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一回だけ

投稿者:A
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2014/11/14 02:13:04 (6XS3gMO.)
彼女と同棲をするために、三年間住んだ部屋を出ることになった。都内の一人暮らし用のマンションで、立地もよくて静かだし、新築だったからそこそこ人気のある物件だった。
お隣さんは女性で、室内犬を一匹飼っていた。
たまにエレベーターで顔を合わせる程度で、マンション以外で会うことはなかったが、自分も動物好きなので、顔を合わせたときは犬をなでて可愛がったりして、まあそれなりのご近所付き合いをしていた。

その人の名前を聞いたのは、住み始めて丸2年が経つ頃だった。葵さん(仮)といい、栗毛色の髪にややパーマをあて、お姉さん的な雰囲気の女性。25歳で、近くでOLをしているとのこと。実家は関西で、僕よりも一年程前に引っ越してきたらしい。自分が聞き出した情報はこれだけだった。
葵さんは魅力的な女性だったが、僕も彼女がいたし、特に何か行動を起こしたいと思うことすらなかった。しかし、引っ越しの日が迫り、葵さんに一言挨拶をしてから…と考えているうちに、なんかあっさりとお別れするのも寂しいなと思い、食事に誘ってみるかとか、犬の散歩でも付き添ってみようかなとか考えているうちに、段々と、「最後に一回だけ誘ってみようかな」という考えが浮かんできた。
すごく可愛らしい女性だし、スタイルも結構良かった。会話もお互い笑顔だったし、何より、引っ越す僕にとっては後腐れがない。どうせなら…という軽い気持ちだった。
ちなみに葵さんが彼氏持ちかどうかは知らない。
もしそれを理由に断られたら潔く引き下がるし、無理やり何としても!ってノリではなかった。

引っ越しの四日前。僕の部屋はダンボールだらけになり、テレビとベッドだけが部屋に残されている。
その日が最後の日曜日。行くなら今日しかない。
あまり早くても遅くても迷惑だし、とりあえず20:00を目安に部屋を出て、隣の部屋のインターホンを鳴らす。
ドアの奥で音がする。中には居るようだ。
少し間が空く。集合玄関以外にはカメラが無いので、覗き穴から僕を確認している間だろうか。ゆっくりドアが空き、「はーい」といいながら葵さんは顔を出した。
「どうしたんですか?」の問いに、素直に返答した。
「実は、僕来週引っ越すんです」「えっ!そうなんですか?」「もう荷造り終わってダンボールだらけっすw」「そうなんですかー」「とりあえずこれ」
と言って差し入れのお菓子を渡すと、
「えっ?これは」「差し入れです。葵さんとはお隣さんってことで仲良くしてもらったし、お礼ですよ。」「えー!ありがとうございます!そんなお礼されるようなことしてませんけどwてか私の方こそ○○(犬の名前)を可愛がってもらったりして嬉しかったですよ」
本来、ここで「じゃあ」とか言って身を翻すんだろうが、下手に回りくどいこともせず、ストレートに会話を続けた。
「もう会えなくなりますかね?」「ん?うーん、そうかもですねぇ」「最後にどうですか??」「え?」
3秒ほどお互い目を見たまま沈黙。そして僕が
「ダンボールハウス。見ます?」
僕の部屋の方を指差すと
「…うん。じゃあ…見よっかな」と言ってサンダルを履いて部屋を出てきた。

隣の俺の部屋。イスもソファーもマットも座布団も何も無い。座るところはベッドだけ。特に促すこともなく、自然にベッドに座る。
「ほんとダンボールだらけですねwよくこんなに部屋に収まってましたねー」と言って部屋を眺める葵さん。
そしてまた、今度は長めの沈黙があり、葵さんが口を開く。「えっとー…」「うん」「うん…ん??」
変な会話のラリーが数回続いた後、僕が
「無理にってわけじゃなくて、本当に良かったらでいいから。嫌なら言って。」「うん…」「短い間だったけど縁があったし、葵さんが魅力的だな思ったから。あと、おれ彼女いるから、本当にこの一回しか考えてない。クソヤローだって思ったら帰っていいよ?」
葵さんは間を開けずに「クソヤローだって思ったけど帰らないよ」と言った。「…いいの?」「…いいよ。…しよ」
ゆっくり葵の肩を抱き寄せ、唇を重ねた。最初は触れる位の軽いやつから、少しずつ唇の密着する面積を増やしていく。音が立つくらいになったら、舌を絡める。静かな部屋にキスの音だけが響き、葵のぽてっとした唇がやけに気持ち良くて、かなり長いことキスをしていた。
キスをしながら葵の腰に回していた腕を解き、体を這わせて胸を包んだ。スタイルはいいと思っていたが、細身だと思っていたのに手から少しはみ出るくらいの大きさがあった。胸を優しく揉むと、少しくねって呼吸をするために唇が離れる。その隙に葵の首筋にキスをすると、「あっ!」と声を上げてトロンのした表情を見せる。首から耳、鎖骨にかけて丁寧に舌を這わせると。体がくたりとなって力が感じられなくなっていた。

葵を優しくベッドに寝かせる。右手で葵のいい匂いのする髪を撫でながら、たっぷりと唇を濡らしたキスを継続し。左手は葵の着ているシャツのボタンを上から外して行く。葵はかなり感じやすいのか、髪を撫でながらたまに寄り道して耳や鎖骨を撫でる度に声を出したりビクついたり、その反応が可愛かった。
ボタンを外し終わり、シャツを開く。白いブラに包まれた大きめの白い胸。「何カップ?」「…ん?…D…」という単語を交わし、背中に手を回してブラを外す。
「えっ!?はずかしいよ…」というがお構いなし。露わになった胸は、かなりの美乳で乳首は小さめ。それでいて、しっかりとDカップのボリュームが感じられる。その胸を恥ずかしそうに隠す腕をどかし、両手で揉みほぐすと、さっきよりも大きく体が捩れる。柔らかい胸の感触に、スローを貫いていた僕は我慢の限界を迎え、やや乱雑に、胸を舐め始めた。「んっ!…んぁはっ…!」と声を上げ、葵の声と重なって乳首を吸う音が部屋に響く。たっぷり唾液を絡めた葵の胸は、かなりのテカりを放っていやらしく、葵の反応の可愛さもあって胸を相当ねちっこく攻めていた。

葵が欲しそうな目を向けてくるので、下を触るととんでもなく濡れている。これはお隣さんとはいえ下着の換えを持ってくるべきだろう。そのくらいの濡れ方。
「欲しいか?」と問うと「…」何も言わずに頷く。
「じゃあ勃たせてくれ」といってももう限界まで勃っているのだが、葵は頷くと「…寝て」と言うのでベッドに仰向けになった。
葵を侮っていた自分は、とんでとなくいやらしい舌遣いで骨抜きにされた。まず乳首攻めがすごかった。焦らしたり舌先でつついたりしてたかと思うと途端に音を立てて濡れた舌を這わせてくる。乳首とフェラだけではなく、ワキや首、指先から太ももまで丁寧に舐められ、途中でいきなり腕に噛み付いてきたときは、自分の性癖を改めて気づかされた。なんともいえない快感に襲われ、フェラでイかされるのを何とか回避した。

限界と思われていたときから明らかに勃ったそれを、仰向けに寝そべる葵の中に入れた。
葵は甲高くて色っぽい声を上げ、何度も気持ちいいと叫んだ。腰を振るたびに揺れる葵の胸を眺め、時に揉んだりしゃぶったり。その際の葵の反応を見てさらに興奮が上乗せされ、一気に加速して葵の中で果てた。
もちろんゴムは着けているが、今までにない興奮と快楽の中で果てた自分は、そのまま腰砕けになって葵に覆い被さった。葵の中でまだビクついている。そのビクつきに合わせて、葵が小さく「んっ…んっ…」と言うのが可愛すぎる。お互い、落ち着くまでそのまま数分経過。
最初に喋ったのは葵だった。
「…ほんとに最後?」と、目を見ながら言ってきた。
「…あと3日間なら…」

その日、葵はうちで寝た。
もちろん、夜もう一発。朝起きて仕事前に一発。
仕事から帰って来たら、葵の部屋で夕飯を食べ、今度は葵の部屋で交わり…
結局、一回だけど言いつつ3日で8回もヤッた。
引越しの日、葵は悲しそうにしていたが、結局あれ以来連絡も取っていないし会っていない。
最後の別れ際に葵の部屋の玄関で10分間くらい、泣き顔の葵が夢中で音を立てながら舌を絡めてきたキスが忘れられない。

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投稿者:武師
2014/11/15 07:24:37    (NMZMwKZd)
素晴らしい体験&文章力も良く、一気に読み終わった後、気が付くと股間が勃起していました。
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