2016/07/15 19:08:32
(VdOj5dit)
26年ぶりに会った52歳の佳代は、綺麗に年を重ねていた。
「お前、まだこの街にいたのか?」
「いいえ、ずっと東京にいたの。今日は、手続きに戻ってきたの。」
「手続き?」
「ええ、実家の土地の持ち分、弟に全部移転するの。私、タイに移住するから・・・」
「タイ?」
「ええ。私、再婚してSMセックスしてて、結局子供を作らなかったの。うちの人、昨年定年して、余生はタイで過ごしたいっていうから。もう、会えなくなる人に会っておこうと思って。」
「だからって、今更元の夫に会ってどうするんだ?」
「出来れば・・・本当にできればでいいんだけど、最後に、今生の別れに抱いてもらえたらなって思って・・・」
佳代の憂いに満ちた横顔がとても綺麗で、断れなかった。
まだ5時過ぎで明るいので、人目を忍んでラブホへ入った。
「驚かないでね。」
と言って見せた佳代の裸身は、相変わらずの痩身だったが、乳首とクリに銀色の輪がぶら下がっていた。
「佳代、お前・・・」
「マゾ奴隷の証し・・・身も心もあの人に捧げたの。」
佳代の恥裂からは真っ黒にめくれ上がった恥唇と1㎝以上巨大化したクリが飛び出し、そこに銀色の金属の輪が刺さってブラブラしていた。
俺も澪理を飽きもせずかなり抱いてきたが、澪理の恥唇、クリとはあまりにも違っていて、どんなプレイをしたらそうなるのか気になった。
「あなた・・・私もう閉経したから、中に欲しい・・・夫婦でいた時だって、一度も中に貰ってなかったから・・・」
26年ぶりの佳代とのセックスは、尋常じゃない量の愛液を溢れさせ、
「ヒィ~~~ヒィ~~~イクイクイクイクーーーッ・・・アウウゥゥゥ~~~・・・」
ドクッ・・・ドクドクドクゥ~~~・・・・
26年前に別れた元妻に搾り取られるように、佳代の子宮に射精した。
真っ黒に拉げた恥穴から、トロトロと元夫の精液が流れ出た。
「あなた・・・ありがとう・・・いい思い出になったわ・・・」
佳代は何か晴れ晴れとした表情で目を潤ませていた。
夜8時過ぎ、身支度を整えてラブホを後にした。
「今度は本当にお別れなんだな。異国の地で、体、気負付けろよ。」
「ええ、あなたも、もう若くないんだから。」
「佳代、今生の別れだが、お前のことは忘れないよ。」
「私も、あなたに愛されたことは忘れない・・・さようなら・・・」
「ああ、さようなら・・・」
佳代は、どこかに宿を取っているらしく、軽装のまま人並みに消えた。
何だか、佳代に本当のさようならが言えたような清々しさがあった。
佳代のあの晴れ晴れとした表情は、今の俺と同じだったのかと思った。
帰り際に缶チューハイを呑んで酒臭さを演出して家に帰ったら、妻の澪理が、
「あら、早かったのね。てっきり二次会でベロベロで帰ってくると思ったのに。」
と言いつつ、嬉しそうな顔をした。
元妻と不倫なんて知れたら、大変だと、俺は酔ったふりをしていたが、澪理に対する愛と佳代に対する愛の違いを噛みしめていた。
澪理には家族愛と夫婦愛、そして佳代には純粋に男女の愛が残っていたことを26年ぶりに気付かされ、26年前に流した涙の謎が解けた。
そして、元妻佳代の幸せを心から願った。