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1
2021/01/14 15:03:03 (B2KQM7U2)
夏ごろに体験談を投稿していたのですが、途中で更新が止まってしまっていました。楽しみにされていた方、ごめんなさい。
何人かの方からは感想も頂き、ありがとうございました。

冬休みを利用して続きを書いたので、新しいスレッドで改めて投稿させてもらいます。
初めから読みたい方は8/24の元の投稿と返信欄をご覧ください。
これが5つめです。

*********
体が震えるなんて人生で初めての経験で、自分の体なのにまったく自由にならない。恐怖と興奮と緊張がないまぜになったものが体と意識の半分くらいを支配していて、どうやら末端まで酸素が行き渡っていないようでもあった。足に力が入らず、片手で手すりを掴んでやっとその場に立っている。ガクガク震えるなんて漫画の世界の事だっと思っていた。でも、インフルエンザで高熱を出した時や便をもよおして我慢している時とは別次元の大きな振れ幅で足が上下している。震えてのせいで今にもかかとが音を立てそうになっている。

恐怖にはたぶんいくつか理由があって、ひとつは彼女がヤクザの美人局か何かで、そのうち怖い人が出てきて言いがかりをつけられるのではないか、という恐怖。ふたつには、こんなことをしているのが周囲にバレてしまって痴漢として突き出され、人生終わってしまうのではないかという恐怖。そして三つ目としては、このまま彼女に手込めにされ童貞を奪われ、それだけでは飽き足らず、誘惑されたり脅迫されたりを繰り返しながら奴隷として搾り取られ(なんなら病気も一緒についてきて)、もう正常な精神には戻れないトラウマを抱えるのではないかという恐怖。

それら以上に恐ろしかったのは、もうそんな闇の世界に片足を突っ込んでいるのに、自分ではその行為を止められないことだった。周囲に気付かれるかもしれない事を考えれば長く留まるほど危険なことは頭では分かっているのに、体が言うことを聞かない。下腹部は柔らかな肉体に包まれれて一体となり、そこで生じた熱が全身の神経を麻痺させている。

彼女の奥底にどっぷり浸った体はその場から一歩も引きさがろうとせず、むしろもっと強い圧を彼女に届けようとしている。冷静になろうとして視線を上げると、彼女が童貞の自分のイチモツを誘い込んで静かに味わっている横顔が目に入ってくる。その姿は掛け値なしにエロく、興奮がすべての理性を引き裂いて吹き飛ばそうとしていた。

 
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14
投稿者:(無名)
2021/04/13 04:25:42    (CgZgRSOf)
更に続きを!
13
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A   tokyu-lines Mail
2021/04/13 02:08:41    (VVDYsVDp)
12コ目です。

彼女は時々止まって、下の唇と両脚でペニスを挟んで、大きさを確認するように愛おしむ。僕はそんなときペニスをぴくっと動かして、彼女に支配された狭い空間で少しだけ自分を暴れさせてみた。一方的な愛撫に対して、ペニスを脈動させてちょっとだけ反抗したのだ。すると、彼女は太ももをさらに閉じてこれに答えた。僕たちはこの小さな動きの応酬を繰り返しながら下半身で会話をした。彼女は目と腰で、僕のすべてをどろどろにして飲み込んであげると言い、僕は彼女に、まだ攻め返す力ががありますよ、と返す。

「ふふ」「すっごく、いいよ」

何度目かのやりとりで、彼女は急におかしくなったのか、緊張した顔を崩して笑みをこぼした。そして僕の顔をじっと見るといらずらっぽい顔のまま、耳元で何か言った。頭がすれ違い、体が覆いかぶさって、彼女の胸が僕に触れる。あるいは頬のあたりに短いキスをした、ような気がした 。

上半身、特に顔の動きは危険だった。なぜそんな人目につきそうなリスクをとってまで…と思う間もなく、僕の心は完全に堕ちた。突然の好意の表明に、理性はすべて吹き飛んだ。この瞬間、僕のペニスは彼女だけのもので、この器官はいま、彼女をもてなすためだけに存在を許されている。犯されていたのは自分なのに、彼女を気持ちよくさせてあげたくてたまらなかった。初めて、僕から大きく腰を動かしてみた。

彼女は薄く瞳を閉じて快楽に浸り、ときおり眼を開いて僕を見ると、後ろに回した手で僕を撫でた。自分に快感をもたらすモノを慈しむようでもあり、目の前の男子をついに陥落させたことに満足しているようでもあった。だらしない表情と落ち着かない腰回りをしゃんとさせるために背筋だけが不自然に伸びていて、なんというか、本当にちぐはぐで、色気がある。きっと上品であろう彼女本来の雰囲気をここまで貶めている彼女のエロスに、僕はすっかり呑み込まれていった。

12
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A   tokyu-lines Mail
2021/04/12 13:07:32    (ALit2I1W)
楽しみにしてくれているのでしょうか? ありがとうございます。頑張ります。

これで11個目です。


***


こんどは彼女が前から後ろに戻るようにゆっくりと腰を動かし始める。カリが何かに引っかかると彼女から吐息が漏れた。そこが好きなのか、左右に腰を揺すったりしながら彼女は執拗にそこを押し付ける。やはり僕たちは数ミリずつしか動けなかったが、お互いの小さな起伏を感じ取るにはかえって好都合で、僕にとってはモザイクの向こうの世界が解像度をもって立ち現れてくるような感覚がした。

重なる場所が少しずつズレるたびに、新しい所から愛液が溢れて、周辺の摩擦が小さくなっていく。二つのの液が混じりあって粘り気のある潤滑油となり、性器のまわりをねちゃねちゃにする。彼女が数往復もする頃にはペニスの表面は乾きを失って、陰唇とショーツの間はすっかり湿ったもので満たされていた。もう皮膚をこすり合わせる恐怖はなく、入れ替わるようにして彼女との間にある人としての境界のようなものが消失していった。呼応するように、彼女は腰のストロークを大きくし始めた。

彼女が体を近づけるとき、どわっと圧倒的な何かが僕を覆いつくしていくような感覚があり、呑み込まれてしまたいと思ってしまう自分がいる。自分でない何かが浸食してきて表面を覆い、融着して、ひとつになると言ったらいいだろうか。搾り取られるという一般的なイメージとは違って、彼女が僕に重なると触れ合ったそのポイントが熱くなって、彼女のエネルギーがペニスを通じて体内に入ってくる。彼女に何かを抜き取られるのではなく、彼女から流れ込み、しみ込んで何かを与えられているような気分にさせられる。こんな感覚は初めてだった。

反対に、彼女の腰が離れペニスの根元が冷たい外気に触れると、僕と彼女の間に何か空疎な筒が出現したような感覚に陥いる。陰茎の先端は彼女の一部となって自分ではない何かに変質し始めているのに、自分だけはそこから切り離されてしまったような、猛烈な喪失感に襲われるのだ。

だから彼女が腰を引きすぎて外れてしまった時には、心にぽっかりと穴が開いたような気分になって、どうしたらよいかわからず落ち着かなかった。それを見透かした彼女は、肉棒を握るとわざと外で待機させ、勿体ぶってから熱々のショーツの所へ戻すことで、ペニスが帰るべきハウスはどこなのか示してみせた。所在なく胸が騒いでどうしようもなくなったら、奥へ戻って融合すれば心の穴を埋め戻せるのよ、と教育しているようだった。ナイーブな僕は、彼女の元に戻りたくなる引力に説明を得たような気がして、抗うことをやめて彼女の”救済行為”を心から受け入れるようになった。

彼女に触れたことで、僕の中の何かが変わってしまっていた。犯されているという一方的で受け身な意識は消え、ただ彼女の核心に近づいて、ひとつになりたいと願うようになっていた。そして、なぜ僕なのか、何をしてほしいと望んでいるのか、その情熱に迫りたいという気持ちが強くなっていった。
11
投稿者:(無名)
2021/04/12 05:57:44    (39a2jh6U)
続くんなら続きを早く!
10
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A   tokyu-lines Mail
2021/04/10 05:12:14    (pK1ncxJC)
***

下着越しにふれあっていた時のシルキーさとはまるで違う何か生々しい感触がする。最初は、肌と肌がこすれて痛いかもしれないと思ったが、薄い陰毛は湿り気でぺったりとしていて抵抗がなく、彼女に歓迎されているのだと知る。伸びたショーツの生地が、ゴムの復元力で強力にサポートするので、陰茎は勃起のチカラ以上に押し上げられて陰唇にタイトに密着するし、陰唇は圧を受けるとぬるっとめり込んでソレを受け入れ、まとわりつく。

乱暴にこすり合わせるのが怖かったし、変に腰を振ることもできなかったので、満員電車の中で許される限られた可動域を使って、ほんの少しだけ感部に体重をかけてみる。すると、面に沿った陰部の重なりが少しだけ増えて、彼女との距離が半歩の半歩だけ縮まる。電車が揺れる度にペニスが外れそうになるが、ショーツがハンモックのようにキャッチして、無理やり彼女へと引き戻し、元の鞘に収める。動きが無ければ性器と性器は自然と密着した。

ショーツはぴったりとペニスに寄り添っていて、ペニスが少しでも道を外れようとすれば、それを引っかけて生地とゴムの復元力でグイグイと押し返してくる。よくできているな、これはもう逃げられないなと、トラップにかかった小動物のように妙に関心する。他方で、ふとした動きで密着から解かれた性器たちが、次の瞬間にその重なりの幅を数ミリ増していることに気が付くと、彼女が近づいて来てくれていることが分かってなんだか嬉しく、心が高ぶってしまう自分がいた。

あくまでも電車の揺れをアリバイにしながら、僕たちはじりじりと歩み寄っていった。ほとんどの時間静止しているため、たった十数センチの距離が、気の遠くなるような長さに感じられる。周囲から見えないとはいえ、陰部を露出している。僕も、そしてスカートの中を晒している彼女もきっと、一気に詰め寄りたいに違いなかったが、不自然な動きの一切を許さない満員電車特有の緊張感を感じて、自制しなければという心の声をお互いに反駁していた。ひと揺れごと、ゆっくり、しかし確実に…ミリの動きを感じながら、周囲を欺いていこうという暗黙の了解を交わすなかで、共犯関係のようなものが出来ていった。

お互いの足を踏んでしまったりしながら一番奥まで進みきると、ついに僕と彼女の下腹部がぶつかった。自然を装って動いたはずなのに、いつの間にか二人とも背中を弓なりに張ってのけ反るような姿勢になっていて、太ももの前から股間のあたりが密着している。少し動くと互いの陰毛が交わって擦れて、ジャリっと音を立てたような気がした。

(「そのまま」)

僕たちはちょうど”人”の字のように、互いの腰を突き出して支え合っており、交錯する陰部に圧がかかる。ペニスが熱い。隔てるものがなくなって、じかに熱が伝わってくる。衣類という薄皮一枚の有り無しでこんなにも違う。面で囲まれているから温かいのではなく、彼女と触れ合っている表面の突起の一つひとつが熱を持っており、触れる度にその熱源の存在を主張する。僕が感じるように、彼女もきっと、僕の熱を感じているに違いなく、これが生身の男女のふれ合いなのかと思うと鮮烈で、それだけで卒倒しそうだった。

かばんや衣服で隠したその下で、僕たちは生身の身体を重ねて連結している。熱く湿ったものを共有する二人だけの空間があって、涼しい顔、澄ました顔で平静を装いながら、その根元で誰にも言えないような秘密を共有しているのだ。彼女は、自分がついに手に入れたモノが間違いなくそこにあること噛みしめるようにそっと内股を閉じると、熱いものを抱えたまま、じっと動かなくなった。

恥ずかしい部分が隠れて安心したところで、改めて彼女の顔を見た。アラサーくらいかと思っていたが、よく見るともう少し年上、30代半ばのようにも見える。目立ったシワやシミがあるわけでもないのに、10代の目から見ると、大人の女性特有の忍び寄るの影のようなものが感じられ、僕はそれに気が付いて一瞬自分が萎えたのだろうと思った。そんな年上の女性を異性として意識したことが無かったからだ。

しかし、ひとたび意識のスイッチが入ると、この妙齢の女性の色っぽい点ばかりが目について、頭を離れなくなった。彼女は背も高く、落ち着いて清潔感があり、見た目もキレイだし、きっとオトコの事もよく知っているだろう。何より、そんな酸いも甘いも一通り楽しんで性を完成させたであろう大人の女性が、今ここで僕の未熟なペニスに夢中になっている。

昨日まで、30代なんてトウの立った、性的には終わった存在だとステレオタイプに思い込んでいた。それが目の前で春を謳歌する彼女を見て僕の認識は一変した。むしろ童貞のくせに何を根拠に若い女子信仰を信じていたのだろうか。

僕でいいんですか?なぜ僕なんですか?彼女にそう聞いてみたくて、たまらなかった。これから僕の体を使って何をするのか、僕をどこへ連れて行こうとしているのか、それを知るためにならこの体を捧げられると思った。

じっと閉じていた目を開いた彼女と視線が重なって、ペニスは一段と硬くなった。

9
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A   tokyu-lines Mail
2021/04/10 05:06:25    (pK1ncxJC)
更新が遅くなっており、楽しみにされている方には申し訳ありません。

時間を見つけて少しずつ書いてますので、気長にお待ちください。
8
投稿者:(無名)
2021/04/03 23:45:54    (37F9WW41)
続きはまだなのかな。
7
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A
2021/03/13 04:31:14    (gBwzGfrE)
(9つめです)

***
自分の視界から肌色の突起物が消えたことで、僕は安心していた。猥褻物は間違いなくいきり立っていたが、スリットの奥に呑み込まれ、隙間なく密着した僕と彼女は、外界からイチモツの姿を完全に消すことに成功していた。

足が細いせいか、彼女のももの内側は圧迫も無く少しひんやりとしていて、挟まれてしごかれているというより、ただフワッとその空間にペニスを置かせてもらっているような、刀を鞘に収めているような感覚がある。

一方で、秘部を隠匿するために密着したせいでお互いの下腹部は広い面積で触れ合っているし、ペニスの上面に触れるシルク越しの温かさが彼女と結合している感覚を強く意識させる。

女性と向き合ってこうして腰を突き合わせている事は、それだけで十分に異常事態であり、至近距離にある彼女の顔を見るのが恥ずかしくて遠ざけようと体をのけぞらすほど、かえって下半身の密度は高まるばかりだった。胸は当然当たっていた。僕は緊張で動くことができないまま、恥ずかしさに耐えながら、しかし顔には出さないようにして、ただただ彼女と繋がっている感覚を反芻していた。それだけで十分すぎる刺激だった。

「ねぇ」

しかし彼女は決心したように、こっち、と言って再びスカートを持ち上げた。片方の手でスリットを、もう片方の手で中のショーツに手をかけ、真ん中をグイっと下げた。ショーツは全体が下げるわけではなく、前面の生地が力任せに伸びて、中から逆三角形が現れる。一瞬彼女が何をしたいのかよく分からなかったが、どうやら恥骨とショーツの間に隙間にソレを差し込むよう、僕を誘っているらしかった。

唖然とした。
これまで彼女と僕の間に必ず布があった。それは色々な意味でのセーフティネットで、それはお互いの分泌物を防ぐという生理衛生的な意味でもそうだし、布を介してさえいれば、これまでの行為はある意味で“たまたま衣類が擦れ合っていただけ”という弁解も(苦しいけど)成り立つはずだった。

でも0と1は違う。布ゼロ枚の世界は、僕と彼女のの身体が直接触れ合うことを意味する。行為がエスカレートしてもそこまで達することはないと思っていたし、さすがにためらいがあった。

「来ていいよ」

いいよと言っているものの、僕に拒否権はない。彼女は自分の手に入れかけているペニスを股間に沈め、完全に隷属させることを望んでいる。整えられた薄い陰毛が見える。布を引き払った世界に何が待っているのかという誘惑と、ひとかけらに残った理性が交錯するが、しびれを切らした彼女はペニスを握ると、一気にそこへねじ込もうとする。今日一番の強引な姿に、彼女の気持ちの強さを感じた瞬間だった。

狭い空間で曲がるように力がかかり、ペニスが悲鳴を上げる。痛さに耐えかねて腰を落とすと、先端と恥骨の高さが揃ってしまう。彼女がすかさずカリの裏にショーツの端をひっかけると、ペニスの先端は彼女に引っ張られ、茂みのあたりにセットされた。

上から恥骨、下からショーツのゴムの力に挟まれて、水平方向に押さえつけられたペニスは、亀頭が茂みのあたりに半分だけ頭を突っ込み、奥に進むのを待つばかりとなった。“腰の高さを調整した”僕に、彼女は今日初めて表情を崩して満足そうに笑うと、口角を上げただらしない顔で僕を誘った。

「おいで」

彼女がやさしく耳元で囁き、握りしめたペニスを引き寄せて動くべき方向を指示する。彼女が僕を誘い込む景色がこの上なく妖艶で、もはやその誘惑に勝つことはできなかった。全神経をペニスの先端の一点に集中してショーツの暗闇へとゆっくり圧し込む。

彼女がペニスから手を離すと、外界に晒された肌色の肉棒が、徐々にに奥へと飲み込まれ消えていく。膣に入っているのではない。ストレッチしたシルクの生地にガイドされるようにして、ショーツと秘部の間の狭い空間をペニスが押している。

僕が動き出したのを確認すると、彼女は僕の後ろに手をまわして、抱き込むように力を加えてくる。もう後戻りはできない。恥ずかしさも爆発しそうな心臓の鼓動もすべて彼女に預けることに決め、僕はゆっくりと腰を沈めていった。

6
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A   tokyu-lines
2021/02/28 01:45:01    (rChAOpVf)
(8つめです)

***
「でも・・・すごいよ(コレ)」

中身が硬いのが分かると、いきり立ったそれを手のひらで全体を包み込むように触りながら、僕を見る。目が笑っている。僕に拒否権がないことはこのテントの中身が示していると言わんばかりだった。先端に粘液で濡れたシミを頂いた赤い化繊の生地は、鈍いテカりを伴って内包物の状態を告げているので、誰の目にも卑猥な事態が起きているのは明らかだった。

先程まで彼女の温かい場所に埋もれて育てられたソレは、いまは彼女と僕の身体から離れて、二人の間で、どちらに属するでもなく、白日の下に晒されていた。先刻までそれを匿っていたスカート生地が、今度は背景になって真っ赤なテントの存在をかえって際立たせている。

彼女はしっかりとした握力で感触を確かめてはいるが手元を見ることなく、じっと僕を見ている。途方もなく恥ずかしい。そして、沈黙を合意と受け取ったのか、彼女はテントの一端を器用に手繰り寄せると、するするとパンツの中に入ってきた。ついに彼女は僕の本体を捉えた。

「いい?」「ダメです…」「(しーっ)」

周りに気付かれたくないのは僕も同じだったので、牽制されると黙る他なかい。彼女は落ち着き払った顔を作りながら、手元では反対に僕の本体を捕えて情熱的にまさぐり始めた。手のひらでペニスを包み込み、スキャンするように、根元から先端まで、長さ、硬さを確かめると、五本の指で絡みつき、筋の張り方、カリの形やひっかかりの深さ、浮き出した血管の凸凹といった隅々まで調べ上げている。それは、自分がここまで大きくしたペニスを愛おしんでいるようだった。

自慰する時の自分の左手の粗雑さと比べると、彼女の手つきは有機的で温かく、求めていたものに到達した喜びを噛みしめているのが伝わってくる。自分よりも彼女の方がこのペニスに大きな愛を持っているのかと思うと、もうこのペニスが彼女のモノになっているとさえ感じられ、まさに彼女の手に落ちている、と僕は悟った。

「(秘密にするから、ね)」「(はい)」

僕が抵抗しないのを見ると、彼女は陰茎を引っ張り出した。パンツのゴムが先端を超えて裏筋側にめくれて、本体が完全に露出する。覆いかぶさった彼女の手だけが辛うじて目隠しになってはいるが、指の隙間からもれ伝わる空気が、このわいせつ物が外界に出たことを伝えている。もうペニスを隠すものはない。

彼女が体のラインをぴったりとつけることで手元を隠してくれているが、ほんの少しでも体の角度を逸らせば、この変態的な景色が露見するだろう。首根っこをつかむという言葉があるけれど、あれは本当は首じゃなくて体の根っこの事じゃないかと思う。公の空間に晒されたペニスを根元から掴まれ、もう動くことも声を出すこともできない。彼女は文字通り僕をどうすることもできる。

こんな所を誰かに見られたくないという一心で僕の頭はいっぱいになった。もちろん、自分のズボンに戻せばいいのは分かっているけれど、大きく張り出したソレを折りたたんで中に入れるのは手間取りそうだし、そもそも、彼女に握られたソレはもう自分の所有物ではなく、自分の裁量の及ばない世界へ行ってしまっている。恥ずかしくてはずかしくて、ともかく早くどこかに仕舞い込みたいのに、自分ではどうすることもできない。猛烈な恥ずかしさで頭が沸騰していた。

そんな僕の気持ちを見透かしてか、彼女はスカートを腰から回してスリットを正面に持ってくると、スリットの頂点をすくいあげた。そのアイデアの大胆さとスムーズさに驚きつつも、すかさずスカートの裏にペニスを避難させる。僕にとってはどこに格納するかよりも、1秒でも早く肌色の肉棒を外の世界から隠すことの方が大事だった。

彼女の示した避難路を進むと、ペニスの先端がショーツの表面を撫でながら、すーっとなめらかにすべって奥に導かれる。体の出っ張った部分が、完璧な高さに設置された窪みに隠れると、面の揃ったテトリスのように、僕と彼女は密着した。ああ、このままさっきみたいに布越しに押し付け合おうという事なのかなと思った。でも、彼女の意図は少し違うらしかった。

***

5
投稿者:雄一 ◆b4KLsfQ23A   tokyu-lines Mail
2021/02/28 01:01:04    (rChAOpVf)
(7つ目です)

***

要領を得ないストロークの振動が長く続きすぎたことで、さすがに彼女も異変を感じ取ったらしい。彼女が腰の圧迫を解除すると、奥にめり込んでいたものが滑り出してきて、お尻の付近で暴走した機械のように宙を切って振動した。僕はバランスを崩してよろけ、彼女の背中にもたれかかると、密着から解放された右足は、かかとを上下させながらガクガクとより大きく動く。自分で制御できていない状態であることに彼女も気が付いたようだった。

「(震えてるの?)」

彼女はこちらを振り返り、目を見開くような仕草で驚きの意を表すと、1/4周ずつ、時間を置いて体を回転させこちらに向き合った。満員電車で体を回転するのは不自然な行為だけれど、周りに悟られないよう、細心の注意を払って動いてくれていて、そんな気遣いが、当たり前だけど嬉しい。

顔と顔の距離が近く、目元の小さなほくろまでハッキリ見える 。彼女とはS駅からもうずっと長い時間一緒にいたのに、いま初めて顔を合わせるのかと思うと、新たな緊張が走る。相対する彼女もどこか緊張しているようで、お互いに目を合わせられない。彼女の視線は僕を通り過ぎ、あさってのほうを向いて無関心を装っていて、それは僕も同じだった。やがて他の乗客の死角になっているのを確認すると、彼女はようやく僕に視線を送ってきた。

「ごめんね」

彼女は声に出さず、口パクで言った。恐る恐る僕の顔を覗き込む様子は、僕が恐怖で震えていることに驚いているらしかったし、自分が追い込んでしまった未熟な男子を憐れんでいるようでもあった。あるいは、僕が彼女の痴女行為をまだ受け入れていないかもしれない、と警戒しているのかもしれなかった。改めて突っ張ったテントの持ち主が僕であることを、手の甲や太もものあたりで確認している。その仕草はぎこちなく、さっきまでの大胆な彼女からは別人のような慎重さが伝わってくる。

「怖かった?」

彼女は僕の震える足に手を回して振動の源を確認すると、太ももの裏をそっとと撫でた。あらためて彼女を見る。寒色で甘すぎない色のトップスは普通に仕事をしている会社員を思わせるし、グラマラスなお尻とは対照的に、存在感を控えめに抑えた胸は向かい合ってもセクシャルな主張がなく、まじめに生活している人間の証のような気がしてくる。

大丈夫だよ、私は変な人じゃないから安心して、と語りかけるように彼女は僕の腰あたりをぎこちなく撫でた。手つきや仕草の全てが不慣れな感じで、それがまた僕を安心させた。痴漢として突き出される事はなさそうだなと思うと、震えはだんだん収まっていった。

しかし、僕の貞操が安全でいられる時間は長くなかった。震えが収まって僕が自立できる程度まで落ち着きを取り戻したのを見ると、彼女は腰に回した手を沿うように少しづつ移動させ、体の間に差し込んだ。チャックから不格好に飛び出しているテントに狙いを定めると、手の甲で触って反応を確かめる。甘い香水の香りがして、また彼女のペースに引き戻されているのだと知る。

***
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