僕の部下だった彼女。
人妻な彼女。
僕の大好きな彼女。
そんな彼女が辞める事になった。別れを惜しんだ僕は彼女を飲みに誘った。
ずっと彼女の事を好きだったと告白した。でも顔を赤らめて『ごめんなさい』と一言…
駅まで帰り道に彼女に今日の事を詫びた。残りの期間、今まで通り仲良く仕事をしようと言った。
すると彼女は急に泣き出した。僕はますます彼女が愛おしくなった。酒のせいもあり理性が吹っ飛んだ。そして夢中でキスをした。涙の味がしたし、結構抵抗したけど舌も絡ませた。
彼女は再び『ごめんなさい』と言って僕の腕を振り払い駅に向かって歩きだした。
駅についた。電車に乗り込んだが彼女は無言。長く感じるきまづい時間が過ぎた。僕が先に乗り換える駅につこうとした時、彼女は言った。
『明後日の送別会は楽しみにしてます』と、そして『うちのは明日から急に出張なんです。だから、明後日は…』

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