2024/08/15 13:19:27
(Vgbt5pxD)
そして、次の朝・・・子供達のキャッキャ騒ぐ声で目が覚める。
昨夜は寝つきが悪く、身体が火照って慰めずには居られなかった。
その事を物語る様に浴衣は乱れ、Tバックは食い込みを増していた。
子供達が居るのに私はなんて事を・・・悔やんでも仕方がない。
昨日は花火大会にも連れて行けず、グズっていた子供達も朝の日差しを
浴びてお庭を飛び回っていた。
都会ではこんなに広いお庭は、豪邸でも無ければ有り得ない。
まして、マンション住まいの子供には新鮮なんだろう・・・。
しかし、花火を買ってあげると約束したけど覚えているよね?・・・。
どこに売っているかなんて想像も付かない。
お父さんに話してみると、多分隣町のショッピングセンターに行けば
あるじゃろうと言われた・・・。
クルマで30分位は掛かる・・・お父さんも、お母さんも免許は返納している。
クルマで来るはずの慎一さんはまだ来ていない。
私は途方に暮れた・・・また、この子達とバスで?・・・。
バスだと一時間位は掛かるし、便数も限られる。
途方に暮れてしまう・・・。
朝ごはんも終わって、子供達が海に行きたいと言い出した。
でも、海に行けば夜迄に花火を買ってやれない・・・。
午前中を潰せば、お昼ご飯にお洗濯としていると間に合わない。
それに・・・昨日の事から飯島さんを男性として意識し出していた
私を女として見てくれている事にちょっとトキメキが治らないのだった。
子供達が居ればやはり、飯島さんにご迷惑になる・・・そう自分に都合が
良いように考えだしてしまう・・・。
はるな
「おねえちゃん、慎吾ちゃん花火したいよね・・・」
二人
「だってママ、花火大会行かない代わりに花火買ってくれるって言ったじゃない」
二人ともやはり覚えている・・・二人を連れて行くには少し遠い・・・。
今からクルマで行けば、お昼迄には帰って来れる・・・。
お父さんが、飯島さんの所で乗せて行って貰えば良いと言って飯島さんに電話を掛けた。
この飯島さんは、公平さんのお父さんだった。
渡りに船とお言葉に甘える事にした。
そして、すぐに迎えに来たのは・・・公平さんだった。
お仕事用の軽四輪、決して乗り心地が良いモノでは無さそうだ。
必然的に並んで座る事になる。
意識し出した男性と、しばらく一緒の空間にいる事に緊張している。
はるな
「き、昨日はありがとうございました・・・今日もご迷惑かけちゃって
ごめんなさい・・・」
私は昨日のワンピースに着替えて、子供達をお父さんとお母さんにお願いして
車に乗り込む・・・ベンチシートにコラムシフト、身体が密着する程のスペース。
エアコンも付いてはいるが効きが悪い・・・。
二人とも昨日の事で、会話はギクシャクしている。
私はこの時に気が付いた・・・ブラはちゃんと着けたがショーツを履き替えていない。
浴衣では問題無いが、白いワンピースでは透けてしまう・・・。
しかも汗をかけばなおさら・・・。
もう、クルマは走り出していた。