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初めてのスワッピング

投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
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2016/02/21 00:55:35 (3ZZOAgmr)
プロローグ
「ああ、気持ちいいです、奥さん。」
お相手の男性はそう呻いたまま、私の頭を両手で押さえると腰を前に突き出し、口の中のペニスを私の喉の奥まで送り込んできました。
私は夢中で舌を絡め、自分の唾液で濡れそぼった彼の怒張を頬張り続けました。
「すごくいいです。初めてのスワッピングとは思えませんよ」
「間違いなく、初めてです。なぁ、雪江」
私は、ペニスを咥えたまま頷きました。
「ほらほら、手が遊んでるよ」
博さんにそう言われ、右手に握ったままの彼の肉棒を扱き始めました。
「雪江、どうだ、ご主人のペニスの味は」
私は一旦、口を離し、深く息を吐いた後、答えました。
「はぁ。ああ、おいしい、です」
さっきまで私の中で暴れ狂い、私を失神するほどよがり狂わせた怒張に、愛おしささえ感じ夢中でしゃぶりつづけました。
ふと、お相手の奥様がどうされているのか気になりましたが、目隠しをされているので、確認することはできません。
「雪江、今度は僕のも」
そんなことに思いを巡らせる間もなく、再び半開きのままの唇に博さんの怒張が突きつけられました。
ベッドの中央で、仁王立ちの全裸の男性二人に挟まれ、やはり全裸で髪を振り乱しながら、反り返った二本のペニスを交互におしゃぶりする自分が、今だに信じられませんでした。
今回のスワッピングの話が決まってから博さんに見せられたアダルトビデオ。それと同じ淫らすぎる行為を、今自分がしていることに、想像以上の興奮を覚え下腹部からとめどなく熱いものが溢れているのが自分でもわかりました。
「おお、雪江、すごいよ。いつもより激しいんじゃないか」
「博さんのも、すごいわ、こんなになって、あああっ」
不意に感じた下腹部への刺激に、顎を反らせて自分でも驚くほどの声を上げてしまいました。股間の内側に感じた長い髪の感触で、お相手の奥様が、私の秘部に顔を埋めているのだとわかりました。ベッドに両膝立ちで二本のペニスを握りしめる私の股間に、仰向けで頭を滑り込ませた奥様は細長い舌を私のクリトリスに這わせ、右手の二本の指で私の膣をかき回し始めました。
「ああ、そんな」
予想だにしなかった同性からの愛撫に崩れ落ちそうになる私。
しかし両脇の男性二人は、それを許さず力強く私の乳房をわしづかみにしたかと思うと、激しく揉みしだき始めました。
左右、そして下から同時に性感帯をまさぐられ、声を上げようとすればいきりたったペニスを口にねじ込まれます。
想像したこともなかった淫らなシチュエーションに、すでに私の理性とか恥じらいといった感覚はとうに消し飛び、全身が溶け出すような快感に、私のすべてが支配されていくのを感じていました。
「雪江、どうだい、気持ちいいのか」
「ああ、博さん、すごすぎる、こんなの、こんなのはじめて、ああっ」
「奥さん、素晴らしいです、僕も、こんなのは、初めてです、ううっ」
どこかで、懐かしさを感じていました。もう、どうなってもいい。どうにでもしてほしい。初めてのスワッピング、なのに、この絶頂感、安心感はどうしたことなのだろう。
「ご主人、もう一度、ください。私の中に。お願い」
「雪江、ご主人の何をどうしてほしいんだい、きちんと言わないと」
「また言わないといけないの。」
「そうだ、何度でも言うんだ」
すでに肉欲の虜となっていた私は、躊躇うこともなく、数時間前であれば考えられないようないやらしい言葉を口にしていました。
「ご主人の、アレを私にください」
「奥さん、アレじゃわかりません。ちゃんと言ってください」
「ああ、意地悪、言うわ、言えばいいんでしょう。ご主人のおっきくて、かたいチンポを、もう一度、私のオマンコに、ぶちこんでください」

そのときは思いもしませんでした。

この先、まさか、あんな想像もしなかった結末が待っていることを。

 
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6
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/21 22:55:56    (3ZZOAgmr)
夫の独白 その二
少し事を急ぎすぎたことを反省しました。
スワッピングの体験談でわかっていたことなのに。
ほとんどの女性は最初、スワップの話を持ちかけたときには激しく拒絶すること。そのため、説得には時間をかけて、慎重に進めなければならないこと。
彼女の反応を見て、自分の浅はかさに改めて気がつかされました。
ただ、これであきらめてしまうほど、私の変態的欲求は浅いものではありません。彼女から和解のラインが来た次の瞬間には、次の方策を考え始めていました。

5
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/21 22:54:58    (3ZZOAgmr)
第二章
博さんの独白はその晩一時間以上続きました。
その内容を要約すると、つまるところ私がほかの男性に抱かれているところを一度でいいから見てみたい。それは決して愛情が薄れたわけではなく、それを見て嫉妬することで改めて私への愛情を実感したい。そんなところです。
世の女性がどうなのかわかりませんが、私は激しく拒絶しました。
というよりその欲求の意味がわかりませんでした。
スワッピングという言葉は知っていましたが、それを現実のものとして考えたことは一度もありませんでした。
私は彼との性交渉に十分満足していましたし、彼が他の女性を抱くのを見たいとはまったく思えませんでした。
何より、彼がそんなことを考えていることの当惑が大きすぎました。これまで知っている彼と目の前の人は別人なのではないか、そんな思いがまずあったので、承諾するとかしないとか以前の問題で、私は半ば涙目になりながら、ソファの傍のベッドに飛び込みシーツを頭から被りました。
翌日の朝は彼と一言も言葉を交わさず会社に向かいました。
仕事中もどこか上の空でしたが昼休みに彼からメールがきました。その文面は平謝りの言葉が並んでいました。私はすぐには返信できませんでしたが、終業時間になると、こんなことで彼と育んだ二人の時間を終わりにしてしまうのも惜しい気がして、もうあんな話はしないことと、来年の誕生日のプレゼントに少し高価なレストランを予約することを条件に、和解のメールを送信しました。

4
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/21 22:52:59    (3ZZOAgmr)
夫の独白 その一
初めて、自分の異常な性癖に気づいたのは、結婚して十年を過ぎたころでした。
その頃、我が家でも始めてパソコンを購入し、インターネットが開通。
世間一般の中年親父の例に漏れず、架空請求にびくつきながらアダルトサイトを閲覧するうちに、目に飛び込んできたのが、スワッピングサイトでした。
おそらく、潜在的にそういった欲求はあったのでしょう。
目にした瞬間から、時間を忘れて類似のサイトを検索していました。
そして、世間には同好の士が思ったより数多くいること。ネットを介すれば都市部にしかないハプニングバーや、スワッピングパーティーのようなものを経なくても、スワッピング愛好家の出会いの機会があることを知ったのです。
その頃には、私の中の「妻が他人棒で貫かれ、乱れる姿を見たい」という欲求は、押さえ切れないものになっていました。
ここで、私たち夫婦のお話をしたいと思います。
私は42歳。大学卒業後、地方都市の大手自動車メーカーに勤続二十年の、どこにでもいるサラリーマンです。身長は175センチ、体重は75キロ、中肉中背でとりたてて特徴のない外見、顔立ちこれまた世間並みで、誰それのタレントに似てると言われたこともありません。妻との出会いは大学時代のテニスサークル。先輩後輩の付き合いからの恋愛結婚で、特別なロマンスがあったわけでもありません。その妻は年齢が私の一つ下で身長160センチ、体重ははっきり聞いたことがないのでわかりませんが、たぶん50キロくらいでしょうか。近所の介護の会社に事務のパートで勤めています。学生の頃は黒髪のロングのストレートヘアでしたが、結婚してからは短くして肩の下くらいのセミロングを束ねていることが多くなりました。年齢を考えればスタイルはいいほうだと思います。子供がいないせいか、Cカップの胸はお椀型を保っていますし、ウエストのくびれから腰にかけてのラインもなかなかのものだと思います。フィットネスジムのプールに行くとワンピースの水着でも周りの男性達が振り向きました。私はそれを横目で眺めるのがひそかな楽しみでした。
夫婦生活は、月に一度あればいい方でしょうか。多いのか少ないのかはわかりませんが、結婚十年目を過ぎたあたりから、目に見えて回数は減りました。とりたてて何か原因があったわけではありません。自然とそうなりました。私も人並みに浮気をしたことはありますが、少なくともそれが原因ではないと思います。むしろ外に彼女がいるときのほうが回数は多いのではないでしょうか。今でも二人で食事や旅行に出かけたりもしますし、夫婦仲は決して悪くはないほうだと思います。
世のスワッピング愛好家の多くが良好な夫婦関係を築いていると耳にしたことがありますが、私たちについてもそれは当てはまると考えていました。
しかし、妄想に飽き足らなくなり、いざ実行に移そうとなると、どうしても妻の承諾を得なければなりません。それが最初にして最大の障壁であることは、ネットで読んだ数多のスワッピング体験談を通して知っていました。
そこで一計を案じた私は、彼女にあるお願いをすることにしたのです。

3
投稿者:**** 2016/02/21 01:01:38(****)
投稿削除済み
2
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/21 00:59:37    (3ZZOAgmr)
第一章 
「これ。おめでとう」
博さんのおめでとうの意味はすぐにわかりました。でも、あえて気づかない振りをして答えました。
「何、何、突然、どうしたの」
「四十うん回めのハッピーバースデイ。」
「この年になるとめでたくないけど。うれしい、ありがとう」
言葉の通り、それは私の正直な気持ちで、花束を受け取りました。
それでも、自分の記念日を祝ってくれる人がいることを、素直にうれしいと思っている自分に、少し戸惑いといささかの驚きを覚えたのです。
私から近寄って、博さんの肩に手を回し唇を重ねました。
彼は自然に舌を絡めながら、両手を腰からヒップへ滑らせます。
スカートを捲り上げようとするのを右手で押さえつけ、唇を離し
「ご飯、食べましょ」
私の仕事が忙しかったこともあって、手料理をテーブルに並べたのは二週間ぶりでした。
「だめ、もう我慢できない」
彼は、さらに唇と舌を絡めると、強引にベッドに押し倒し、シャツのボタンをはずし始めました。私は抗うことができず、下から彼のズボンのベルトに手をかけました。

二人の激しい情事を物語るように乱れたシーツの上で、彼はタバコに火をつけました。
吐き出す煙の甘い香りが、室内を満たします。
「なぁ、雪江、俺とのセックス、満足してるか」
それは唐突すぎて、最初意味が理解できませんでした。
私が黙っていると、彼は続けて「スワッピングって知ってる?」
私は彼が何を言っているのか、わからず、灰皿に置いたままの彼の短くなったタバコに手を伸ばし、灰皿に押し付けました。

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