2026/10/15 15:18:15
(OYbP78PY)
○署員通用口
「(今頃来て、どうする積りだこいつ……
署員からはドン介とか言うあだ名で呼ばれてるみたいだが、誰が付けたかは知らんが、言い得て妙なあだ名だよな。(笑))
あ、田中巡査…
練習中の不慮の事故とはいえ、君の恋人の悠木巡査のあられもない姿を晒すことになってしまい申し訳なかった。
私がもう少し早く気が付いていればと思うと。私の不徳の致すところだ。」
田中に対し軽く頭を下げる黒瀬。(下げた顔には一瞬不敵な笑みが浮かぶ。)
青山「黒瀬警視長何言ってるんですか。悪いのは技をかける加減が良くなかった私です。
田中巡査本当に申し訳なかった。」
青山も黒瀬と一緒に軽く頭を下げる。
田中「……」
「(なにも言わない、いや言えないか…当たり前だよな。今頃こいつの頭の中は劣等感で一杯だろうさ。悠木巡査は俺がいただくから安心しな…(笑))」
その時、青山が読んだタクシーが走って来る。。
青山「黒瀬警視長、タクシーが来たようです。」
「そうか…田中巡査、悪いがちょっと悠木巡査の事借りるよ。破いてしまったTシャツを弁償させてもらわなくては…」
タクシーのドアが開き三人が乗り込むと、ドアが閉まりタクシーが動き出す。
黒瀬の詫びにも青山の謝罪にも、何一つ言葉を返せない田中。
言葉を返せないどころか、タクシーに乗り込む三人に対しても何も行動を起こせない。
田中「……(りんちゃんのあの目…俺に呆れてるのか??)」
タクシーのドアが閉まって初めて
田中「あっ、ちょっと待っ……」
タクシーに向けて手を伸ばす田中だったが、無情にもその時タクシーは走り出していた
タクシーに乗り込む三人を見て
先輩警察官「ちょ…ちょっと見た……これってもしかして略奪愛?」
後輩警察官「えぇ、でもまさか…黒瀬警視長は破いてしまったTシャツの弁償って言ってたし…」
先輩警察官「馬鹿ね…そんなもの絶対口実よ(笑)鈴を狙ってるのって、黒瀬警視長?それとも青山警視正?どっちかしら。どっちにせよ、ドン介なんかよりは鈴にはお似合いよね。」
後輩警察官「それはそうだと思いますけど…」
先輩警察官「そうなれば、鈴への過剰なセクハラも無くなるし、万々歳でしょ(笑)
警視長や警視正の恋人へセクハラしようなんて強者、うちの署にいないだろうし。」
その女性警察官たちの会話は田中巡査にも届いている。