2013/10/09 17:03:05
(..NcX/oT)
サブタイトル【彼の願望】
仕事の用事で、銀行に行った。待ち時間の間、横の雑誌を取ってページをめくった。
星座占いのページで、手が止まった。日頃は、まったく関心がない私なのに、読んでみた。私の星座、今週の占いは、「油断すると大事に至る」・・・そうですか(笑)
彼の星座は・・・「新しい出会いあり」みたいな。なによ、これ・・・健、絶対にだめだからね・・・
火曜日の夜、彼からのメール。いきなり・・・「美奈子は、紐パン持ってる?・・・」え?紐のパンティのこと?・・・「1枚、持ってるよ・・・」すぐに返信あり。「今まで、何で履いてこなかったの?・・・」え? そう言われたって・・・だって・・・ちょっとエロイかなと思ったし・・・
「じゃあ、今度の木曜日、いいよね・・・」あ、ハイハイ・・・ご希望なら、履いていきますよ(汗) 恥ずかしいな・・・しばらく履いていないし・・・
でも・・・もっと可愛い紐パンにしたい。私は、前日、デパートランジェリーショップでで可愛いものを1枚、買った。健には、秘密だけど(笑)
木曜日夕方、彼は、仕事で少し待ち合わせに遅れた。その間、駅前デパートで、ブラブラした。
彼からの電話。すぐに、駐車場へ向かった。彼の助手席に滑り込む。
「美奈子の香りだ・・・」いつも言ってくれる。健だって、私の好きな男の臭いよ。指を絡め、いつもの郊外へと向かう。私は、星座占いの話をした。彼は、笑っていた。「新しい出会いか・・・」「いやよ・・・絶対に・・・」「あったよ・・・得意先の担当が変わった。それも出会いだし」・・・ホッとした。
信号で止まる。彼は、手をスカートへ。今日は、少しフレアのスカート。スカート裾から顔を出す閉じ合わせた膝頭に、そっと触れる。彼の好きな肌と馴染む色のストッキング上から、そっと撫で回す。緊張してか、脚をさらに閉じ合わせてしまう。裾から内腿に指先が這う。私は、もうすっかり感じている・・・奥で、体内の奥で、ジワジワと潤んでいる
「健、青だよ・・・」彼は、その手を止めないで運転する。「危ないよ・・・」「美奈子、今日は約束のやつだよね・・・」「え?・・・そうよ・・・リクエストとおりにしました・・・」彼は、すごく喜んだ。そんなに喜んでくれるのなら、もっと早く言ってよ・・・お応えしたのにね。
日が暮れる前の短い時間、お互いの気持ちをさらに高める為に、ちょっと寄り道している。今日は、なぜか、隣町のアミューズメントホール。ゲームセンターやボーリング場、色々ある場所。
彼に手を引かれ、エスカレーターで2階に上がる。広いゲームセンター。「プリクラ撮ろうか?」と彼。え??そうなの・・・撮りたいの?恥ずかしいな・・・
奥のプリクラコーナーには、女子高生達が数人いた。一番奥の部屋に導かれて二人で入った。彼は、鞄を置かせ、私を抱きしめた。こんなところで・・・キス。いつもの長く熱いキスになった。「来ないかな?・・・」心配する私。「大丈夫・・・」
抱きしめ合い、見詰め合った。外の声が・・・気になってったけど・・・無言で私を見詰める彼。何か・・・不安ななる。
「健、どうしたの?・・・」そう聞いた。何か、ドキドキする予感。無言で、私の頬を指で撫でる。「一度、やってみたかったことがあるんだ・・・」「え?なあに?・・・」彼は、私の背後に回った。「え?どうしたの?・・・」私の耳元で、彼が囁く。「紐パン・・・取ってみたいんだ・・・」ええ??・・・え?? ここで??・・・ドッキリ・・・ドキドキ・・・
「ダメ?・・・」彼の甘い声。私はそれに弱い。胸がキュンとなる(汗) 「もう一度、彼が聞く。「美奈子・・・ダメ?・・・」「う・・・うん・・・いいよ・・・」言ってしまった(汗)もう逃れられない状況だと観念してわかっていたし・・・
彼は、私の背後に回った。この部屋は、明るすぎるよ・・・彼の手が、スカートの中に・・・ドキドキ・・・外の女の子たちの声・・・彼は、ストッキングを優しく、腿まで下ろした・・・ドキドキ・・・恥ずかしい・・・スカートをたくし上げ、紐の下着を確認する彼。「美奈子・・・すごく可愛いの持ってるんだ・・・」「恥ずかしい・・・」でも、昨日、買ったやつだけどね・・・秘密(汗)
背後から、下着を撫で回す彼。白と薄いピンクの花柄を観察されている。いや・・・恥ずかしい・・でも・・・撫でられ感じて興奮している私・・・どうしよう・・・もう・・・
右サイドの紐の端を彼は摘んだ。そして、ゆっくりと引っ張った・・・紐が伸び、結んでいる部分が外れた・・・右半分が・・・ダラリとなった・・・もう・・・だめ・・・
今度は、同じように、左側も・・・ああ・・・健・・・犯されているような・・・でも・・・感じている・・・
左側もダラリと・・・薄いヘアが・・・その間からあらわにされ・・・「は・・・恥ずかしい・・・健・・・」
彼は、股間から薄い生地を抜き取った。もう・・・だめ・・・その生地を、彼はポケットにしまった。「あっ、健・・・だめよ・・・」「帰りまで、預かっとくよ」耳もとで囁く彼。
彼は、ストッキングを戻してくれた。ノーパン・・・(汗)・・・
彼に手を引かれ、部屋を出た。真っ直ぐに、エスカレーターへ。彼を見て焦る私・・・「初めてだよ・・・こんなの・・・」「願望がかなった。美奈子、ありがとう・・・」そんなふうに言われると、弱い私。髪を撫で、そっとキスしてくれた。
「美奈子と俺にしかわからないことだね・・・」「意地悪・・・もう・・・ドキドキしてるんだから・・・」彼は、憎たらしく笑った。
結局、プリクラなんて撮らずに(汗)・・・
下半身に違和感・・・スースーする感じ? ホテルまでこれ?・・・
ホテルで、今夜も彼に愛され、彼の部分もいっぱい愛してあげた。
こんな出来事も、二人の思い出になるかな?・・・また、リクエストしてくるだろうけど・・・覚悟しておかなければ・・・
まだまだ・・・この後の彼と交わした約束指きりからすれば、これはまだ、私にとっては・・・プロローグに過ぎないだけ・・・健と私の間でこれから体験していくお互いの愛し方の、そんな予感がしていた。
もうこんな時間だ・・・夕飯の支度をしなければ