私は探偵社に恭子の調査を依頼することにしたのでした。

某日、私は通勤途中にある駅前繁華街にある某探偵社に面談に行きました。
探偵A「今日は、どのような御相談でしょうか?」
私「実は最近妻の様子がおかしいと言いますか、浮気をしてるんじゃないかと思いまして」
探偵A「ああ、なるほど・・・」
そこで、前述した通りのプロフィールや自宅マンションのことや前述した恭子の行動・不審に感じていることを聞かれました。
ここで自宅マンションが重要な場所になるので説明しておきます。
全48世帯、オートロック、宅配BOX、共有スペース完備の極々一般的な分譲型マンションです。
探偵「奥さんは何かお仕事されてます?」
私「週2回、共有スペースを使ってフラワーアレンジメント教室してます」
探偵「夜の方はどうです?奥さんと?」
私「以前は結構、妻の方がせがんできてたんですが最近まったくせがんできませんし、どこかでひょっとしたらと思いまして」
探偵「そこが前と変わったということですね」
私「そういうことですね」
決定的な証拠はないので予断を持つことはいけないが恭子の様子から身辺調査をしてみることもいいのではないかということになったのでした。

続く






 
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88
2021/01/07 20:40:15    (eLQtQ72c)
凄い執念ですね!
ここまでやられてるとなると探偵費用は500万~1000万位でしょうか?
87
投稿者:小田雄一郎(仮名) ◆65Wn73hzrA
2021/01/06 22:54:56    (0neZZAgm)
某日、探偵事務所で私は探偵Aと面談していました。
探偵A「また一つ奥さんの行動に不審な点が見受けられるんです」
こう言いAは説明をはじめたのでした。

某日より数日前(探偵Aの回想)
探偵事務所では、恭子の身辺調査の撮影映像を再チェックしていました。撮影した映像に何か先日の外資系超高級ホテルの件を解くカギがないかと思ったからです。
探偵B「やっぱりね、やっぱり」
探偵C「どうしたんだ?」
探偵B「当該人なんですけど、宅配BOXを頻繁にチェックするんですよね」
探偵C「当該人、(米国巨大通販会社名)よく使ってるみたいだからじゃない」
探偵B「それだけじゃないような気がするんですけど」

探偵B,Cが再チェックした映像
○月○日 調査○日目
午後0時 当該人 マンション自室より出る
午後0時1分 当該人 マンションエントランス内宅配BOX確認

探偵B「出て来た」
探偵C「宅配BOXだよな、ん~荷物ないもんな~」
探偵B「でしょう」

○月○日 調査○日目
午後2時20分 当該人 マンション自室より出る
午後2時21分 当該人 マンションエントランス内宅配BOX確認
探偵B「これも宅配BOX開けて見てる」
探偵C「だね、荷物は・・ないけどな」
探偵B「何か手に持ってるような」
探偵C「あ~持ってるかな、持ってる、持ってる」

○月○日 調査○○日目
午後0時30分 当該人 マンション自室より出る
午後0時31分 当該人 マンションエントランス内宅配BOX確認
探偵B「何か取ったように見えるんだけどな~」
探偵C「「手元を良く見ればメモっぽいの持ってるみたい」
探偵B「でしょ、メモ持ってるでしょう」

そういうことで、探偵Bは、恭子の不審な行動を発見したのでした。
探偵A曰く、数年前に別の支社で実際に宅配BOXでやり取りしたマンション内不倫事案があったとのことでした。
今のところ恭子がマンション内で不倫しているような兆候は見られないが、宅配BOXを使って誰かと連絡を取り合っていることは間違いないとのことでした。
私が住んでいたマンションの宅配BOXは、居住者が暗証番号を自由に設定できるものでした。相手に暗証番号を知らせておけば、密かにメッセージのやり取りが出来ます。
そのため、誰と何のためにしているのかを探るため、エントランスを定点撮影した映像の再チェックを更にしているというのがこの日の説明でした。
それと並行して、現在調査中の現場でも、エントランス内宅配BOX利用者に注目しているとのことでした。

続く

86
投稿者:トシ
2021/01/06 16:44:34    (HTg1o5tP)
毎回楽しみ(失礼!)に読ませて頂いてます。
リアルはやはり臨場感が凄いですね!
作り物のドラマより何倍も面白い(失礼!)です。
時系列、了解してますので、大人しく待つてます。
85
投稿者:小田雄一郎(仮名) ◆65Wn73hzrA
2021/01/05 23:54:09    (9kzyT0ui)
レスありがとうございます。
以前にも言ってますが、時系列で報告しています。
ですので、F君活躍の恭子とツーブロックヘアーの不倫隠蔽工作粉砕は、まだ少し先になります。

恭子がツーブロックヘアーと定番デートスポットエリアで密会デートをした後
フラワーアレンジメント教室へ花を届ける店員が変わりました。4人組メンバーの花屋店員とは別の店員になったのです。
ただ、その店員は、教室終了後に来るということはありませんでした。
花屋店員は女子会後のカラオケ、飲み会には参加していますし、恭子とも今まで通りの様ですので、理由がわかりません。
ツーブロックヘアーとも女子会後のカラオケ、飲み会以外で接触することはありませんでした。
恭子と男女関係があるかどうか不明のグーパンチ男とロン毛も同様でした。

この時期の調査報告は、堅実に家事をし、その合間に趣味と実益を兼ねたフラワーアレンジメント教室の講師をする貞淑な妻でしかありませんでした。

ただ恭子のある行動が身辺調査をしていた探偵Bの目に留まったのでした。
それは、日常の本当によくある行動でしかないので、それに違和感、疑問を感じるところは、さすが探偵というべきだと思いました。

続く







84
投稿者:しん
2021/01/05 18:22:35    (KEzb9ZOs)
お疲れ様です。不謹慎ですが続きを楽しみにしています。
83
投稿者:ばぶ
2021/01/05 05:24:57    (e9ufC.GV)
おはようございます。

ドキドキですね!

続き待ってます!

82
投稿者:小田雄一郎(仮名) ◆65Wn73hzrA
2021/01/05 00:00:25    (9kzyT0ui)
恭子とツーブロックヘアーが乗ったタクシーが外資系超高級ホテルのエントランスへ入って行きます。
それに続いて探偵たちの乗ったタクシーも入ろうとします。
探偵H「ゆっくり行って下さい」
Hがタクシー運転手に指示します。
入って来る探偵たちのタクシーを見つけ、ドアマンが誘導します。
エントランスに着くと後部ドアをタクシー運転手が開けようとします。
探偵H「まだ、開けなくていいです。料金Bさん支払ってて」
恭子とツーブロックヘアーもドアマンに迎えられていました。
ドアマンとツーブロックヘアーが談笑しています。そのあと恭子の方を向き、満面の笑みで挨拶をしていました。
どうやら、恭子たちと距離を置きたいみたいでした。
それから、ドアマンが開いたエントランスの自動ドアが閉まらないように手で押さえている中、ホテルロビーへ入って行きました。
探偵H「降ります。開けて下さい」
タクシー運転手に言うと同時にドアマンがタクシーの後部ドアを開け、来館の感謝の挨拶をしてきました。
恭子とツーブロックヘアーは、ドアマンから引き継いだベルパーソンの案内を受けているようでした。
ベルパーソンは、恭子とツーブロックヘアーをフロントではなく、エレベーターホールの方へ誘導していく様子でした。
探偵たちもドアマンからベルパーソンに引き継がれ、ホテル館内へ案内されようとしていました。
ベル「御宿泊の御客様でしょうか?」
探偵H「いえ、食事なんですが」
ベル「ありがとうございます。ご利用されるレストランは、どちらでしょうか?」
探偵H「場所もわかっていますんで、大丈夫です」
ベル「左様でございましたか、それは失礼いたしました」
幸い恭子の歩みが遅いので、探偵たちは追いつけそうでした。
しかし、探偵HとBは、エレベーターホールへ早歩きみたいでした。
探偵たちが来るのを見たベルパーソンがエレベーターを開けたままにしてくれた様でした。
ベル「どちらまで?」
探偵B「◎◎階です」
ベル「◎◎階ですね」
その階は、すでに押されていました。
Bは、その階が押されていることを見て言ったのだとわかりました。
そこは、ホテルの高層階にあるイタリアンレストランでした。
しかし、フロントへ行かないのを見て食事だと見抜いたり、行く階を素早く情報を収集して特定したり、凄いと思いました。

午後6時15分 当該人(外資系超高級ホテル名)内イタリアンレストラン 男性1名と入店
超高級ホテルのイタリアンなので、ドレスコードがありそうなのですが、このホテルには、フレンチもあり、そちらがフォーマルなのでドレスコードありみたいでした。
ツーブロックヘアーがハーフパンツで入店してる時点でドレスコードなしでしょう。
窓際の席でイタリアンのディナーコースを食べる恭子とツーブロックヘアーの映像
ワインもボトルで注文されてました。
夕景から夜景に変わっていく眺望も素晴らしく恭子も終始にこやかで楽しそうでした。
まぁ~こういう類の店に連れて来られて喜ばない女はいないと思いますが・・・
ちなみに探偵たちの食事は経費的に無理だったのか映像で見る限りパスタのみでした。

食事中に探偵IとJも外資系超高級ホテルに到着したみたいでした。

午後7時30分 当該人(外資系超高級ホテル名)内イタリアンレストラン 男性1名と退店
恭子がツーブロックヘアーイタリアンレストランを出てエレベーターに乗る映像
探偵H「当該人と男エレベーターで下に降りたからよろしく」
探偵I「了解、ロビーにて待機中」
探偵H「Bさんと車に戻ったら、Jさん行ってもらうから」
探偵I「了解」

以上 探偵Bの撮影映像

以下 探偵Iの撮影映像
午後7時40 当該人(外資系超高級ホテル名)男性1名と分室チェックイン
エレベーターホールから恭子とツーブロックヘアーがロビーへ歩いて来ます。
探偵I「当該人、男とロビーで確認」
探偵H「了解、僕たちもエレベーターで降りてる途中です」
探偵I「了解」
恭子とツーブロックヘアーは、フロントに行きます。フロントでチェックインをしている様でした。
探偵I「当該人フロントにてチェックイン中」
探偵H「了解、こちらも確認」
HとBもロビーへ降りて来ましたが、Iを横切ります。
恭子とツーブロックヘアーが、フロントでキーを受け取り、再びエレベーターホールへ歩いて行きます。
Iが後に続き、エレベーターホールへ行きました。
ツーブロックヘアーは恭子と離れて立っていました。
エレベーター来て、乗り込みます。
ツーブロックヘアーが行先階を押します。
Iは、その1階上を押しました。
エレベーター内でも、ツーブロックヘアーと恭子は離れたままでした。
エレベーターが行先階に着き、恭子とツーブロックヘアーが降りて行きます。
Iは、エレベータードアが閉まらないようにして恭子とツーブロックヘアーが廊下を歩いて行く姿を確認しています。
依然、ツーブロックヘアーと恭子は離れて歩いていました。
チェックインした部屋の前に着いたのかツーブロックヘアーがカードキーをドアノブにタッチします。
ドアを開け、部屋にはいりました。
しかし、恭子はそれを見届けると、隣りの部屋の前に立つとカードキーをタッチして部屋に入りました。
Iは、エレベーターから廊下に出て、恭子とツーブロックヘアーが入室したルームナンバーを確かめました。
それぞれに別のルームナンバーの表示がされてました。
探偵I「当該人、男ともに入室確認するも別々の部屋に入室」
探偵H「えっ!・・・・・別々の部屋?本当に、確かめた?」
探偵I「ルームナンバー確認済、別ナンバーです」
探偵H「了解」
探偵I「どちらかが部屋を移動するかもしれないので、しばらく張り込みます」
探偵H「了解、Jさんに行ってもらうから」
探偵I「了解」
探偵H「ただし、ここのホテル、セキュリティー厳しいから交代でして、気をつけてね」
探偵I「了解」
30分後
探偵J「これ以上の張り込みはセキュリーチェック受けそうです」
探偵H「了解、撤収せよ」
探偵J「了解、撤収します」
更に30分後
探偵I「移動未だ確認できず」
探偵H「リミットだな、撤収」
探偵I「了解」

午後9時30分 当該人(外資系超高級ホテル名)チェックアウト
恭子だけがチェックアウトしています。
午後10時25分 当該人 自宅マンション帰宅
その後、タクシーに乗車し、帰宅しました。

今回の尾行調査では、恭子とツーブロックヘアーがホテルの部屋へ入室するツーショットを映せませんでした。
その理由は、またまたイケメン探偵F君の活躍によって後日解明されることになるのです。
そして、それは恭子の不倫を裏付ける決定的な証拠を得ることによって判ることだったのです。

続く
81
投稿者:小田雄一郎(仮名) ◆65Wn73hzrA
2021/01/04 18:26:40    (4HGjqLQ5)
恭子とツーブロックヘアーが乗ったタクシー追跡中の映像
タクシー後部座席の左にツーブロックヘアー、右に恭子が座っている。ヘアースタイルで判別する以外は何もわからない映像です。
探偵H「Iさん、読み違いで常設展だけで出ちゃったのよ。タクシー乗るなら、そっちと思ったんだけど、たまたま客が乗って来たのが降ろした直後で、それに当該人たちが乗っちゃったんだよね」
探偵I「特別展示は別棟だから出口こちらですからね」
探偵H「そうそう。だから、悪いんですけど、位置情報頼りにJさんと車で、僕を追って来て欲しいんですけど」
探偵I「了解」
探偵たちは、お互いのスマホの位置情報を共有しているみたいでした。
探偵B「飯ですかね?」
探偵H「飯なら、あそこにもあったじゃん」
探偵B「そうですね」
探偵H「ラブホでもなそうなんだよな」
探偵B「そうですよね。ここらのラブホならあっちなんで縦移動ですもんね」
探偵H「横方向に移動してるからさ、待ち合わせた駅に向かってる気もしないではないんだけど」
探偵B「入れたまま?別れる」
探偵H「何を?・・・ああ・・当該人ね、駅で外す?」
探偵B「ああ、そうですね」
探偵H「ん~?、直進したよ。(ターミナル駅名)行くなら左折でしょうが、どこに行くのかわからん」
恭子の行動に・・・というよりツーブロックヘアーの行動だと思いますが探偵は惑わされていました。

午後6時5分 当該人(外資系超高級ホテル名)男性1名と入館
そして、恭子とツーブロックヘアーが乗ったタクシーは、外観が特徴的なシルエットをした外資系超高級ホテルへ入って行ったのでした。
探偵B「すげー・・・ここですか・・・ここで〇△■×▽◇◎□◆」
探偵H「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
探偵たちも開いた口が塞がらないくらいに驚いていましたが、私もまったく凄すぎて同様でした。
ちなみにBが言った伏字部分は、声が小さくて聞き取れなかった部分です。何となく、女とやっちゃいますか、女を食っちゃいますか、と言った様な言わなかった様な感じでした。

続く


80
投稿者:小田雄一郎(仮名) ◆65Wn73hzrA
2021/01/04 16:40:39    (4HGjqLQ5)
午後4時35分 当該人(有名アトラクション施設名)男性1名と退場
ツーブロックヘアーのリモコンバイブプレーは、これで終わりではありませんでした。
(有名アトラクション施設名)を出た後も(歴史的建造物名)方向の遊歩道を歩きながらプレーを続けているようでした。
恭子はツーブロックヘアーの腕に自分の腕を絡め、身体をツーブロックヘアーに預ける様にしながら歩いていました。
探偵B「撮影続けていていいんでしょうか?」
探偵H「尾行記録だから、仕方ないだろう」
探偵B「それはそうですけど・・・Jさんが限界みたいなんですが・・・」
探偵H「Jさん、もう無理か?」
探偵J「いいえ、大丈夫です!まだ、やれます」
探偵H「わかった。でも、無理するな。Iさん交代して」
探偵J「了解」
探偵I「Iです。合流ポイントは、どこにします?」
探偵H「当該人たちが行くのは、(歴史的建造物名)だろうから、そこで」
探偵I「了解」

午後4時55分 当該人(歴史的建造物名)男性1名と入館
恭子たちが(歴史的建造物名)に入って行く映像
夏季期間の開館延長期間だったので、この時刻でも入館できたみたいでした。
まだまだ残暑が厳しい時期なので、入館すると涼しく感じるようでした。
まだ、交代前のようでカップル偽装のBとJが、恭子たちに続いて入館した時に、恭子がそう言った声をカメラのマイクが録っていました。
ツーブロックヘアーも飽きたのかリモコンバイブの操作をしてなかったようでした。
しかし、室内で展示物のある所での尾行は、特有の難しさがある様でした。
展示物を鑑賞したり、説明文や資料を読んだりするために立ち止まることが多くあるので、尾行間隔が取りにくいみたいでした。
更に、ここの場合、入館料のみの常設エリアとは、別の特別料金を支払う特別展示エリアでは、出口が違うことも尾行を難しくする要因になっているようでした。
探偵B「ここ前に来ましたけど、距離感が難しいんでいやだなぁ~」
探偵H「室内戦だな」
探偵I「現場到着、どこですか?」
入館後にIは到着したようでした。
探偵H「入館しちゃったんで、車だよね?だったらタクシーが客待ちしてる所あるでしょ.そこで待機して下さい」
探偵I「◎〇側の別棟の横手ロータリーですか?」
探偵H「そうです」
探偵I「了解」

展示物を鑑賞したり、説明VTRを見たりする恭子たちの映像
恭子はツーブロックヘアーに密着し続けていました。
しかし、操作しなくなったかに思えたリモコンバイブですが、時折、恭子が唇を軽く噛みしめたり、吐息を吐く仕草をしていることから先ほど程の強い刺激ではないようですが、ツーブロックヘアーはリモコンバイブを操作しているようでした。

午後5時40分 当該人(歴史的建造物名)男性1名と退館
恭子たちは、常設エリアを見て回ると、特別展示エリアへは行かずに出て行きました。
探偵H「特別展示見ないのか?」
探偵J「夏季期間の目玉って、特別展なのに?」
探偵H「今のうちにJさんは、Iさんと交代して下さい」
探偵J「了解」
探偵I「了解」
恭子たちの後を尾行する映像
探偵B「次どこに行くんでしょうね」
探偵H「それにしても思うんだけど、他人のデートに付き合ってる僕たちって何なのって感じ」
探偵B「確かに、僕なんかJさんと偽装カップルしてたじゃないですか、どこに行くか決定権のないデートですよ」
探偵H「まぁな、イチャイチャされてな。でも仕事だ」
探偵B「イチャイチャって、あれは前戯、もう前戯ですよ」
探偵H「もうそう言うか?所長も見るぜ、これ、所長に調査中にって言われるぜ」
探偵B「言います、言っちゃいます。あいつら2時間以上前からSEX始めてます」
そんなことを言いながら、恭子たちを尾行していると、ちょうど客を降ろすためにタクシーが停車しました。
ツーブロックヘアーが恭子の腕を解き、ひとりで先にタクシーへ寄って行きます。
探偵H「まずい、タクシー乗りそう、タクシー」
探偵B「大丈夫、大丈夫、後ろタクシー来てる、来てる」
探偵H「じゃ~タクシー停めちゃって」
探偵B「イイですか?停めちゃって」
しかし、ツーブロックヘアーが振り返り恭子を見ました。
探偵H「待った、ちょっと待って」
探偵B「ダメ、ダメなの?どっち」
ツーブロックヘアーの行動に混乱しているようでした。
やがてツーブロックヘアーがタクシー運転手に声掛けをして後部ドアが開きました。
探偵H「いい、いい、乗りそうだから、停めて乗って」
探偵B「タクシー停めていいのね」
探偵H「いい停めて」
探偵B「了解」
午後5時45分 当該人 男性1名とタクシー乗車
タクシーに乗車する恭子とツーブロックヘアーの映像
恭子がゆっくりとタクシーまで歩いて近づき乗った後、ツーブロックヘアーが乗り込みました。
探偵たちも後続のタクシーを停め乗車しました。
運転手「どちらまで?」
探偵H「前のタクシー追いかけてください」
運転手「はぁ~?」
探偵H「今、発進した前のタクシー、黒い奴追いかけてください」
運転手「前の黒のタクシーの後についていけばいいんですね」
探偵H「そうです。お願いします」
運転手「わかりました。ありがとうございます。で、どちら辺りですか?」
探偵H「あの~我々、実は調査会社の者でして、ある調査中で尾行してるんです。なので、行先はわからないんですよ。料金はお支払いしますんで、追いかけてもらえませんか」
運転手「そうなんですか。わかりました」

こうして恭子とツーブロックヘアーが乗ったタクシーの追跡が始まりました。
後で聞いたのですが、探偵であることを明かした方が協力をして貰いやすいケースがあるそうです。

続く



79
投稿者:ばぶ
2021/01/04 13:21:41    (FzIXLvKP)
こんにちは。

どんどん引き込まれてしまいますね。
それにしても、ツーブロックと奥さん、
変態プレー楽しんでますね。

不謹慎ですが、興奮してます。

続き楽しみにしています。


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