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1

大人の対応

投稿者:恭子 ◆nkgalYGPXs
x削除依頼
2026/10/08 20:48:09 (ZZ5RBspd)
レンタカーを運転して〇〇温泉を目指していました。
昔からお風呂でのんびりくつろぐのが好きで、年に1回か2回ぐらい温泉めぐりの一人旅をしている私です。
今回は1泊2日の日程でした。

長くなりますので続きはレスの中に入れていきます。
 
≪ 1 2 3 4 ≫
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
24
投稿者:健司   katsumi_sm
2026/10/12 18:04:45    (Js//kIyv)
恭子さんの文章は情景と心情が伝わってきて読む側もドキドキさせてもらってます
ありがとうございます♪
23
投稿者:たっくん
2026/10/12 17:57:33    (6uiT/Hwo)
最初のおじさんが来るかなと予想してましたが、顔長くんでしたか。羨ましい。
22
投稿者:(無名)
2026/10/12 17:47:47    (rjyrWWW6)
読ませていただきました。ありがとうございました。
21
投稿者:恭子 ◆nkgalYGPXs
2026/10/12 15:20:16    (5D7ZWyxD)
そのまま、さらに待つこと20分ぐらい?
水着なしでお湯に出たり入ったりを繰り返しながら、胃が細るほどのプレッシャーに耐え続けていました。
はだかでお風呂に入るのは、本来あたりまえのことですが・・・
いつ誰が、どんなふうに現れるのか見当もつきません。

(どきどきどき)

これだけは、完全に運次第でした。
とにかく、いま男性が現れたら・・・
その人の視線を浴びている中で、全裸の屈辱にもだえながら服を着るしかなくなる私です。
想像しただけで、
(いやんいやん)
絶対に嫌だ、耐えられない・・・

(エロおやじみたいなのはいや)
(お願い、お願い・・・)

緊張で吐きそうになりながらも自身のプライドを煽ります。
後ろめたいことはないんだから・・・

(どんな相手だろうと)
(平然としてればいい)

死にそうな心境でお湯につかっているうちに、ついにその瞬間が訪れました。
向こうから人影が歩いてきています。

(えっ、若い)
(そんな・・・無理、無理、無理・・・)

待ちに待ったという思いと、
(ああん、私だめだ・・だめ・・・)
いまこの瞬間、この場から消えてしまいたいと願うほどの激しい羞恥の気持ち・・・

(あんな若い人といっしょなんて)
(絶対むり)

現れたのは、20歳ぐらいに見える男性ひとりでした。
まさか女が入っているとは思っていなかったのか、彼のほうも一瞬『あっ』という顔になっています。
かなり驚いているようでした。
でもすぐに大人の対応になって、
「こんにちは」
普通に挨拶してきてくれます。

(ああ・・・たぶん・・・いい人っぽい)

一目見ただけで私にはわかりました。
この人が、根っからの真面目タイプな男性だということが。
理由なんて説明できません。
でも、私は瞬時にその確信を得ています。

「こんにちは」

むしろ、内心どぎまぎしていたのは私のほうでした。
挨拶を返しながら、とんでもない恥ずかしいシチュエーションに耳まで熱くなってきています。
だって、だって・・・

(どうしよう私)
(なんにも着てないよう)

どうせ年配の男性しか現れないと思い込んでいた私でした。
それなのに、
(神様の意地悪・・・いじわる・・・)
こんな若い子に、コンプレックスの貧乳を見られたら・・・
私もう恥ずかしくて生きていけません。

さすがにそれは無理、
(耐えられない)
死んじゃう・・・

こちらも大人の対応を貫くしかありませんでした。
実際にこの状況になってしまった今、平然を装いながらもものすごく後悔している自分がいます。
ああなんで、
(水着を外したりしちゃったんだ)
こんな若い子といっしょになるとわかってたら・・・

(どうしよう、逃げたい・・・どうしよう・・・)

彼はもう東屋のところで服を脱ぎはじめています。
こんなふうに書いたら失礼ですが・・・
もっさりした印象で、イケメンにはほど遠い容姿の男の子でした。
ぱっと見で、馬を連想させるような『顔長』です。
たぶん学生なのだろうと思いますが、
(モテないだろうな)
そんな垢抜けない雰囲気じゃ・・・

トランクス型の水着にはき替えるとき、彼の毛むくじゃらのお尻が一瞬見えました。
その後ろ姿を目に焼きつけながら、このあと逆の立場になる自分を想像してしまいます。

(ああ、だめだ)
(消えたい・・・消えてしまいたい)

とにかく恥ずかしくてなりませんでした。
土色に濁ったお湯の中で、私ははだかの自分の胸を手でおさえています。
彼はお湯に入ってこようとしたとき、
(あああ、嫌・・・)
私が水着なしで入湯していることに気づいたようでした。
目を見開いたような表情になって、のどぼとけがごくっと上下しています。

(どきどきどき)

ふたりともお湯につかったまま・・・
お互いに無言でした。
気まずいなんてものではありません。
そして、私は気づきました。

(この子、真面目っていうより)
(そもそも内気タイプなんだ)

実は私自身も、本当はかなり人見知りするタイプなのです。
まして混浴の温泉で男の子とふたりっきりという、かなり特殊なシチュエーションでした。
沈黙のまま1秒ごとに重苦しくなっていく空気感に・・・
どんどん気まずさが募っていきます。

「・・・いいお天気ですね」

沈黙に耐えかねて、私のほうから話しかけていました。
でも、その後の二言目が続きません。
彼も同じでした。
どもったように、
「え、あ、そうですね・・・」
でも、その後は再びまたお互いに無言になってしまいます。

(どきどきどき)

もうだめだ、
(この空気の重さ・・・)
耐えられない・・・

それこそ1分が10分にも感じられるような気まずさでした。
彼が、ちらちら私の様子を窺っています。
湯中に揺らぐ私の胸を透かし見ようと懸命に目を凝らしているようでした。

(嫌ああ、恥ずかしい)
(そんな露骨なことしないで)

せめてもの強がりで、凛とした表情をつくっている私です。
だいじょうぶ、
(私なんてもうおばさんなんだから)
この子だってそんなに気にしない・・・はず・・・

(もう行こう)
(お湯からあがろう)

何度もそう思いながら、お湯から立ち上がるだけの勇気を出せずにいました。
気まずさを取り繕うかのように、
「な、なんか・・・すみません」
また自分から話しかけてしまう私がいます。
言い訳していました。

「ここ水着をつけてもいい温泉だったんですね」
「私、持ってきてなくて」

失敗したなあという表情で、はにかむ演技をしてみせます。

どう返していいかわからないという様子で、
「あ・・・はい」
口ごもっている顔長くん・・・
水着なしなのは私のほうなのに、私以上に緊張しているというのが一目でわかる感じでした。

「恥ずかしいから私がお風呂からあがるときは」
「ちゃんと目をつぶっててくださいねー」

そう言うと同時に羞恥心がわきあがって、
『かーーっ』
顔が熱くなっている自分がいます。
肩までお湯に沈めたまま、すーっと湯船の反対側のふちまで距離を置く私でした。

(どきどきどき)

湯船の対角で、向かい合うようにお湯につかっている私たち・・・
再び会話は途絶えています。
むしろさっきより気まずくなっていました。
ちょっと恥ずかしそうにお澄ましして、遠くの景色を眺めるふりをしている『彼女』です。

(無理・・・無理・・・)
(ひいいん)

男の子は無表情を装っていました。
でも、その目の動きに心の内を隠しきれていません。
超どきどきしているように見えました。
このままひたすら待ってさえいれば・・・
やがてこの女の人が、はだかでお湯から出るときがくるのです。

(誰か助けて・・・)
(私、もう無理・・・)

心のどこかで望んでいたはずのシチュエーションでした。
水着なしで誰かが来るのを待ち伏せていたのは、他でもない私自身です。
でも・・・現実にこの状況になってしまうと、どきどきを楽しむなんていう余裕はありませんでした。
なにしろ今の私は正真正銘すっ裸です。
しかも相手は、こんなに若い男の子でした。
何度もこっちに目を向けてきて、私のはだかを見る気まんまんなのがにじみ出ています。

(あああ、どうしよう)
(恥ずかしくて出れない)

それでも、昔取った杵柄というやつでした。
こんな状況なのに・・・
普通にお風呂からあがるだけでなく、貧血を装う恥ずかしいイメージが脳裏をよぎります。
でもやっぱり昔の自分とは違って、
(無理・・・無理・・・)
今の私にはハードルが高すぎました。
こうして景色を見ているふりをしているだけでも、すでに心臓がばくばくです。

「ふうーー」

どのみち全裸でお風呂からあがらなければならないことに変わりはありませんでした。
のぼせてきているかのように大きく息をつきます。

「ふうーう」

もういちど大きく息をつきました。
そして恥ずかしそうに、
「あの・・・」
顏長くんに声をかけます。

「ちょっとだけ」
「下向いててもらえますか?」

彼が目を見開いたのがわかりました。
水着をつけてないこの人が、ついにお風呂からあがろうとしています。
いかにもお上品そうな容貌の彼女が・・・
もじもじしながら、
「ざばっ」
お湯から立ち上がりました。

(ひいいーー)

水着なしのすっぽんぽんです。
羞恥の極みでした。
左右の手で胸と股をおさえながら、
「ざぶっ、ざぶっ」
湯船の中央を歩いていこうとする私です。

(ひいいいん)

見ないで見ないで、
(ひいいいーー)
恥ずかしいいいーーー

下を向いていてくれるはずなどありませんでした。
直視してくる顔長くんが、
(いやんいやん)
食い入るように目を見開いています。

(見ないでーーーおばさんだからーー)
(私なんかおばさんだからー)

恥ずかしそうに背中を丸めたまま、
(ああ・・・)
このタイミングだと思いました。
いきなり、ぴたっと歩みをとめます。

「ぁ・・・」

演技していました。
立ちくらみに襲われて、
「ぁ、ぁ・・・」
朦朧としたようによろける私・・・
かろうじて胸と股間を手で押さえてはいるものの、一糸まとわぬオールヌードです。
なんとか持ちこたえたふりをしました。
顏長くんもびっくりしたような眼差しを向けてきています。
いちおう心配してくれたみたいでした。

「大丈夫ですか?」

懸命に手だけでからだを隠したまま、恥ずかしそうにどぎまぎしてみせます。
はにかみながら、
「びっくりした・・・のぼせたみたい」
湯船のふちまでいきました。

お湯から出るときには、ちょうど彼に背を向けるかたちになります。
後ろは手で押さえることができずに、お尻まる出しでした。
ものすごく恥ずかしがってみせます。

「なんかやだぁ、もうー」
「なんで水着持ってこなかっ・・・」

言い終える前に、
「ぁ・・・」
またふらついてみせました。

険しい表情になって急いでお湯から出ようとするふりをします。
湯船から出た瞬間に・・・
がくっとひざを折ってみせました。
いきなりその場に崩れ落ちて、地べたに両手をついてしまいます。

「はあ、はあ、はあ・・・」

苦しそうに息を荒げました。
すぐに立ち上がろうと、いちどは腰を浮かせかけますが・・・
片ひざ立ちのまま動けなくなってみせます。

「じゃぼっ、じゃぼっざばっ」

顏長くんが助けに来てくれる気配がしていました。
男の子の前で、まぎれもない『一糸まとわぬ』素っ裸の私です。

「うう・・・」

つらそうに顔をしかめたまま涙を流してみせていました。
眉間に皺を寄せて、
「ひんけ・・・貧血が・・・」
喘ぐように口で呼吸をしています。

(ひいいいん、嫌あーー)
(見ないで、見ないでえ)

「はあ、はあ、はあ」

顏長くんが手を差し伸べてくれました。
すがるようにつかみます。
ふらふら状態を装いながら、あまりの恥ずかしさに顔から火を噴きそうな私でした。
男の子とふたりっきりで、自分だけが真っ裸です。
たぶんニ度と、こんな恥ずかしいシチュエーションはない・・・
1対1で付き添われたまま、
「すみ、ま・・・せ・・・」
よろよろと東屋の下にいきます。

(恥ずかしいよ)
(死ぬ・・・死ぬ・・・)

とにかく絶対に演技だとバレるわけにはいきませんでした。
傍らでじっと見守られたまま、
「はあ、はあ、はあ・・・」
トートから下着のパンツを取り出そうとします。
でも、貧血状態なのに無理やり立ち上がって歩いてきてしまった彼女でした。
症状が治まっているはずがありません。
再びふらっとよろけていました。
東屋の柱のようなところをとっさに手でつかんで、目を閉じる私・・・
立ったまま、じっと眩暈に耐えているふりをします。

(ああああん)

その間ずっと、棒立ちのオールヌードを観察されているようなものでした。
苦しそうに涙を頬に伝わらせながら、
「はあ、はあ、はあ」
最後まで貧血の演技を貫いてみせています。
目の前の柱を両手でつかんだまま、からだのどこも隠すことができていませんでした。
男の子が私の周りを行ったり来たりしています。

(ひいいいん、恥ずかしいよう)

容赦なく見られまくっていました。
眩暈に耐える立ち姿のまま、身じろぎもできずにいる彼女です。
自分で自分が不憫でなりませんでした。
私は何も悪くないのに、お尻の割れ目のあいだまで他人の目に触れさせてしまっています。
でも、こんな辱めを受けているそのみじめさが快感でした。

(もうだめ・・・死ぬ・・・)

視線に耐えられなくなって、少しずつ眩暈が落ち着いてきているふりをします。
内心で屈辱感にもだえていました。
ようやくまともに立っていられそうになった感じを出しながら、パンツを手に取ったとき・・・
横から声をかけられます。

「大丈夫ですか?」

われながら迫真の演技でした。
すぐ横に男性がいるのに自分が全裸でいることを、あらためて認識してしまったふりをします。
はっとわれに返ると同時に、泣き顔になってみせました。

「いやあん見ないで、恥ずかしい」

あまりの羞恥に顔を歪めたまま、ふらふら状態でパンツをはこうとする彼女ですが・・・
足もとがおぼつきません。
なりふりを気にしている余裕なんてないふりをしていました。
屈辱に唇を噛みしめながら、背を向けます。

「見ないで、見ないでください」
「お願いあっち向いてて」

涙声を出していました。
ふらつきながら前屈みになったこの人の恥部が、後ろの彼にまる見えになります。
被虐の快感に脳みそがとろけそうでした。
途中で足先に引っ掛けながらも、
「いやあー、嫌ああー」
なんとかパンツをはいてみせます。

(どきどきどき)

ブラもして、ひとつひとつ服を身につけていきました。
今にも泣きそうな顔になってみせています。
でも、表向きでは彼に迷惑をかけたのも確かでした。
だから、本当は文句のひとつも言いたいのにぐっとこらえている『大人』の彼女です。

「ご迷惑を・・・おかけしました・・・」
「すみません・・・」

目を伏せたままよろよろと荷物を持って、まだふらふらな感じでその場を後にします。

(まだ見てる)
(私のことを目で追ってる)

斜面の高低差で姿が見えなくなる場所まで来たところで、
(きゃあああーーー)
走り出している私でした。
駆けている足が空回りしそうな感覚で、呼吸がうまくできません。

(だめ・・・だめ・・・)
(私、もうだめ)

ひとりで車にたどり着いたときには、完全に足がガクガクでした。
でも、心はものすごい興奮の渦の中にあります。
晴れ晴れとした気持ちで空港への途につく『私』でした。


(PS)
帰途の機内で窓から暗闇の大地を見下ろしながら、ずっと顔を火照らせていた私です。
あの男の子のことを何度も思い出していました。
私だってまだ捨てたもんじゃない・・・
日常の喧騒に心をすり減らす毎日ながらも、ちょっとだけ自分に自信を取り戻せたような気がします。
また明日から、ひとりで頑張って生きていけると思いました。

最後までお付き合いくださってありがとうございました。
何日もかかってしまいましたが、なんとか書き終えることができました。
長文スタイルなので、まともに読んでくださった方がどれだけいるかわからないけど・・・
ひとこと、読んだとだけでも教えていただけたら嬉しいです。
では、皆さんどうぞお元気で。
20
投稿者:たっくん
2026/10/12 11:35:42    (UGb8siSD)
普段は誰にも見せない、普段は隠してる、本当の自分を曝け出すときって、めちゃくちゃ快感ですよね。

自分もそういう関係になった女性には、
普段は周囲からどういうタイプと思われているのか、
普段は人に内緒にしてる性癖を聞いたり、
普段は絶対にしないエッチなポーズをしてもらうことがあります。

恭子さんがリアルで人と会わないことは知っていますが、気が向いたら、
P◯MAXの掲示板で名前とおっぱいで募集してるので。信頼できる誰か1人でも良いから隠してる情報開示は、露出並の興奮がありますよ。
19
投稿者:恭子 ◆nkgalYGPXs
2026/10/12 09:04:27    (5D7ZWyxD)
道路わきにとめた車の中で時計を見ます。

(だいじょうぶ)
(飛行機は夜なんだから)

まだ時間はたっぷりありました。
コンビニで買ってあったサンドイッチで簡単な昼食をとります。
そのまま時間をつぶしました。
心の奥底がうずきます。

(もういちどだけ)
(どきどきしたい)

車をスタートしました。
そして、ちょうど1時間ぶりぐらいであの野っ原駐車場に戻ってきた私です。
車は1台もありませんでした。
さっきのおじさんたちの軽自動車もいなくなっています。

(また来ちゃった)

昨日までの私とはぜんぜん違いました。
どきどきの興奮に憑かれてしまって・・・
やましい思考に脳をフル回転させるかつての私がすっかり戻ってきています。

だいじょうぶ・・・
どうせ旅先なんだから、
(今日だけは特別)
明日からまた真面目に生きていけばいい・・・

でもその反面、プレッシャーに胸が押しつぶされそうでした。

ああ、なんか・・・
(本当に以前の自分に戻ったみたい)
このわくわく感、やばい・・・

貴重品やスマホ、身元のわかるようなものはすべてダッシュボードの中にしまいます。
必要なものを入れたトートを持って、車から降り立ちました。
万一の紛失を恐れて車のキーは持っていきません。
とある場所に隠しました。
そういう行動のひとつひとつが、まるで歳月の針を巻き戻すかのように過去の自分と重なり合います。
とにかく慎重であることに越したことはありませんでした。

(どきどきどき)

荒れ地の道を歩いていきます。
駐車場に車がないのですから、今は誰もいないとわかっていました。
さっきみたいにひとりでお風呂に入って待っていればいいのです。

(あああ・・・この高揚感・・・)
(心臓がどきどきする)

東屋のひさしが見えてきました。
思ったとおり無人です。
服を脱いで水着に着替えました。
お湯につかって、誰かが訪ねてくるそのときを待ちます。

(今度はどんな人が来る?)

昨日のウザいおやじみたいのは嫌だ・・・
さっきみたいな真面目な人がいい・・・

でも、待てども待てども誰も現れませんでした。
時間を計っていたわけではないので、正確なところはわかりませんが・・・
かれこれ30分近く経ったと思います。

(誰もいない)
(私しかいない)

誰も現れないことにはちょっとがっかりでしたが、同時に異様に興奮してくる自分がいました。
お湯からあがって、
「ざばっ」
タオルで足先を拭います。

素足のままスニーカーをはいていました。
上下、ビキニの水着姿です。

(どきどきどき)

荒地の道を、駐車場方向へと戻るように歩いていきました。
秋空は抜けるように青くて風もほとんどありません。
数百メートル歩いていったところで足をとめます。

(どきどきどき)

日差しのまばゆさが最高に爽やかでした。
胸いっぱいに大きく呼吸して、空気の新鮮さをからだで感じます。

(誰もいない)

周囲に人の姿がないことを確かめました。
野っ原の駐車場は、この先をさらに5分ほど歩いていったところです。
今ここから見える範囲内に、こちらに歩いて来ている者の姿はありませんでした。
だいじょうぶ・・・
興奮を抑えられません。

(私しかいない)

もういちど大きく息を吸いました。
そしてビキニブラを外します。
こんなところで左右の胸を露わにした自分に、心臓がばくばくしていました。
スニーカーは脱がずにはいたままで、
「するっ」
ビキニパンツもおろします。
そのまま足首から抜き取りました。
脱いだビキニの上下を、道わきの草むらに隠します。

(どきどきどき)

異様な昂ぶりがありました。
スニーカー以外は何も身に着けていない全裸状態で、再び野湯のほうへと戻っていきます。

(ああん・・・気持ちいい・・・)

荒地の道を颯爽と闊歩しながら、職場の同僚たちの顔を思い浮かべていました。
まさか私がこんなことをしてるなんて想像すらできるはずのないあの人たち・・・
そんな自分だけの世界にひたります。

(気持ちいいーー、最高ーーー)

私のつたない文章力では、どう書いたところで理解してもらえないでしょう。
はだかのままで颯爽と外を歩いている、この開放感・・・
誰かに見られたら終わり・・・
禁断とも言えるその背徳的な心情に、意識が恍惚としてきます。
誰もいませんでした。
だから、歩きながら声に出して叫びます。

「〇〇〇〇〇(私の本名です)41歳、〇〇〇〇勤務ーー!」
「身長〇〇センチ、スリーサイズは、〇〇、〇〇、〇〇ーー!」

最高のストレス発散でした。
ふだん言葉にはできないようなことを、誰もいない荒地に向かって告白します。

「私、オナニーが好きーー、すごく好きなのーー!」
「毎日のようにオナニーしてるーー!」

(どきどきどき)
(どきどきどき)

たとえひとり暮らしの自分の部屋の中であっても、そんなことを言葉に出すことはありません。
それをこんなに大きな声で叫んでいる自分がいました。

「オナニー大好きーーー!」

(ひいいん、恥ずかしい)
(人に聞かれたら死ぬ)

東屋のひさしが見えてきます。
ひとりで勝手に赤面しそうになっている私ですが、ものすごくすっきりした気分でした。
でもほんとは、本当は、
(私、そんな下品な女じゃない)
ものすごく恥ずかしがりなの・・・

(ああん、帰りたくない)
(どきどきしたい)

仕事柄、最近では自社の企業広報誌にも何度か登場させてもらっている私です。
そんな自分が嘘のように、
(みんなー、信じてーー)
わたし、はだかで歩いてるよーーー

こんなことできるの今だけなんだから。
ふだんの日々では無理なんだから。

荷物のところでスニーカーを脱いで、
「ざぼざぼっ」
はだかのまま湯船に入ります。

(あああ、私)
(何も身につけてない)

この野湯の水着着用『可』は、水着を着用してもかまわないという意味にしかすぎません。
本来的に水着をつけるのが義務というわけではありませんでした。
すっぽんぽんのまま肩までお湯につかって・・・
そして、また待ちます。

(ううう、やばい・・・緊張する)
(今度はどんなおじさんが来るんだろ)

世の中の男性たちに教えてやりたい気持ちでした。
ねえ、いまこの混浴に来たら・・・
(こんな美人といっしょにお風呂に入れちゃうよ?)
しかも私、水着つけてないんだよ・・・

(だめだ、お願い・・・)
(誰も来ないで、お願い・・・)

誰も来ないでと強く願いながら、
(ああ、早く・・・)
誰か私をどきどきさせて・・・

緊張しすぎて、『生きた心地がしない』とはこのことです。
ひとり占めの混浴温泉でお湯につかりながら・・・
非日常のこのひとときに興奮して胸をばくばくさせている私でした。
18
投稿者:たっくん
2026/10/12 01:28:25    (UGb8siSD)
日常にはないドキドキを体験すると、細胞が一気に覚醒する感覚がありますよね。

私も少し前に綺麗な方のおっぱいを触る機会があり、すごくドキドキして若返った気分になりました。

でも、非常に緊張していたからか、解散後にすごい睡魔が来ました(恥)
17
投稿者:OK
2026/10/11 20:25:48    (fw2cqHcT)
こんなに連日恭子さんの羞恥体験談を読めて、とっても嬉しい。
と同時に、読みきるのが、もったいないくて、でも読んでドキドキしたくて、なんか複雑な心境です。
ハンドタオルでは隠しきれないお尻、おじさん二人ともワクワクドキドキしながら、ニヤニヤしながら見たんだろなあ~😲
異次元体験?すると、気持ちドキドキして若返るんでしょうね。
二年ぶりの恭子さんをたっぷり楽しめて、私も若返りました!☺️
16
投稿者:恭子 ◆nkgalYGPXs
2026/10/11 17:13:05    (jS5z1Vrs)
翌朝、宿泊していたビジネスホテルのベッドで目を覚ましました。
時計を見ると、もう9時です。
焦りました。
身支度を整えてチェックアウトします。

(なにやってんだ)

車に乗り込みました。
どちらかと言うと、もともと私は入念にスケジュールを立ててから旅行をするタイプです。
本当は、早起きして6時前には出発するつもりでいました。
二日目の今日は、2つの温泉地をめぐってから空港に向かう予定でいたからです。
でも、どう考えても・・・もう無理でした。
どちらも訪ねることを楽しみにしていた温泉です。
がっかりなんてものではありません。

(ばかすぎる)
(ほんと、なにやってんだよ)

その2つの温泉地どうしは比較的隣接しているのですが、ここからはかなりの距離でした。
県境を2つも越えてまた戻ってくるなんて・・・
今からでは、どう考えても無理です。

(悔しい・・・)

実は、旅先で寝坊してしまって予定が崩れたというのは以前にも経験したことのある私でした。
そのとき以来、こういうことがないように気をつけるようにしていたのに・・・
本当に馬鹿です。

(しょうがない)
(このまま空港に向かうか)

(それにしたって)
(さすがに夜まで時間をつぶせない)

車を走らせながら、途方にくれていました。
道沿いにローカルのファミレスが現れたので駐車場に車を入れます。
朝食をとりながら、スマホで観光地を探しました。
これといって行きたいと思うところも特にみつかりません。
たいして美味しくもない薄いコーヒーを飲んでいる自分が、なんだかすごく切なくなりました。
会計を済ませて店を出ます。

(どうせ時間を持て余しているんだから)
(もういちど行くか・・・)

思いつきのようなものでした。
昨日のあの野湯だったら、ここから車で1時間弱で行くことができます。
もう道もわかっていました。
時計の針は、すでに10時半をまわっています。

(もういちどあそこに行って)
(今回の温泉納めにしよう。。。)

車をスタートさせました。
途中のコンビニで買い物をした以外は、ほとんど何もない山道が続きます。
そして到着しました。

(ん・・・無人?)

今日もいい天気でした。
昨日と同じあたりに車をとめます。
他にとまっている車はありませんでした。
ラッキーです。

(誰もいない)
(いまなら貸切状態?)

必要な荷物をトートバッグに詰めて、車から降りました。
アップダウンの激しい荒地の道を歩いていきます。
東屋のひさしが見えてきました。
小走りに近づいていくと、やはり無人です。

(やった)
(本当に私だけだ)

とはいえ、他の誰かがいつ訪れてきてもおかしくありませんでした。
ビキニの水着に着替えてから湯船に入ります。

(ああ・・・けっこういい・・・)

場所の特定を避けるために、あえて詳細な描写はしません。
景色はいまひとつでした。
地形的には、やや谷のように窪んだエリアにある感じで間違いないと思います。

(昨日はぜんぜん)
(お湯を楽しむ余裕がなかった)

茶褐色の濁ったお湯がじんわり熱い感じで、泉質も悪くありません。
自分だけで野湯を独り占めでした。
肩までつかりながらまぶたを閉じると、風にそよぐ草々のさらさら乾いた音が心地よく耳に届いてきます。
気配がしたと思って目を開けたら・・・
東屋のひさしの端に小さな野鳥がとまっていました。
せわしなく首を振りながら羽を休めています。

(やっぱり私、温泉が好き)
(こういうの最高。。。)

再び目をつぶって日常の自分を忘れます。
そんなこんなで、ゆっくりと30分ぐらいひとりぼっちの贅沢な時間を堪能していました。
そろそろ、もう行こうかなという気分になります。

(あ・・・)

誰かが来ていました。
向こうのほうから・・・2人・・・
男の人が歩いてきています。

(どきどきどき)

一瞬にして昨日のおっさんのことを思い起こしていました。
あんな感じのイヤな男性たちだったら・・・本当にもうウンザリって感じです。
でも、結果的にそれは杞憂でした。

「こんにちは」

60代半ばぐらいでしょうか。
人の良さそうなおじさんたち二人組でした。
女の私を目にしてもがつがつした感じはまったくなく、とても穏やかな笑顔を向けてきてくれています。

「あらまー、べっぴんさんだこと」

慣れている地元の人という印象でした。
親しみを感じさせるその笑顔に、私も心がほっこりします。
無意識のうちに警戒心でいっぱいになっていた自分に気づいて、肩の力を抜きました。

(よかった)
(だいじょうぶ)

おじさんたちが東屋のひさしの下で服を脱いでいます。
水着をつける様子はありませんでした。
はだかのまま、前の部分を手でおさえるようにして湯船に入ってきます。

「すいません、おじゃましますね」

「あ、いえ・・・」
「私もちょうど帰るとこでしたから」

入れ替わるように、
「ざばっ」
私はお湯からあがっていました。
昨日のシーンが脳裏にフラッシュバックして、苦しいほどに胸がどきどきしてきます。

(なんか、なんか・・・恥ずかしい)

このふたりに対して悪い感情は抱いていませんでした。
なぜかわからないけど、
(だいじょうぶ)
むしろ親近感を覚えるぐらいです。

(昨日の人とはちがう、だいじょうぶ・・・)
(ああん、着替えなきゃ)

胸がどきどきしました。
東屋のところに歩み寄ります。
男の人ふたりの視線が気になって何度も振り返ってしまいました。
目と目が合ってしまいますが・・・
でも女性の私に気を遣って、すぐにさりげなく視線を逸らしてくれています。

(あああ・・・いい人だ・・・)
(昨日のおっさんとはぜんぜんちがう・・・)

正直に書きます。
内心、興奮していました。

(ねえ、おじさんたち・・・)
(いつも私、すごい真面目なんだよ)

そう、真面目な私だからこそ・・・心の底からわいてくる不埒な気持ちを抑えられません。
台の上に置いていたトートの中から、
(あああ、ばか・・・)
スポーツタオルではなく、あえて小さいハンドタオルを取り出していました。
下着のブラといっしょに棚に置きます。
胸が見えないように湯船のふたりに背を向けました。
ビキニのブラを外します。

(どきどきどき)

おじさんたちに背を向けたまま、ハンドタオルで手早く上半身を拭きました。
下着のブラをさっとつけます。
そして、ふっと後ろを振り返りました。
5~6メートル後ろの湯船から遠慮がちにこっちを見ていたおじさんたちと目が合います。

(ばくばくばく)

恥じらってみせました。
演技ではありません。
本当に恥ずかしくて、顔がかーっと熱くなっている自分がいます。

(あああ・・・だめえ)

照れくさそうにはにかみながら、
「なんかちょっと・・・」
もじもじしてみせました。

「あんまりこっち見ないでください」
「あっち向いてて」

この小っちゃいハンドタオルは、ハンカチをひとまわり大きくした程度のサイズしかありません。
腰に巻くことはできませんでした。

(おじさん見て、ちゃんと見てて・・・)
(真面目なの・・・私いつも真面目なの・・・)

再び背を向けて、ビキニパンツに両手をかけます。
するっと下までおろしました。
後ろ姿とはいえ、
(ああああーー)
男の人たちが後ろにいるのに、いま私は下半身すっぽんぽんです。
脱いだビキニパンツを棚に置きました。
自虐の興奮が昂って、また顔だけ後ろを振り向きます。
ふたりと目が合って・・・

「ちょっと・・・恥ずかし・・・」

本当に顔が真っ赤のはずでした。
一瞬、手のひらでお尻を押さえて隠す素振りをしますが・・・
すぐにハンドタオルを手に取ります。
慌てまくっているふうを装っていました。
背を向けてはいるけれど、焦りのあまりつい前屈みになって脚を拭いてしまっている彼女です。

(ひいいいん)

美人さんのスリムなお尻が、無防備すぎるぐらいにまで左右に開き切っていました。
その一部始終がおじさんたちにまる見えです。

(いやんいやん、見ないで)
(恥ずかしいよう)

そして、ささっと下着のパンツをはきました。
最後まで背を向けたまま服を着ます。

(あああ、最高・・・最高に興奮する・・・)

身なりを整えてトートバッグを抱えました。
もう演技でなく本当にどぎまぎしながら、
「お先に・・・」
ふたりに会釈します。

おじさんたちも、素知らぬふりで会釈を返してくれていました。
まるで何事もなかったかのように、その場を後にします。

(どきどきどき)

脳がくらくらしていました。
荒れ地の道を駐車場に向かって歩いていくうちに、緊張が少しずつ解けていきます。

(たぶんぜんぶ見えてた)
(もうだめ、気絶しそう)

駐車スペースには、私のレンタカー以外に白い軽自動車が1台とまっていました。
おそらくあのおじさんたちの車です。

(恥ずかしい・・・死にたい・・・)

自分の車に乗り込んで発進していました。
ふわふわした頭のままで、事故を起こさないように気をつけながら慎重にハンドルを握ります。
適当に20分ほどドライブして、道路わきが広く空いていた場所に車をとめました。
そのころになって、ようやく気持ちが落ち着いてきた私です。

(ああ・・・ここなら・・・)
(思いっきり泣ける)

そして、声をあげて泣きました。
悲しいのではありません。
まるで子どものようにわんわん泣いている自分がものすごく心地よいのです。

(ああ・・・やばい・・・)
(最高・・・)

気分爽快でした。
不思議としか言いようがありませんが・・・
自分が一気に10歳も若返ったような感覚になって、元気がみなぎってくるのがわかります。
泣いたことで、怖いぐらいに神経が研ぎ澄まされていく自分を感じていました。
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投稿者:take-c
2026/10/11 14:43:18    (boljQPFP)
掲示板に「恭子」の二文字を見つけた瞬間、胸がキュッとなりました。
ずっと探していた名前です。
また、貴女の投稿が読めてよかった。
以前と変わらない、細かい心理描写のおかげであたかも読み手が恭子さん自身になってしまったかのように感じる文脈。ドキドキしながら一気読みしました。
一気読みついでに過去投稿の「暖簾の向こう側」も読み直してドキドキ倍増、やっぱり恭子さんが大好きです。
 ナンネでは嫌な事も沢山あったとは思いますが、また書き込んで頂けた事、本当に感謝です。
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