2026/10/23 18:35:02
(/JdaILRZ)
麗奈を引き渡し、借金が帳消しになってから三ヶ月。
あの日渡されたアタッシュケースに入っていた一千万円の札束は、ただ手元に眠っていたわけではなかった。
はじめの数週間こそ、触るのも恐ろしい汚らわしい金として怯えていた裕二だったが、取り立ての来ない静寂に毒されるにつれ、胸の奥で黒い欲望が持ち上がってきた。
(このまま置いておいて何になる? これを元手に増やせば、俺は本当の意味でやり直せるんじゃないか――)
一度タガが外れると、過去の惨状など綺麗に忘れ去るのがギャンブル中毒者の性だった。
札束を銀行口座へと叩き込み、手を出したのは高リスクなネット証券の短期取引や仮想通貨のレバレッジ取引、そして雑居ビルの奥で人知れず開かれている裏カジノだった。
負けが込めば一瞬で破滅する恐怖に冷や汗を流しながらも、バカラのテーブルでカードをめくり、画面上の数字が増えるたびに脳内に強烈な快楽物質が駆け巡る。不気味なほどツキが回り、金はポンポンと跳ね上がっていった。
気づけば、銀行アプリの画面に表示された預金残高は、元手の1,000万を遥かに超えて2,000万円に達していた。
「はは.見たかよ。俺は負けてない。俺の選択は正しかったんだ。」
深夜、一人でウイスキーを煽りながら、スマホの画面に並ぶ2,000万という数字を眺めて裕二は暗い笑いを漏らした。
妻を差し出したという最低の罪悪感すらも、膨らんだ口座残高という圧倒的な現実で塗りつぶそうとしていた。この金があれば何だってできる。麗奈がいなくなった空白も、自分を正当化するための言い訳も、すべてこの数字が担保してくれているはずだった。
ブーッ、ブーッ。
静まり返った部屋のローテーブルの上で、スマートフォンが短い振動とともに地鳴りのようなバイブレーションを響かせた。
画面が明るく発光し、暗闇の中に一通の通知が浮かび上がる。
グラスを傾けていた裕二の手がぴたりと止まった。
画面に表示された知らない名前を見て、なんか不信感が湧いた。
『差出人:久遠』
『件名:【ご案内】斎藤麗奈に関する経過報告および地下アトリエへのご招待』
「久遠……? 誰だ……」
見たことも聞いたこともない名前だった。あの恐ろしい借金取りの男たちの上に君臨する黒幕なのか、あるいは麗奈を買い取ったという謎の男なのか。顔も姿も知らない存在からの突然の接触に、脳内で鳴り響いていた全能感が一瞬で引き潮のように引いていく。
画面上の2,000万円という数字を見つめて浮かれていたはずの身体が、正体不明の不気味さに固まった。
震える指で届いたメールを開く。
当方にて引き取りました「麗奈」の調教および躾の経過につきまして、予定通り極めて順調に進んでいることをここにご報告申し上げます。
当初見受けられた無意味なプライドや抵抗も完全に払拭され、現在では自身の立場と役割を深く理解し、当方の所有物として従順に美しく佇む姿勢が定着いたしました。
「くっ……」
息が詰まる。会ったこともない「久遠」という男の、あまりに冷徹で尊大な文面。口座の数字がどれほど膨らもうと、自分が犯した「妻を売った」という事実は何一つ変わっていなかったと思い知らされる。
いくら金を積もうが、裏カジノで勝ちを重ねようが、見えざる巨大な存在の前では、2,000万などただのあぶく銭だった。
スクロールした先には、日時の指定が記されていた。
ーーーー
久遠の股間では、麗奈が跪いていた。
鼻輪に通された太いゴムバンドが、久遠の腰に固定されたベルトへと繋げられている。
ゴムは強い張力で麗奈の顔を引き寄せて、咥えた肉棒を喉奥へと飲み込ませる。
耐えられない嘔吐反射でえづき、吐き出すように顔を後ろに引くと鼻輪が痛み、再び喉に肉棒を咥える。
「……んっ……っ……」
声にならない声が、喉の奥でくぐもる。自分の意思など、もはや関係なかった。ゴムの張力に抗えず、喉奥を肉棒で擦られ、唾液と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、久遠の股間でただの道具として扱われ続けていた。
「麗奈…最初の約束とおり、お前の旦那を呼んだぞ、久しぶりに会えて嬉しいか?」
メールは、もう送られていた。
久遠はソファの肘掛けに置き、ゆっくりと麗奈の頭に手を添える。指先が、汗ばんだ髪を撫でた。久遠の呼びかけに答えることもできない麗奈だったが。
「もっと、喉を締めて、舌を動かさないと終わらないぞ。」
酸欠で朦朧とした頭でも、久遠の指示に合わせて舌の動きが変わった…
「そうだ…いいぞ…」と心地よい麗奈の口を楽しむ久遠だった。
【窒息イラマ好きでしたよね。裕二の様子と合わせて呼び出しメールを書いてみました。
裕二のイメージはどうですか?合ってますか?】