2012/05/16 14:05:37
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火曜日・・そして木曜日の夜、妻から求めてきました。
向井さんから開発されたフェラや騎上位に元から強くなかった忍耐力がさらに衰え、
絞りだすような妻の中にすぐに果て、2回戦もままならず、眠ってしまいました。
翌朝、妻には気持ちよかったよ。でも、先にいってごめんな。と謝ると、
「そんな事言わないで、私も気持ちよくてイッたから」
確かに、俺がイキそうな時に「私も!」と、言ってくれますが、本当かどうか自信がなく、
聞いていました。
妻がそう言ってくれてるなら、それでいいかと、金曜の朝も普段通り仕事に出かけました。
昼休みに向井さんから電話がありました。
「あっ、もしもし・・」
「やぁ、博之くん。先週の土曜日は遅くまで悪かったね、ずっと謝ろうと思ったんだが、
なかなか勇気がなくてね・・」
「いえ・・向井さんには感謝してますよ。あの日はドキドキでしたが・・」
と、素直に答えていると、明日、恒例の麻雀の誘いでした。
ただ、集合時間より1時間早く会えないかといった内容の電話でした。
俺はきっとこの前のビデオをもらえるのかと思い、「わかりました。では、7時に行きますね」
「あぁ、すまないね。じゃあ、また明日」
「はい、失礼します」
電話を切り、その夜食事の時に妻に明日麻雀をする事を伝えました。
「もう私を懸けたりしないでね」冗談交じりに釘を刺され、
「本当は向井さんにまた抱かれたいんじゃないのか?」
冗談で返すと、「博くんが許してくれるなら・・」さっきとは違い一瞬、真剣な表情の後
「ふふっ、冗談だよぅ・・ねぇ、本気にした?嫉妬した?ねぇねぇ・・」
本気なのかウソなのか・・俺に嫉妬させて甘えているのか・・13年も連れ添った夫婦ですが、妻の本性まではわかりませんでした。
「あぁ、嫉妬したよ。本気だぞ。お前を向井さんに取られた気分だったよ」
男は単純です。妻の挑発にまんまとハマり素直に答えてしまいました。
「ご、ごめん。そんなに怒らないでよ」
本気で答えた俺の迫力にびっくりした妻はすぐさま謝り、「博くんにまだ嫉妬されるんだね、
私の友達なんか旦那さんとレスで会話もなくて・・興味もないって泣いてたの。それに比べて私は幸せだなぁって思っちゃった。博くんを試すようなことしてごめんね」
妻は結婚を機に仕事を辞め、ずっと専業主婦で家事をやってくれています。
学生時代の女友達や元職場の同僚とたまにランチに行きおもっきり話すのがストレス発散のようで、互いの旦那の愚痴を言ったりガールズトークで盛り上がったりしてたそうです。
一番耳にするのが、子供ができてすっかりレスになった話や、アレが勃たなくなったとか、
うちのは早いとか・・男同士よりも露骨な話をするようです。
俺が妻の事をどう思っているのか、まだ愛されてるのか、それを試したくなったのも、
向井さんに抱かれようと思った一つの理由だと話してくれました。
すっかり慣れて忘れていた新婚時代に戻ったように時間を忘れて色んな話をし、
改めて向井さんに感謝をした瞬間でした。
翌日も昼間は妻の買い物に付き合い服や新しい下着(今だに恥ずかしくて一緒に下着売り場には入れず、手前のベンチで待っていましたが)を買っていました。
荷物を持ち、家に帰る頃にはクタクタで2時間程眠ってしまいました。
6時頃、妻に起こされ軽く腹ごしらえをして、7時に間に合うように家を出ました。
「じゃあ、行ってくるね」
「うん。いってらっしゃい。先に寝てるからね」
いつもと変わらぬ会話を交わし、車を走らせ向井さん宅へと向かいました。
ピンポーンと、鳴らすとインターフォンから向井さんの声が、
「あ、田原です」と、答えるとすぐにドアを開けてくれました。
いつもは奥さんが出迎えてくれるのに、と思い、聞いてみると、買い忘れた物があるといって近くのスーパーへ出かけたそうでした。
「お邪魔します」と、中に入るなり麻雀部屋へ呼ばれ中に入りました。
いつも使わせてもらっていた麻雀をするだけの部屋。全体を見渡しここで妻は抱かれたのだと、あの棚の引き出しにゴムがあったんだ。と、何とも言えない気分になりました。
「そんなとこに突っ立ってないで、座ったらどうかね?」
机の上には麻雀のマットを敷き牌が用意されている、座布団の上に座りました。
「博之くんだけを早く呼んだ理由はわかるよね?」
無言で頷きました。
「実は妻には無理を言って席を外してもらったんだよ」
やはり二人の会話を聞かれたくはないらしく、今日は麻雀をする日だからとおつまみになる食材を買いに行かせたそうです。
向井さんは机の下から、透明なケースに入れたDVDを渡してくれました。
「先週の土曜日は本当に世話になった。そして、遅い時間まで付き合わせてすまなかった。奥さんから話は聞いてくれたと思うが、この部屋で起きた事を全て撮ってある。カメラマンがいたわけではなく固定したままだから映ってない部分もあるだろうが、博之くんが観たいと思う時に観てくれればいい」
最初に頭を下げた向井さんに何も言えずDVDの入ったケースを受けとりカバンにしまいまいした。
つづく。