目を合わせない癖があるでしょう。 文字越しでも同じ。 核心に触れそうになると話題をずらす。 その小さな逃避が愛しいわね。 私が短く言葉を置くとあなたは余計に語り出す。 沈黙があなたを追い詰めるから。 私は押し倒さないし声も荒げない。 ただ視線を外さない。 豊橋の昼の明るさの中、密室で逃げ場のない自分と向き合うことになる。 逸らした視線の先に欲があること、もう分かっているはずよ。