2025/08/23 09:52:59
(k2vZ/uMe)
「ほぉ…。やっぱりか…。」
気ままなものだ。
下着を返した女が何を思うかなど、想像はできても確信は持てない。
嫌悪感に苛まれ、勢いのまま破棄するかもしれない。
あるいは悪質だと判断し、警察に通報する可能性も。
しかし男は並々ならぬ予感をもって、女の部屋の灯りを眺め続けた。
あの時、と同じ雰囲気を感じたから…。
案の定、時刻が0時を過ぎ、周囲には完全に人の気配もなくなった頃。
ゆっくりとカーテンのかかったベランダの窓が開く。
出てきたのは当然女…。
「そんな面をしていたのか…。
思った以上に良い女じゃないか…、歳は…20代…後半くらいか…?
スタイルも悪くない…。」
答え合わせ…のような時間もまた男の楽しみの一つ。
女の顔を知って盗撮、盗難に走るのは一般的な泥棒のそれ。
しかし男は違う。
先ずは獲物。
そしてその獲物の持ち主を後から知ることで、当たり外れさえも楽しむ、さらに卑劣で変態的な欲求の持ち主だった。
(今回は特に当たりか…。
あの時以来の久しぶりのあたり…。
さすがに40も50も過ぎたばばぁの下着だったらもう願い下げだったが…。
これなら話は変わる…。
それに…。)
「おかわりをください…ってことなんだろ…?くひ…。」
どろどろに精液に塗れた下着を強引に押し返してなお、下着を含めた洗濯物をベランダに干す様子が見受けられたことで、男の想像は確信に変わる。
「いいぜ…そんなにご希望なら…。
面のいい女も…、中身はただの変態だったってことが分かったんだから…。
楽しむ以外ねぇよなぁ…。」
部屋の明かりが消えてしばらく待つ。
さすがに早々に忍び込むような真似はしない。
とはいえ、慣れた足取りで向かうその様子に気づけという方が難しいかもしれない。
無音を決め込む所業。
幸か不幸か、ベランダに設置されている室外機の音は大きく、より作業の難易度を下げてくれる。
「…。」
すっとベランダに降り立つと、ちらっとカーテン越しの室内に目をやる。
そして遠めに見えた女の顔、身体つきを思い返せば、ぐっと股間が熱くなり、首を持ち上げた…。
(いいぜぇ…、この緊張感…。雌との遭遇の予感程興奮することはない。)
そう思い立った男は、すっと下着に手を伸ばして一枚抜き取る。
(どうせなら全種類コンプリートしてやる…。
持ってる下着…、いろいろ紹介してくれよ…、ピンクの可愛いやつ以外にもさぁ…。)
ぶちゅ…ぶちゅ…。
車内で少し扱いていたこともあり、どろどろに亀頭部が先走りでぬめっていた、
それが洗い立ての下着と絡まれば、まだ乾ききっていない湿気と相まって卑猥な音を奏でる。
(乾ききっていない下着でどろどろのちんぽを擦りつければどうだ…?
あんたのぱんつの汚い部分みたいに…、こびりついて取れなくなっちまうかもな…。
どんな気分だ…?
どんな気分だった…?
知らない男の精液に汚された下着で何を思った…?
興奮したんだろ…?だからまたこうやってベランダに、盗ってください、使ってくださいと言わんばかりに干してるんだろ…?
お望みどおりにしてやるよ…。)
ぐちゃ…ぐちゃ…。
卑猥に扱く手が速度を増していく。
大胆とはいえ、いつまでもそこに踏みとどまるわけにもいかない。
じゅわっと下着のクロッチ部分を貫通するように染み出る先走り。
そして…。
「くっ…。」
何とか声を抑えながら果てる男。
白濁液をしっかりとすべて下着で受け切り、二夜にわたって下着を白く染めてしまう。
そして今度はそれを持ち帰る…のではなく再び…。
(これでいい…よく見えるだろう…?)
外に向かって見せびらかす変態かのように、広げた白濁に塗れた下着は再び干されてしまう。
私の下着はこれ…なんて思われるだろうか。
しかも一階のベランダ、それも乗り越えられる程度の柵しかない。
まるで下着を盗ってくださいとでも、見てくださいとでも言っているかのよう。
「良い休日…。くくっ。」
そんな言葉を口にして男はその場を後にする。