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2021/01/28 18:28:15 (6AXV73vd)
俺の勤めていたブライダル事業系は今回のコロナの影響が大きい業界の際たる業界だと思う。ウチの会社も去年の夏頃から様子がおかしくなり始めて秋口には複数の施設の閉鎖、早期退職希望者を募るなどの人員整理が行なわれたが業績は回復どころか更に悪化し年末に倒産に追い込まれた。

俺は51歳。この業界一筋にやって来た。つまり職種的にも年齢的にも潰しが効かない最悪な状況で人生初の無職という立場になった。

俺は結婚が遅かったので2人の子供は上が8歳、下が6歳とまだまだこれから金が掛かる。幸い早くに亡くなった両親が家は残してくれたので古い家だがその点は助かっているが苦しい事に変わりはない。

俺は年末、皆が何かあったら連絡取り合おう等と社員達がやり取りした後、誰も社員が居なくなった事務所でデスクに座り、今までの社会人生活をボーッと振り返っていた。

明日からどうするか?勿論、俺だってこの日まで何もしていなかったワケではなく、懇意にしていた取引先や出入りの業者の人事に連絡を取り努力したがコロナのこの時期何処も厳しく、ブライダル畑で半分腐った様な中年男の再就職先は見つからなかった。

俺は皆が出て行き、散らかったオフィスやデスクの上を眺めて何となく寂しくなり、掃除道具を取ってきて床を掃除して全てのデスクを雑巾で拭いて回った。全てのデスクを吹き上げ、なんとなくケジメとして頭を下げお世話になりました。と声に出した時、後ろから拍手が聞こえた。

振り返ると派手な服装の中年女性が立っていた。
俺は驚き、お客様申し訳ございません。こちらの会社は今日、閉鎖になりましたと言って、出口に案内しようとした。

私はお客様じゃないのよ。中年女性は私に歩み寄りながら言う。
貴方、ここの社員だった方?お名前は?と聞いてくる。

俺は彼女の迫力に押されながら、はい。社員でした。高橋と申します。と答えた。

これが、佐伯優子との出会いだった。
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投稿者:ネギぬた
2021/02/03 17:52:13    (KwSQBrdn)
完全予約制のコスメショールームは評判を取り、予想を上回る予約が殺到し2ヶ月先迄予約が埋まる上々の立ち上がりに成功した。
クライアントは非常に気を良くし、元から計画があったこのショールームの2号店の出店計画の前倒しを早々に決め佐伯企画にオファーがあったとミーティング時にスタッフ全員に発表された。

ミーティングの後、俺と茅野は残るように言われ2号店の立ち上げに関しても俺と茅野の2人のチームが今回も担当するよう指示された。しかも今度は2店舗目の独自企画の企画段階から加わる事になった。俺たちは2人とも仕事が好きだと言う共通点があった。
佐伯がショールームを出て行った後も、俺たちは2人で2号店ではこうしたい、1号店とはここを変えて価値訴求したいと2人で遅くまで話し合った。

ひとしきりアイデアや意見を語り終えると茅野の腹が鳴った。わー。若い茅野は真っ赤になって照れた。本当なら何か一緒に食べて帰ろうと言うところだけど、この時間じゃ今、どこもやっていないもんなぁ。戸締りして早く帰ろうと茅野に俺は言った。

俺たちは手分けして電気を消して回り、正面入り口の電動シャッターを下ろすと裏口に回った。セキュリティの設定に手間取る茅野の慌てる可愛い仕草。

俺はその姿が愛しくて堪らず茅野を背後から抱きしめた。茅野は振り返り俺の激しいキスを受け入れる。茅野の舌に俺の舌が絡む。茅野を強く抱きしめると茅野も俺の背に腕を回した。俺は茅野の胸に手を伸ばす。茅野は短く声を上げる。

俺は服の上から茅野の胸を荒々しく揉みしだく、茅野は身体を捩り息を荒くする。俺は茅野のスカートをたくし上げストッキングの上から茅野の敏感な部分に触れる。茅野の口から歓喜の嗚咽が漏れてくる。俺は茅野のストッキングと下着を彼女の膝まで無理に引き下ろすと、茅野の薄い茂みに覆われた可愛い小ぶりの茅野の濡れた花弁を指でかき分ける、茅野が声を漏らす。
俺は溢れ出す茅野の愛液で濡れそぼり熱くなった花弁の先にある彼女の一番敏感な小さな突起を指で刺激する。

茅野は顔を真っ赤に紅潮させながら喘ぐ。俺は更に茅野のストッキングと下着を下ろし脱がせ、茅野に脚を開くよう促し、茅野の白い恥丘に口づけた。

茅野は駄目。恥ずかしいと俺の頭を両手で押さえる。俺は若い女の少し甘酸っぱい香りを味わいながら濡れた花弁を舌でかき分け茅野の甘い蜜壺の入口に沿って更に舌を這わせた。茅野は激しく喘ぐ、蜜壺の奥から茅野の愛液が溢れ出した。

俺は立ち上がり茅野にキスをすると、茅野は喘ぎながら舌を絡めて応える。
俺がズボンのファスナーを下ろすと茅野は俺の股間に手を伸ばしてくる。
ブリーフの上から俺の亀頭を指先で優しく愛撫してくる。俺はブリーフを下ろす。茅野は俺のペニスを両手で確かめるように触ると俺にキスをしてお口でさせてと言い、仁王立ちする俺の前に跪きペニスの先端から今にも滴り落ちそうに溢れた俺の淫液を愛おしそうに舌先で絡めて嚥下した。

茅野は俺のペニスに何度か優しくキスをした後、真っ赤に怒張した俺のペニスを優しくゆっくりと口中に入れた。俺のペニスは茅野の温かい口中に包まれ更に怒張する。茅野の可愛らしい顔、可愛らしい唇をめくり上げながらゆっくりと俺の赤黒いペニスが口淫を繰り返す。茅野の可愛いらしい顔と俺の欲望の塊。そのコントラストに俺は更に興奮を覚える。

俺は茅野に入れたいと告げる。茅野は俺のペニスから口を離すと、私も入れて欲しいと言う。俺は茅野を立ち上がらせると振り向かせて壁に手をつかせた。茅野のスカートを腰まで上げると茅野の新鮮な桃を思わせる真っ白な尻が夜目にも眩しく浮かんだ。

俺は背後から茅野の濡れそぼった若い花弁に怒張し脈打つペニスを押し当てた。茅野が喘ぐ。俺は熱くなった茅野の濡れた花弁をかき分けて茅野の温かい蜜壺に俺のペニスを突き入れた。

茅野が大きく仰け反り、あっと短く声を上げた。俺は茅野の熱く絡みつく蜜壺に茅野の真っ白な臀部を抱えてペニスをさらに奥へ突き入れる。
茅野は突かれる度に切なく身体を捩り身悶え、声を上げる。
茅野の滑らかな臀部を掴む俺の手に茅野が手を重ねてきた。手に力が入り俺の手を痛い程握りしめると絞り出す様な声で いっちゃう。と言うと嗚咽を漏らしながら脚を痙攣させて茅野が絶頂に達した。膣口がオルガスムスでせばまり俺のペニスを刺激する。俺も堪らず茅野の熱い蜜壺からペニスを引き抜くと、茅野の滑らかなで真っ白な尻を大量の精液で汚した。

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投稿者:ネギぬた
2021/02/03 13:12:39    (gl5Zob4v)
俺は佐伯が出て行った後、佐伯が俺に言ったことを思い出しながら考え込んでしまった。俺は今日、佐伯が来るまでは茅野に自分の既婚者である立場を説明し理解して貰い、昨夜のことは昨夜の事としてお互いに胸にしまい良好な仕事仲間としてやっていきましょう等と都合の良いことを茅野に言うつもりであった。

俺はすっかり混乱していた。とにかく家に帰ろう。俺はそう自分に言い聞かせてショールームを出て営業車に乗り込んだ。
俺がエンジンをかけて、静か過ぎる車内の空気を変えようとカーラジオのスイッチを入れた時に助手席の窓をコンコンと叩く音がした。

助手席側の窓からこちらを覗き込む茅野の愛らしい顔。
俺が助手席ドアのロックを解除すると茅野が冷気とともに雪崩れ込む様に車内に入り、お疲れ様と俺に抱きついて来た。

茅野は寒かったー。高橋さんあったかいとすり寄る。
ほっぺが凍っちゃったと俺の頬に冷えた柔らかい頬を押し付けてくる。鼻が凍って取れちゃいそうと俺のマスクをずらし、鼻を俺の唇に押し当てたあとキスしてきた。

やはり愛おしい。茅野の仕草、佇まい、話声全てが愛おしい。
俺は感情が抑え切れず茅野に激しくキスをした。茅野が身体を預けてくる。俺はその身体をしっかりと受け止めた。茅野はキスをしながら何度も愛してると囁いた。

俺は結局、その後茅野を送り、茅野の部屋に上がって茅野を抱いた。
茅野は昨日よりも大胆に乱れた。
そして、昨夜と同じく3時を過ぎると今夜は逆に高橋さんシンデレラタイム終了。帰らないとねと言って俺の帰り支度を整えてくれるのだった。

俺は車に乗り込み、昨夜は涙ぐんで帰りを引き留めた娘が、もう、たった1日で俺の立場を理解し、引き留めるどころか笑顔で送り出す変化を見せた茅野に娘から女への成長、変貌を感じ、佐伯の言った意味を微かに理解した気がしていた。

俺は翌朝、場内での仕事の段取りを確認する為、また早くショールームに来た。佐伯はやはり今日も誰よりも早くショールームに出勤していた。
俺は佐伯におはようございますと挨拶をする。

佐伯は俺に笑顔で挨拶を返して、高橋さん今朝は良い顔してると言った。
俺は腫れも治りました。ご迷惑をお掛けした分今日から場内の仕事を一生懸命勤めさせて頂きますと頭を下げた。

佐伯は、気合い入ってるわね。良い感じよ。可愛い若い彼女も出来たし、男として乗ってる感じね。悪くないわ頑張ってと言って俺の背中をポンと叩いた。
俺は彼女って訳じゃ無いです。そんな…と言いかけると佐伯は良いのよ。昨夜、貴方のこと茅野待ってたでしょう。駐車場から車出すときチラッと姿が見えたのよ。若いっていいわね。いつ出てくるか分からない相手を寒空の下で待てる。私にはもうそんなパワー無いなぁ。茅野を見習わなきゃと言って笑ったあと、今日もよろしくと言ってシトロエンに乗り込み駐車場を出て行った。

佐伯には敵わない。全てお見通しだ。
俺は場内の進行表を鞄から取り出してショールーム内の点検を始めた。
俺がひと通り点検を終える頃、茅野のおはようございますの明るい声がショールームに響いた。茅野は俺に近付いておはようございますと頭をペコリと下げたあと、高橋さんだけですか?もう誰か来てます?と尋ねてくる。

俺がいやまだ誰も来ていないと答えると茅野は俺の手を引き柱の影へ連れて行く。柱の影へ回ると茅野は俺に抱きついて、愛してるとキスをした。
俺は、問題は確かにあるが今はこれで良い。これが良いと上機嫌で自分の持ち場に歩いていく茅野の後ろ姿を見て自身を納得させた。
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投稿者:ネギぬた
2021/02/03 11:05:48    (gl5Zob4v)
茅野はベッドでも可愛らしい娘だった。茅野の身体は若さに溢れみずみずしく胸元は眩しいほどに白く、小ぶりな乳房の先には薄紅の蕾のような愛らしい乳首があった。若い身体はまだ果実に例えると熟していない固さがあったが、俺の愛撫に見せる反応は初々しく俺は茅野の紅潮し息を荒げて喘ぐ姿に激しく欲情を覚えた。

俺たちは今まで抑えていた感情が湧き上がり、何度も熱い口づけをかわし、求め合い激しく愛し合った。俺は茅野の一点の曇りもない滑らかな肌の上に精を放って果て、茅野も同時に短い声をあげ大きく仰け反り絶頂に達した。

茅野は俺の腕の中に潜り込み、嬉しいと呟いた。俺は茅野の身体を抱きしめて有難うと言った。茅野が指を絡めて、こうなったら良いなってずっと思ってたと俺にキスしながら応えた。

それからひと時、茅野は俺に甘え俺はその甘えてくる茅野を愛しく抱きしめていた。俺は腕時計で時間を確かめる。3時を回っていた。
俺は茅野にそろそろ帰らなければと告げた。
茅野は帰るの?と尋ねてきた。俺は茅野を抱き寄せ、すまないと答えると茅野は俺にしがみついた。しかしやがて身体を離し、そうですよね。帰らなきゃ駄目ですよねと呟いた。

俺は茅野の助けを借りて帰り支度を整えた。階下まで送ると言う茅野を、もう遅いからと制して俺は茅野の寂しそうな表情に後ろ髪を引かれた。明日も頑張ろうと言うと、茅野はキスしてと言う。茅野の唇は熱いキスを求める様に動いたが俺は断ち切るように短いキスをして、また明日と告げて茅野の部屋を出た。

俺は車に乗り込み帰宅の道中、ひたすら罪悪感と戦っていた。確かに俺は茅野に魅力を感じ、恋愛感情を抱いている。現に今も茅野のところへ今すぐにでも戻りたい。しかしあんなに素直で明るい良い娘に既婚のこんなくたびれた中年男が手を出して良かったのか。

勿論、茅野の魅力には抗えない。しかし、俺には家庭がある。昨日の異常な出来事、ここ何日かの仕事で芽生えた仲間意識や達成感。そんなものが入り混じって恋愛いや恋愛に似た感情を若い茅野が抱いてくれた。
それで充分じゃないか。俺は家庭を壊すことは出来ない。つまりどこまでいっても茅野は不倫相手。あの魅力的な若い娘に不倫なんて薄汚れた体験をさせて良いのか。

俺は家に戻り子供部屋のドアを開ける。子供達が可愛い寝相で安らかな寝息を立てている。俺がこの家庭を壊す事は有り得ない。
茅野は愛おしい。だがしかし、愛おしいからこそ、これきりにしなければ。俺はそう考えながら家内を起こさないよう静かに寝間着に着替え床についた。

翌日は前日のプレオープンに引き続き本オープン。前日にも増しての忙しさだった。茅野には朝、挨拶をしたきりでお互いにそれぞれの持ち場でスケジュールをこなすのに精一杯であった。俺たちは仕事を精一杯こなし、前日に続き今日も大したトラブルも無く無事終了した。

全ての業務を終わらせて最後まで残っていた業者に礼を言って帰すとやはりそれでも9時を回っていた。俺はいつもの客用ベンチに腰掛けて、やがて来るはずの茅野が来るのを待った。やはり茅野は缶コーヒーを二つ持って可愛い満面の笑みを浮かべてショールームに入ってきた。

お疲れ様です。やっと会えた。今日忙し過ぎて全然高橋さんの顔も見られなかった。茅野は俺にすっと近づいて遠慮がちに抱きついて来た。職場と言う遠慮もあるのか茅野は直ぐに身体を離し、缶コーヒーを渡して来た。茅野はニコっと笑い、それでは恒例のとおどけながらベンチから立ち上がりご指名なので僭越ながら若輩のわたくし茅野が乾杯の音頭を取らせていただきます。と言って腰に手を当てがい缶コーヒーを持った手を掲げて、ご唱和願います!乾杯!と言った。

俺も思わず笑いながら乾杯と声を合わせたとき、後ろから乾杯の声が響いた。私も乾杯させてと佐伯がミネラルウォーターのペットボトルを手にショールームに入って来た。驚く俺たちを尻目に佐伯は俺たちの前に進み出て、私も乾杯に混ぜて。今回のショールームは今までに無いほどスムーズに事が進んだわ。これは本当に貴方達のおかげ。有難う、良くやってくれた。乾杯。とペットボトルを俺たちに差し出す。俺たちはそれぞれの缶コーヒーを佐伯のボトルに合わせた。

俺は佐伯の笑顔に笑顔で返しながらも、内心ではいつから佐伯は居たのだろうか、さっきの短いとはいえ茅野と俺の抱擁や、やり取りを見られていたのだろうかと気が気で無かった。佐伯は今日の来場者から頂いた上々の評価や変わった服装の来場者の話を楽しげに話している。

佐伯は俺の顔を見て、だいぶ腫れがひいたわねと言い、明日から予定通り場内を任せて良いかしら?と聞いて来た。俺は勿論ですと答え、今日まで場内の仕事が出来なかった事を詫びた。俺の顔の腫れに責任を感じている茅野もご迷惑をお掛けしましたと頭を下げた。

佐伯は良いのよ。これだけ上手く立ち上げたんだからと言って茅野に振り返り、茅野さんは明日から高橋さんの後方支援に回って頂戴。今何時?まだ茅野さん電車あるかしら?と聞いた。
茅野は携帯で時間を確認すると、大丈夫です。電車はまだ有りますと答える。佐伯はじゃあ茅野さん、今日は電車で帰って貰える?高橋さんには少し残って貰って場内オペレーションの修正箇所を今日中に相談しておきたいのと言った。

茅野は少し名残り惜しげな視線を佐伯に悟られない様に瞬時俺に送り、はい。分かりました。お先に失礼しますと帰り支度を始めた。

佐伯は遅いから気をつけて。お疲れ様でした。明日もよろしくねと頭を下げてショールームから出て行く茅野に声を掛けた。ショールームの玄関扉から茅野が外に出て、扉が閉まる音を待って佐伯が俺に向き直った。

佐伯はいたずらな目をして俺を見る。さっき見てたの、貴方達を。佐伯のセリフに俺は激しく動揺する。
高橋さん貴方、さすがね。あの茅野をこの短期間でと言ってベンチに座った俺の横に腰掛けた。

ここは女だらけの職場。先ずは茅野を味方につけたのは感心よ。
貴方ならバランス良く恋愛のエッセンスをまぶして茅野を上手く使える。
あの子はまだまだ子供。恋愛の占める割合が大きいのよ。でもそこを上手に使えば茅野は仕事で大きな力を発揮するわ。

こないだまで、大学時代の仕事にまで口を出してくる馬鹿な甘ちゃん男と結婚まで考えてたのあの子。あの子は家庭に入っても良い主婦にはなる。だけど茅野はまだ自分でも気がついていないけど才能に溢れていて、まだまだ野心を持って色々な事が出来る可能性を秘めてる。

高橋さん。貴方優しいから彼女と不倫関係になって良いのかとか悩んでるんじゃない?だけど、自分の倫理観を捨てたいくらいに彼女の若さにも惹かれてるはず。良いのよ。男はそれで。彼女の幸せなんて考えるんじゃなくて彼女を一回り、二回り大きな人間に成長させて貴方を肥やしにもっと上のステージに巣立たせると考えれば。いずれ彼女は貴方をも超えていく女になるわ。

佐伯はそれだけ言い切るとペットボトルを掲げて乾杯と言ってきた。俺は反射的に缶コーヒーをペットボトルに合わせていた。
それは承知しましたの意味を持ってしまっていた。

茅野は満足した表情を浮かべてペットボトルの水を煽り、上手くやってねと言い残すと呆然と立ち尽くす俺を振り返りもせずにショールームを出て行った。
24
投稿者:スーツ。
2021/02/02 18:34:11    (OrhCiPYH)
とっても読みやすいですし、
感情移入しやすいです!
引き続き楽しみにしております。
23
投稿者:主水
2021/02/02 16:23:11    (e4JD/W6R)
良き人間が良き人間と縁を持つ
素晴らしいですね^ ^
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2021/02/02 15:05:32    (MPSO9K8Z)
コロナ禍の転職にしては最高です!
続きを楽しみにしています。
21
投稿者:大空♂   sisi.m20
2021/02/01 19:16:08    (Iaym6rOI)
い読みやすくて大作ですね
官能小説として読みたいですね

意外な展開で結ばれたけど
まだまだ意外な展開がありそうな予感!

これからの展開が楽しみです。
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投稿者:(無名)
2021/02/01 18:55:00    (kv97AZ88)
遂に第二章始まりですね。続き楽しみです!
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投稿者:ネギぬた
2021/02/01 17:37:49    (A/RZYkiy)
俺がアイスの袋を顔に押し付けながら、ショールームの駐車場に車を乗り入れると佐伯の黒のシトロエンが駐車場に既に止まっていた。
 
俺は溜息をついて車から降りて入り口のポスターの位置を直している佐伯に駆け寄った。おはようございます。佐伯に挨拶をする。
佐伯は、おはようと返してから俺の顔の腫れに気付き、どうしたの?その顔と尋ねて来た。

俺は仕方なく、昨夜の出来事を話した。意外な事に話を聞き終えると佐伯は笑いだした。それは災難だったわね。大丈夫なの?と聞いて来た。
俺は大事な日にこんな腫れ上がった顔ではお客様の前に出るわけにいかず業務に支障をきたしてしまう事を佐伯に詫びた。
そうね。確かにその顔じゃ人前に出せないわね。良いわ。場内の業務は茅野と変わって。高橋さんは今日、茅野がやる予定だった業務を彼女と変わって頂戴。俺は佐伯に深々と頭を下げて今一度詫びた。

暫くすると茅野がショールームに入って来た。俺の姿を見つけるなり走り寄り、昨夜は本当にごめんなさい。と言ってくる。その声を聞きつけた佐伯がショールーム内に入って来た。茅野は社長おはようございますと挨拶した。
茅野さん昨夜の事は今、高橋さんから聞いたわ。だから言ってるじゃない。あんな男止めときなさい。貴方はあんな程度の低いのじゃ勿体ない。

茅野はしおらしく、はい。と答えた。今高橋さんには指示したけど
今日この顔でお客様の前には出せないから貴方が今日一日高橋さんの代わりを勤めて頂戴。茅野は承知しました。申し訳ありませんと言った。

佐伯が出て行くと客用のベンチに座った俺の前に茅野は立ち、俺の顔に優しく触れた。本当にごめんなさい。こんなに腫れて。痛いですよね。酷い。本当にごめんなさいと涙ぐんだ。
俺は大丈夫だよ。茅野さん。それより今日上手くやりましょうと落ち込みが激しい茅野に声を掛けた。茅野さん大丈夫?と尋ねると茅野は黙ってかぶりを振る。大粒の涙が溢れ落ちる。俺は立ち上がり、ひ茅野の肩を掴んで茅野さんしっかりしましょう。今日この日の為に僕らやって来たんじゃないですか。涙拭いて。気分変えて頑張りましょう。と声を掛けた。

茅野は頷き、涙を拭い、はい。頑張ります。と答えた。暫くすると社員や業者達が集まり始め俺も茅野も仕事に追われた。
途中、レセプションで司会のマイクの音が小さくなるというトラブル以外は完璧に初日を終了させた。

全てを終えて佐伯が今日はお疲れ様。明日もよろしくとクライアントとショールームを出て行くと俺は1日の疲れがどっと出て、客用のベンチに腰をかけてふぅと息を吐いた。
お疲れ様です。茅野が缶コーヒーを持って入って来た。
茅野はお疲れ様でしたと改めて俺に言うと缶コーヒーを手渡して来た。私、なんて言って高橋さんにお詫びすれば良いかと今にも泣き出しそうな瞳で言う。いただきますと言って俺は缶コーヒーをひと口飲んで答える。
今日なんとか上手く乗り切れて、先ずは良かったじゃないですか。

茅野は俺の腫れた頬に手を伸ばして、まだ全然腫れてる。ごめんなさい。と小さな声で呟く。俺は話題を変えようと彼氏はどうしてる?誤解は解けたの?と尋ねた。
茅野は俺を見つめ返し、彼には今朝出て行って貰いました。もともと最近別れ話も出ていたし。荷物はまた改めて取りに来ることになりましたが、今朝荷物を持って出て行きましたと答えた。

俺は驚いて、そうなの?と聞き返してしまった。
茅野は良いんです。あんな暴力を振るう人間だとは思わなかった。酷いですよね。家に戻ってからもリモコンを投げたり、お皿を割ったり。私に手を上げる迄は無かったけどクッションを投げつけたり怖かった。
ここ、掴まれて引っ張られて。とブラウスの袖を捲ると肘の辺りが紫色に内出血を起こしている。

俺は思わず大丈夫かと茅野の腕を取った。茅野は高橋さんに比べたら全然大丈夫ですと呟いて俺の頬を慰るように右手でそっと包んだ。
茅野は俺を見つめて本当にごめんなさい。昨夜は心配で眠れなかったと小さな声で呟き俯く。俺は心配掛けて悪かった。大丈夫だったよと茅野の頭を撫でた。

茅野が俺を見上げてくる。俺は茅野にそっと口づけした。
茅野が見つめ返してくる俺たちはどちらともなく、抱きしめ合い熱いキスを繰り返した。
その夜、茅野を送ると彼女は来てと俺を部屋に招き入れ俺たちは結ばれた。

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投稿者:まつ   matu_taka
2021/02/01 15:15:37    (IOmiCpVD)
凄く読みやすい文章で、情景が浮かんできます。

また可能な時で良いので、続きをお願いします。
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