これは私の師匠から聞いた話なんですけど、
パチンコ経営が何故儲かるかというと、
延々と続くノイズとすぐ目の前で激しい点滅の光。
そして座り心地の悪い椅子。
これは文字通り「拷問」なんだそうで、そういう状況下では、
人間は冷静な判断が鈍るらしい。どんなに負けが混んでいても、
なんとなくその場に縛り付けられてどんどんスッてしまうんだそうです。
一種の催眠なんだとか。

つまり、ある一定時間負け続け、肉体と精神がズタズタになってきた
ころ合いを見計らって、なにがしかの声をかけると、
うまくいってしまうのではないでしょうか？
私はパチンコはやらんので、話の合わせ方とか判らないし、
どの瞬間がいいのか、タイミングなどもわかりません。

負けていて機嫌が悪い時に声をかけたら怒らせてしまいそうだし、
逆に勝ち始めた時に邪魔をするのも嫌われるだろうし。
勝負の流れの中で、やめたいけどやめられずに
辛く情けない気持ちに、憔悴しきる直前。
奥さんが息を吸ったその刹那に
「ちょっと休憩しない？」
とか優しく声をかけるんでしょうか‥‥。
これ、相当熟練の技かもしれないですね。

あと、疲れるほど長時間やるっていう事は、その時点で
そろそろ子供が学校から帰る時間ですよね。
口説いて、ホテルに行くような時間は無い。
とりあえずアドレスの交換くらいですかね？
日を改めると冷静になってしまう事もあるだろうし、

‥‥‥どうなんでしょう？
でも、研究する価値のあるマーケットかもしれないですね。