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2026/05/27 14:16:37
(IlKH5wC9)
先日、長年暮らした街の賃貸マンションを引き払い、
実家へと引っ越す母の手伝いをした。
母は今年で60歳。祖母が亡くなってからしばらく
空き家になっていた母の実家を、役場を定年退職した
のを機にリフォームし、ようやく工事が終わったのだ。
ゴールデンウィークの最中、段ボールに囲まれて
荷物の整理をしていると、思いがけないものが出てきた。
ずいぶん前に母と離婚した、父の遺留品だった。
母は一瞥するなり、「私はもういらないから、
あんたが必要なものだけ取って、あとは全部捨てておいて」
と冷淡に言い放った。
箱の中には、古い工具セットや旅先で買ったらしい
キーホルダー、そして若かりし頃の母の写真などが収め
られていた。少し興味を惹かれた私は、その箱ごと自分の
アパートへ持ち帰り、夜に選別を始めることにした。
中からは、今では再生する術もない古いフロッピーディスク
やVHSのカセットテープがいくつも現れた。
その中に混じって、「真由美1」「真由美2」と、
母の名前が直書きされた2枚のDVDが見つかった。
1枚目はデータが破損したのかPCで再生できなかったが、
2枚目を読み込ませた瞬間、私は言葉を失った。
画面に映し出されたのは、かつての父と母の、あまりにも
生々しいプライベートな動画だった。
画面の隅には「2004年8月5日」と日付が表示されている。
22年前、母が38歳、私がまだ6歳だった頃の記録だ。
おそらく、父が隠し撮りをしていたのだろう。
全裸の二人が布団の上で、部屋の照明のリモコンを巡って
じゃれ合っている。
部屋を暗くしたい母と、明るいままにしたい父。
結局、照明がついたまま二人の激しい絡みが始まった。
アングルを意識している父の誘導によって、粗い画質
ながらも二人が深く結合している様子が克明に映し
出されていた。
父の激しいピストンに、普段の厳格な姿からは想像も
つかないほど狂ったように乱れる母。
最後には自ら激しく腰を振り、「チンポいい、チンポいいの」
「おマンコいい、おマンコいい」と叫びながら絶頂を迎えていた。
行為がひと段落した後も、全裸で寄り添いながら楽しそうに
談笑し、母の手は愛おしそうに父の身体を愛撫していた。
画面を眺めながら、割り切れない思いが胸に去来した。
これほどまでに互いを求め合い、愛し合っていた夫婦が、
なぜ別れることになってしまったのだろうか。
昼間、父の荷物を見て「捨てておいて」と冷たく言い放った、
現在の60歳の母。
その一方で、画面の向こうで父の愛に狂い、「チンいい」
「おマンコいい」と歓喜の声を上げていた38歳の母。
変わり果ててしまった時間の残酷さと、知ってはなら
なかった親の生々しい過去の記憶を前に、私はただ、
暗い部屋で静かに考え込んでいた。