翌日。午前中は普段通りに過ぎ、休み時間。山本と松村がニヤニヤ顔で自分の机の前に現れる。
松村「放課後、空けといてよね。昨日の約束。」
山本「私、部活休んだからポテトLセット奢りなさいよ」
僕「う、うん。いいけど、駅前のマック？」
２人「他にないじゃんここら辺」
僕「‥‥」
駅前はマックか小さな喫茶店と居酒屋しかなく女子高生の溜まり場。もし他のクラスメートに聞かれたらと思うと冷や汗が‥
松村「普通の話するだけじゃん（笑）」
山本「普通？？普通じゃないでしょ」
２人で堪えきれず爆笑！！！

後ろから松村、山本達と中の良い眼鏡女子２人が何？何？めっちゃ笑って楽しそうじゃん。なんの話？と輪に入り４人の女子に囲まれる体勢に。
意地悪な顔の松村が「あのね、あのね、ユウタが‥昨日の放課後～」

僕「ちょっと、おい松村！」

松村「変質者に遭遇したらしいよ」

眼鏡女子２人「えーマジ、キモ。寒くなるまで結構いるよね。マジ嫌なんだけど、てかなんで男のユウタに？？」

山本「ユウタちびで華奢だし髪も長めだから変質者も男って気づかなかったんじゃん。で、なに、モロ出し？」と意地悪な表情。

皆、嫌そうな顔の割に興味深そうに僕の返事を待つ。

松村「どっちなのよ？丸出しだった？」

山本「てか勃ってた×2？」
顔の赤くなる眼鏡女子２人。

僕「うん、いやでも夕方だったからハッキリとは‥」

松村「デカかった？」ニヤニヤ。

僕「多分‥そんな見てないけど、まぁまぁじゃないかな」

一斉にキャー、無理×10と何故か半笑いの女子達。
松村がボソッと僕の耳元で自分でまぁまぁとかユウタ凄いねと手を叩いて爆笑。

そして放課後、待ち合わせて駅前のマックへ。