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2017/08/17 09:21:23 (pR/3R1NE)
貯蓄もあったのでしょう。60歳の定年を迎えた父は、40年働いた会社を退職し、早々に隠居生活をすることを選びました。
最初は家でゴロゴロしていた父でしたが、やはり理想とは少し違っていたのでしょう。あまりの退屈さから、すぐに出歩き始めることとなります。
そんな父が見つけたのは、町内の老人会でした。もちろん年齢的にまだ入れないのですが、いつの間にか世話役をするようになっていたのです。
60歳の父ですが、御老人の集まりに入れば『兄ちゃん』です。きっと可愛がられ、居心地もよかったのでしょう。輪の中に入って行ったのです。

そこにもう一人、世話役の女性がいました。父よりも3歳年上の『西本さん』でした。母親が老人会に入っており、付き添いがてら世話役をしていたのです。
母と別れて10年、父に春が訪れました。何度も会ううちに、二人は急接近をするのです。
とにかく、父の顔が変わりました。退職してから、どこか死んだような顔をしていたのに、生気が出ていました。
昼間はほぼ家にいることはなくなり、夜も帰りが遅くなり、まれに帰ってこない日もありました。父もまだまだ男なんですね。

ところが。
会社から帰ると、父の様子がおかしい。左足には包帯やサポーターが派手に巻かれ、松葉杖が傍らに置いてありました。アキレス腱断裂、全治3ヶ月。
何年もまともな運動などしていないのに、老人会で張り切ってしまったのでしょう。もう3日後には手術、入院が決まっていました。

父の手術の日。会社にお願いをして、午後3時に切り上げさせてもらい、父の元に向かいました。病室に入ると、ベッドにはりつけの父。
そして、その隣に見知らぬ女性が見舞いに来ていました。西本さんでした。同じ町内に住んでいるのに、僕はこの時初めて会ったのでした。
『父にいい人がいる。』と分かっていたので、その女性がその人だと直感的に分かりました。細身の真面目そうな方です。

適当に話を済ませ、僕はすぐに帰ろうと準備をします。ところが、『お前、西本さん送ってあげろ。』と父が僕に言うのです。
同じ町内で帰る方角は同じですが、初対面で気まずいでしょ。『ああ、私はタクシーで帰るから。』と西本さんも一度は断りました。
でも結局は父に押しきられ、彼女を乗せて帰ることになりました。エレベーターに乗り、駐車場まで知らない女性に頑張って話し掛けたりします。
年上、見知らぬ女性、父の彼女、僕にとっては何重苦か分かりません。やはり、父の彼女というのが最大のネックでした。

車に乗り込むと、今度は西本さんの方が話し掛けてくれました。長く主婦をされていた方です。その辺の会話は慣れたものです。
真面目そうで、実はとても気さくな方でした。話しも弾み、お互いに笑い声も出たりします。僅か10分程度の道のりが、残念とも思います。
話しながら、西本さんの顔を見ました。まともに顔を見たのは初めてかも分かりません。『昔は絶対にモテただろうなぁ。』と思わせる顔の女性でした。
明らかに、美人顔をしています。スタイルもいいし、真面目そうだし、面白いし、40歳も年下の僕がいうのもなんですが、『いい女』です。

父が2週間の入院生活に入りました。必然的に、僕はこの間一人での生活となります。夜は外食で済ませるため、帰宅は遅いものになっていました。
10日くらい経った頃、玄関のチャイムが鳴りました。開けると、西本さんが立っています。今でも覚えていますが、なんかメチャクチャ嬉しかった。
『これ食べる~?』とお皿にサランラップが掛けられていて、中身は手作りの中華料理でした。彼氏の子供なので、少し気を使ってくれたのでしょう。
外食をしてお腹一杯なのに、『いいんですか?』などと笑顔で答え、いただきました。優しく、『チンして食べて。レンジある?』と言ってくれます。
ところが、『おばちゃん、しようか?』と言ってくれ、一度は断ったのですが、なんだかんだで家に入って来たのです。

玄関での立ち話とは訳が違いました。家の中に入って、玄関が閉じられると空間が変わりました。僕は落ち着かずに、テーブルにも座れない状態。
西本さんも、この出来てしまった変な雰囲気を感じているのか、手にお箸を握り締め、電子レンジとにらめっこをしています。
きっと、『しまったぁ。帰ればよかった~。』と思っているに違いありません。そのくらい、僕が変な緊張感をかもし出していたと思います。

『チンッ!』とレンジが鳴ると、少し緊張感が和み、お互いにどこか『やれやれ。』といった感じになりました。
『出来たよ~。食べて。』と和んだ彼女が、変な雰囲気を打ち消すように笑顔で言ってくれます。僕もようやくとテーブルにつくことが出来ました。
てっきり、それで帰るものだと思っていた僕。しかし、西本さんは『お口に合うかしら?』と言いながら、冷蔵庫からお茶を出し始めたのです。
お茶を僕に出すと、『どお?』と言って僕の対面に腰掛けました。『うまぁ~。』と言ってあげると、『おばちゃん、中華料理得意なんよ。』と自慢気でした。

対面に女性を見ながら食事をするなんて、何年ぶりだったでしょうか。付き合っていた彼女よりも、母の記憶の方が甦ったかも知れません。
西本さんはほんと出来た方でした。食事をする僕を、退屈させないように世間話を交えて、楽しませてくれていました。
主婦ならではのテクニックでしょうか。言いはしませんが、『この人、すごいなぁ。』と思いながら、食事を済ませました。

洗い物を済ませると、『おばちゃん、帰るよ~。』と言われました。覚悟をしていたとは言え、どこか寂しい気持ちです。
別れ際に、『お父さんに「お大事に。」にって言っといて。』と言われ、父の彼女だったのを思い出しました。しかし、どこか割り切れない気持ちでした。


 
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28
投稿者:エイト
2017/11/13 15:09:05    (7ammt7d2)
私も親父が死んでからそのまま後妻の政子さんと暮らしています。
最初はお義母さんと呼んでいたけど家の中では”政子さん”と名
前で呼ぶようになってう3年。
小柄で清楚な政子さんは10月で70歳になりました。
可愛い政子さんをこのまま大事に大事にしてゆきます。
27
投稿者:カン
2017/09/05 15:21:09    (H0xjEMTs)
投稿拝読させていただきました。
私も同じ様な体験をし、今も継続中です。
私の場合、女性が63歳のため29歳の
年齢差です。
特に熟女好きというわけではなく、むしろ
高齢女性とセックスするなんて想像もした
ことがありませんでした。それが接する機会が
増えるにつれその女性の魅力に惹かれ、意識する
ようになり男女の関係になり今に至ります。
オヤジが退院してからは、スリリングなイチャつき
をしています。
お互いにこれからも頑張りましょう。応援しています。


26
投稿者:初心者
2017/08/30 21:35:09    (BKAjRAZx)
うらやましいですね。
続きを楽しみにしています。
25
投稿者:たいち
2017/08/30 16:57:58    (VnM6zL7y)
潤子さんは、約10分近く死んだように目を閉じていました。セックスの激しさが分かります。僕も『大丈夫。』と思いながらも、少し心配をしていました。
彼女が目を開くと、『こんなの、わたし死んでしまうわぁ~。』と笑顔で答えられました。その顔に、僕もどこか満足をしてしまいます。
潤子さんが胸に飛び込んで来ました。そして、お礼のようにキスをされます。キスをした彼女は、頭と頭を合せたまま、しばらくその余韻にひたるのでした。

かなりの時間、この体勢が続きました。顔が見えないので、『寝ているのか?』とさえ思いました。僕は少し、身体を動かしました。
すると、僕に巻きついた彼女の手と足にギュッと力が入り、そうはさせてくれません。離してくれないのです。
僕はここで、彼女に質問をしました。この部屋に入った時と同じ質問でした。しかし、その答えは前後とでは変わっていたのです。

『親父と、どっちがええ?』
『お父さんと?何もしてないよー。』

『親父と、どっちがええ?』
『たいちくんに決まってるでしょー。』


僕には、以前同い年の彼女がいました。かなり惚れられていて、いつもいつも彼女は『好き。』という目で僕を見ていました。
目の前にいる40歳も年上の女性も、それと同じ目をして僕を見ていました。目が合うと、その女性は合図のようにキスを繰り返してくれました。
その日、僕がこの部屋を出たのは2時間半後。再び、オマンコに射精をされた潤子さんは、『気をつけて。』とだけいい、見送る元気もありませんでした。

第二、第四の日曜日。この日は必ず老人会の催しが行われていた。ゲートボールに始り、流しそうめん、カラオケ大会といろいろです。
メインで世話役をかって出ている父と西本さんは、この日だけは必ず顔を合わせる。僕には面白くないが、仕方ないことだ。
しかし、ある日曜日に西本さんの姿はなかった。二人以外にも世話役はいるが、やはりメインがいないと困ることも多かった。
父は、西本さんの家に向かった。玄関を叩くが、応答がない。仕方ないので、彼女の携帯を鳴らした。こちらは、ちゃんと呼び足し音が鳴った。
しかし、彼女が電話に出ることはありませんでした。

数時間前、西本さんの家に一台の車が停まりました。介護施設の車でした。その車には、彼女と母親が乗せられ、施設に向かったのです。
施設に着いて、彼女は母親をその日一日預けることとし、施設を出ました。駐車場には、僕の自動車が待っていたのです。

彼女の携帯が鳴りました。画面を僕に見せると、僕の父の名前が浮かんでいました。潤子さんは小声で『どうする~?』と意地悪そうに僕に聞きます。
僕は携帯をベッドの上に投げ、着信音が鳴り響く中、一時中断していた腰を振り始めるのでした。

24
投稿者:たいち
2017/08/30 16:17:03    (VnM6zL7y)
彼女のフェラが終わり、攻守交代。ところが、もうお互いにイっちゃってたんですね。それがら長時間、お互いの唇をむさぼり合いました。
唇を重ねようが、舌を絡めようが、唾液を流し込もうが満足をしないのです。呼吸も『ハァ…ハァ…。』としてるくせに、二人の動きは止まりません

潤子さんが笑いました。『もぉ~!』と呆れ笑いでした。目を弾ませながら、『すごいねぇ~。』と絶え間なくキスを繰り返してしまう二人に呆れたのです。
僕も釣られて笑いながら、それでも彼女の唇を求めて行きます。『もぉ~…、』と口で言いながら、彼女もそれにはちゃんと答えるのでした。

『口の廻り、真っ赤よ。』と言われました。そういう潤子さんの口も、腫れたように真っ赤になっています。
『腫れがひいてから帰りなよ。』と僕に言います。親父に見られたら、言い訳も出来ないほどなのでしょう。

僕は完全に彼女の上に乗りました。乗られている彼女も、大きく足を開いて『入れて、もう入れて…。』と言ってくれます。
股間では、彼女の手が僕のチンポを掴みました。『ここよ。』とばかりにチンポの向きは変えられ、言われるがままに押すと、そこは潤子さん自身でした。
彼女の愛液に迎え入れられ、僕のチンポは潤子さんの中に押し込まれていきます。
『もぉ~…。』と言うと、彼女は両手で顔を覆いました。『もぉ~…。』の意味が分からず、それでも僕はチンポを根元まで押し込みます。
『もぉ~…、大きいんじゃわぁ~!』と彼女が言い、さっきの『もぉ~』の意味がやっと分かりました。

潤子さんは、とても変な体勢をとっていました。両手は絞って顔の辺りに置いているため、上半身はとても小さく見えます。
逆に足は左右に大きく広がり、とても大きく見え、身体の上下がアンバランスのように感じます。
僕は彼女の小さな上半身を抱き締め、腰を振りました。彼女の手も僕の背中に回り、『アァ~…、アァ~…、』と叫び始めました。

『つっ…、突いて…。』と言い、あまり気にしないでいると、『お願い…。もっと突いて…。』と耳元で言うのです。
そんな彼女が、背中に回した手をほどきました。僕の体も、自然と彼女から離れていきます。離れて際に、潤子さんの視線を感じました。
彼女の目は真っ直ぐに僕に向けられていて、目が合うのを待って、『お願い!もっと突いてよぉ~!』と真顔で言われます。
目は充血し、その目は僕にお願いをしています。

初めての感覚でした。『彼女を気持ちよくしてあげよう。』ではありません。『もう、コイツ犯してやろう!』なんです。
ピストンが激しくなると、『アァ~ン~!アアァ~!!』と潤子さんも激しくなります。目の前の彼女の手は行き場をなくし、僕の顔に持って来ます。
僕には、それさえもジャマに思えました。細い彼女の手首を2本掴むと、そのままベッドに押しつけました。
『ダメぇ~!!』と叫んだと思うと、すぐに『オマンコ!オマンコ!壊れる~!オマンコ、壊れるぅ~!』と狂ったように言うのです。
ベッドはギシギシと音を立てていました。母親の耳にも、きっと聞こえているはずです。しかし、もうそんなことなど関係ありません。
2階のベッドで、男は夢中で女を犯し、女は男に犯されて喜んでいるのですから。

2階のベッドの音がやみました。潤子さんの手は僕をおしのけようと、僕の胸に当てられていました。僕の手は、離すまいと彼女の頭を抱え込んでいました。
お互いに最後の必死さが伺えます。彼女のオマンコからはチンポが抜かれ、逆流した精液を何度も押し出していました。




23
投稿者:(無名)
2017/08/28 21:17:46    (f/I02U.u)
続きお待ちしてます
22
投稿者:まさ ◆dzQMpJO/do   sigekitekinahitotoki
2017/08/24 06:55:31    (KY/ABmR8)
是非続きをお願いします!
早く読みたいです!(笑)
21
投稿者:たいち
2017/08/21 15:29:07    (sqr1KiZH)
僕と西本さんは家を出ました。暗闇なので、繋いだ手を離す気にもなりません。彼女の家のまでの3分間の道のりを、恋人のように繋いだまま歩くのでした。

母親が起きて、テーブルに座っていました。彼女は『お母さん、具合いどお?』と声を掛け、返事もないままに僕を部屋に誘い込みました。
部屋に入ると、彼女はシャツを少し豪快に脱ぎ始めます。僕も合わせるように、ゆっくりとズボンに手を掛けました。
『抱きに来て…。』、キーワードはたったそれだけなのに、二人は同じことを考え、お互いに行動をしていました。
『潤子…。』、見知らぬ名前を聞かされました。『私、潤子っていうから…。』と服を脱ぎながら、本名を僕に告げました。
そして、『たいちくんって、呼ぶから。それでいい?』と確認をされました。白いブラとショーツを残し、彼女が振り返りました。
僕は躊躇をして、まだズボンを降ろしただけの格好です。『上、脱ぎよって。』と彼女に言われ、その通りにシャツに手を掛けました。

すると、僕に歩みよる彼女の足が止まらず、そのまま僕の股間に座り込んだのです。座り込んだ途端に、彼女の手により僕のパンツは下げられました。
まだ、勃起率20いったところでしょうか。そのチンポを握られ、彼女は口の中に収めました。初めてのフェラでした。
『たいちくん、美味しい~。』『たいちくん、硬いねぇ。』と男が喜ぶようなセリフが自然と口から発せられます。
シャツを脱ぐと、勃起率はもう70軽く越えていました。彼女の舌は、僕のチンポ全部を舐めあげてくれます。勃起なんて、あっという間です。

『ウッ…、ウッ…、ウッ…、』と力強いフェラが行われていました。彼女も興奮したのか『たいちくん、』から『たいち~、』と呼び捨てにすることも。
しかし、これは彼女の作戦に違いありません。彼氏の名前を呼び捨てにするだけで、お互いに気持ちは違います。

僕は片手で彼女の頭を撫で、『潤子…。』と呼んだのです。僕も恥ずかしいです。それでも、頑張る彼女を見て、名前を呼ばずにはいられませんでした。


20
投稿者:たいち
2017/08/21 15:03:17    (sqr1KiZH)
ある日。
仕事を終え、家に着いたのは8時前でした。玄関には、女性もののサンダルが並べられ、薄々彼女が来ていることを察知します。
この時間に訪れることなど、過去なかったことでした。すぐに奥から彼女が現れ、『あっ。たいちくん、おかえり~。』と迎えてくれました。
その振る舞いは母親を想像せるものでしたが、彼女の『おじゃましてまぁ~す。』の言葉に現実に戻されるのです。

二人の前に居たくない、部屋に行きたい気分でした。しかし、テーブルに僕の夕食が並べられ始まると、もうそうも行きません。
彼女にご飯をつがれ、差し出されました。僕と父に会話が少ない分、西本さん一人がどこか頑張ろうとしているのが分かります。
『美味しい?』『食べられる?』と聞かれましたが、『うん。』『美味しい。』と僕の愛想のない返事に、会話も続きません。

『なんで、この三人が家族のようにいるのか。』
『どうせ、そんな顔して、もうヤッたんだろ?』
『気持ちよくて、満足したんだろ?』
『さっきまで仲良くしてたのに、僕が帰ってきた途端に他人顔か?』
『僕なんて、この場にジャマなんだろ?』
『このまま、結婚の報告でもするつもりか?』
『お前、なんでこの前させなかったんだよ。』

もう僕の頭の中は、父よりも西本さんに対してのわだかまりだらけでした。

夜9時を過ぎました。父は『西本さん、ありがとなぁ。』と彼女に、そして『お前、送ってあげろよ。』と僕に言い残し、部屋に戻りました。
『セックスして満足してるんだろ?もう、今日はこの女に用はないんだろう?』、そんな思いで父の姿を送りました。

二人にされました。西本さんは僕の食べた食器を洗ってくれています。彼女にちかづきたいのですが、父が近くの部屋にいるためにそれも出来ません。
彼女の洗い物が終わり、大きな声で『ああ~、終わったぁ~。』と言いながら、テーブルに座ろうとします。
その大声は僕ではなく、部屋にいる父に向けられたものでした。『私は、まだいます。たいちくんと仲良くお話ししてる。』というアピールでした。

彼女は僕の隣に腰掛けました。太股と太股が当たるほどに、距離を詰めます。『最近、忙しい?』と大きめの声で言って、僕の手を握ります。
声を小さくして、『会いに来たんやから…。』と言われ、頭を肩につけられました。そして、手は僕の股間の上に置かれます。
『忙しいの?』と言葉は再び父に向けられ、細い指を5本使って僕の股間を、ズボンの上から円を書くように触り始めました。

二人の唇は何日かぶりに重なっていました。父がいるため、やさしいものでした。それでも、次第に舌が絡み始め、激しさを増します。
ここで彼女がストップを掛けました。そして、『帰ります!』と大きく言うのです。そう言うと、彼女は僕の手を取って、玄関に引っ張ります。
彼女はサンダルを、僕は靴を同時に履き始め、『抱きに来て…。』と僕を誘うのでした。
19
投稿者:たいち
2017/08/21 14:01:26    (sqr1KiZH)
次の日でした。
会社帰りの車の中で、僕はいろいろな作戦をたてていました。西本さんに会う約束もなく、父に『帰りがおそくなる。』とも告げてはいません。
しかし、作戦は実行を始めました。

僕はそのまま帰宅をします。ご飯やお風呂、ましてや睡眠のためではありません。『父が家にいる。』、その事の確認でした。
もう、松葉杖なしでも歩ける父です。西本さんのところに行っていても不思議ではありません。だから、その確認のために家に帰るのです。

夕食を済ませ、『コンビニ行ってくるわ。』と告げ、家を出ます。コンビニに行く行かないは関係ありません。外出の理由が必要なのです。
それを聞いた父は『15分くらいで帰ってくる。』と想像することでしょう。
僕がたとえ2時間帰ってこなくても、父は『帰ってくる』と思っているので、そのぶん動きがとりづらくなります。それが僕がたてた作戦でした。
父と西本さんが、昼間に家で性行為を持った持たないは二の次の話なのです。僕が今から彼女に会うので、そのジャマをさせないのが大事なのです。

夜8時過ぎに、西本さんの家のチャイムを鳴らします。静かな近所中に響くので、僕もどこか落ち着けません。
『どちらさま?』と玄関で彼女に聞かれ、『たいちです。』と答えます。玄関が開かれると、彼女は不審そうな目で僕を見ました。
彼女の浮かぬ表情に、『昨日、セックスした仲なのに。』と思わず心の中で言ってしまいます。『たいちくん、どうしたの?』と作った笑顔で言われました。
『これは近所を気にしての顔。中に入れば、ちゃんと昨日の顔に戻るはず。』、そう思いながら、僕は話を続けました。

しかし、なぜでしょう。予想とは違い、彼女は玄関の扉を抱えたまま、いっこうに僕を招き入れようとはしません。
立ち話が続き、結局話し慣れてしていない僕が引き下がるはめになります。家に招き入れられないとは、想定外でした。
一度断られると、二度目はなかなか言い出せないものです。『本心の見えない年上の女』『毎日ヤってるかも知れない父の彼女 』、不透明なことが多いです。

日曜日の朝。
車を走らせ、わざと父の出掛けた老人会の集まる、小さなグランドに向かいました。立ち寄る気もなく、近くを通り過ぎようと思っただけです。
老人達はボール遊びに夢中でした。その傍らにあるベンチを見ると、父と大きな日傘帽を被った女性が並んで座り、話をしています。
顔は見えにくいですが、その風貌から女性が西本さんであると確信をします。夫婦のような、お互いに慣れた距離感でいました。

複雑な思いで通り過ぎようとすると、まずは父が。そして父の目線に気づき、遅れて西本さんが僕に視線を送ります。
父からは『お前じゃ、無理。俺達の仲しらんか?』、西本さんからは『ちょっと相手しただけ。早漏くんはイヤ。』と言ってる気がしました。


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