2022/07/12 23:28:25
(vvuZc4tf)
僕は小規模の社長をやっています。
親の代から引き継いだもので、下積みと事業承継が終わりようやく自由に経営できるようになりました。
しかしコロナ禍で割と危ないところまで経営悪化し、長年勤めて貰った従業員さんも事業内容も切りスリム化をしました。
幸いにも従業員さんは技術があり、同業の規模の大きいところに引き受けてもらえたので最低限の事はできたと安堵しています。
そしてようやく、3月ごろから市場が動き仕事が忙しくなってきました。
とは言えスリム化したせいで、今まで受けていた仕事は断ざるをえません。
しかしドンドン案件の相談が来るのは親の人徳だなと本当に感謝しています。
ある日、従業員から
「ウチが受けて同業者に外注すればいいんじゃないでしょうか?」
と提案を受けました。
僕はあまり中間マージンをピンハネする様な事はしたくなかったのですが、同業の知った会社の社長からも
「ウチは営業が弱いから話があったら回してくれ。」
と冗談混じりの雑談をしたところでした。
そこで我が社は窓口を設置して、知名度を活かして仕事を受注して外注に振る業務をする事にしました。
それで必要になったのが電話応対。
これを半年で形にする計画にしました。
前振りが長くなりましたが、この電話応対要員に就職困難なシングルマザーを雇用する事になりました。
役所やハロワからもコロナ禍で解雇され生活困難になっているシングルマザーがかなりいて、自宅でも短時間でも働ける仕事で支援してほしいと話があったからです。
そこで募集をかけるとかなり応募が来て、僕が履歴書から面談までやる事に。
もちろん、書類選考で容姿と経歴を重点に選びました。
三人、年齢も20代が2人と30代が1人、元々イベント会社のスタッフだったり、受付嬢経験がある人達でビジネスマナーや身なりがしっかりしていました。
しかし旦那がコロナ禍で解雇を機にDVやギャンブル、ローンの遅滞などで離婚した人たちでした。
彼女達は必死に志望動機や意欲をアピールしてくれました。
調子に乗って、社外で昼食をとりながら話もして色々書ききました。
ディープな話になると泣く人もいました。
僕はそこを利用させてもらい、少しずつ彼女達に踏み込んでいき自宅にまで行けるようになりました。
これで後は仲を深めるだけ。
彼女達は電話応対なので自宅でできる為、僕との関係があっても知ることはない。
これから楽しくやっていきます!