何でこんなところにSDカードが1枚だけ。しかも私にその存在をアピールするかのように……
後から振り返ると、この時私はこのように思っていたかもしれません。ですが、瞬時に村瀬だと悟りました。
挑戦的なようではありますが、ただの挑発だということもすぐに分かりました。私に選択肢などはない。見せつけられても辛いですが、私の知らない場所で私の知らない妻を他人に見せることが、苦痛以外の何者でもありませんでした。


動画は、最初は真っ暗で何も見えませんでした。ただゴソゴソという物音だけです。
やがてドアが開く音がすると、真っ暗な画面のまま会話が始まりました。
「言う通りにしましたか？ちゃんと上手くいってはいるようですが…万が一の時に困るのは奥さんですよ」
「はい…言う通りにして夫は熟睡してますから…怖いこと言わないで。でも、あんな睡眠薬、どうやって手に入れたんですか？」

栄一さんも今の奥様を徐々に受け入れつつある様子が伺えます。
自分のペニスの大きさテクニックでは、到底今の奥様を見ることが出来ないのですから。
それを他人の手によって開発されていく様を今度は奥様本人から動画を見せられることになろうとは…
それは村瀬からの奥様に対する指示なのでしょうが、狙いとしては栄一さんの性癖を最大限引き出そうと考えているかもしれませんね。
そうでなければ、栄一さんに対する奥様の愛以外のなにものでもない。
只、奥様の栄一さんに対する愛情までは奪われていない様で安心しました。
それよりも二人の関係が幸せなものに成りつつあるようにも見えます。

「また大きくなってるの?」
妻の声にハッとすると、妻は再び勃起した私の逸物に指を這わせました。1日のうちに2度も痛い程勃起したのは数年ぶりです。
「紀子がとても綺麗だったから、つい…な」
「栄一さん……目の前にいる私じゃなくて……画面の向こうで他人棒に寝取られてる私を見て………男の人って結局は幻想に生きるのね…でもいいの………」
妻は動画を巻き戻し、獣のように悶えながら橘にしがみつく自分の姿を再生すると、再び優しく私の逸物を扱いてくれました。妻の手は温かく、私はまたも簡単に果てました。

暫く二人で会話もなく、ソファーに座っていましたが、妻がキッチンへ離れ、コーヒーを入れてきてくれました。
沈黙に耐えきれなかったのかもしれません。
私も激しい感情と緊張、興奮が一度に溢れたせいもあり、急に激しい疲労感に襲われました。

妻が煎れてくれたコーヒーを無言で飲み干すと、コーヒーカップを洗いにキッチンへ戻った妻を待たず、深い眠りへと落ちてしまいました。


次の日は休日で、目が覚めたのは昼過ぎでした。
ソファーで眠ってしまった私には毛布がかけられていました。目の前のテーブルには妻の書き置きがありました。
『予約していた美容室に行ってきます』
その書き置きの隣には、また色違いのSDカードが置かれていたのです。

初めてコメします。

栄一さんが今はすこし落ち着いているみたいなことをおっしゃっていますが

紀子さんが快楽という熱病から平静を取り戻して

寝取られは継続してたとしてもまた栄一さんと両穴で

セックスできるようになっていることを願うばかりです。

ありがちな小説みたいに

ダンナとは拒否とか村瀬は生なのに栄一さんはゴム本番もしくは

手コキのみとかだったらあまりにも哀しすぎます。