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2000/11/18 00:17:39
(R1NcddUk)
(前回からの続き) 昨日までなら、ぼくに対して背中を向けてポジションを取っ
ていた彼女が、今日は、なんと、ぐるり180度体位を反転させ、ぼくの方にその
美貌を向けてきたのです。
ぼくは一瞬たじろぎましたが、次の瞬間、宮沢りえ似の彼女はこう言いました。
「あの、お願いがあるのですけど。」
「あなたの着ているそのトレンチって、バーバリーですよね。今、わたしが着てい
るのもそうなんですけど、よろしかったら交換してくださらない? サイズも同じ
くらいじゃありません?」
「わたし、このタイプのトレンチ着てみたかったの・・・」
ぼくが呆然としてると、今度はなにやら下半身になにやら熱いものを感じました。
見ると、綺麗にマニキュアされた彼女の手が自分の股間のあたりをせわしく動いて
いるのでした。
その日は、会社にいても仕事どころではありませんでした。早く家に帰って、あ
の彼女に着ていたバーバリーのトレンチコートとたわむれたい。 終業時間まで待
てないぼくは、お昼休みの時間に、彼女のトレンチコートを持って、こっそりを女
子トイレに入り、とりあえず、午後からの仕事が捗るようにと、溜まっているもの
を処理しました。女子トイレに入ったのは、彼女のトレンチから放たれる女性用香
水の香りが、男子トイレに漂うとあまりに不自然であろうと考えたからです。こう
して、なんとか終業時間まで自分をもたせることができました。
そして、待望の終業時間です。彼女のトレンチコートを持って一目散に会社を出
て、地下鉄のホームに到着すると、なんと、彼女がそこで待っていました。あたか
も、ぼくの帰宅時間をあらかじめ計っていたかのごとくです。その日の朝まで自分
が着ていたトレンチコートに身を包んだ彼女はこう切り出してきました。
「あれ? わたしのトレンチ、お気に召さなくて?」
「手に持ってるぐらいだっら、着ちゃえばいいのに。」
「まあ、いいわ。」
「ところで、よろしければ、今晩、わたしとつき合って下さらない?」
(続く・次回は最終話です)