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2026/06/20 19:58:02
(m3dnQv29)
40代既婚男性の貴方。フリーランスのライター業を営んでいる。
地域や人、文化などに対した取材をしており、主に地元に関する仕事をしている。
人に関する取材を特に力を入れており、業界問わず、アングラな人物まで多くの取材を行ってきた。
当然アダルト関係の人物も経験、様々な男女へ会ってきた… エロというものは、貴方が思っている以上に広大な世界だった。
業界人故、口コミというものと人一倍縁がある貴方。
「こんな奴がいる」
そんな一報が毎日の様に入ってくる。
数年こういった日々を送っていると麻痺しているのか、貴方は普通なら刺激的な情報であっても最近は退屈さえ感じる様になってしまっていた。
アブノーマルな世界さえこうなってしまうものなのか。
新着メール
『お疲れ様です。最近どうですか?
実はちょっと珍しい感じの女性の情報がありまして。
性欲が強い女ってどういうイメージがありますか?
僕は所謂ビッチ系の快楽主義な女って感じでした。
でも、女の性欲って、突き詰めていくと「出産」だと思うんですよ。好みの男の遺伝子をもらって子孫繁栄へ繋げていくっていう。
より好みの遺伝子が欲しいって事ですね。
でも、それはあくまで遺伝子の「質」であって…「数」じゃない。
だから女はより慎重だし、吟味して男を選ぶ。
しかしながら、数というのも…性欲の強さの一つなんじゃないかなって思うんです。
色んな男の子を産みたい…
そんな女もいるのかもしれないな、と。
今回はそんな女性の紹介です。宜しければお願い致します。
↓女性のSNSです。
~~~~~~~~』
「色んな男の子を産みたい?…そんな女いる訳ないだろう。何を言ってるんだ。今回はダメ情報か…」
ある男からメールを着信し、読み終えるや否や呆れた様子で椅子へ凭れ掛かる貴方。
送信元は長い付き合いの男で、所謂情報屋。口コミという意味では一番の情報源だった。
しかし今回はどうやら不発の様だ。
「まあ一応見ておくか…」
渋々URLをクリックする貴方。
アングラ系ルポライター御用達のSNSで、それなりのパーソナリティーを閲覧出来る作りとなっていた。
《せいな 24歳》
「へえ…若いな…綺麗な子だし。」
顔写真が写っており、透き通った白い肌をした綺麗な女性。
比較的落ち着いた雰囲気で、知的さも漂っている。
《ご覧いただきありがとうございます。
私は子を望んでいません。
しかし、気持ちとしてはあります。それも人一倍に。》
「は?…どういう事だ?気持ち?」
《私のセックスは、主にオーラルに依るものです。
理由は…男性の陰茎と精液に愛を抱いているからです。》
「?…」
《陰茎という器官から放たれる、神聖な体液……精液…
遺伝子という神々しい「種」を含んだもの…
それでも、実際に女性の卵子に着床出来る御種は…ごく僅か…
様々な要因がありますが、私は特に…「選ばれなかった」御種に…形容し難い胸の痛みを感じます…
なんという事を…と。
しかしながら、女性からすれば致し方ない事。
「選ばれなかった」御種を放たれた男性には………理由があります。》
「………」
《気持ちが悪い》
「!?」
《そう…表現される男性です。》
「まぁな…」
《私はそんな男性の子こそ妊娠したい。》
「な!?」
《しかし…それは不可能…
…結局私も…「彼女等」と、同じだから…
ならば…》
「…まさか…」
《頂きたい》
「ッ!…」
《食道という…消化器官へ続く、「もう一つ」の受け入れ先で…》
「ㇵッ!…フッ!…」
《私の「男性経験」については、既にお気づきかと思います。
そう、私の「そういった」男性経験の数は…延べ…》
「ウッ!…ゥプッ…」
《三つの桁を超えています》
バタンッ!!
徐にパソコンを閉じる貴方。
「ハアッ!ハアッ!ハアッ!………なん…だ…この女は…」
~~~~~
1:14…
「?………はっ!………寝て…しまったか…」
貴方は疲労からいつしか眠りに落ちており、目が覚めた頃には日付が変わっていた。
「……」
カタンッ…
再びパソコンを開く貴方…
「………」
軽蔑の様な眼差しを画面上の美しい女へ向ける貴方。
しかし…
何故か心臓の音は今まで経験した事がない程の鼓動が鳴っていた……