わざわざ「スカートで・・・」と言ってる時点で向こうは意識している。
虎と龍さんが、見ただけで嫌悪感を催すタイプでない限り、最後まで行く覚
悟はしているはずです。だから、半日のデートでは相手を気遣いながらさり
げなくボディタッチしてみればいいでしょう。それで相手が嫌がるそぶりを
見せなければ、自然と手をつないだり腕を組んだりできるし。
あとは雰囲気と勢いで連れ込んでしまえばいいんじゃないの。

やはり一番褒めやすく、褒められてうれしい体のパーツの横綱は
笑顔なんですよ。そしてそれは感情が伴って初めて発生する現象です。
氷のように無表情の人にはまた別の攻め方が必要ですが、
大抵の人は初対面で緊張もするけれど、とりあえずどこかで笑ったり
するものです。
何かの話題で意見を合わせたり興味をもつそぶり、注目する態度で
聞き上手に徹すると、だんだん乗ってきます。
さんざん盛り上がって一息ついた瞬間に、笑顔を褒める事が多いです。
「家でもそんな素敵な笑顔なのー？」
嫌味に聞こえるとまずいですが、これは言わずと知れた決定的質問です。
なぜならば、家で笑いが絶えないような奥さんは
出会い系なんて来ないですから。
「家ではこんなに盛り上がらないよ・・・」
それを言い出せばこちらのもので、
「何かあったの？」「なんか悩んでるの？」
表情をここで良く観察し、本気で触れてほしくなさそうだったら
「ごめんごめん。忘れよう！ごめんねーハイ、この話題おしまい！」
で楽しくしようと頑張る姿も嬉しく思えます。
「実は主人が・・」とか始まったら親身になってどんどんディープに
入っていけばいいのです。
「こんなにストレスがなく楽しい時間って最近あったっけ？」とか、
「この人に話していると、なんか癒されるな」
と気付かせたいし、それが紛れもなく男性のお手柄なのだと、
少しづつ気付いてもらうようにしていけばいいと思います。

丁寧に説明しますね。
“褒め続ける”というのは、なにも、念仏のように褒め言葉だけを
並べ続けるという意味ではありません。
いろいろな会話の流れのなかで、同調する、肯定する、評価する‥‥
という意味です。勿論それらを心からそう思っているように
表現しなければ、いやみに聞こえたり見え透いているように受け取られたり
するし、最悪嫌味に取られる可能性だってあります。
例えば飲み屋でタイガースを応援する二人の男が偶然隣の席になり、
様々な部分で同じ価値観である事が判り、
大変盛り上がって楽しい夜を過ごせたとします。
そんな感じで一体感を持つ事が出来れば、相手の警戒心も和らぐ訳です。
理想を言えば、ただイエスマンではなく、尊重した上で自分の考えも
ソフトにはっきりと言えればなお好ましい。

当り前な事言ってますよね。
でも、自然にそれをする事がまずは基本なのですよ。
セックスに持ち込むずっと以前の、しかし大切なプロセスです。
まずその地固めが出来て、つまりそれはどういう状態かと言うと、
「今、とても楽しいな。ストレスが無いな。もう少し楽しみたいな。
良い人だな。‥‥‥」という気持ちになる状態です。

自然と良い笑顔が出る。その笑顔をまた褒める。
「さっきから感心してるんだけど、君、なんでそんなに良い笑顔
できちゃうの？作り笑いじゃなく見えるんだけど！
いつも家でもどこでもそんな良い笑顔なの？」