さとみと約束をした時間に約束した場所に行くと、そこにはさとみが待っていた。もちろん、今日さとみと会うことは妻には言っていない。
改めてさとみを見ると、あの頃よりはふっくらした感じで、あの頃はなかった熟女の色気のようなものが感じられた。
私はさとみとお店に入って久しぶりの再会とこれから親戚になることにビールで乾杯をした。
さとみとは付き合っていた頃、2人で行ったコンサートや旅行のことなど思い出話をした。
すると、さとみは「たかしくん、奥さんと一緒になってから浮気したことある？」と聞いてきた。
私は「何回かはあるけど、さとみはもちろんあるんだろ？」と聞くと、「やっぱりするよね」と真顔で言っていた。
私と付き合っていた頃のさとみは今考えても淫乱だった。
当時さとみは金融機関のOLで、友達に呼ばれた飲み会で知り合った。
私とさとみは次に会う約束をして、初めてのデートでセックスをした。その時さとみには彼氏がいたらしいが、さとみにはどうでもいいことだった。
私と付き合っている時もさとみは、誘ってきた男がちょっとでもいい男だとすぐに誘いにのった。
私が知ってるだけでも、金融機関の支店の同僚、支店の客、車のディーラー、バーでたまたま隣にいた男。既婚者であってもさとみは関係なかったし、さとみはいつ誘われてもいいように、常に派手な下着をつけていた。

さとみに声をかけると、「たかしくん、久しぶりね。今日はびっくりした」とさとみは「うちの娘の旦那になる人って、たかしくんの息子さんだったんだね」
私は「俺もびっくりしたよ。娘さんの顔を見たときに誰かに似てるな、と思ったけど、それがさとみとはな」と言った。
私とさとみが付き合っていた頃は、まだ携帯は一般的ではなく、もちろん私の携帯にはさとみの番号は入っていないので、携帯の番号を交換をして、めいめい部屋に戻った。
その日はそれでお開きになり、私は妻と家に帰り、妻の女の感というやつで変な勘繰りをしないかと思っていたが、それは取り越し苦労のようだった。
次の日のお昼頃、さとみから電話がきた。久しぶりに今度飲まないか？という誘いだった。さとみの声を電話越しに聞いただけで、さとみと付き合っていた頃を思い出し、痛いくらいに勃起していた。
おそらく約30年一緒にいた妻よりも、さとみと付き合っていた2年間にセックスをした回数の方がはるかに多いように思う。
さとみとは、ノーマルなセックスもしたが、アブノーマルなセックスもした。
そんな僕にさとみからの誘いを断る理由などなく、二つ返事でOKをした。