「どうして貴方がここにいるの？私の身体が忘れられないって、普通、ここまで来る？」
「無理、無理。そんなの無理よ。今晩は妻として大事なスタートよ。貴方の部屋には行けないわ。」
「ねえ、もう寝ちゃったの？私を悪い妻にさせないで。」
「アンアンアン。どうして私はここに来てしまったのだろう？私って世界で一番最低な女かも。イイッ・・ソコ。もっと突いて！」
「部屋に戻るわ。えっ、プレゼント？これってＴバックビキニじゃない？」
「どう、似合う？えっ、止めてよ、写真を撮らないで。胸の布地が少な・・ングッ、イヤ。ヤメテ。」
「えっ、また？幾ら出来難い身体の私でもこんなに毎回だと出来ちゃうじゃない。手遅れかもしれないけど洗ってくるわ。」
「アンアンアン。洗わせてよ。アンアンアン。スゴイ、ソコ、当たってる。」
「何回目かしら？それより早く部屋に戻らなきゃ、明るくなってきたわ、夫が目を覚ましてしまう。あれっ、服がない！隠したの？お願い、返して。イヤッ、ヤメ・・・。」

「そんなの約束できないわ。ホテルを抜け出して会うなんて。私、今日、結婚するのよ。」
「わかったわ。夫が寝たら、電話するわ。でも、期待しないでね。会えないかも。」
「もしもし、夫は３次会で酔い潰れて寝てるわ。少しだけなら。え、このホテルに部屋取ってるの？何号室？待ってて、すぐ行くから。」
「もう、好きなんだから、１回だけよ。夫が起きる前に部屋に戻るんだから。」
「アンアンアン、言わないで、悪い奥さんじゃないわ。・・・・。イイ、もっと奥まで。」
「え、中に出したの？私のこと好きなら大事にしてよ。結婚したのよ、出来たらどうするの。」
「アンアンアン、もう、３回目よ。早く終わられせて、夫が目を覚ますわ。」
「部屋に戻るわ。もう、会わないから。今日の便でハワイに新婚旅行よ。ちょっと、止めてよ。ングッ、ングッ。わかったわ、乱暴にしないで、これが本当に本当に最後よ。」
「アンアンアン、もう朝よ、帰して。夫にバレるわ。」
「さようなら。」カチャ、コツコツコツコツ。
「やっとハワイに着いたわ。初めての海外がハワイなんて気持ちいい。ええっ、どうして。どうして、あの男が？」