2018/01/20 16:09:23
(aqqsu6zE)
仕事をしてても敬子さんの何気ない一言が気に
なっていた。
Eさん「ボーッとしてどおしたんです?」
傍目ににもわかるぐらいボーッとしていたのか。
Eさん「噂ですけど私の代わりはCさんみたい
ですよ。まさかお局三人組とはね~」
私「仕事してくれればいいけどね」
Eさんは1月半ばから産休に入る。その後任が
Cさんのようだった。
年末年始は東京の自宅で過ごすことを敬子さんに
伝えていた。
敬子さん「そうだね、そのほんがいいよ」
親父さんに会うのが憂鬱だった。
3日お昼過ぎに帰宅。
勢いをつけたままその足で親父さんに新年の
挨拶をした。1時間ほどで失礼する。
帰り際、敬子さんがタッパを差し出す。
敬子さん「ごめんね、荷物いっぱいだよね。
私が持って行くから」
私のあとに部屋に入り、三つのタッパを
冷蔵庫にしまう。しまい終わると私に抱きついて
くる。唇が重なり舌が絡み合う。
敬子さん「行かなきゃ、長くいると…」
私は敬子さんを強く抱きしめた。そしてあること
を決めていた。
『空気入れ替えなきゃ』の一言を解決するために。
仕事がおわり家具店に向かう。
セミダブルのベッドとそれに必要な物買う。
納品は早くて10日後、と言われたが2週間後
の休みにしてもらう。
仕事上の変化は正式にCさんとペアを組むこと
が決まった。
Eさんと引き継ぎのため頻繁に私の近くに来る
ようになった。
Cさん情報の店でEさんの最終出勤日にランチを
した。ランチは終始和やかムードで終わる。
Eさん「Cさんの印象変わっちゃいましたよ」
私「そうだね」
Cさんがトイレに立ったときEさんが言った言葉だ。
納品の当日、朝から人の声や荷物を運び入れる
声で賑やかになる。
私が引っ越しの荷物運びをして以来ことだった。
そのくら3階には誰も来ない。
作業が終わってしばらくすると敬子さんが
入ってくる。
敬子さん「うわぁ~、ベッド買ったのぉ~」
私「いつまでも煎餅布団じゃね」
敬子さん「これセミダブルでしょ。座って
いい?」
敬子さんはベッドのクッションを試している。
敬子さん「やっぱベッドっていいね」
私「これならゆったり寝れるから」
敬子さん「セミダブルだもんね、ひょっと
して彼女ができたとかぁ~」
イタズラっぽい目で私を見る。
はしゃいでる敬子さんを見てからかいたくなった。
私「やっとでましたよ」
敬子さん「うらやましぃ~」
まだ陽気だ。
敬子さん「そのために買ったのね」
私「今度、泊まりに来るんですよ」
敬子さんの顔色が変わってきた。
敬子さん「そう、そうなんだ。よかったね」
俯いている。
私「その日が楽しみで…」
敬子さん「敬君、優しくて格好いいから…」
涙声になっている。からかうのをやめた。
私「2月4日の朝8時に来て、翌朝9時に
帰るんですよ」
敬子さん「えっ、、、、、、」
私を見上げる敬子さんの目から涙がこぼれて
いた。
敬子さんの涙を口にする。
「しょっぱい」
敬子さん「8時に…。もっと早くくるかもね?」
私「最愛の人だから早いぶんには大歓迎です」
敬子さん「その人、ぎりぎりまで居ると思うよ」
私「もちろん!」
敬子さん「そのためにベッドを…」
私「その人のさり気ない一言がきっかけです」
敬子さん「……」
私「その人を初めて抱いたあと、帰り際に言っ
たんです。『空気入れ替えなきゃ』って」
敬子さん「……」
私「だからこれからは僕の部屋で愛し合うん
です」
言い終わらないうちに敬子さんが抱きついてくる。
思う存分敬子さんと舌を絡め唾液が行き交う。
甘い敬子さんの唾液を飲む。
敬子さん「私も大好き!敬君のこと愛してる!」
このとき不思議と私自身は大きくならなかった。
時がすぎ1月の終わり頃、親父さんと酒をに飲む。
飲み始めてしばらくたったときだった。
親父さん「敬、あんなことしていいのか?」
この言葉で私も敬子さんもカラダが固まった。
親父さん「食費だなんて水くさいぞ」
私「けじめだから」
敬子さんには納品があった日に、週2回の食費
として3万で契約していた。敬子さんは多すぎる
といい、掃除、洗濯もする。
いい譲らなかった。
結果、週1の掃除洗濯に週2の食事で契約したの
だった。
敬子さん「それが部屋はきれいだし、パンツは
自分で洗ってるし楽すぎよ」
親父さん「敬がそれで気が済むならな、女房殿も
息子みたいに思ってるようだしな」
私「ありがたいです」
こして敬子さんは親父さんの目をきにすることなく
自由に出入りできるようにした。