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2026/08/15 23:43:06
(GEfPOtlj)
私は、Oさんの前で脚を開かされていた。
Oさんは七十を過ぎた老人だ。自分では女を抱かない。抱く力もないし、抱く気もない。彼が欲しいのは、女が喘ぎ、震え、壊れていく姿を、ただ眺めることだけだった。
私は好奇心と報酬に釣られてしまった馬鹿な贄だった。
最初のうち、私はまだ自分を保てると信じていた。
この男のプレイが執拗なのは知っていた。イキそうになると必ず止められることも、頭では理解していた。だから、声を殺す。表情を崩さない。身体が熱を帯びても、心だけは離れていようとした。
細いバイブを陰唇に押し当てられ、クリトリスを円を描くように刺激される。振動は弱めだ。それでも腰が自然に浮いてしまう。恥ずかしい。こんな老人の玩具ひとつで、自分が簡単に反応してしまうことが、ひどく惨めだった。指で割り開かれた割れ目に冷たいジェルを塗られ、中型のディルドーがゆっくりと挿入される。内壁を擦る感触に、思わず甘い吐息が漏れた。
「……んっ……」
自分の声が嫌だった。
Oさんは無表情のまま、私の反応を観察するように玩具を動かす。ディルドーを浅く出し入れし、時折角度を変えてGスポットを捉える。乳首に小さなクリップが付けられ、軽く引っ張られるたびに電流のような快感が走る。私は歯を食いしばって声を抑えようとした。でも身体は正直に熱を帯びていく。マン汁がディルドーに絡みつき、静かな部屋に湿った音だけが響く。その音を聞くたびに、自分がどれだけ欲しがっているのかを、突きつけられている気がした。
しばらくして、私はイキそうになった。
下腹部がきゅっと収縮し、腰が勝手に前後する。あと少しで——。頭の片隅で「今度こそイけるかもしれない」という淡い期待が生まれた瞬間、すべての振動が止まった。
「あっ……?」
急激な空白。疼きだけが残され、かえって強く疼く。私は無意識に腰をくねらせ、失われた刺激を追いかけた。自分がこんなに浅ましく腰を動かしている姿を、Oさんに見られている。羞恥が胸を焼いた。でもそれ以上に、止められたことへの苛立ちと、疼きの強さが勝ってしまう。
「……まだだ」
低い声。
私は目を閉じた。分かっていた。この男は、私がイキそうになると必ず止める。執拗に、正確に。だから私はイキそうな顔を隠そうとした。でも身体は嘘をつけない。内壁がひくつき、クリトリスが脈打つ。止められた瞬間の方が、欲しくてたまらなくなる。自分がコントロールを失っていく感覚が、怖かった。
Oさんは再び玩具を動かした。
今度は立ちバックの体勢にさせられ、後ろから太いディルドーを奥まで挿入される。ゆっくりと、でも確実に子宮口近くを擦る動き。腰を掴まれたまま、私は壁に手をついて耐えた。
「んあっ……そこ……ああ……」
声が上擦る。脚が震え始め、つま先が床を掴む。快感が波のように押し寄せ、頭の中が白くなりかける。イキたい。今すぐイキたい。でもOさんは、私が限界に近づくたびに振動を弱め、あるいは完全に止める。
「……っ、やめて……止めるの、やめて……」
懇願する自分の声が、情けなかった。
一時間。二時間。時間の感覚が曖昧になっていく。Oさんは焦らない。ただ、私の身体がどこまで耐えられるかを、淡々と試し続ける。最初は「まだ大丈夫」と思っていた。でも繰り返される生殺しのたびに、心の余裕が削られていく。イキたいという欲求が、思考のほとんどを占領し始める。普段の自分がどこにいるのか、分からなくなってきた。
私の股間はすでにぐちゃぐちゃだった。マン汁が太ももを伝って落ち、床に小さな染みを作っている。脚はガクガクと震え、壁に手をついていないと立っていられない。乳首のクリップは外され、代わりに吸引する玩具が付けられて、交互に強く吸われる。汗が胸の谷間を伝い、鳥肌が腕にびっしりと立つ。異常な悪寒と熱が同時に走る。身体が限界を知らせているのに、心はもっと欲しがってしまう。その矛盾が、自分を追い込んでいく。
「イキたい……イキたい、イキたい……」
私は歯を食いしばりながら、何度もそう呟いた。頭の中はもうそれしかない。クールでいようとしていた自分が、どこか遠くに消えていく。普段なら絶対に出さない声が、喉から勝手に溢れる。羞恥よりも、欲求の方が大きくなっていた。
「お願い……もう止めないで……今、イキたいの……我慢できない……おかしくなりそう……」
Oさんの目を見て叫んだ。でも彼は動かない。ただ、私の顔をじっと見ている。その視線が、かえって私を追い詰めた。見られている。自分がどれだけ欲しがっているかを、すべて晒されている。惨めさで胸が潰れそうなのに、それでもイキたいという気持ちは止まらない。自分が壊れていくのが、分かり始めていた。
三時間を過ぎた頃、私は泣き始めた。
声にならない嗚咽が混じる。涙が頬を伝い、鼻をすすりながら、それでも腰はくねってしまう。身体がもう限界を超えているのに、イかせてもらえない。生殺しの状態が延々と続き、神経が焼き切れるような感覚だった。「もう嫌だ」「許してほしい」という気持ちと、「イキたい」という気持ちが、ぐちゃぐちゃに混ざり合っている。どちらが本音なのか、自分でも分からなくなっていた。
「イかせて……イかせてよ……お願い……」
ようやくOさんが動いた。
彼は大きめのディルドーと、強力な電マを手に取った。私の顔が、一瞬だけ明るくなった。やっと、と思った。でも次の瞬間、彼が私を「マングリ返し」の体勢に固定したとき、私は凍りついた。逃げ場がない体勢。これから何をされるのか、分かってしまった。期待と恐怖が、同時に胸を満たす。
脚を頭の上で掴まれ、割れ目を完全に晒される。ディルドーがずっぽりと奥まで挿入され、その底に電マが押し当てられた。
振動が、ダイレクトに子宮口を揺さぶった。
「あああっ……! イクっ……イクイクっ……!!」
三時間待ち望んだ絶頂が、一気に押し寄せた。でもそれは、幸福な快感ではなかった。最初の十秒は確かに気持ちよかった。下腹部が熱く弾け、視界が白く染まる。すぐに、それが「気持ちいい」を超えて「苦しい」に変わった。子宮口を直接叩かれるような、強烈すぎる刺激。逃げ場がない。脚の指がすべて違う方向に開き、ふくらはぎの肉が硬く盛り上がる。頭はシーツに沈み、左右に激しく振った。
「どうした。イキたかったんだろう。好きなだけイクがいい」
Oさんの声が、遠くから聞こえた。彼はただ、電マを押し続けている。
私は痙攣しながら、腰を必死に振って逃げようとした。でもディルドーは奥に固定され、電マは容赦なく押し続けられる。尻が窄まってディルドーを押し出そうとしても、すぐに押し戻される。「もういい」「止めて」と叫びたいのに、身体はまだイキ続けている。快楽と苦痛の境界が、溶けていっていた。
「あああ……ダメえっ……!!」
限界のサインを力尽くで潰された。私は絶叫し、全身がびるるると震えた。それでも止まらない。電マでディルドーをさらに奥へ、膨らみがビラビラに密着するまで押し込まれ、キープされる。必死に浮かせようとしても、また押し戻される。自分が壊されていくのを、はっきりと自覚していた。それでも、イキたいという欲求は消えなかった。むしろ、もっと強くなっていた。
そして、私は漏らした。
熱い液体が股間から溢れ、シーツを濡らす。羞恥と快感と苦痛が混じり合い、頭が真っ白になる。「こんな姿を見られている」という羞恥が、かえって快感を煽る。自分がどこまで堕ちていくのか、恐ろしかった。
「やめて……もうやめてっ……! イッてるの……ずっとイッてるのっ……! イッてる途中でまたイッて……息が……死んじゃうっ……!!」
私は顔を上げ、電マを当てているOさんに向かって叫んだ。顔は真っ赤に充血し、汗と涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃだった。声は掠れ、言葉にならない。でもOさんは許さなかった。
「まだまだこれからだ。絶頂でトロトロになっている子宮を、責めて責めて責めまくれ」
その言葉で、私の地獄が始まった。
マングリ返しのまま、電マの強さを変えられる。最初は一定の強い振動。子宮口が連続で叩かれ、私は一度イっても止まらない。波が重なり、次の絶頂が前の余韻に重なる。脚が跳ね、縄が軋む。「もう終わりにしてほしい」という気持ちと、「まだイキたい」という気持ちが、激しく衝突する。どちらも本物で、どちらも自分を引き裂いていく。
「ひぁっ……また……イクっ……イクイクっ……!」
次にOさんは、電マを小刻みに上下に動かした。ディルドーが子宮口を擦りながら振動する。角度が変わるたびに、違う場所が刺激される。私は腰をくねらせて逃げようとするが、固定されていて動けない。連続した絶頂の合間に、わずかな空白が生まれる。その空白が、かえって次の波を鋭くする。「空白がある方が、もっと苦しい」と、どこかで理解していた。
「やめて……そこ……だめ……また来るっ……!」
やがてOさんは、ディルドーをゆっくりと回転させながら電マを押し当てた。螺旋を描くような動き。内壁全体が擦られ、子宮口が直接振動に晒される。私の意識が飛びそうになる。口から涎が糸を引き、白目がかかりかける。「自分はもう、普通の女に戻れないのかもしれない」という恐怖が、ふと頭をよぎった。でもその恐怖すら、快感に飲み込まれていく。
「イッてる……ずっとイッてる……止まらないっ……!」
次の変化は、電マを一瞬だけ離して、また強く押し付けることだった。空白の瞬間に身体が弛緩し、次の衝撃で一気に締まる。その緩急が、快感を何倍にも増幅させた。私は橋を架けるように腰を反らし、縄を引きちぎろうとするほど暴れた。「壊れたら、楽になれるのか」と思った。壊れてしまえば、もう考えなくて済む。その誘惑が、静かに心を侵食していた。
「あ゛っ……あ゛あ゛っ……イグっ……イグイグイグっ……!」
さらにOさんは、電マの当てる位置をわずかにずらした。子宮口の少し上、少し下、左右。わずかな違いで、感じ方が変わる。私はもう、自分がどこを刺激されているのか分からなくなる。ただ、終わらない波に飲み込まれているだけだった。思考が断片化し、「イキたい」「やめて」「もっと」「死にたい」「イキたい」という言葉が、ぐるぐると頭の中を回る。
「お願い……もう……許して……壊れる……本当に壊れるっ……!」
声は掠れ、ほとんど嗚咽になっていた。連続絶頂は十分を超え、十五分を超え、まだ続いていた。時折、電マをクリトリスに当て直され、外と中の刺激が同時に来る。そのたびに、私は跳ね上がった。おしっこがまた漏れ、シーツはぐちゃぐちゃになる。「こんなに恥ずかしい姿を晒しているのに、まだイキ続けている自分」が、許せなかった。でも許せない自分を、身体は無視してイキ続ける。
「イッてるのどまんない……イッてる途中でまたイッて……頭が……おかしくなるっ……!」
Oさんは淡々と、バリエーションを変え続けた。
強い一定振動。小刻みの上下動。回転。緩急。位置の微妙なずらし。時にはディルドーを浅く抜き、すぐに奥まで押し込み直す。そのたびに、私の身体は違う種類の絶頂を強いられた。浅く広い波。深く鋭い一撃。長く尾を引く震え。短く連続する痙攣。意識が遠のきかけるたびに、Oさんは刺激を少しだけ弱め、私が戻ってきたところでまた強くする。その繰り返しで、私は何度も「終わった」と思わされ、何度も「まだだ」と叩き直された。自分がどこまで落ちるのか、もう 無関心になってきていた。恐怖すら、麻痺し始めていた。
ようやく、力が抜け始めた。
両手の拳がほどけ、足の甲の筋が消える。もう力まない。ただ、うわ言のように呟く。
「あ……イってる……イってる……あそこで、イってる……」
腰が小刻みに上下する。時々、腹筋がうっすらと盛り上がって震える。中で、勝手にイキ続けている。意識は曖昧で。ただ、子宮の奥が熱く脈打ち、終わりのない絶頂に飲み込まれている感覚だけが残っていた。「もう、戻れない」という確信が、静かに胸に落ちてきた。悲しいはずなのに、どこかで安堵のようなものもあった。考えなくていい。抗わなくていい。ただ、イキ続けていればいい。
Oさんが、心底嬉しそうに笑った。
「ふふふ。完全にポルチオが開発されたな。もう戻れんぞ」
その声を、私はぼんやりと聞いた。
白目を向いたまま、もう反応できない。身体だけが、小さく痙攣を繰り返していた。心のどこかで、「ああ、本当に戻れんぞ」と、自分でも認めてしまっていた。
そして、その日以降、私は明らかに変わった。
中イキが、すっかり癖になった。
雑に玩具を突っ込まれただけでも、子宮が勝手に反応してイってしまう。扱われ方がどうであれ、奥を刺激されれば無条件に感じてしまう身体になった。最初は恐ろしかった。自分がこんなにも簡単に堕ちてしまうことが。でも、日が経つにつれて、その恐怖すら薄れていった。代わりに残ったのは、奥を突かれるたびに勝手にイってしまう身体と、「もう後戻りはできない」という、静かな諦念だった。