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2024/12/16 06:28:35
(kc9h.5p0)
三十を過ぎても独身の親友が僕にお願い事を頼みに来ました。
田舎の両親が見合いを勧めるので僕の妻に彼女役をお願い出来ないかと言って来ました。
オイオイ馬鹿な事は言うなよ、一応見合いだけでもして断ればいいさ。
それが相手が父の上司らしく会うと断れるないかもと。
そこで僕の妻みなみを彼女役に仕立て見合いを断る算段でした。
彼は結婚願望などなく自分の好きに生きたい男でした。
趣味も多彩で給料のほとんんどは趣味に使っているようです。
カメラ、釣り、登山、海外旅行、バイク、車などですが鉄道のNゲージまでリビングで走らせているのです。
僕は仕方なくみなみに相談すると「いいよやってあげても」
なんと彼女役をやってもいいと言うのです。
彼とは妻も気軽に付き合える仲です、早い話、気が合うんです。
みなみが良いと言うので僕も渋々承諾しました。
内容は彼の両親と合いみなみを彼女だと紹介しながらディナーをするだけですがやはり僕としては少し不安でした。
みなみは逆に豪華なディナーを楽しみにしていました。
さて当日です独身に見える様に少し短いスカートで若作りを下着はTバックでした。
ねえねえこれで独身に見えるかな?
正直、幼稚園児がいるママには見えませんでした。
みなみは彼との疑似恋愛を楽しんでるみたいでした。
さて当日です夕方からあるホテルで会うのです。
僕は途中まで送り見送りました、みなみは振り返る事も無くホテルへ向かいました。
予定では遅くても22時くらいには帰る予定でした。
その時間が来てもみなみからお迎えお願いメールが来ませんでした。
こちらからしようかと思いました万が一まだ両親がいたらマズイので止めておきました。
23時ころでしたみなみからメールが、それは驚きの内容でした。
彼の両親が部屋を取ってあるのでそこに2人でとなんです。
僕はそんなバカなと思いました、みなみから大丈夫よ彼は長椅子で私だけベッドだから心配しないでね。
それ以来、連絡はありませんでした。
まんじりともせず朝を迎えました、時間は8時ですスマホには妻からのメールはありませんでした。
それからですみなみが連絡もせず帰って来たのです昼過ぎでした。
ただいまと元気がなく疲れたと一言言うだけでした。
彼の両親を空港まで見送りに行って遅くなったと言います。
でもどこか変なんのです普段のみなみと違います、子供がママ元気ないねどうしたの。
子供にもわかるみなみの様子に、「どうした何かあったのか」
すると目に涙が光りました。「あなたごめんなさい、私、私、あの人と間違いを」
もう言葉が出ませんでした間違いとは「寝たのか?」
みなみは小さく頷きながら、ごめんなさいを繰り返すばかりでした。