2019/06/27 17:29:29
(XB/vEq0F)
翌週の日曜日の朝はやく。定休日にもかかわらず、いつものようにお店の前を掃除する由希子さんを見つけた。
その気もないのに、『手伝おうか?』と声を掛けると、『おはよう。浮田さんの出来てるわよ。いる~?』と返されました。
昨日預けたばかりの洗濯ものが、もう仕上がっているようです。扉が開かれ、いつもの僕の洗濯カゴにはクリーニングを終えた洗濯物が丁寧に折られています。
時間は午前7時30分。しかし、僕が家に帰るのは、それから6時間後となるのです。
僕に荷物を渡し、再びお店の前を掃除し始めた由希子さん。僕は雑誌を手にして、彼女の掃除が終わるのを待ちます。
5分程度で彼女は戻ると、『今日のご予定は~?』と聞いて来ます。特になにもありません。そんな僕に、『お暇~?』と聞いて来ます。
明らかに何かを言いたげです。そして頼まれたのは、お店の模様替え。と言っても、10分程度で終わるものです。
模様替えのお手伝いも終わり、『ご飯まだでしょ?』と言われ、ある場所に招かれました。そこはカウンターの向こうへと繋がるスペース。
つまり、従業員である彼女しかくぐることのないスペースなのです。初めて目にする、クリーニング屋の裏側。
『企業秘密なのよ?』と言い、彼女は更に奥へと歩きます。そこは住居部、由希子さんが住んでいる家の中なのです。
薄暗いお店から入ると、そこには居間がありました。ここもとても薄暗く、この家自身が古い家だと言うのが分かります。
僕はテーブルに着き、彼女の作ってくれた朝食を食べ始めます。『さぁ、食べよ。』と彼女も自分の分を置き、テーブルに着きました。
食事をしながら、僕はあることを考えていました。『旦那さん、どこだろ?』と言うことです。この家のどこかにいるのは間違いないのです。
聞きたくても聞けなかった僕でしたが、『旦那さんは?』とようやく重い口を開きました。
『あっ、向こう。』と由希子さんは答えましたが、それは淡白な返事です。そして、『恋敵に会いたいかぁ~?』と笑って聞いて来ます。
冗談で流された感じになっているレストランでの『好きやったんだからね。』と言う僕の告白を彼女は覚えていて、わざとからかって来たのです。
しかし、『障害者になっちゃったからねぇ~?』と言われ、僕の口が閉じました。これ以上は聞けません。
食事が終わり、『もう帰る?』と聞かれました。『何かある?』と聞き返すと、特に何もないようです。
そこで、『ゆっくりして帰ってもいい?この店でいると、なんか楽しいし。』と言ってみます。
由希子さんは、『いいけど。浮田さん、ほんとうちのお店好きよねぇ~?前から聞こうかと思ってたんだけど。』と本音を言われました。
しかし、それは違います。確かに、このお店で由希子さんと話し込み、特に何かをする訳でもなく時間を潰しています。
でも、それがなぜ楽しいのかは、もう分かっているのです。もう、何度由希子さんの仕事服を脱がせたのか分かりません。
彼女に、何度フェラチオをさせたのかも分かりません。ここに来て、僕は勝手に想像して楽しむことが身に付いてしまっていたのです。
薄暗いお店で彼女の服を脱がせ、僕は犯しまくっているのです。喘がせまくっているのです。