2020/01/16 19:42:57
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「すいません。お見苦しくて」
と旦那は嫁の髪を掴みながら、私に詫びた。
「どうぞ、お気になさらないで下さい。」
「それにしても、仲がお宜しいのですね」
と私が言うと、
「すいません、私もコイツが可愛くて、つい甘やかしてしまいまして」
と旦那は嫁を見下ろしながら、照れ笑いを浮かべていた。
「本当に仲が良いんですよ」
とサトコ(仮名)が私に言うと、奥さんは旦那に覆い被さって、勃起したイチモツを股に挟んで腰を振り始めた。
まるで発情した大型犬が、飼い主に甘えるみたいに、彼女は舌を延ばして主人である旦那の顔を舐め回していた。
「ふが、ふが、」
と鼻息を荒くする彼女の顔は、端整な顔立ちを忘れさせるぐらいに歪み、淫獣そのものに見えた。
そんな養母の姿を、サトコは侮蔑するような冷たい目で見つめていた。
「まったく困ったママだな?」
「サトコ、いつものお仕置きだ」
と旦那が妻の髪を掴み上げると、開いたままの口からヨダレを垂らした奥さんが、薄笑いを浮かべていた。
少し壊れているのか、演技なのか、薄気味悪いオンナの表情に、背筋が冷えた。
「ママ、」
と言いながら、サトコは養母の頬を叩いた。
「サトコちゃん、サトコちゃん、」
叩かれながら養母は、譫言のような呻き声で、サトコの名前を連呼した。
(大丈夫かな?)
修羅場を見馴れているつもりだったけど、狂気に酔う3人に、恐怖心を覚えていた。
ドン引きしていた私に気づいたのか、旦那はサトコを制すと、妻の尻を強く叩き始めた。
「パシッ!」
湿りを帯びた高音が、浴室に反響した。
「ァア、アナタ、あなた、アナタ」
と悲鳴混じりの甘美な声が、彼女の口から漏れて、浴室に反響する音と混じる。
「嬉しいわ、嬉しい」
「気持ち良い、気持ち良いぃ、」
と、倒錯した鳴き声が、私の耳から頭の中に反響する。
「イクっ、イキそう、イキたい、イキたいのぉ、」
とマゾ泣きし始めた彼女は、鼓膜に突き刺さるような声を張上げたかと思うと、全身を痙攣させて崩れ落ちた。
「ごめんなさい、りなさん」
「お湯から出て下さい」
とサトコに言われた。
「どうしたの?」
と訊ねると、
「お母さんが、オモラシしてる」
と、彼女を見ながら小声で答えた。
旦那に抱きかかえられた奥さんの股間から、
「ビュッ、ビュッ、」
と断続的に、体液が滴り落ちているのが分かった。
湯量の多い湯船なので、慌てはしなかったけど、急いでお湯から出た。
泣きじゃくる妻を浴室の隅に連れて行った旦那は、優しい言葉をかけて、慰めていた。
私とサトコは、洗い場で手早く身体を洗い流すと、養父母夫婦を二人きりにして、浴室を出た。
つづく