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成人の日に

投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
削除依頼
2020/01/15 05:11:57 (KwVo2Mkc)
翌日に成人の日を控えた連休二日目。

私はSMサークルで知り合ったサトコ(仮名)の家へ行った。

高級住宅街の中にある豪邸は、とても静かで、匂いも独特。

庶民の私には、こういう雰囲気が、少し苦手だった。

塀の内側は別世界。

災害孤児だったサトコが暮らしているとは思えないような家に、私は圧倒されていた。

行儀見習い中の彼女を応接室で待つ間、サトコの養父母と共通のライフワークであるボランティアの話に花を咲かせていた。

しばらくすると、習い事を終えたサトコが来て、私を見ると、子供みたいにはしゃいで、ハグをしてきた。

養父母の前で、納会の後の話をしていると、二人は微笑みながら、サトコを見つめていた。

養父にとっては別世界の話。

庶民だったサトコと養母と私の女子トークに、養父はオーバーに反応していた。

夕食後、使用人さん達が別棟に帰ると、私は家族と入浴する事になった。

広い脱衣所で、四人で服を脱いでいると、養母は夫の脱衣を手伝っていた。

私とサトコは、二人の邪魔をしないように、先に浴室に入った。

広い浴室はガラス張りで、ライトアップされた中庭の芝生が、ゴルフ場の浴室みたいに思えた。

洗い場で身体を流すと、夫妻が入って来た。

威厳のある大きな身体に、立派なイチモツを揺らしながら近づいて来た養父に、思わず見とれてしまった。

サトコに促され、洗い場を二人に譲ると、彼は私の身体を見ながら、
「りなちゃんは、いつ見てもキレイだね」
と言われた。

誉められ馴れてはいたけど、社交辞令でも嬉しかった。

会社だったらセクハラ発言だけど、オチンチンとは呼べない立派なイチモツを下げた殿方を前に、私のオンナの部分が疼いていた。

(誘われたら、どうしよう)
と、自意識過剰な妄想が過った。

裸になっても漂う気品が、夫妻から伝わって来た。

すっかり二人に見とれていた私に、サトコがちょっかいを出してきた。

「お姉ちゃん、ワタシの事も見てよ」
と、22歳の大人とは思えない幼さで、甘えて抱きつくサトコ。

「りなさんを困らせては、いけないよ」
と、サトコを諭した養父の声が、浴室に反響して、私の欲望を掻き立てて来た。

悔しいけど、ベテランのS男との格差を実感した。

目には見えていながらも、何かが見えていない。

そんなオーラを漂わせる男性を目の当たりにして、サトコや奥さんには言えないオンナの自分に気づいた。



つづく
 
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13
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/24 20:58:05    (2bN/oS9L)
【噂話】
屋敷には「開かずの間」という部屋があるらしい。
実際には見てはいないけど、閉ざされた扉の中には、木造の「座敷牢」と呼ばれる牢屋があって、その中に入れられた者は、生涯外には出られないと言われている。
SMサークルで流れる噂なので、真偽は定かではないが、こうした噂もあながち嘘とも言えない雰囲気のお屋敷でした。

呪いとか、オカルトみたいな物が好きな人もいるから、SMは楽しいのかも知れません(笑)
12
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/24 05:39:10    (2bN/oS9L)
「やめて、やめて、」
「取らないで、取らないで、」

妻は娘に懇願していた。

縛られた妻は、消え入りそうな声で、夫を寝取ろうとしている娘に訴えていた。

後で聞いた話によれば、彼女が結婚する前に付き合っていたオトコは、かなりのクズで、さんざん弄ばれていたらしい。

家出娘だった彼女を自宅に連れ込み、嫌がる彼女をレイプしては、その様子を撮影してネットに投稿したり、仲間と輪姦してみたり、AVに出演させたり、悪虐非道の限りを尽くしていたらしい。

男達が逮捕されて、自由になったものの、親に見捨てられて、自ら風俗店で働きながら、一人暮らしをしていたという。

男に騙されては、稼いだお金も持ち逃げされたりして、人生に絶望していたところを、夫に救われたという。

手首には深く切った痕跡が、いくつもあった。

何度も傷ついた心と身体。

二度目の流産の後は、本気で生命を絶とうとしていたという。

そんな彼女が、最後に選んだ相手が、ネットで知り合った彼。

自分の運命を呪っていた彼女にとって、SMを体験するぐらいの事は、何の躊躇いもなかったらしい。

しかし、育ちの良い彼に身体を許している内に、彼女の心の中に希望が芽生え、人生をやり直す気持ちになれたという。

もちろん結婚には、多くの障害もあったが、気づいた時には、互いに無くてはならない関係になったらしい。

結婚してからも嫁として、夫の要求には何でも応えてきた。

嫌いだったセックスも、夫のおかげで好きになれた。

一度は夫の子供も懐妊したものの、不注意か何かで流産してしまい、母体へのリスクを案じた夫は、卵管結束による不妊手術も勧めていた。

まもなく40代となる彼女は、まだ出産する事は、諦めていなかった。

サトコ(仮名)を娘にした時は、本当の娘と思って、必死に頑張って[母親]を装ったらしいが、娘が夫に特別な感情を持っている事に気づいてから、再び闇が心を支配した。

陰湿なイジメが虐待に発展し、二人と一緒に暮らすのは無理だと考えていた時に、知人にサークルを紹介され、本格的に夫婦でSMを始めた。

被虐が彼女の狂暴性を抑えて、夫の命令を寵愛と理解できるように成長した。

男女同権の現代では、封建的なSMは[変態]の謗りを受けるが、Mに目覚めた彼女は、主人に支配される悦びを知った。

主人の調教で、自傷する事は減り、厳しい夫婦のルールに背いては、自ら罰を求めるようにもなった。

妊娠しても子供を産めない妻は、夫が他の女とセックスをする事だけは嫌がっていた。

子供を産めない劣等感を持つ彼女が、娘に夫を寝とられるのは、何より屈辱だった。

娘が夫の子供を産めば、嫁としての責任も果たせない自分は捨てられる。
と、思っていたのだろう。

娘に射精し終えた旦那は、私達に嫁の話を聞かせてくれた。

気になった私は、娘が子供を産んだら、嫁をどうするのか訊ねたら、
「家内は家内」
と答えた。

もし、娘以外のオンナに子供が出来ても、嫁を手離す気はないと断言した。

若い女に乗り替えたがるのが、男のサガだと思っていたが、こんな古風な男もいると知って、私も安心した。

私が呼び出したM男くんは、付き合っていたカノジョに浮気がバレて別れたばかり。

旦那の話は、良い勉強になったと思った。


屋敷を出た後、M男くんが私に話しかけてきた。

「りなさんの都合が良ければ、また僕を調教して下さい」

言われ馴れてるはずの言葉だったけど、その日は重く聞こえたので、私は即答を避けた。

その夜、私は携帯からサトコの名前を消した。


おしまい
11
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/23 08:46:12    (mufap4Vf)
「パパの奴隷になりたい」

サトコ(仮名)は、養父に何度も繰り返して言っていた。

以前から、私にも話していた事だから、驚きもしなかったけど、娘が父親に言うセリフではなかった。

しかし、サトコは養父の子供を産みたがっていた。

養母は結婚前、何度か流産していて、子供を作るのは、無理だと言われていたらしい。

多忙な仕事の合間に、ボランティアに出掛けても、子供を見かけては一緒に遊んでばかり。

私も彼の、そんな姿を何度も見ていた。

父親になりたがっている彼には、サディストの片鱗は、全く見られない。

たまたま資産家の家に生まれ、親の仕事を引き継ぐために、子供の頃から厳しく育てられてきた彼には、無邪気に遊んだ記憶もないらしい。

人を養い、支配する事を宿命付けられて来た彼にとって、セックスさえも支配的でなければならなかった。

サトコから、養父の生い立ちを聞かされていた私は、なんとなく彼の気持ちを理解していた。

養父がゴムを付けようとしたら、
「やめて、」
とサトコは言った。

「私、パパの子供を産みたい」
と、娘は真剣な顔で言った。

夫婦と一緒に暮らしている内、彼女は女として、彼を愛してしまっていた。

「私、もう他の人に抱かれるのはイヤ」
「パパだけが良い」
「パパとだけ、セックスしたい」
と、彼女は父親に泣きながら訴えていた。

「パパは、お前が誰かと結婚して、幸せになって欲しい」
と父親は答えたが、
「私は誰とも結婚しない」
と、サトコは断言した。

「私はパパの子供の母親になりたいの」

実の父娘ではないから、サトコの要求は無理ではない。

問題は世間体。

地位のある養父にとって、娘を妊娠させるのは、体裁が悪い。

妊娠しても子供を産めない妻。

養父に恋をしている娘。

二人の女を愛している男。

それぞれが心の奥底で葛藤していた。

「今日は、りなさん達も来てるし、パパも私を愛しているいるなら、私の中に注いで!」

サトコは、私達の前で既成事実を作ろうとしていた。

躊躇う養父に業を煮やしたサトコは、父親のイチモツを強引にアソコへ導いた。

娘の中に無防備な生のペニスを挿入した父親は、彼女の親としてではなく、一人のオンナとして抱いているように見えた。



つづく
10
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/22 11:03:28    (u4r3v7Gd)
「なんだか、お着物が苦しくなってきた」

養母の調教が始まって間も無く、サトコ(仮名)は、養父に甘えるように囁いた。

「ママの事は、お二人にお任せして、」
と言いながら、彼女は養父にキスをした。

「お客様の前だぞ?」
と養父が言うと、
「だって、我慢出来ないんだもん」
と言って、着物を自分ではだけていた。

旦那は妻を私達に任せて、娘を抱き始めると、キスをしたまま帯を解き始めた。

「あなた、やめて、やめて、ヒドイ、」

妻は縛られたまま、必死に縄を解こうと暴れ始めた。

「おねがい、やめて、」
と泣いて懇願したが、夫は妻の見ている前で、娘の着物を焦らすように脱がし始めた。

帯を引っ張られて、クルクル回りながら、
「あーれー、」
と言って、サトコは床に倒れた。

まるでコントを見ているような感じだった。

サトコが脱ぐのを養父も手伝っていた。

縛られた養母は、狼狽しながら二人を見て泣き喚いている。

サトコが襦袢一枚になると、夫は妻の見ている前で、娘の身体を愛撫し始めた。

「パパ、気持ちいいぃ」

サトコは養母を挑発するように喘ぎ始めた。

妻の言葉も虚しく、夫は娘に覆い被さりながら、服を脱いで行き、サトコの口元にイチモツをあてがった。

「パパのオチンチンだ」

嬉々としながら、サトコは養父のペニスを舐め始め、息苦しそうに口に含んでいた。

メイクも崩れて、顔を歪ませながら、鼻声で喘ぐサトコの声が、心地よく聞こえた。

夫は妻への罪悪感からか、バイブで妻を可愛がるように指示してきた。

私は彼女の煩い口に猿ぐつわをかまし、二人が見えないように、黒い布で目隠しを施した。

漆黒の中で、アソコにバイブを突っ込まれ、声も出せないし、身体の自由もきかない彼女は、耳から夫と娘のセックスしている様子を聞いていた。

呻き声をあげながら、涙を布に滲ませ、鼻水とヨダレを垂らしていた。

唸るバイブを挿入されたアソコから、湿っぽい摩擦音が、グチュグチュと聞こえてきた。

そろそろ吊るしたままでは危ないので、彼女の縄を一部解くと、縛り直して床に寝かせた。

切ない声と甘い喘ぎが混ざりあい、淫獣の養母はメス臭を発散しながら、身体を捩り続けた。

バイブでオンナを調教した経験の少ないM男くんが、あまりに下手くそで、彼女がスグにイキそうなので、私が下半身の担当を代わった。

M男くんが彼女の垂らした鼻水やヨダレを舐めているのを見ながら、私は彼女がイキそうになるたび、バイブを止めたり、抜いたり、突っ込んだりを繰り返していた。

次第に反応も早くなり、呻きも大きくなった。

軟膏で塞いだ傷が開いたのか、アソコから垂れたヨダレに、薄く血も混じり始めていた。

(そろそろ頃合いかな?)

と思って、振動をマックスにしたまま、バイブを突き当たりに押し当てた。

彼女は、自ら激しく腰を前後に振りながら、アクメに達すると、間欠的にアソコから体液を噴き出して果てた。

大人しくなったので、目隠しと猿ぐつわを外すと、すっかりメイクも落ちていた。

私はM男くんに、涙と鼻水とヨダレで汚れた彼女の顔を舐めさせた。



つづく
9
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/21 06:42:48    (3Ly3X1XN)
汚れた着物を着せられたまま、吊るされている養母に、サトコ(仮名)は冷たい言葉を浴びせた。

「お母さんは、若い男が好きなんでしょ?」

他人とは言え、娘とは思えない言葉に、私の背筋も凍った。

サトコは、縛られて身動き出来ない母親の着物の裾を捲り上げて、帯の間に挟み込んだ。

数時間前に、若い男達に弄ばれたアソコが、私達の前で露にされた。

年齢相応に色素沈着している性器が、汚いモノに思えた。

年末年始、夫のネトラセ趣味で、サークルの会員達にも、容赦なく凌辱されていた事も、私達は知っていた。

「お前は、本当にスケベな女だな」
と嘲笑しながら妻の性器を広げて、夫は私達に妻の内臓を晒した。

粘液に濡れてるアソコを覗き込んでいたM男くんも、私の隣で興奮していた。

「もしかしたら、妊娠するかも知れないから、私が奥さまの中に出された精液を、吸出して差し上げましょうか?」
と、余計な事まで言い始めた。

「りなさんは、それで構わないのかい?」
と、旦那は冷たい笑顔で、私に訊いてきた。

「もちろん、ご主人がよろしければ、」
と答えた。

重みのある旦那の声が、私を押し潰すように圧迫した。

(「いやだ」なんて言えない)
と心の中で思っていた。

名実共に権力を持つ彼の威圧感は、単なるSMプレイヤーの私には重すぎた。

(彼を好きになってしまいそう)

SやMに関係なく、女として彼を見てしまいそうになった。

(恋かな?)
なんて、年甲斐もなく考えていた。

恐らくサトコも、養父の男らしさに惹かれて、SMを始めたのだろう。

振り袖姿の娘は、父親の言いなりになっていた。

「お母様は卑しいわ」
「どこの誰とも分からない男の子種で孕んだりしたら、お父様の名誉にも関わるから、りなさんの奴隷に、ザーメンを吸出して貰いましょうよ」
と言い出した。

サトコは養父の股間に手を延ばすと、振り袖を揺らしながら、父親を見上げてキスをしていた。

「お前も、お客様の前で、はしたないぞ」

娘を諌めながらも、旦那は妻をM男くんに任せて、娘とはイチャつき始めた。

「アナタ!アナタ!」

ジュルジュルと汚い音を立ててM男くんにアソコを吸われて、身を捩る彼女が、二人を睨むように見つめて、夫に不満を訴える。

「やめて、こんなのヒドイ!」
「サトコもヤメなさい」
「あぁ、いやよ、いや、いやぁ、」
と耳障りな声で泣き喚く。

内心は、彼女に同情していながら、苛立ちも感じていた。

夫に責められるのは自業自得、と思いつつ、私が自制していた嗜虐心が、燻りながら燃えて行く。

養父と愛し合うサトコへの妬みも、ヤキモチになって、私を焚き付けて行く。

「うるさい」
と呟いた。

もちろん、一番大きな声で泣き喚く奥さんに言ったつもりだったけど、甘く父親に囁くサトコの声や、M男くんが吸っている淫獣のアソコの音が、耳障りだった。

(もしかしたら、私も発情しているのかも?)

言い様の無い胸の高まりから、私のSが疼き出した。



つづく
8
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/21 04:26:07    (3Ly3X1XN)
salaさん、いつもコメありがとうございます。

自分でスレを建てて言うのも変ですが、目にした光景を夢に見たりすると、私でも怖くなる事があります。

年末に行った納会や成人の日に起きた出来事は、官能的である反面、罪悪感を覚えたり、恐怖心を覚えたりしてしまいます。

サトコ(仮名)の養母も、私とは対極のマゾだと思ってはいても、同じ女性。

輪姦されたり、凌辱されてる様子を思い出すと、怖くなります。

お金持ちの道楽だと割り切って、SMの世界に入りましたが、男性が残酷なSを発露している様子を思い出すと、怖くて眠れなくなったりします。

新成人の男の子達に、成人のお祝いにセックスしてあげた彼女の気持ちも、分かるような、分からないような感じです。

裕福な生活をしていながら、見ず知らずの庶民を相手に肉便器となった彼女。

理解はできても、共感はできないSとM。

もっとMに寄り添える気持ちを持たないと、Sは務まらないのですが、なかなか達観できないものです。

異性をイジメている時は、あまり実感しませんが、私の本音では忘れてしまいたい気持ちもあったりします。
(身勝手ですが)

できるだけ、私の記憶が褪せない内に、続きを再開しようと思いますので、お待ち下さい。

身バレ防止と、関係者のプライバシー保護の為、多少脚色をしています。

極力、残虐な表現も割愛しながら、自粛するよう心がけています。

物足りなさや、嫌悪感を感じる人もいると思いますが、プレイではなく、家族SMとして、ご理解頂ければ幸甚です。
7
投稿者:sala
2020/01/21 00:51:51    (B2cmzBCM)
続きをお願いします。毎回、とてつもないスケールのお話に驚くばかりです。いるんですね~こう言う富裕層の方々が…
6
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/19 07:27:51    (KYaMJvaU)
「どうしたの?」
と訊ねると、
「お父さんが、凄く怒ってる」
と言われた。

サトコ(仮名)によると、私が呼んだM男くんを、勝手に家に入れた事に腹を立てているらしい。

(どうしよう、)
サトコの様子から、大変な事をしたと思った。

仕事関係の人が帰った後、サトコの部屋に旦那が現れた。

「りなさん、貴女は困った事をしてくれましたね?」

紳士的に振る舞いながらも、厳しい視線から、怒っている事が伝わってきた。

私が黙っていると、
「家内も、軽卒だったと思いますが、私の家に、貴女が勝手に他人を入れて良いと言う事には、ならないんですよ」

サークルのルール(掟)でも、厳格にプライバシー保護が規定されているので、私の行為はルールに逸脱していた。

「ごめんなさい。無断で彼を呼んだのは、軽卒でした」

私とM男くんは、床に膝まづき土下座した。

身体が震えた。

着物で圧迫されていたせいもあるが、重圧に吐き気さえ覚えた。

「そうやって謝って頂ければ、今回の事は不問に伏しますが、二度と私の家では、勝手な事はしないで下さい」
と叱られた。

私とM男くんは、謝罪文と秘密保持の誓約書を書かされた。

(恐い)
恐らく、人生最大のピンチかも?と、思った。

「お二人の件は、これで良いとして、問題は妻の方だな」
と、旦那はサトコを見た。

「はい」
と答えたサトコは、撮影していたカメラを養父に手渡すと、テレビに接続して再生した。

テレビの前で奥さんは、汚れたままの着物を着て正座していた。

画面には、彼女が男の子達と淫らに楽しむ様子が流れていた。

凄く気まずい。

「これは、どういう事だ?」
旦那は足蹴にしながら、妻に問いかけると、
「新成人の皆さんが、サトコを見て発情したそうなので、成人式のお祝いを兼ねて、私がご奉仕させて頂きました」
と妻は、悪びれる様子もなく答えた。

「これがお祝いか?」
「どう見ても、オマエが楽しんでいるようにしか見えないぞ?」
と妻を強く蹴り始めた。

「りなさんは、どう思う?」
と、旦那に訊かれたが、どう答えて良いのか、言葉が出なくて黙っていた。

「サトコは、どうなんだ?」
と問いかけると、彼女は躊躇う事も無く、
「お父様の仰る通りだと思います」
「お母様は淫乱なメスブタだから、見境なく若いオスに発情したのでしょう」
と言い放った。

それを聞いた養母が娘に掴みかかろうとした時、旦那はその手を掴み、旦那は嫁に跨がると、暴れる彼女の手首を、帯ひもで縛り上げた。

「お二人も手伝って下さい」
呆気にとられていた私達に、旦那が声をかけた。

3人がかりで奥さんを押さえ付けていると、サトコがロープを持ってきて、養父に手渡した。

旦那は手際よく捕縛を施すと、天井に通された梁に縄をかけて、妻を吊り上げ始めた。

「イヤ、あなた、こんなのヒドイ」
「やめて、やめて、」
と、泣き喚きだした。

その光景を見せられた私は、恐怖と期待、不安と興奮が複雑に入り交じった感情が生まれていた。

「痛い、痛い、」
と泣き喚く妻の言葉を愉しむように、不敵な笑みを浮かべる旦那を見ていたら、私も自分が笑顔でいる事に気づいた。

その場に吊るされている生け贄以外の誰もが、彼女の姿に欲情していた。



つづく
5
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/18 09:17:59    (jitUPETu)
当然、ナンパの標的は、振袖姿のサトコ(仮名)なので、私は適当にあしらうつもりだったけど、私が出る間も無く、奥さんが勝手に男の子達と話を始めてしまった。

係員が会場に入るように誘導を始めると、中に入れない私達と、声をかけてきた男の子3人が残された。

(マズイかも?)
と思って、羽織り袴姿の3人に、中へ入るように促そうとしたら、3人組が奥さんを連れて、会場の外へ出て行ってしまった。

私はサトコを連れて、クルマに戻ると、4人の後を尾行した。

私の心配も知らずに、奥さんは男の子達と楽しそうに談笑しながら、住宅街を抜けて、人けの無い公園に入って行った。

クルマを停めた私は、近くに居そうな知り合いに召集をかけた。

尾行をしていたサトコが戻って来たので、二人で公園の中に入ると、薄暗い茂みの奥に、4人を見つけた。

(ヤバくなったら警察に通報しなきゃ)
と思っていたら、奥さんの方から男の子達にキスをするのが見えた。

(何やってんのよ!)(怒)
と、私がヤキモキしていると、隣でサトコが様子を撮影し始めていた。

(マジ?)
って思ってると、奥さんは男の子達がスマホを構えている前で、着物の裾を捲っていた。

肉眼では見え難かったので、スマホをかざして、カメラの望遠機能を起動した。

奥さんは黒々とした茂みを指で掻き分けて、アソコを3人に見せつけているみたいだった。

時おり、風にのって奥さんの喘ぎ声が、離れて覗いていた私の耳にも届いた。

奥さんは自ら帯ひもを解くと、彼らに手渡して、自分の手首を縛らせていた。

(ヤル気なんだ)
と覚って、私は固唾を飲んで見守った。

彼女が空に両手をあげると、袖が下がり、白い腕が露になった。

一人が彼女の腕を掴み、もう一人が片足を持ち上げながら、アソコを触っていて、一人がそれを撮影している。

輪姦劇の始まりに、私も興奮していた。

着物が着崩れて、白い乳房も露にされた熟れた淫獣が、髪を振り乱している様子は、修羅場のようだが、私もサトコも止める気も起きなかった。

男の子達は、順番に彼女の口とアソコを串刺しにしながら、スマホで様子を撮影していた。

次第に弛んだ帯も解かれて、白い襦袢姿を晒して行く。

男の子が一巡したところで、私が召集したM男くんが到着した。

男の子の一人が、仲間を呼ぶみたいに、スマホを耳にしたので、M男くんに追い払わせた。

「こら、お前たち、何をしてるんだ!」

無防備な状態で、男に声をかけられた3人は、彼女を置いて、その場を逃げて行った。

後から私とサトコが駆け寄ると、そこにはボロボロになったオンナが、呻きながら倒れていた。

メイクも崩れて、すっかり見違えてしまったが、精液に汚されて生臭くなった彼女を、M男くんに抱えさせて、私のクルマに運ばせた。

連中が戻って来ると厄介なので、急いで私はサトコの家に向かった。

私とM男くんのクルマを勝手口に停めて、彼に奥さんを密かに運ばせた。

浴室に入り、着物を脱がせると、彼女はM男くんの服を掴んで、離そうとしない。

いいトシをして泣き出したので、仕方なくM男くんにも裸になって貰って、彼女を洗うように命令した。

乱暴なセックスをしていたせいで、M男くんがアソコを洗っていたら、指に血が付いていた。

私はサトコに指示をして、クルマにあった救急箱を取りに行かせ、その中から軟膏を取り出して、指でアソコに塗りこんだ。

彼女のアソコは、治療している私の指も、見境なく締め付けていた。

(この人は、マジで梅毒が脳に回ってる?)
と心配した。

とりあえず、証拠を隠滅しようとしたが、サトコに止められた。


つづく
4
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2020/01/17 07:05:32    (iD17.NAj)
「ママ、どうしたんだろ?」

サトコ(仮名)が独り言を呟いた。

どうやら気づいていないらしい。

彼女にとって、女の客は厄介者。

恐らく同居しているサトコにしても、邪魔者にしか思っていないのだろう。

仕事で忙しい夫の寵愛を受けられる時間は短いし、夫婦でSMをしているのも、夫の愛情を自分の肉体に刻み込みたいのだろう。

養母という仮面を、我慢して被っているM女。

健気なオンナに育てたSの旦那の人柄もわかる。

「パパって、優しい人でしょ?」
と、サトコに訊いた。

サトコは私の問いに、戸惑いを見せたが、
「確かに厳しい人だけど、優しい人だと思います」
と答えた。

サトコが養父に恋をしているのも覚った。

初めは、他人の自分を養って貰った恩返しか、親孝行のつもりで、SMの道に入ったのだろう。

歪な家族ゴッコも興味深い。

サトコの部屋で、一緒のベッドに入って、家族の話を語り合う。

壮絶な人生を送ってきたサトコの身の上話は、ドラマチックで興味深い。

笑って、泣いて、いつの間にか寝ていた。


翌日、目が覚めると、二人でシャワーを浴びに浴室へ行った。

まるで旅館の大浴場みたいに広い風呂場に、朝の陽射しが差し込み、幻想的な景色に見えた。

サトコの白い肌に、シャワーの水しぶきが跳び跳ねると、美しい芸術作品でも見ている気分になった。

脱衣所で襦袢を羽織り廊下へ出ると、
養父の秘書らしき男性と会った。

「おはようございます」
と笑顔で挨拶をするが、相手は私達の姿を見て、戸惑っているみたいだった。

サトコも私も、下着姿。

しかも襦袢の薄い布地からは、身体が透けて丸見えになっていた。

我ながら大胆な姿を、ヨソの家で披露したけど、そんな自分に興奮を覚えていた。

家の中は、浮世離れしている私達と違って、緊迫していた中東情勢に、殺気立った雰囲気になっていた。

休日だと言うのに、朝から色んな人が訪れては、深刻な会話が廊下の方から聞こえて来た。

私達は、サトコの部屋で養母と三人で着物を選んでいた。

お互いに似合いそうな着物をあてながら、下着姿で旦那が来るのを待っていたが、忙しそうだったので、着付けを始めた。

サトコは成人式で着た振り袖を着て、私達は少し派手目な留め袖を着てみた。

年長者の養母に髪とメイクを仕上げてもらい、朝食をとりに広間へ行くと、私達の姿を見た訪問者達から驚きの声が漏れた。

「キレイ」
と言う言葉が心地よくて、気分も良くなった。

養父も私達が、お客に誉められている様子を見て、ご満悦の様子だった。

食事を終えた私達は、仕事の邪魔になりそうなので、外出する事にした。

この日は成人の日。

晴れ着姿の女三人で、私のクルマに乗り込み、私が運転して、屋敷を出た。

養母も今日は、昨夜と一転して、私達の前で大人の振る舞いを見せていた。

近くの成人式会場で、看板の前に立って記念撮影していると、新成人の男の子達にナンパされた。



つづく
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