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健全なデートというのもいいものだ

投稿者:盆暗
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2026/05/31 01:06:05 (qNZm3uNV)
女装を始めてそう間もないという愛子さん(40)と夜歩きを
「こんばんわ。盆さんですか?」
「ばんわー、そうです私が変なおじさんです」
「うっくく、笑わせようとしないで下さい。まだ声が…志村?」
「いやぁネタが通じてよかった。素敵なワンピースですね、星空を溶かしたような」
「えへへ、嫁の一張羅を拝借してきまして」
白い斑点が所々光ってる黒のワンピースで、スカートがメッシュ状で少しふんわり広がっている
手突っ込みやすいから好きなんだよこれ
タイトスカートとレディスズボンは滅べばいいのに
「だらだら歩いて、最後にご飯行きましょう」
「はい。あの、お時間は大丈夫なんでしょうか」
「うちの嫁は浮気公認なんですよ」
「……そういうトコもあるんですね。あ、私は名目出張中です」
「ははは、そういう「遅くなっても大丈夫」な話はしないのが鉄則ですよ。ホテルに連れ込んじゃおうかなんて考える悪い男はいっぱい居ますから」
「盆さんはそういうの無さそうですよ?」
「(予防線かな…)ははっ、では行きましょう」
差し出した手は握ってもらえず、腕に抱きつかれた
嬉しいやらガッカリやら、恋人つなぎしようよ

住宅地を抜け河川敷から公園へ
腕が封じられ腰を抱けない
「へぇ学生の頃も女装されてたんですか」
「自己満足で、散々な出来でしたけどね。お化粧もしませんでしたし」
「若いと何とかなるもんですけどね」
「それからはずっとご無沙汰だったんですが、妻と付き合い始めたころによくメイクされまして、表向き嫌々な振りで内心意欲が蘇ってきて」
「そして最近になって復活と。若気の至りって大事ですね」
「あはは、恥ずかしい過去ですけど」
「いやいや、女装子さんが増えることは嬉しいことです」
「……本当にお好きなんですね、これ」
「大好物です。先ほど言ったホテルに連れ込もうとする悪い男とは何を隠そう私のことでして」
「そんなに上手くできた気はしないんですが、魅力的ですか?」
「腕を抱かれて密着できて非常に嬉しいんですが、腰を抱きたくて手がワキワキしてます」
「じゃあ…どうぞ」
「ありがとうありがとう、ううっ」
「ウソ泣きしなくても…ひゃぁっ、ちょっ、ちょっと手つきがイヤらしいんじゃ?」
「じゃあ添えるだけで」
「いきなり不信感が湧いてきましたよ!」
「一つ許されると男はチョーシこくもんです。アナタは今は狙われる要素に身を包んでいるんですよ」
「思い出させてくれてありがたいことですね!」
「常に意識してください。アナタが魅力的かどうかはアナタではなく相手が決めることです」
「言ってくれればいいんです。モミモミする必要ないじゃないですか」
「無防備な女装子は堪らんなぁ、ぐへへ」
「やだ、エッチ!」

いい盛り上がりで飯屋へGO
「お酒も出すお店は他の客に揶揄われることがあるので個室アリがお奨めですが、下心のある男も多いので注意が必要です」
「盆さんのような男ですね」
「ご理解いただけたようで幸いです。隣に座るような奴は間違いなく太ももに手を置いてきます」
「盆さんのような男ですね」
「「あーん」して貰えます?」
「しないです」
「じゃあ対面で」
「あーあ、途中までは楽しかったのに」
「男はみんなケダモノですよ。アナタもそうだったでしょうに」
「ううっ否定できないことを」
「奥さんと何としてもお付き合いしたかった頃を思い出しなさい」
「ううっあの頃は可愛かったのに」
「愛子さんは今が可愛いですよ」
「…今、言います?」
「スパっと点数稼ぎしますから慣れてくださいね。ちなみに本音です。この後ホテル行きましょう」
「行きません!」
「男とのセックスは気持ちいいですよ。メスオチって聞いたことあります? 本当に心に女が宿るんですよ、男なのに」
「経験談ですか」
「はい」
「え?」
「最初はノーマルだったんですが好きになったのが男で、慣れるためにゲイに走ったんです。男ともしましたし、やったら恋しくもなりましたよ」
「……」
「せっかく男とやれるようになったのに、今のパートナーはNHになってましてね。ガッデム、俺の努力は何だったんだよ! で、中間をとって女装子好きになりました」
「めっちゃハードですね」
「今は経歴話すときの鉄板ネタですけどね。大ウケ確定です」
「いやぁ笑えないと思いますけど」
「笑う笑わないは個人の自由ですから。で、本題に戻すと男とのセックスはとても気持ちいいんですがこれからどうです?」
「やりません」
「私がウケでもいいですよ?」
「やーりーまーせん!」
「ちっ」
「プッ、くくっ、あはははは」
「ははは、とまあ経験豊富なので初体験の折はぜひご一報を」
「ええ、気が向きましたら」
よし、選択肢という畑に俺という種が撒かれたぜ(願望)

「あーヘビーな話も聞かされたけど楽しかったです」
「酔ってるときは本人が思う以上に無防備だから気を付けてね」
「そんなことないですよ。たったビール2杯ですよ」
「腰じゃなくてお尻抱いてるの気づいてない?」
「は?……ひゃわっ!」
「女装してることに気を配って、他が疎かになってるんですよ。無意識だから気を付けて」
「言ってくれればいいって言ったでしょう!」
「柔らかいお尻でした」
「それは言わなくていい!」
「愛子さんホントに外出初めて? 正直緩すぎる。普通ハリネズミみたいに警戒してるものなのに」
「うっ、実は新婚のころ妻と何度か…」
「そのとき男にチヤホヤされて気分よくなったんですね」
「はい」
「女仕立ての女装はやたら完成度が高いですからね。完璧に女と見られてたでしょう」
「めちゃくちゃモテました」
「「こいつ犯してぇなー」って性欲で見られてたんですよ」
「うわ、今更キモい」
「ホイホイ男遊びしてるとあっという間にラブホに連れ込まれますよ」
「警戒します」
「そのうえで楽しんでください」
「はい」
「これからラブホ行きましょう」
「は、いいえ!…あっぶなー、何してくれてんですか」
「確実に酔ってます。なんか凄く神妙になってますよ、もうそこ駅ですから。帰ったらすぐ寝なさい」
「罠にかけといて何説教してんですか。今日はありがとうございました」
「はい、ところでお別れのチューは?」

凄く汚いものを見る目で見られました
 
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