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2026/04/25 11:22:59
(HQ39Hq5/)
……
某病院、泌尿器科。
貴方がそこへ通いだして数か月。診察は現在三回目を終了。
オーラルセックスから派生した治療法を実施するその科。
肉唇に依る加圧で勃起を呼び起こし、希望があれば「精飲」までしてくれる女性看護師… テイスティング…という治療工程の一つの様。
貴方の体調、メンタル低下、タンパク質不足まで適格に言い当てた看護師…
心因に依る射精障害を発生した貴方は診察の度に症状は改善。
今では妻との行為時にも勃起が起こり、夫婦仲の改善にまで好影響を及ぼしていた。
食事内容も大幅に変え、タンパク質摂取を心掛けた。
テイスティング後はやはりその変化にも気づいていた様だ。
。。。
「…頑張りましたね。大変タンパク質摂取をされてる様ですし、テイスティングは問題ありませんでした。
今後も現在の食事内容を維持していただきたいです。」
目の前の女性看護師はテイスティング結果を伝え始めた。
冷静ながらも労うその言葉は人柄を感じさせる。
スッ…
?
徐に両掌を体前でそっと合わす看護師。
「御馳走様でした… 大変美味しかったです。御貴重なお種…有難く頂戴致しました…」
その姿は巫女の様に神聖で、どこか親しみある挨拶を口にする看護師…
彼女はいつもこうだ。
言ってしまえば性風俗と変わらないこの診療… 普通ではない…
しかし、これほどまで患者に寄り添い、貴方の精液を愛している様なこの振る舞い…
この科の看護師は皆こうなのか?
あくまで姿勢、業務故に振る舞うだけなのか?
「…今回で三回目の診察となりました。射精障害、勃起不全は劇的に改善いたしました。
つきましては今後の御来院は当院としては必要ありません。
再び発症した場合やご不安な場合は任意で御来院いただくか、こちらの方に御連絡お願い致します。」
女性看護師は名刺を貴方へそっと差し出す。
(柿原 千紘)
生年月日 2002年4月10日
○○病院 泌尿器科 看護師
当院電話番号 ○○○○ー○○ー○○○○
看護師 LINE ID ○○○○○○
「それでは…当院を御利用いただき、誠にありがとうございました。
今後の健やかな御生活を心から願っております…」
柿原は深々と頭を下げ、未練のない清々しい表情で貴方を見送った…
。。。
病院から下りた治癒完了の診断。
実際に貴方も自覚できる程の改善が起こった今、今後通い続ける必要はない。
漸く悩みの種が解消されたのだ。
光が差し、貴方の明るい生活が待っている。
『御馳走様でした』
『美味しかったです』
不意に貴方の脳内に言葉が木霊する。
そう、わからないのだ。
何故、彼女はあの仕事を選んだのか…