最初はN君、Hちゃんって感じで呼んでいました。
でも先生はやはり照れもあったりなかなかなりきれません。当然ですが。
そこで僕はわけのわからない自論を。
僕
テレビとか映画の俳優さんいるじゃないですか？結婚してる俳優、女優さんも居れば、彼氏、彼女がいる人もいる訳で。でもドラマ、映画の撮影の期間には恋人にもなるし夫婦にもなって手をつないだり、キスしたり、セックスシーンもあったり。その間は旦那、妻がいても、彼氏彼女がいても浮気、不倫にはならないわけで。でも見てる人は夫婦だと、恋人同士だといしきしないでみますよね？だから僕と一緒にいる時はHちゃんは売れっ子の女優さんって言う事で。僕も人気俳優ですから。
いい終わる頃に両手を握って顔を見つめて。
僕
Hちゃん,
先生も乗ってくれて。
A先生
N君。
爆笑！
僕
こんな演技力ない役者いるー？
A先生
でもなんかへんな説得力あったよ？演技は別として。
僕
AV俳優並みの演技。
A先生
AV俳優さんは演技下手なの？
僕
台詞はね。テクニックと喘ぐのはうまいと思うけど。
A先生
私なら台詞よりエッチな声出す演技の方が恥ずかしいかも。
僕
声出さない派？
A先生
わからないけど。私、何言ってるんだろ。
僕
今僕は何を思っているでしょう？
A先生
ん？
僕
Hちゃんがあんな事、そんな事。
A先生
えっ？
僕は先生の全身を座ったままで横からですがわざと見ました。
僕
こんな可愛いHちゃんと付き合えるなんて…
A先生
もう付き合ってるんだ。
僕は先生の肩を両手で握って顔を近づけていきました。
僕
Hちゃん…
A先生
N君…
顔が数センチまで近づくと先生が吹き出しました。
でも僕はそのままキスをしました。

トイレから帰ってきた先生はだいぶ落ち着いていました。
A先生
すみませんでした。取り乱して。
僕
まあ、色々ありますよね。お互いの関係は忘れてナンパされた知らない人って思ってください。
A先生
私。ナンパされても着いて行きませんから！
って笑顔で言っていました。
A先生
でも、それも楽かも…
意味深な言葉を言った後に残りの酎ハイを飲み干しました。
A先生
ナンパしてきた○○さん。聞いてもらえますか？
僕
○○さんって言ってるじゃないですか！
2人で笑いました。
内容を書きます。その日はA先生達の結婚記念日らしく先生がレストランを予約しておめかしして待ち合わせからの食事だったらしいのですが、旦那さんは時間とスマホばかり気にしていて結婚記念日も忘れていたらしい。綺麗な派手目な服も化粧も今日はどうした？とかしか言わなかったらしい。
先生も記念日の事は伝えなくいたらしい。
そして食事中も何度もスマホを触っていて挙げ句の果てに着信があり席を外して電話した後に急用だからと先生を残して店を出て行ったと。
僕は女？浮気？って思いましたが言葉にはせずに聞いていました。
A先生
思った事言ってもらえませんか？どう思います？
僕
旦那さんの事は知りませんが、それに仕事が忙しいのかも知れませんが…正直言って僕が1番に思ったのは…浮気かな…って…
A先生
ですよね？そう思いますよね。今日だけじゃないし。もう、半年くらい前から変なんです。友達に相談しても絶対女がいる！って言われました。あっ。お酒注文してもいいですか？
僕
じゃあ僕も同じのを。
残った酎ハイを飲み干しました。
A先生
浮気って男性側はどうなんですか？
僕
ん…初めて今日会ってナンパしてきた知らない男の意見として聞いてくださいね？
A先生
わかりました。お願いします○○さん。
また2人で爆笑。
僕
正直言って他の女性と仲良くなりたいです。他の女性ともセックスしてみたいです。女性に好かれたいし、好きにもなってみたいです。やっぱり子供ができると嫁さんも彼女から妻。妻から母親にかわるじゃないですか？会話も2人の事より子供の事ばかりになってセックスの回数も減ってきて…あれ？僕の愚痴になっさません？
A先生
同じような事女友達も言ってました。でも私のとこは子供いないし結婚してまだ3年なんです。あっ。旦那からLINE。
先生はスマホを見ました。
A先生
ハァ…仕事で徹夜で明日もそのまま仕事するから何時になるかわからないって…ベタな言い訳…あっ！私に付き合ってこんな時間まで。大丈夫ですか？
僕
それこそ僕はいつもこんなです。仕事でも趣味でも意外と自由にしてます。付き合ってた頃からずっとなんで嫁も何も言いませんよ。本当に用事がある時はキッチリ押さえてスケジュール管理してますから。気にしないでください。
A先生
そうなんですね。でも本当に電車なくなりますよ？
僕
先生が大丈夫なら僕は大丈夫です。
A先生
○○さんも先生って言ってるし。
また2人で爆笑。
僕
じゃあ架空の人間になりません？名前も全て。じゃあ、僕はNで！32歳、独身です。彼女もいなくて右手が恋人です。
A先生
右手が恋人？？
僕
すみません。下ネタです。
A先生
…あー！！　じゃあ私はHで。28歳の独身で。私も彼氏無しで。
僕
あれ？右手は？
A先生
私、左利きなんで！
また爆笑。
それから酒を飲みながら1時過ぎまで歌も歌わずにカラオケBOXで過ごしました。

暗い表情で下を向いたと思うと肩が上下に動きだしました。
僕
先生？どうしました？何か失礼な事言っちゃいました？
A先生は下を向いたまま顔を横に何度もふりました。
遅めの時間とはいえ駅近くの大通りで人もたくさん歩いてる土曜日。僕はどうしたらいいのかわからずにオロオロしていました。
とりあえず歩道のお店側に誘導して寄りました。
先生は明らかに泣いていました。
僕
人気もあるし…どうしよう。先生？大丈夫ですか？
通行人は僕が泣かせてるみたいにこちらを見ながら通り過ぎていきます。
変にバーとかに誘うわけにはいかず、周りを見渡すとカラオケボックスが並びにありました。
僕はそこに先生を誘導して入りました。
部屋に入ってとりあえずドリンクバーを注文しようとすると先生は…
A先生
すみません。酎ハイで。
店員に注文したので僕も同じ物を。
酎ハイが届く頃には先生も落ち着いてきたのか顔も僕を見るくらいに上がってきていました。
先生は酎ハイを飲みながら…
A先生
すみません…なんかすみません…
僕
何かあったんですか？良かったらですけど。
A先生
ちょっとお手洗いに。
先生は立ち上がって通路にでました。
座って少しズレ上がった短めのスカートの裾から伸びる脚を後ろから眺めるとやっぱりエロい！その瞬間から僕はエロいスイッチが入ってしまいました。