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2026/05/09 13:10:39
(zmyWkQyD)
今は親からの家業を継いでますが、それまでは教師をしていました。
後継ぎ問題もあり退職を迷っていた時期に娘が我が校に入学。
娘の卒業に合わせて退職する意思を固め始めた頃の出来事になります。
娘が三年生になり入学してきた男子生徒のひとりに恋をすることになってしまいました。
もう、四十を過ぎた中年女をその気にさせた男子生徒。
信じられないことにアプローチしてきたのは向こうからで、いつしか私の方が虜にされていた…
そんな感じから、することになってしまったと表記した訳です。
私はオリエンテーリング部の顧問をしていました。
私は自転車が趣味で、アウトドア関連というだけでなし崩し的に顧問を任されたという経緯なんですが、実質大した活動をする訳じゃなく、幽霊部員でいたい生徒が籍を置く部という位置づけでしょうか…
彼もその部に在籍していました。
ある時彼が上級生に失恋しました。
(どうやら年上の彼氏といる現場を目撃してしまったそう)
ものすごくかいつまんで説明すると、失恋して落ち込んでいると知ることができた私が、部活動の一環としてサイクリングに誘ったのだ。
わざわざ休日に二人で出掛けたのは、私が彼に潜在的に好意を持っていたからだ。
それにひょうたんから駒みたいなところがあって、誘っておきながら彼がオーケーするとは思っていなかったのだ。
彼も本格的ではないながらもクロスバイクに乗っていて、私達は二時間くらいで行ける山に登った。
お弁当は私が用意し、手頃な広場で食べたりなかなか楽しめた。
一人ならもっと頂上を目指すのだが、彼と話をしたいというのもあり、途中自転車を置いてハイキングコースがある山に歩いて登ることにした。
教え子とこんな親密に話すのは初めてだった。
なんといっても彼が煙たがることなく接してくれるから、私は娘の友達と親として話してる気分でした。
彼も先生ってこういう人なんだと、新たな一面を見たようで感慨深そうだった。
私はこれだけ歩けば今夜は帰ったらバタンキューなんじゃないのとからかうと、いや、今夜は興奮して寝れなそうだと答える。
彼は先生の今日の格好は反則だと溢した。
私は自転車乗るときはいつもスパッツなのだが、自転車のサドルに股がる姿や、狭い道では後ろからずっとお尻を見させられて、目の保養を通り越して毒になってしまってると悪びれずに言った。
普段学校ではあり得ない会話だけど、この日はそういう軽口を叩ける雰囲気ができていた。
彼はまた本当にサラッと自然に言っても嫌みじゃないのだ。
私もこの年でそんな事言われるなんて嬉しいわぁ~とサラッと返答できた。
やっぱり人間は相性だと痛感しました。
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