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麻雀の勝負の末・・・2

投稿者:博之 ◆KXWS3sV.Cc
削除依頼
2012/05/22 13:40:42 (r8lN/LQd)
みなさん、こんにちは。
更新遅くなってすいません。

中に続きを載せます。

 
1 ... 3 4 5 6 7 8 9 10
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33
投稿者:博之 ◆KXWS3sV.Cc
2012/05/24 10:17:55    (NiN5n.hN)
続きです。


夕食後、テレビを見ていても妻の様子は変わりなく、「そろそろ寝ようか」と声をかけ、
一緒に寝室へ。
ここ最近の火曜日は夜の営みがある日。そして妻から誘ってくる事が多く今日も仰向けに寝て妻が寄り添ってきて「博くん。しよ・・」の一言を待ってました。
ですが、なかなか言って来ません。

俺は、向井さんに抱かれて乱れ悶えた妻を想像しただけで興奮し昼から悶々としていたので、どうしても抱きたくなり、俺から妻の体に覆いかぶさりキスをしようとしました。
「博くん、ごめん。今日は許して・・なんだか、身体が疲れてるみたいで・・」
あまり拒否などしてこなかった妻に断われれ、さすがにショックでした。
しかも肉棒は期待で勃起したまま・・

「そうか、じゃあ寝ようか」
「ごめんね。明日で・・いい?」
ショックと勃起した肉棒に気づかれないように、背中を向けました。
「ねぇ、怒ってる?」
「怒ってないよ。もう寝よう」
「うん。ホントにごめんね。博くん。愛してる」
「俺もだよ。恭子。愛してる。おやすみ」
一瞬だけ妻の方を向き、頬にキスをするとまた背中を向けました。
向井さんと激しく抱き合い、疲れたのか妻はすぐに寝息を立てて寝てました。
満たされなかった肉棒が鎮まるのと同時くらいに俺も眠っていました。

水曜日。
目覚めると妻の姿はなく、朝食を作っていました。
「おはよう」
「あ、おはよう」いつもと変わらぬ挨拶。トーストを食べながら、「ねぇ、博くん、今日の晩ご飯は何がいい?好きなもの作ってあげる」
昨日のお詫びなのか、他意があるのか。
「珍しいな。恭子がそんなの聞くなんて。まぁいいや。んっとぉ」
ただ単純に何を食べたいか考えました。妻の手料理で最近食べてなくて美味しい料理。
「そうだ、オムライスがいいな。最近作ってないよな?あのトロフワ卵のオムライスがいいよ」

昨夜の罪滅ぼしか・・妻は嬉しそうな顔で「うん、わかった。じゃあ恭子特製オムライスを作って待ってるね」
「あぁ、ありがとう。今日も一日やる気が出てきたよ」
そう言って出社しました。
昨日も感じたこの些細な幸せ。これが大事なんだと思いました。自分の歪んだ欲望の為に妻を餌にするのはもうやめよう。そう思っていました。

11時頃、向井さんからメールが来ました。
「今日も12時半から休憩かな?」昨日の報告を約束した向井さんは時間を聞いてきました。
「えぇ、12時半にそば屋に行きます」
「了解」短いやり取りをし、昼休みまで仕事をしていました。

例のそば屋に行くと、月曜と同じく向井さんは先に来て待っていました。
「すいません。遅くなって・・」
「いやいや、ちょっと早く着いただけだよ」二人とも注文を終え、話を聞く事に。
自分の意志で決断した妻の体は前回よりも興奮し、パンティがぐしょ濡れになるほどだった事。積極的に気持ちよくしてくれた事、何度も絶頂した事など、詳しい話をしてくれました。
最初の時は妻から聞き、状況を恥ずかしそうに話していましたが、向井さんの場合は表現も生々しく、同性から聞くというのもあったのでしょうが、妻の乱れる様を想像する事ができ、食事処でありながら勃起させていました。
ただ、最後に「奥さんは博之くんを裏切ってしまった事に後悔してたようだけど、昨日の様子はどうだった?」
「いえ、注意して見てたんですが、特に変わった様子もなく。もし向井さんから聞いてなかったら全く疑うことすらなかったと思います」
「そうか、ならいいんだが・・」歯切れの悪い向井さんに「何かあったんですか?」
「いや、最後の方なんだがね、心では抑えきれず、体の欲望に負けてしまった事に涙を流していたんだよ」

妻が俺を裏切った事に涙し、それでも自分の身体を抑えきれず向井さんに会った事。
それを知り、益々、妻が目の前で向井さんに抱かれる事を強く望みました。
向井さんの心配をよそに、俺は抑えきれない欲望を口にしました。
「あの、なんとかして恭子が向井さんに抱かれるところを見たくなりました。
口伝えやビデオではなく。生で。目の前で・・」
俺の真剣な顔に、向井さんも「真剣なのかね?下手をすれば奥さんは博之くんを裏切った後ろめたさで何をするかわからないんだよ?」
この時の向井さんの忠告など頭に入らず、昨日おあずけを食った俺の欲望は止まらず、
「真剣です。俺は妻を信じてますから。俺達夫婦はこれくらいで壊れないですから」

俺の話を聞き、昨日の妻の涙を見た向井さんは躊躇していた自分の願望を俺に打ち明けてくれました。
「博之くんと奥さんさえよければ、どうだろう。私の本来の願い。夫婦交換をやってみないかね?」
麻雀の席で聞いた夫婦交換。もちろん本当に交換するわけではない。俺は向井さんの奥さんを、向井さんは俺の妻を。同じ部屋で抱くというもの。最初は仕切りをしてお互いが盛り上がって来たころに見せ合う。これが向井さんの。いえ、向井さん夫婦の願いだったのです。

つづく

32
投稿者:博之 ◆KXWS3sV.Cc
2012/05/24 10:17:39    (NiN5n.hN)
みなさん、おはようございます。
更新遅くなってすいません。

トニオさん。気にしないで下さい。あの一文を載せた理由。
もうすぐわかると思います。

初めて感想を下さる方もいらっしゃるようで、本当にうれしいです。
31
投稿者:トニオ
2012/05/23 19:37:45    (HQ0ZNDzO)
23のレスでは、ちょっと辛らつに書きすぎて
すいませんでした。
けど、許せん気持ちは変わらんけどね。
「知らぬ間に妻を追い詰め深く傷つけている事に
まだ気づいていませんでした」
事が気になって仕方がありません。
そこら辺をフィーチャーしたのアップして下さい。
なんかえらい気になりますねん。
30
投稿者:(無名)
2012/05/23 14:59:41    (VQCm01lg)
続きまだですか~

早くよみたいです!!
お願いします!!
29
投稿者:KAZUYOSHI
2012/05/23 13:31:28    (Xvnoodxm)
博之さんはじめまして~前作から読んでますが、内容が伝わりやすく読みやすいです。
この先の展開が楽しみです。
28
投稿者:**** 2012/05/23 13:13:24(****)
投稿削除済み
27
投稿者:ドキドキ
2012/05/23 12:31:10    (LtJvYp1f)
毎回、興奮しながら読ませていただいています。色々な読者の感想、意見がある中、最後まで続けてくれるという博之さんの言葉を聞いて安心しました。無理をせず頑張って下さいね。
26
投稿者:なお
2012/05/23 12:29:47    (RQYg5bRp)
奥さんの向井さんにたいする押さえられない気持ちが今後どうなっていきますかね。
生で見たいと言う博之さんの気持ちわかります。
ただそれで夫婦間に亀裂がはいる事がないように祈ります。

25
投稿者:博之 ◆KXWS3sV.Cc
2012/05/23 12:13:28    (0LO1j/6v)
続きです。


「奥さん、今日も激しくて・・凄くよかったですよ」
「私も・・です。でも・・主人を裏切ってしまいました。もし知られたら・・いえ、
それは向井さんには関係のないこと」
「奥さん、人には時折、頭で抑えようとしても抑えきれない事があると思うんですよ。
たとえそれが一時的だとしても。だからと言って何をしても言いわけではありませんが、
まだ誰も傷ついていません。私はこれからも・・奥さんを忘れられそうにありません」
悪いのは私。ここに来てしまった時点で知られようが知られまいが「離婚」を考えた妻。
頬を伝う一筋の涙。それを優しく拭う向井さん。「大丈夫。博之くんなら大丈夫ですよ」
そして、そっと重なる二つの唇。再び二人は抱き合いました。

夕方、向井さんの運転で、家ではなく近くのスーパーの駐車場まで送ってもらった。
「奥さん、今日も素敵な思い出をありがとう。またお会いできるか・・は今は考えない事にして、くれぐれも思い詰め過ぎないようにして下さい」
「はい。取り乱してすみませんでした。私も素敵な一日でした。あとは私たち夫婦の問題です。向井さんにはご迷惑はおかけしません。それでは失礼します」
人目につかないようにさっと出発した向井さんを見送り買い物を済ませに店内へと行きました。

今、妻が抱かれている。どんな風に、どんな声で。覚悟の上の結果だったが、やはり気が気でなかった。まさか心までも奪われないか。それすらも心配になってきていた。
と、同時に湧き上がる寝とられ願望。妻のやらしく腰を振り喘ぐ声を想像するだけで下半身がチリチリと熱くなる。
午後3時頃、向井さんからメールがありました。
「今、奥さんを近くのスーパーに降ろし帰ってきました。とても素敵なひと時でした。
詳しい話はまた明日の昼、例のそば屋さんで」
前回程、時間はなかったもののまた濃密な時間を過ごしたのかと思うと、今すぐにでも
向井さんから聞きたい気分でした。

仕事を終え、とにかく普段通りにしよう。妻に悟られないように。
それを頭に叩き込み自宅へと向いました。
「ただいま」
「おかえりなさい。今日もご苦労さま」いつもの笑顔に釣られて俺も笑顔に。
「うん。先に風呂に入るね」
「はい」特に明るくする様子もなく暗い様子もなく。もし向井さんから話を聞いていなければ、絶対に知らないまま過ごしていたでしょう。
だが、俺は今日、妻が俺に内緒で向井さんに抱かれた事を知っている。
妻はそれを知らない。知られないようにしなければならない。妻のように努めて平静に。

湯船に浸かりながら、ふと考えた。俺が知らないと知れば、これから先もこっそり向井さんに会うのだろうか。それを向井さんから聞かされ・・俺はそれでいいのか。そんな関係をずっと続けさせるべきなのか。
俺の望みは一度でいいから生で妻が向井さんに抱かれている所を見たい。そんな馬鹿げた事を考えるもう一人の自分が相変わらず存在していた。

風呂上りに冷えたビールを飲み、妻の手料理を楽しく会話しながら腹一杯食べる。
そんな普通の幸せに気付かず強い刺激を求めてしまった俺、知らぬ間に妻を追い詰め深く傷つけている事にまだ気づいていませんでした。

つづく。

24
投稿者:博之 ◆KXWS3sV.Cc
2012/05/23 12:13:10    (0LO1j/6v)
トニオさん。こんにちは。いつも感想と応援ありがとうございます。
大半の人は許せないでしょうね。

かくいう俺も正直許せない時はありました。
他の方も理解できない内容もあると思いますが、
一度始めてしまった投稿。
興奮する方も非難される方もいらっしゃると思いますが、
最後まで続けたいと思います。
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