2021/11/20 18:30:34
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元妻と最後の夜を過ごしました。
「あなた・・・ごめんなさい。最後にもう一度・・・」
「いや、安定期に入るまで、行為はしない方がいい。それに、愛されていないのに、お前を抱く気にはなれないよ・・・お休み・・・」
翌朝、元妻の作ってくれた最後の朝食を食べて、仕事に出ました。
「行ってらっしゃい。そして、さよなら・・・」
「ああ、行ってくるよ。さよなら。」
夜、帰宅すると、お別れの書置きがあり、最後に、部屋の鍵は新聞受けにあると書いてありました。
元妻の荷物が無くなった部屋で、嗚咽しました。
そして、元妻との思い出が詰まったアパートを、私も出ることにしました。
今の場所と職場の最寄り駅から対称の反対側の駅のそばにアパートを借り、それまで下り電車での通勤が、上り電車になり、生活圏にも元妻の思い出はありませんでした。
携帯電話も一度解約し、別会社にして元妻との繋がりはすべて断ちました。
今年、離婚して10年、今の妻と再婚して7年になり、5歳の娘との3人家族になっています。
妻は職場の同僚で2歳年上の40歳、清らかで清潔感のある美人ですが、訳あって独身でした。
私が元妻と結婚する年、妻も婚約者がいて結婚することになっていました。
お互い、結婚式がぶつからないように、気を遣っていたことを思い出します。
私が先に元妻と結婚したのですが、その後、妻の結婚式は行われることはありませんでした。
当時妻は27歳、婚約者に、結婚の話を餌に金銭をせびる詐欺行為をされて、結婚資金を全部取られて逃げられました。
妻は、結婚に対する夢や希望をすべて失い、結婚を諦めていました。
私が離婚して結婚への夢と希望を失っていた時、30歳の妻が慰めてくれました。
一緒に飲みに行って私の愚痴や、悔しさや未練などの弱音を、親身になって聞いてくれました。
そうやって一年を過ぎた頃、私もだいぶ痛手が癒えてきて、前を向き始めました。
そうしたら、それまで忘れていた女の肌が恋しくなって、2歳年上の妻は、そう言えば綺麗だなと、一度思ったら妻が欲しくて仕方がなく唸りました。
いつものように、週末飲みに行くと、いつもと違う私の様子に、妻が怪訝そうな顔で、どうしたのかと尋ねてきました。
私は、正直に、急に妻に女を感じてしまったことを白状しました。
「どうせ私は結婚に夢を持っていないし、あなただったら、私で良ければいいわよ。」
と言われて、その日、妻を抱かせてもらいました。
ずっと憧れていたわけではなかったですが、会社の年上の同僚OLと飲んで酔っ払って、二人してホテルへ入ったシチュエーションに興奮しました。
抱き合ってキス、それだけで勃起しました。
3歳年下で子供っぽかった元妻よりも5歳年上の妻は、美人なだけでなく色香も漂っていて、キスの後にベッドでペッティングしていると、もう、爆発しそうでした。
「シャワーくらい、浴びようよ・・・」
と言われ、シャワーを浴びて、ベッドで改めて妻の身体を見ると、熟女になる一歩手前の艶かしさを感じました。
クンニさせてもらいましたが、その前にいつも一緒に仕事している同僚のオマンコを凝視して、
「ちょっと、いつまで見てるの?恥ずかしいじゃない・・・」
と言われましたが、若くして結婚してハメ狂った元妻のそれよりも、三十路の同僚の方が純情そうなオマンコで驚いていました。
興奮で心臓がバクバクしながら、ビラビラを舐めたり、クリトリスを吸ったり、時々オマンコを開いて覗いたり、いつまでも舐めていたので、妻は息も絶え絶えになっていました。
その後、コンドームをして挿入、同僚女性の体温と匂いを感じながら、離婚以来久しぶりの女体を味わいました。
この夜は、興奮しっぱなしで、二回戦もさせてもらいました。
そして、私と妻はセフレのように、週末、私のアパートで、シッポリと同僚セックスを楽しむ仲になりました。
週末を二人で過ごすうち、二人でいると安らげていることに気付き、二人でなら、上手く生きていけそうな気がして再婚しました。
だから私達は、大恋愛ではなく、人生のパートナーとして結婚したから、結婚して二人きりにの生活になってから、お互いに恋し始めたような感じです。
現在妻は40歳、私は38歳で、再婚して7年過ぎましたけれど、セックスは欠かせない夫婦のコミニュケーションになっています。
先週、駅で元妻の父、元義父とバッタリ再会しました。
会釈して通り過ぎようとしましたが、声をかけられて数分間立ち話をしました。
あの後、元妻はあの男に妊娠と離婚したことを告げ、一緒になりたいと迫ったそうですが、子供は堕ろせと言われ、そのまま捨てられたそうです。
それはきっと、私があの男に制裁を加え、社会的にも経済的にも大打撃を与えたからだと思います。
元妻に言われなくても、すでに私からの制裁で離婚劇を知っていたはずです。
元妻は堕胎し、離婚後1年で自殺したそうです。
「気にすることはない。自業自得だ。ただ、娘が自らの命で責任を取ったことだけはお伝えしたかったんだ。こちらからわざわざ伺う事ではないから、君に再会した時がその時だと思っていた。」
「そうですか。あいつ、亡くなったんですか・・・」
元義父と別れた私は、元妻と暮らしたアパートの前に佇み、暫し、元妻の冥福を祈りました。
楽しかった日々が、全てセピア色に染まって蘇り、涙が溢れました。
「俺は、今の妻と幸せを築くよ。さよなら・・・」
そう言って、元妻との思い出に別れを告げました。
別れを告げた元妻の思い出を、ここに記します。