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2019/03/27 17:03:33 (hsp/Kcvi)
同窓会で会ってから不倫に発展する話はよくありますが、俺の場合はもう少し複雑。

昔昔大学時代にある女に告白された。
名前は良美、20才同士で付き合いだした。
ものすごくラブラブで家が近いこともあり毎日会っていた。
良美はスラっと背が高いが巨乳で脚が綺麗。明るい性格で俺は良美にゾッコンだった。
良美の父親は中堅企業の創業者2代目社長。会社名はその時は聞かなかったが、厳格な父親で我々の交際には良い顔はしてなかったらしい。
良美は女姉妹だったので、もし俺と結婚すれば俺は将来の社長になることも考えられた。

しかしあんなにラブラブだったのに、一年後に良美には歳上の彼ができ敢えなくフラれました。
初めてあんなに人を好きになったのでとんでもないショックで一年ほどは立ち直れなかった。

しかし時が過ぎ、良美のことも忘れて、俺は結婚し子供も授かった。
不倫はちょくちょくしていたが、基本的には家庭円満で仕事も順調だった。

しかし不況の波が訪れ、期せずして俺の勤めていた会社が無くなり40代後半にもなった俺は途方にくれた。
そこでアルバイトでビルの清掃をすることにした。
大学も出てまさか肉体労働をするとは思ってなかったが、家族を守るためには致し方ない。

毎朝早くに出勤し清掃業務に当たる。クタクタになって帰るのだが、俺は働きを認められ1年半後に例外的に正社員に登用された。
 
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投稿者:やまさん
2019/03/28 08:48:45    (J1l7FIds)
くまさん
コメありがとうございます!
結果的には会社が潰れてくれたおかげで再就職先の方が、収入は多くはありませんがやりがいもあり充実しています。
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投稿者:くま ◆PGehGm5CiU
2019/03/28 08:21:01    (O88MhFbl)
やまさん
いいおはなしですねが
続きお願いします
8
投稿者:やまさん
2019/03/28 08:03:12    (J1l7FIds)

良美は普段着とは違い綺麗な白のワンピースを着ている。相変わらずスタイルがよい。俺はスーツ。
2人でシャンパンで乾杯した。
「なんだか、付き合ってた頃を思い出すな」
「そうね、あの頃は楽しかったね」
「陽君は今でもスキーはしてるの?」
「ああ、今はなかなかいけないが、続けてはいるよ」
「スキーで長野に行ったことあるね」
「あああのころはスキーブームだったからな」

そんな話をしながらお酒も進んでいく。
良美は若いころはお酒を飲むと淫乱になってセックスを求めてきた。今はどうなのかわからないが、だんだん上機嫌になってきている。
「ねえ、今日は帰るの?」
「だって家庭があるんだぞ」
「えー、もうちょっと一緒にいたいよぉ」
「バカ、社長夫人と不倫ができるか!」
「誰もやるとは言ってないでしょ!」
「バカ、子供じゃないんだからこの後とか言ったら普通ホテルだろう!?」
「私はいいのよ?」
「え?」

俺は続けた。
「俺はお前にフラれてから一年以上立ち直れなかったんだぞ」
7
投稿者:やまさん
2019/03/28 07:59:23    (J1l7FIds)
スカルプチャさん
ありがとうございます。続き載せてみます。
6
2019/03/28 04:16:50    (JPLLg3XU)
続きを楽しみに、お待ちしています。
5
2019/03/28 04:16:44    (JPLLg3XU)
続きを楽しみに、お待ちしています?
4
投稿者:やまさん
2019/03/28 00:30:19    (J1l7FIds)
良美の話を聞いているとすっかり時間を忘れて2時間も滞在してしまった。
良美は結婚したが子供は授からず、旦那は仕事人間でもうかれこれ10年もセックスレスだそうだ。
俺も嫁の拒否によるセックスレスなのだが、まさか社長夫人とやるわけにもいかない。
それにセレブとはいえおばさんは趣味ではないのだ。

それからというもの、ヘルパーを送り届ける時には良美の家で1時間ほどお茶をする日が続いた。

ある時に良美から携帯に電話がある。
「ねえ、陽君、今晩食事いかない?旦那は今日はいないの」
「え?それはヤバいだろう?」
「いいのよ、美味しいイタリアンがあるのでご馳走するわ」
「わかった!」
俺はお酒を飲むことを想定して車は社に置いて電車でレストランへと向かった。
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投稿者:やまさん
2019/03/28 00:28:29    (J1l7FIds)
そうして俺は過去の経歴も考慮されて、現場ではなく総務部に配属になった。
かつての会社で総務部長までいった俺は今の会社でも重用され、あっという間に会社の中核となった。

そして、社長や会長の秘書業務にも携わることになった。
社長が長期で出張している時にはヘルパーさんを自宅まで送り届ける。その時には必ず良美とも顔を合わせるのだ。
そしてある日、

「陽君、ちょっとお茶でもしていって」
「仕事に戻るからいいよ」
「いいじゃない?少しだけ。」
「じ、じゃあ…」

そして良美の豪邸に入り、高級な食器で紅茶をいただいた。
「良美もすっかりセレブになったな」
「そんなことないって!」
「社長とは今でもラブラブなのかい?」
「まさか、もう結婚25年も経ってラブラブなんてありえないわ」
「でもいい旦那さんで、会社も絶好調じゃないか」
「でもね、色々あるのよ」
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投稿者:やまさん
2019/03/27 17:56:53    (6Th2Cagl)
そして、入社式の日に現場主義という社長の理念の元、経営陣も含めての会食があった。

社長は俺と同じ歳くらい。もうお分かりかと思うが、俺が入った会社は良美の父親がかつて社長をしていた会社だった。
父親は数年前に亡くなり、次期社長が娘の旦那というわけだ。

その横には社長夫人ということで良美が座っていた。俺は目を疑った。
30年近い時が良美も俺もそれなりに老けさせてはいるが、笑顔に当時の面影がある。
当然良美も気づくことになる。

「まさか陽君?」
「良美だよな?」
「どうしてここに?」
「いや勤めてた会社が潰れちゃって…、正社員にしてもらえてありがたいよ」
「びっくりしたわ~! でもそんなことなら楽な部署を推薦してあげようか?」
「それは助かるわ!」
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