2014/09/23 14:21:52
(YQS8Mo/a)
「ここにしようか?じゃ~10分くらいしてから俺も店に入って行くよ!先に入ってくれる?」
「うん!いいよ!必ず後から入ってきてよ!15分たってもこなかったらお店でるからね!」そう言って裕美子はバーへと入って行きました
私の頭の中には色んな妄想が浮かんできます
想像で一人興奮している私でしたが10分が凄く長い時間に感じられました
ようやく10分が経ち私もドキドキしながら店へと入るとお店のマスターがいらっしゃいませとにこやかに迎えてくれました
客は由美子だけ他にいませんでした
マスターに「お一人ですか?」と聞かれて私は頷き裕美子から少し離れた席に座りました
裕美子はマスターと楽しそうに会話をしています
私は一人で裕美子とマスターの会話を聞き裕美子の身体の線とデニムのミニスカートから剥き出した脚に興奮しながら一人で酒を喉に流し込んでいました
30分ほどたったころ裕美子に興奮して我慢出来なくなってバーを出ようとしたとき私より少し年上の男性が一人で店へとやって来ました
その男性は店の常連さんのようで何もいわずに妻裕美子の一つとなりの席に座りマスターと話をし出しました
裕美子は男性とマスターの話を聞き入っていました
裕美子が一瞬クスっと笑ったのを見てマスターに妻へ飲み物をと告げ妻の隣の席へと移りました
いよいよ私が待ちに待ったときがやって来ました
裕美子は男性と会話をしながら最初は私の方をチラチラ見ていたのですが酒も進んで酔いもかなり回ってきたのと男性の巧みな話術に引き込まれ私の方を見ることもなくなって来たのです
二人の会話も少しずつトーンダウンしていき二人の顔の間も近くなって来ていました
私はその場面を見ただけでもハラハラと落ち着きが無くなってきて二人の会話が聞きたくって仕方ありませんでした
二人はまるで恋人同士のように話しているのですが私は一人で何もしゃべらずに呑んでいるもので何かそこにいるのがバツが悪いような雰囲気になりトイレへと席を立ち裕美子の携帯にそろそろ俺店を出るけどいいかな?とメールを送りました
トイレで用を足して席に戻りしばらく裕美子が携帯を開いて私に返事をするのを待ったのですが携帯を触ることもなくその男性となにやら話していました
私は少しムッとしましたがここで怒ってしまうと何もかもがぶち壊しになるのでマスターにチェックしてくれと伝えました
けれど裕美子はそんな私に気が付く様子もないので私は男性と裕美子に「お先です」と声をかけバーを出ました
20分経っても30分経っても裕美子が出て来ないので携帯に電話をしてみましたが何度コールしても出ないので先に家へ帰るとメールを送り妻をおいてタクシーに乗りました
家へと向かっているときに私の携帯が鳴り
「もしもし!家かえるの~~?」といきなりかなり呂律の回らない裕美子の声です
「俺が店を出るときにも気が付かなかっただろ?電話もしたのに!」と少し声を荒げて裕美子に言うと
「解っていたよ~だ!けどパパ私が口説かれるの見たいんでしょ?だから知らないふりしてやったの~」
「で?今まだ店にいるの?」
「うん。今トイレから電話してる~~」
「かなり酔ってるだろ?」
「うん。酔ってるよ~んだ。パパが言ったのよ!口説かれて欲しいんでしょ?」
「そらそうだけど!」
「解ったよ~だ~!結構感じいい人だしね~~!このままホテルまで行っちゃおうかな~!」
「マジ??いきなりそんな展開に?」
「『もし良かったら静かなところで飲みませんか!』だって!これってホテルに行こうってことだよねぇ」
「勝手にしろ!」と言って携帯を切りました